2026年2月の記事一覧
芸術を通じた社会貢献(美術部:元荒川水循環センター壁画作成)
本日2月19日(木)は、本校美術部員たちの活躍の様子をお知らせします。
去る1月25日(日)及び2月1日(日)の2日間、本校美術部員をはじめ、県立高校6校(越谷南、浦和北、大宮南、白岡、杉戸、ふじみ野)の美術部員のべ77名が桶川市にある元荒川水循環センターの壁に壁画を描く取組に参加しました。
この取組は、埼玉県下水道局下水道管理課と公益財団法人埼玉県下水道公社が広く県民に対して下水道への理解や関心を深め、下水道施設に親しんでいただけるように実施する広報、啓発事業で、毎年県内高等学校の美術部と連携して制作を進めてきたもので、本校美術部はここ数年連続して県からの依頼を受け、地域や社会への貢献活動の一つとして事業に参加しているものです。
壁画は、参加した高校生美術家たちが原画の制作段階から取り組み、学校の枠を超えて協力しながら描き上げた力作で、私たち人間をはじめ、あらゆる生物の生命維持にとって必要不可欠な水資源の大切さや、クリーンな水を確保するための下水道の役割などが伝わる壮大な作品となっています。
壁画の中には、水とともに生きる様々な生物たちの様子がポップな姿で絵が画れており、小さなお子様からご年配の方まで、どの年代の方にも好感を持っていただけるキュートな仕上がりとなりました。
本校生徒たちは、3枚描かれた壁画のうちの1枚(縦180cm×横180cm:畳2畳分)を担当し、本校美術部の精鋭たちが他校生徒たちの作品との調和を図りながら、埼玉の下水道マスコット「クマムシくんとなかまたち(汚れた水をきれいにする微生物をキャラクター化したもの)」をモチーフとして、水の大切さと明るい未来を連想させるような作品に仕上げました。※下記参照
本校美術部員たちは、運動部で言うところの公式戦に当たる展覧会への出展のほかにも様々な取組をしています。この他にも越谷南ロータリークラブの事業を通じて台湾の施設への作品展示に毎年取り組んでおり、微力ながらも日台の友好に寄与する活動にも取り組んでいます。
こうした多様な取組を通じて、自身の感性やスキルを磨くとともに、地域や社会の活動に参加、貢献することによって自己肯定感を高め、芸術家としての自覚とプライドを持って作品の創作活動に取り組んでほしいと願います。
壁画は、元荒川水循環センターの施設見学に参加することで見学することができます。施設見学は事前予約制となっており土日祝日以外の平日に見学することができるようです。詳しくは、公益財団法人埼玉県下水道公社のホームページをご覧ください。来場された方には今話題のマンホールカードも配布しているようなので、お時間の許す方は、ぜひ皆さんの目で本校美術部員たちの渾身の作品をご覧いただければ幸甚に存じます。
頑張れ、越南生!頑張れ、美術部!
なお、本事業の様子は埼玉県ホームページの県政ニュースや各種メディアの記事等にも掲載されています。
【本校美術部員たちによる作品】
学校が表彰されました(現代学生百人一首コンテスト)
ちょっと前の話になりますが、先週末の2月13日(金)の本校図書部(生徒の部活動ではなく教職員の校務分掌)あてに東洋大学から荷物が届き、開封してみたところ、賞状型の立派な盾が入っていました。
盾に記載されていた文字は「学校特別賞」で、同封されていた文書によると、本校が行っている取組に対して感謝の意を込めた表彰楯であるとのことでした。その対象となった取組とは、本校図書部が長きにわたって生徒とともに積み重ねてきたものでした。
本校図書部では、図書館事業を中心とした読書活動の推進やビブリオバトルなど、通常の図書関連事業のほかにも様々な取組を実施しています。そうした取組の一つとして、私たち日本人にとって母語である日本語の文化に触れ、理解を深め、活用力を向上することを目的に、長きにわたり全校生徒に短歌の作成を夏季休業期間中の課題として課しており、本校の伝統の一つとなっているのです。
日本語(国語)の文化といえば和歌や短歌に限らず俳句や川柳など多種多様な表現があり、昔から遊び心を持った独自の言いまわしで表現するなど、多様な楽しみ方があります。
例えば、某新聞社が主管するサラリーマン川柳や、自治体や行政機関、様々な企業や団体が主催する和歌や短歌、俳句のコンテストなどで見かける作品たちのように、その時代の世間の世相や身近な人達の近況を風刺したものなど、文学的価値を追求する正統派作品から思わず笑ってしまうユーモラスな要素を前面に出した作品まで幅広く楽しめる我が国独特の言語文化でもあります。
現代の若者たちが世界に視野を広げて活躍することを目指す中で、同世代の外国人たちと比較して圧倒的に不足していると言われる語彙力や表現力を高めるためには、こうしたアウトプットの機会を活用して自分の知識や思想を発信する経験を重ねることが重要であるとされています。
こうした観点から、本校では毎年夏季休業中の課題として全校生徒が短歌を作成し、校内で相互評価するほか、すべての作品を東洋大学が主催する「現代学生百人一首コンテスト」に応募しているのです。
