2025年12月の記事一覧
1年の感謝を込めて(投稿納め)
本日12月28日(日)、大人の社会では年末年始の祝賀行事のために例年本日が仕事納めとなりますが、今年は暦の関係から去る12月26日(金)が全国的に仕事納めの日となりました。本校におきましても、年末年始に行われる部活動等を除き、12月26日(金)に2025年の教育活動を締めくくりました。
年の瀬を迎えるに当たり、日頃より、本校の教育諸活動に対しまして格別のご理解、ご協力、そしてご支援を賜っております保護者の皆さま、関係の皆さまに、本年の教育活動が無事に終了しましたことをご報告いたしますとともに、今年1年のご厚情に心より深く感謝申し上げます。
また、この1年間たくさんの方々が本校ホームページや学校及び部活動が運営する公式インスタグラムなどに関心を持ち、様々なステージで躍動する生徒たちの様子をはじめ、本校が発信する様々な情報をご覧いただき、重ねて感謝申し上げます。
本校は、ご案内のとおり「文武両道」を校訓に掲げ、大学への進学を中心とした学習面での自己実現と、部活動を中心とした人格形成面での自己実現を、共に高いレベルで実現することを追求する生徒の育成に取り組んでおり、実際に、多くの生徒たちが自らの意思で「自走」しながら、「勉学」と「部活動」の「二兎を追う」学校生活に、誇りと情熱を持って取り組んでいる姿があります。
そうした生徒たちの中には、部活動に情熱を注ぎながらも難関大学への進学を実現したり、可処分時間を有効活用して勉学に励みつつ、部活動で全国大会や関東大会などのハイレベルなステージに立って輝きを見せる生徒たちも数多く見られました。
また、高いレベルでの自己実現を目指しながらも、僅かに目指す目標を手にすることが叶わなかった生徒たちも、一様に本校での学校生活や部活動においての自分自身の成長に確実な手応えを感じるとともに、高い自己肯定感を持ちながら日々の学校生活を謳歌できていると感じています。
校内の至るところで見られる生徒たちの活気ある声やエネルギッシュに活動する姿、キラキラと輝く笑顔や闘志を秘めた真剣な眼差しを見るたびに、そうした生徒たちが心の内に秘める熱い想いを垣間見ることができています。
こうした生徒たちの姿は、生徒たち自身の学校生活に対するモチベーションと自己実現に対する高い意識レベル、そして様々な助言を素直に受け入れながらも真摯に努力を積み重ねられる人柄によるところが大きいことは言うまでもありませんが、それを時に厳しく、時にあたたかく寄り添い、苦しい時や躓いた時にそっと手を差し伸べ、優しく背中を押してくださる保護者の皆さまをはじめとしたご家族の皆さま、そして、部活動や学校行事などでお世話になっている関係の皆さまや本校の教育諸活動を快く受け入れてくださる地域の皆さまの存在なしには、生徒たちがこのような充実した学校生活を送ることはできないと日々強く感じております。
校長といたしましては、そうした生徒たちの姿を見るたびに、生徒たちが心の内に秘める「なりたい自分」を実現させるべく、教職員一丸となって全力で活動を支えるとともに、より良い学びの場を提供していかなければならないと、決意を新たにしているところでございます。
一方で、生徒たちには、新年を迎えるに当たり、そうした自分たちを取り巻く様々な方々の想いや目に見えない多様な支援に感謝の心を持つとともに、現在の自分に甘んじることなく更なる高みを目指すことで一歩一歩着実に成長し、皆さまの期待に応えられるよう全力で邁進してほしいと強く願います。
皆さんが今後の人生で経験するであろう様々なことは、その到達レベルが高ければ高いほど自分自身に対するリターンも大きなものとなる一方で、当然のことながら超えるべき壁も同時に高く険しくなるはずです。しかし、その高い壁を自らの力で乗り越えた先には、大きな達成感や自己肯定感とともに、今まで見たことのない景色が待っているのだと思います。諦めずに夢を見続け、その夢の実現に挑み続けることで誰でもが経験できることでないレベルの経験を積み重ね、少しでも理想の自分に近付き豊かな人生を送るためにも、これまで以上に覚悟と決意を持って「学び」の質の向上を目指してほしいと願います。
生徒たちを支える本校のキャッチフレーズ「南の風」や共有ワードである「自走」は、そうした生徒たちと皆さまの力によって成り立ち、本校の生徒が心の拠り所としている大切な道標であると考えています。
