図書館ブログ

2019年2月の記事一覧

展示「埼玉!」巡回展示「世界を変えた!!」

展示コーナーを2つ作りました。

「埼玉!」

映画「翔んで埼玉」が公開されました。
埼玉県にある学校であるにもかかわらず、この本を所蔵していなかったので購入しました。
そして、埼玉県に関するいろいろな本と一緒に展示しました。
図書館の入り口を入ってすぐのところにあります。
展示した初日から手に取っている生徒がいて、興味を引いているようです。



巡回展示「世界を変えた!!」

こちらは東部A地区の学校司書が、決められたテーマの本を1冊ずつ選んだものです。
地区内の学校を巡回して、展示しています。
選んだ本が重ならないか心配されましたが、杞憂に終わり、いろいろなジャンルの本が揃いました。
展示するスペースが見つけられず、閲覧机を一つ使って展示しました。
春休みが始まるまで展示しています。

本屋大賞コーナー

本屋大賞コーナーの本を、2019年ノミネート作に入れ替えました。
(最下段はメディア化された本のコーナーになっています)
すでに貸し出された本もあります。
面白そうな1冊を探すも良し、読み比べてどれが大賞に選ばれるか想像してみるのも良し。

新着図書ピックアップ

「神社のどうぶつ図鑑」

神社にはいろいろな動物たちがいます(空想上のものも含めて)。
一番最初に思いつくのは狛犬でしょうか。
お稲荷さんでは狐がお出迎え。
さいたま市の調神社には狛兎がいます。
こうした動物たちは神の使いなのだそうです。
そして日本には昔から八百万の神が存在しています。
そんな神使たる動物たちのご利益や、どこの神社にいけば会えるのかなどが紹介されています。


「Michi みち」

扉を開けると、目の前には長い道が伸びています。
本を左側から開いてみると・・・白いシャツに、紺のズボン、赤いスカーフを首に巻いた少年が、猫と一緒に道を歩き出します。
右側から開いてみると・・・白いブラウス、紺の靴下、赤いスカートを身につけた少女が、犬と一緒にあるき出します。
二人が歩く道は、たくさんの不思議な街を通っていきます。街にはいろいろな住人が住んでいます。
そして二人はそれぞれ最後には、真っ白な誰もいない街にたどり着きます。
最後の直線の道を通り過ぎると、中央のページでは・・・

文字のない絵だけの絵本。
それだけに空想が膨らみます。
それぞれのページのどこに少年と少女とそれぞれのペットがいるか、探してみてください。
猫と犬はただ二人にくっついて歩いているわけではなく、いろいろな行動をしています。

ページをめくり、あなただけのストーリーを作ってみてはいかがでしょうか。


「銀河鉄道の星」

宮沢賢治の代表作である「銀河鉄道の夜」を現代の言葉で語り直した本。
漢字にはすべてルビが振ってあり、行間も広く読みやすい本です。
賢治作品を読み慣れている人間にとっては、あの独特の文章がたまらないのですが、なんだか読みにくいと感じる人も多いことでしょう。
この作品は、賢治作品の入門書として読むといいと思います。
そして、本を読み慣れてきたら、ぜひ原作も読んでもらいたいと思います。
「よだかの星」と「双子の星」の2作品も収録されています。
挿入されているイラストも素朴で、賢治作品にはぴったりです。


「おとぎ話のモノクロームイラスト傑作選」

外国の古いおとぎ話の本には、美しい挿絵が添えられていました。
テニエル、ラッカム、ニールセン・・・
画集と言うと、カラーの作品を集めたものが多いのですが、こちらはあえてモノクロームの作品ばかりを集めています。
表紙・裏表紙ともにモノクロームですが、背表紙には差し色で赤が入っています。
そして、天・地・小口が金色に塗られており、とても凝った作りの美しい本です。