今回は、本校がこうして全校生徒が作品を応募することに継続的に取り組んできたことから、主催者である東洋大学からその功績を讃える表彰を受けたというものです。
校長としては、生徒たちの作品が多くの人の目に留まり、評価されるとともに、本校の取組が認められることとなり、たいへん嬉しく感じています。これは、図書部の先生方のご指導のもと、生徒たちが真摯に取り組み続けてきた努力の賜であると改めて確認したところです。
生徒の皆さんには、今後もこれまで以上に学問に励み、様々な経験を通じて多様な感性やスキルを身に着けてほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!
次年度に向けて(PTA後援会第3回理事会)
本日2月14日(土)の午後、本校会議室並びに語学研修室(LL3)にて、本年度最後となるPTA後援会の第3回本部会、理事会等を開催しました。ご多忙の中、たくさんの本部役員並びに理事の皆さまにご出席いただき、誠にありがとうございました。
本日の会議では、9月以降に行われた行事や取組に関する報告がなされるとともに、次年度に向けて必要な準備などに関する議事や連絡などがあり、理事の皆さまによって慎重な審議が行われました。
校長である私からは、6月並びに9月の理事会において検討をお願いしたPTA、後援会の各会費徴収額の按分の変更について11月に臨時本部会を開催し、詳細について検討した結果、次年度以降もこれまでどおりの徴収額で変更しないという結論に達した旨の連絡をいたしました。併せて、県からの空調設備の整備事業に関する通知内容についてご説明いたしました。
PTA会長からは、次年度入学生以降の理事選出人数の削減について提案があり、原案のとおり可決しました。また、次年度年間行事計画については、今年度までの課題を踏まえ、11月に理事会等を新設するスケジュール案が提案され、こちらも可決しました。
その後、学年委員会や専門委員会が開かれ、次年度の委員長などの選出と入学許可候補者説明会および入学式での役割分担や業務内容の確認が行われました。
今後予定されている卒業式や入学許可候補者説明会の業務を除き、本年度の理事全体の業務は本日の会議を以て一段落となります。これまで1年間のPTA後援会関連事業を滞りなく実施することができましたことは、本部役員の皆さまを中心とした理事の皆さまの格別のご理解とご協力があったからこそであり、皆さまのご尽力に心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今後は、卒業式、入学許可候補者説明会、入学式と、学校としてはとても重要な行事が続きますが、皆さまのお力添えをいただきながら確実に進めてまいりたいと思います。今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
東部地区を席巻(写真部:東部地区高等学校写真展)
本日2月14日(土)春日部市中央公民館(粕壁市民センター)で開催されている東部地区高等学校写真展に行ってきました。
この写真展は、埼玉県高等学校写真連盟が主催する地区展覧会で、6月に予定されている県の展覧会に向けて、各校の写真部員たちが日頃の活動の成果を発表し、相互に研鑽を積むために開催されているもので、出展規定は、モチーフに特にテーマを設けない自由部門と主催者から与えられたテーマに沿った作品を作成するテーマ部門があり、本年度のテーマは「季節のカケラ」となっていました。
東部地区では、例年2月のこの時期に春日部市の中央公民館をお借りして開催されおり、今年は東部地区の高校に在籍する高校生写真家たちの作品262点(自由部門206点、テーマ部門56点)が出展され、このうち最優秀賞3点(自由2点、テーマ1点)、優秀賞7点(自由5点、テーマ2点)、優良賞22点(自由18点、テーマ4点)が選出されました。
本校からは、写真部に所属する24名の部員たちが、それぞれの感性で撮影した1枚を出展しました。中には自由部門とテーマ部門の両方に作品を出展する強者も何人かいて、作品は自由部門19作品、テーマ部門11作品の合計30作品を出展しました。
本校生徒たちの作品は、どの展覧会においても比較的高い評価を受けることができており、写真強豪校の一つとされていますが、今展覧会では、30点の作品の中から下記のとおり最優秀賞1点(自由1点)、優秀賞3点(自由2点、テーマ1点)、優良賞8点(自由6点、テーマ2点)を受賞することができました。これによって、出展された全262作品の中での受賞作品32点のうち、実に12点が本校生徒の作品となり、本校写真部が東部地区を席巻する形となりました。
また、会場には先日行われた第32回関東高等学校写真展に埼玉県代表として出展したパスマイカさん(3年)と浜田琉海さん(2年)の作品を含む東部地区の高等学校所属生徒の作品4点も展示されていました。
写真部員たちには、これを励みに部内での切磋琢磨を加速させ、春や秋の大会に向けて腕を磨き、みんなで「全国」という高みを目指してほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、写真部!