改めて、本校に関わるすべての皆さまの今年1年のご支援に深く感謝申し上げますとともに、学校といたしましても新たな年を更なる進化と飛躍の年にするべく、生徒たちとともに全力を尽くしてまいりますので、2026年も変わらぬご支援とご厚情を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
年末の寒さ厳しき折、ご自愛されますとともに、2026年が皆さまにとって素晴らしい年となりますよう心よりご祈念申し上げます。
令和7年12月28日
埼玉県立越谷南高等学校長 相原 博和
華となれ!チアダンス部の初陣(USA Regionals埼玉大会)
昨日12月27日(土)アイルアリーナウイングハット春日部(春日部市総合体育館)にて開催されたUSA Regionals埼玉大会に本校チアダンス部が出場しました。
この大会は、毎年12月から2月にかけて全国13カ所の都市で開催される地区大会に、映像審査となるVirtual大会を加えた14のリージョナルス(地区大会)を開催し、各大会で基準点を超えたチームが3月末に幕張メッセで行われるUSA School&College Nationals 2025(全国選手権大会)の出場権を獲得するレギュレーションとなっており、まさに国内チアリーディング&ダンスの頂点を決める最高峰の選手権大会となっています。
首都圏、特に埼玉県はチアリーディングやダンスが盛んな地域であることから出場チーム数も多く、埼玉県大会は12月に行われる今回と1月下旬の2大会が設定されています。都道府県単位で2回の予選が開催されるのは全国でも埼玉県のみとなっており、埼玉県を中心とした周辺都県のレベルの高さと競技の盛んさが見て取れる結果となっています。
大会は、SC(School&College Cheer:学校団体対象/チアリーディング部門)、SD(School&College Song&Dance:学校団体対象/ダンス部門)、AC(All Star Cheer:クラブチーム対象/チアリーディング部門)、AD(All Star Dance:クラブチーム対象/ダンス部門)の4つの部門に分かれ、更に演技の趣向によって主流のSong/Pomをはじめ、Pom、Hip Hop、Jazz、Spiritleadingの5部門に分類されています。また、演技する人数区分も明確に規定されており、Small(3~9名)、Medium(10~15名)、Large(16~24名)、Super Large(25名以上)と分類されています。今回行われた埼玉大会ではすべての部門、カテゴリーのチームが参加して予選が開催されました。
エントリーしたチームを見るとチーム内のエース級の選手だけを選抜して10人前後の少人数で勝負するチームが多い中、本校は「チーム」を大切にする部の理念に基づいて毎回部員全員で参加しており、今回もSD部門のSong/Pomの部にSL(Super Large)カテゴリーでエントリーして26名の部員全員で演技に臨みました。
埼玉大会にはクラブチームを含め子供から大学まで57チームがエントリーし、午前中から演技が行われていましたが、本校は全体の45番目、午後4時前の演技順となりました。本校が出場するSong/Pom部門は演技時間が1分45秒~2分15秒と規定されており、2分あまりのわずかな時間の中で、演技のダイナミックさやシンクロの美しさ、音楽に合わせた表現力、表情やダンスそのものの美しさなどを、詳細に規定された評価基準を意識しながら正確に表現しなくてはなりません。
演技時間が迫り、演技エリア脇で待機する部員たちの表情は一様に緊張感に包まれながらも、入念に振り付けを確認しながら精一杯楽しんで踊ろうという覚悟も感じられ、良い演技ができそうな気がしました。
係員に誘導され入場ゲートに整列したあとの一瞬の静寂の中、部長の合図に合わせて一斉にゲートから演技エリアに走って入場した部員たちは、ピンと背筋を伸ばし、目には輝きのある凛々しい表情で配置につきました。部長のカウントダウンとともにスタンバイが完了すると一気にボルテージはMAXに。直後に会場全体に響き渡る音楽に合わせて26人全員が弾ける笑顔で一斉に踊り出し、手の先からつま先までしっかりと意識した見事な演技を披露しました。ひとたび演技が始まると、それまでの緊張が嘘のように生き生きとした表情で舞い、まるで冬の寒さに固く閉じた蕾が春の訪れとともに一斉に花開くかのようで、部員たちの息の合った美しいパフォーマンスに一気に引き込まれてしまいました。
