2017年11月の記事一覧
新着図書ピックアップ
「ニッポンの地方野菜」
地方野菜と聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
京野菜、加賀野菜などという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
その他にも日本各地にはいろいろな地方野菜があります。
それらを春夏・秋冬の季節に分け、代表的なものを紹介しています。
秋冬の大根の仲間の項目を見てみると、京都の聖護院大根、神奈川の三浦大根、東京の亀戸大根などと地方によって様々な特色を持った大根があることがわかります。
使われている野菜の写真もとても美しいもので、地方野菜を使ったレシピも紹介されています。
「ずかん海外を侵略する日本&世界の生き物」
カミツキガメ、ブタクサなど海外からやってきて日本の生態系に影響を及ぼす生き物のことは知っていると思います。
そして、日本を含むアジアに生息する生き物が海外に渡って、同じような現象を引き起こしているそうなのです。
ナナホシテントウ、ワカメ、タヌキなど。
生態系を壊さないように、私達ができることなども書かれています。
「ヴェルサイユ宮殿」
ヴェルサイユ宮殿には4人の公式カメラマンがいるそうです。
この本はその4人のカメラマンが撮った写真を集めた美しい写真集です。
建物だけではなく、天井画・彫刻・家具に施された細工など多岐にわたる写真が収められています。
大きくて重い本ですが、ぜひ手にとってみてください。
「世界の茶文化事典」
お茶はいろいろな国で飲まれています。
紅茶・緑茶・ウーロン茶・ハーブティー・・・
世界で一番お茶を飲んでいるのはどこの国の人だと思いますか?
それはトルコ人なのだそうです。日本人は13位。トルコ人は日本人の3倍もお茶を飲んでいるようです。
この本にはいろいろな国のお茶の淹れ方や飲み方が紹介されており、美味しそうにお茶を飲む人びとの写真も載っています。
その他お茶に関する知識が色々載っています。
使われているイラストや、紙の質など、優しい感じでお茶の本にぴったりです。
お茶好きの人におすすめです。
「なくなりそうな世界のことば」
世界にはたくさんの言語があります。
そして、その中には消え行く言語もたくさんあります。
「ルルン」なんだか楽しくなってしまうことばですが、これはペルーのアヤクチョ・ケチュア語の「豊作」を意味する単語なのだそうです。
そして、この言語を話す人は約90万人。この本に紹介されている言語の中では一番多い数です。
最後には消えてしまった言語も紹介されているのですが、その直前のページに載っているのは、北海道のアイヌ語。
なんと話者数はたったの5人。絶滅寸前の言語になってしまったようです。
この本に紹介されている言語のうち、数十年後に生き残っている言葉はいくつあるのでしょうか。
「似ている日本語」
似ているけど微妙にニュアンスが違う言葉をどう使い分けるかについて書いた本です。
“なるほど”と思ったのは「返す」と「戻す」の違い。
図書館で貸出手続きを受けて持ち出した本を「返す」
本棚から本を取り出して、館内で読んで元の場所に「戻す」
なんとなく違いがわかりますよね?
いろいろな似ているけどちょっと違う言葉を、例文を出してわかりやすく説明しています。