【自由部門】
最優秀賞 吹澤拓実(2年)「夢幻の檻」
優秀賞 関百々果(2年)「明鏡止水」、大竹颯之介(1年)「時空を超えて」
優良賞 中里柚稀(2年)「黄昏の君」、金子朔來(2年)「深紅の滴」、白石悠太朗(2年)「囚われた時間」、浜田琉海(2年)「追憶に揺らぐ」、寺田悠真(2年)「暁を待つ背中」、後藤匡平(1年)「空間アンチノミー」
【テーマ部門】
優秀賞 吹澤拓実(2年)「名もなき秋の忘もの」
優良賞 臼倉優姫(2年)「秋の木漏れ日」、後藤匡平(1年)「ただ君を待っている」
関東の舞台で躍動(写真部:関東高等学校写真展)
本日2月7日(土)都内西新宿エリアに立地する東京工芸大学にて2月2日(月)開催されている第32回関東高等学校写真展東京大会2026を見に行ってきました。
この写真展は、本年度各都県で開催された春と秋の高校写真展にて優秀であると評価された作品の中から、来夏に行われる全国高等学校総合文化祭に出展される作品を除いた作品が一堂に会して展示される関東規模の写真展となっており、本日最終日を迎えていました。
大会は1都7県で持ち回りとなっており、今年度は東京開催となりました。本年度の会場は、大学の校舎のワンフロアを使ったもので、思いのほかこじんまりとした雰囲気でしたが、各都県の代表作品として推薦を受けた優秀な作品20点(8都県で160点)が都県ごとに展示されており、会場内は見学に来た高校生たちで賑わっていました。
本校からは、6月展で優良賞を獲得していた浜田琉海さん(2年)の「TRÄUMELAND」と11月展で最優秀賞を獲得していたパスマイカさん(3年)の「揺れる心、揺れない心」の2点が出展されており、このうち浜田さんの作品が見事に優秀賞を獲得することができました。
浜田さんの作品は、昨年6月までの1年間本校に在籍していたドイツ人留学生が、本校ホームルーム棟の階段に展示されている美術部員が描いた絵画作品を、母国に帰国する前に本校での学校生活を惜しみながら鑑賞している哀愁感溢れる姿を切り取った1枚で、その留学生の背中から放たれる寂しい想いがダイレクトに伝わってくる作品です。
一方、パスさんの作品は、自然の中で儚げに振り向いた1人の少女の一瞬の表情を捉えたもので、県の展覧会で3名しか選ばれなかった最優秀賞を獲得した作品であり、一際目を引く出来栄えでしたが、3年生の作品であることもあり、今回は優秀賞の受賞とはなりませんでした。
会場を埋め尽くした作品は、都県を代表する作品らしく、どの作品もインパクトがあり、撮影技術はもとより構図を決める感性も素晴らしいと感じられるものばかりでした。
近年は、高性能のスマホが普及しているため、特別な技術や知識がなくても誰もが簡単に美しい動画を撮影することができ、しかもスマホの機能やアプリなどを使えば簡単に思いどおりに加工までできる時代となりましたが、そうした高画質で動きある画像ではなく、ファインダーから見える動きのある景色の中の一瞬を切り取る写真の世界は奥が深く、動画では味わえない独特な魅力が存在します。撮影された画像そのものは全く動かないのですが、切り取ったその一瞬の前後はどう時間が流れたのかとか、その一瞬に撮影者は何を感じたのかとかなど、その場面を鑑賞者なりに想像し、思いを巡らすことができることが最大の魅力であると感じています。そうした意味でも、本日の展覧会は、現代の高校生写真家たちが見ている世界や撮影者が感じた感性を自分なりに解釈し、楽しむことができた展覧会となりました。
今回関東大会に出展した浜田さんやパスさんはもとより、本校写真部員たちを含めて、ファインダー越しの一瞬の世界に魂を込める高校生写真家たちには、これからも自分の感性を信じ、撮影に関する知識や技能を磨きながら、見る人の心を動かすことができる最高の一瞬を切り取り続けてほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、写真部!