見どころは26人の部員が2つのグループに分かれてフォーメーションし、異なる演技をする2つのグループが1つに融合するダイナミックな構成部分でした。少人数で勝負する他のチームとは異なり、大人数でシンクロするのは困難を極めますが、その分華やかさやダイナミックさが強調され、「チーム全員で」を大切にする本校のチームカラーがしっかりと伝わってきました。定番のラインダンスも複雑なフォーメーションチェンジも見事に決まり、2分余りの演技があっという間にエンディングを迎え、最後はポンポンを使ってキュートな笑顔でポーズを決めて締めくくりとなりました。
演技が終わり、手を振りながら笑顔で演技エリアを後にしたのち、演技エリア脇に整列して「ありがとうございました」と深々と一礼する部員たちの姿を見ながら、一つひとつの演技を合わせるために、決して恵まれているとは言い難い厳しい練習環境の中でも弱音を見せず、常に笑顔で互いに声を掛け合い、心を一つにして努力を積み重ねてきた部員たちの姿を思い出し、心が熱くなる思いでした。
出場したすべてのチームの演技が終了して行われた結果発表では、高等学校編成Song/Pom部門のLarge/Super Largeの部で第3位を獲得することができましたが、100点満点中77点以上の得点のチームに与えられるNationals(全国大会)出場権獲得には僅か5ポイント足りず、残念ながら全国大会進出を逃す結果となりました。
部員たちは会場内で私の姿を見つけたようで、演技終了後に部長と副部長の3人がスタンドの関係者席に座っていた私のところに挨拶に来てくれました。3人の口からは、個々にミスがあり、チーム全体としても思うような演技ができなかったという反省の弁が聞かれましたが、一方で他チームの演技を見て大きな刺激も受けた様子で、悔しさを滲ませながらも、自分たちの現在位置をしっかりと認識するとともに演技に対する評価を素直に受け入れ、手応えや達成感と同時に課題克服に向けた新たな決意も感じていたようでした。
スタンドから観戦していた私の目には、部員全員での演技に拘り、難しいフォーメーションやシンクロに挑戦しなければならない覚悟を持ちながら「チーム」を大切にする本校の部員たちの姿は、どのチームよりも眩しく輝いて見えました。
事実、全国に進出する少人数編成のチームの中には、本校の演技の方がレベルが高かったのではと思えるチームもありました。ただ一方で、全国に進んだ強豪校とは明らかな差があったことも事実です。部員たちには、今回のパフォーマンスに満足することなく、更なる高みを目指して、精進を積み重ねてほしいと願います。
今後は、今回得られた課題の克服に取り組み、来年3月に開催される別の大会での上位進出を目指していくこととなります。
昨日は貴重な休日にも関わらず、たくさんの保護者やご家族の皆さまにご声援をいただき、心から感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、チアダンス部!
大喝采のアンコール(吹奏楽部ウィンターコンサート)
昨日12月26日(金)越谷サンシティ大ホールにて、本校吹奏楽部による毎年恒例のウィンターコンサートが開催されました。
このコンサートは、9月に開催されたサンクスコンサートを最後に3年生部員が引退した後、1,2年生の新チームとなって初めて開催する本格的なホールコンサートで、例年年末を迎えるこの時期に1年の活動の締めくくりとして、保護者の皆さまをはじめとして日頃ご支援をいただいている皆さまや応援してくださる皆さまに対して敬意と感謝の意を込めて鍛錬の成果をご披露するとともに、巷で賑わうクリスマスムードを踏まえて、年末のひとときをお楽しみいただくために開催されるものです。
「最高の音楽を全員で」を部訓として、部員全員で高みを目指す吹奏楽部は3年生引退後の部員数が81名となり、これまでに比べてやや少なめだなと感じる状況でしたが、それでも本校の数ある部活動の中では断トツで最も多い部員数を誇る学校のトップリーダー的な存在となっています。
今年度は、部員たちにとって共通の目標である西関東や全国の舞台を目指した夏のコンクールに並々ならぬ想いを持って臨みましたが、目標の実現にあと一歩届かず悔しい想いの中で3年生の引退を迎えました。部を引き継いだ下級生たちは3年生部員たちの想いを背負い、次こそ西関東の舞台に立つのだと決意を固めて新たなチームをスタートさせました。