若者たちの飽くなき探究心(探究活動発表会)
昨日2月5日(木)午後の授業時間を活用して、生徒たちが年間を通じて取り組んでいる探究活動の発表会を1,2年生合同で実施しました。
この取組は、高等学校教育における必修科目として国が定め、全国すべての高等学校で取り組んでいる「総合的な探究の時間」において、生徒たちが1年間の月日をかけて探究を重ねてきた成果を披露し、生徒同士の相互評価を経て、更に思考を深めていくものです。
探究活動は、令和4年度から完全実施された現行の学習指導要領におけるすべての学びの根幹とされるねらいで、本校が「読解力」の向上のためにPISAタイムという学校設定科目を取り入れる根拠となった小中学生世代の国際的な学習到達度調査(経済協力開発機構(OECD)が実施)の分析結果から、「科学的視点」と「論理的思考力」に加え、「表現力」など日本人の子どもたちが国際的な舞台で活躍するために不足しているとされる力を養うために全学校種において全国規模で取り組みが始まったものです。
本校では、各学年1単位の探究活動に取り組んでいますが、1年生では「研究テーマの設定」「仮説の設定」「先行研究などの調査」「検証」「考察」「発表」など、探究活動に対する考え方やプロセス、具体的方法などの基本を学びながら3~4人程度のグループを作って研究をスタートします。2年生では研究テーマを決めて探究活動に本格的に取り組み、科学的視点での分析と論理的思考を重ね、ブラッシュアップしながら考察をまとめ、発表を行うこととなっています。
本日の発表会では、2年生の生徒全員で構成された90班のグループが全30会場に分かれ、1年生を聴衆にして7分間のプレゼンテーションに臨みました。
2年生の生徒たちは、自分たちが1年間研究してきた成果をスライドにまとめ、役割を分担しながらプレゼンテーションに臨んでいました。プレゼン後には、1年生から次々と投げかけられた質問にも丁寧に答え、各会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こっていました。
発表者たちは、発表の準備を終え、いざ教壇に立つと、はじめは緊張した様子でしたが、徐々にペースをつかみ、最後には堂々と自分たちの考えを自分たちの言葉でプレゼンテーションする姿は、普段見かける生徒たちよりも一回りも二回りも大きく見え、人前で注目を浴びながら自分の考えを論理立てて表現する経験が生徒たちにとって座学では得られない大きな刺激であり、成長の場なのだと再認識する結果となりました。
今回発表されたテーマは、分野も着眼点も多種多様でそれぞれに魅力あるものでしたが、中には「動きやすさ?見た目?スポーツとユニフォームの不思議な関係」や「理想の学校を作ろう」など、文武両道を志向する本校生徒らしい身近なテーマや、「100年後までに他の惑星に住むことはできるのか」や「AIを考える~AIが台頭した未来~」などの探究活動としては科学的視点に立った正統派なテーマ、「バズる音楽にはどんな共通点があるのか~SNS時代に流行る曲の法則と児は~」や「フェイクニュースが及ぼす影響に対し私たちは何ができるのか」など今どきの若者らしいネットリテラシーなどに関するテーマなど、どれもプレゼンテーションを聞いてみたいと思わせてくれる秀逸なものばかりでした。
2年生の生徒たちは、こうして人前で堂々と発表したことにより、普段味わえない大切な経験ができたのだと思います。また、今回は聞き手となった1年生たちの目には、2年生たちの偉大さが目に焼き付いたのだと思います。そして、こうした経験を繰り返しながら生徒たちの手によって本校の新たな歴史と伝統が作られていくのだと思います。
1年生諸君、次はあなたの番です。1年後の発表に向けてイメージを膨らませ、自分たちの取り組む探究活動をより深くブラッシュアップしてほしいと願います。来年の今頃、今日目にした発表を超える素晴らしいプレゼンテーションに出会えることを期待しています。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!
未来に向かって…(第2回学校評議員会&学校評価懇話会)
本日2月3日(火)本校応接室及び会議室において令和7年度第2回学校評議員会並びに学校評価懇話会を開催しました。各委員の皆さまには、年度末の大変ご多用の中でご出席を賜り、心より感謝申し上げます。
学校評議員会は、本校における第三者評価的な意味合いを持ち、学識経験者や地域の代表者、近隣教育機関や行政担当者などの中から、本校の場合は5名の皆さまに委員を委嘱させていただいており、年2回の会議を通して、本校が目指す学校像の実現に向けた具体的な教育活動の取組目標や方策、成果などについて情報を共有し、第三者のお立場からのご意見やご助言をいただきながら、未来に向かって学校教育活動の改善に取り組んでいくものです。
学校評価懇話会は、更に視点を増やし、学校評議員の皆さまに保護者代表2名と生徒代表3名を加え、より多様な立場からのご意見をいただきながら、改善を加速させようとするものです。
本校では、学校評議員会と学校評価懇話会を同日に開催していることから、会議での内容の重複を回避するために、学校評議員会の主たる目的を、授業を中心とした教育活動の実態を把握していただくこととしており、実際の授業の様子や教職員、生徒たちの様子について時間をかけてご覧いただき、率直に感じられたご意見やご助言を頂戴しています。
本日のご案内では、学年や教科を問わず様々な教科・科目の授業にお邪魔しましたが、どの授業でも落ち着いた雰囲気の中で活発に学習活動が行われていることやICTを効果的に活用しながら質の高い教育活動が行われており、多くの生徒たちが主体的に学んでいるとのお褒めのお言葉を頂戴しました。
続いて行われた学校評価懇話会では、教頭から自己評価システムシートや学校評価アンケートの結果などを中心に本校の教育活動における1年間の取組や成果をご報告するとともに、進路指導主事や国際部主任などの分掌主任からそれぞれの取組について具体的な説明をいたしました。
今回の会議では、生徒を含めた委員の皆さまから、本校の取組について高い評価をいただくとともに、委員の立場として出席した生徒会生徒に対してスタディサプリやPISAタイムの活用状況及び成果などについて生徒目線での意見を求められたり、学校評価アンケート結果から生徒や保護者の満足度が高いとの評価をいただいたり、外国語科独自の充実した学習プログラムや海外大学への指定校枠取得などの取組に深い興味を持っていただくなど活発なご意見やご助言を頂戴することができました。
更に、AIを活用した学習プログラム導入の検討や、学校評価アンケートの集計の在り方、しっかりと挨拶ができる本校生徒のような生徒を育成するための新たな連携事業の模索、小中学校を中心とした地域連携の更なる強化など、貴重なご意見をいただくことができました。
学校といたしましては、本日いただいたご意見などについて、今後しっかりと検討をすすめるとともに、実現可能なものから改善を図ってまいりたいと考えております。
委員の皆さまには、本校教育活動に対する格別なご支援に改めて感謝申し上げますとともに、今後とも本校の教育活動にご理解とご助言を賜りますようお願い申し上げます。
併せて、本校生徒の皆さん及び保護者の皆さまには、両会議の概要につきまして、以上のとおりご報告いたします。
なお、本日頂戴したご意見等を踏まえた学校自己評価システムシート最終報告版を本校ホームページに掲載いたしますので、ご確認いただけますようお願い申し上げます。
ピュアな心を思い出す…(英語を活用した小学校との交流事業)
本日2月2日(月)午前中に、昨年度から取り組みを始めた異校種交流事業及び地域貢献活動の一つとして、地元小学校と連携し、本校生徒を派遣して小学生の学習活動を支援する取り組みを実施しました。
舞台となったのは、本校からほど近く、本校周辺エリアに居住する児童たちも在籍している越谷市立明正小学校で、昨年度に続き小学6年生の授業に本校生徒を派遣し、英語教育の取組の中で本校生徒たちが主体的に小学生に英語によるコミュニケーション活動を支援するものです。
この事業は、普段小学生の児童たちと触れ合うことの少ない本校生徒たちにとっても貴重な学びの場となるものですが、本校授業日と並行して実施することから、昨年度と同様に既に進路が決定し、家庭研修期間である3年生の生徒たちに協力を要請したところ、本年度は24名の3年生が立候補してくれ、このうち体調不良のため参加できなかった3名を除く21名の3年生が本日の事業に参加しました。
小学校に着くと、校長先生と教頭先生が生徒たちを出迎えてくれ、丁寧なご挨拶をいただきました。その後、簡単なレクチャーを受け、生徒たちは5~6人ずつのグループに分かれて4クラスある6年生の教室に向かいました。
児童たちが待つ教室に入ると、どのクラスも明るく元気な声とともに大歓迎で迎えてくれ、担任や授業担当の先生の指示に従いながら授業がスタートしました。
本日のプログラムは英語を使って「学校行事や日本の行事などについて紹介する」というテーマで、小学生の児童たちが班ごとに事前に作成したスライドや小道具を使って発表し、本校生徒たちがコメントするという流れで進行していきました。中には、小学生らしくキーが高い美しい歌声で合唱したり、ソーラン節を披露したりとクラス全員でパフォーマンスを見せてくれる場面もあり、その迫力に圧倒されながらも、本校生徒たちが自分たちの持つボキャブラリーの中で英語で感想や助言などを提供して小学生たちのチャレンジを労っていました。
続いて行われたスモールトークでは、高校生を交えた児童と生徒全員がペアを組んで、会話のきっかけとなるいくつかの質問例文から会話を発展させるというフリートークセッションでした。本校生徒たちの前には高校生と話したいと思っている積極的な児童が次々と列を成し、2分間のフリートークで楽しそうにやり取りをしていました。中でも感心したのは、相手の発言に対して3秒以内にアクションするというルールが浸透しており、児童たちは臆することなく積極的に発言していたのが目に焼き付いています。更には、簡単な文章ではあるものの、小学生にして既に流暢に英語を操る児童も散見され、小学校における英語教育の質の高さとそれを支える先生方の準備や指導に頭の下がる思いがしました。
そして、授業のまとめでは、高校生たちから小学生たちに向けたメッセージタイムや高校生に対する質問コーナーなどで更に交流を深め、授業が終わるころには「実は兄弟か?」と思わせるくらい距離が縮まった中身の濃い時間を過ごすことができました。
小学生たちは、どの児童もとても明るく元気で素直なだけでなく、主体的に他者と関わりながら1つの課題に取り組もうとする意欲的な姿や、恥ずかしがらずに自分を表現しようとする積極性が感じられ、高校生世代の生徒たちにとって失われがちな大切なものを再確認させてもらった気がしました。
授業の終了後、生徒たちに感想を聞いてみると、「楽しかった」とか「もう1時間やりたい」などのポジティブな言葉とともに、「小学生の純粋さに心を洗われた」や「素直な気持ちになれた」など、小学生たちからもらった刺激によって、忘れかけていたピュアな姿勢の大切さに改めて気付くことができたようでした。
控室に戻ると、校長先生や調整役を担っていただいた先生からは、本校生徒たちの振る舞いや交流に臨む姿勢に対して過分すぎるほどのお褒めの言葉を頂戴しましたが、校長の私から見ていても、自ら進んでこうした場に身を投じ、積極的に世代の異なる小学生と交流しながら英語を使って自分を発信するという責任ある任務を見事に成し遂げてくれた生徒たちの姿は本校生徒たちの理想とする姿でもあり、とても誇らしく見えました。本校生徒たちにとっても、間違いなく大切な時間となったのだと感じています。参加してくれた3年生の皆さん、本当にありがとうございました。
また、こうした貴重な経験の機会をご提供いただいた校長先生はじめ明正小学校の先生方や児童の皆さんには、改めて感謝申し上げます。
本校としては、次年度以降もこうした交流をブラッシュアップさせながら継続していきたいと考えています。本校生徒たちには、日常生活では味わうことのできないこうした交流の機会に対して視野を広げ、興味を持つとともに、たくさんの生徒たちに自らの意思で新たな経験の場に身を投じてほしいと願います。
頑張れ、越南生!ありがとう、明正小学校!