そうした想いから、9月以降必死に「美しい音楽」を追求し、12月に行われたアンサンブルコンテストの県大会では、打楽器八重奏が見事に金賞を獲得し西関東の舞台へ、そして金管八重奏が銀賞を獲得する成果を上げました。
部員たちは、音楽に対しては常に真剣ですが、普段は底抜けに明るく元気であり、同時に謙虚で礼儀正しく真面目な生徒たちです。そうした人物としての素晴らしさが部員たちの音楽に向き合うレベルの高さを支え、同時にプライドとなっているのだと強く感じます。
コンサートは二部構成で、第一部は部員全員によるコンクールさながらの演奏から始まりました。オープニングを飾った行進曲「希望の星」は行進曲の名のとおりトランペットの音色が光る明るくリズミカルな曲調で、思わず動き出したくなるような元気が出る演奏でした。続く2曲目は誰もが一度は聞いたことがあるジブリ作品の挿入曲のメドレーで、豪快なシンバルの音とともに始まり、ホルンの合奏、ユーフォニアム、ピアノのソロなど各楽器が奏でる音にフォーカスしたスローで雄大な構成となりました。目をつぶると思わず映画の1シーンが瞼の裏に蘇り、劇場で物語を見ているかのような錯覚すら感じる見事な演奏でした。
その後、本校吹奏楽部が本年度から取り組んでいる次世代演奏家の育成事業であるスマイルブラスアカデミーの発表がありました。このアカデミーは、ブラスバンドに興味のある小学生たちを学校に招き、部員たちとともに音楽の楽しさを味わいながら演奏スキルの向上を目指す取り組みで、今回は9名の小学生が部員とともにステージに立ちました。こうした取組は本校のいくつかの部活動が実施する「地域とともに成長を目指す」ことを目的とした取組の一つでもあり、「カエルの唄」などの曲を部員たちと一緒に奏で、華々しくステージデビューを飾った小学生たちに会場からは喝采の拍手が送られました。この中から近い将来、本校吹奏楽部を支える存在が現れてくれることを願って止みません。
その後、県アンサンブルコンテストに出場した金管チームと打楽器チームの発表がありました。金管チームの演目は「軌道共鳴」で、天体の動きや宇宙の大きさを表現し、トランペットの高音の細かな音の連続にチューバのゆったりとした低音が見事なアンサンブルとなっていました。一方の打楽器チームの演目は「打楽器アンサンブルのための協奏曲」で、4場面から構成され、演奏人数をはるかに超える数々の楽器を入れ替わりながら奏で、バランスを取りながら音を操る姿が印象的でした。複数の木琴や鉄筋を高速で叩くシンクロしたバチさばきはまさに神業で思わず見とれてしまうほどでした。
第一部の最後は1月の冬季演奏会で発表する曲で、部員全員で演奏する交響曲「ローマの祭り」でした。古代ローマの時代から現代に至るまでの時代背景を踏まえたローマの祭りの移り変わりを表現する音楽で、重厚な演奏の中で3人のトランペットがフォーカスされたり、ワルツのような優雅な曲調から目まぐるしく変わってゆく音の変化に演奏スキルの高さとこれまでの練習の積み重ねを感じました。
第二部は、これまでポップスステージと称し、流行りの曲や戦隊ものの寸劇が慣例でしたが、今年は2年生実行委員たちの発案で演出を一新し、年末のお茶の間の風物詩である某テレビ局の某番組に因んで「紅白曲合戦」なる企画が繰り広げられました。部員が白組と紅組に分かれ、3曲ずつを交互に披露して会場の皆さんの投票で勝敗を決するという演出で、紅組は人気ゲームがそのまま飛び出したスーパーマリオブラザース、We are the World、オブラディ・オブラダを披露しました。対する白組は若者たちが没入するSNSやエンタメの世界から超バズリコレクションと題して曲とダンスを披露、続いてOver the Rainbow、ザ・テンプターの3曲となりました。それぞれの曲での演出にあわせて色とりどりのサイリウムが振られるなど会場は大盛り上がりを見せ、心を癒される楽しいひとときとなりました。結果は日本野鳥の会のメンバーに扮した部員のカウントにより、僅差で紅組が勝利を飾って新たな吹奏楽部の歴史を刻みました。
エンディングは部員全員での演奏となり、保護者世代には懐かしいカーペンターズ・フォーエバー、クリスマスイベントに相応しいホワイトクリスマス、最後は吹奏楽部十八番の宝島で会場が一つになって盛り上がったところでフィナーレを迎えました。
喝采の拍手で全公演が終わったのち、本日のステージに酔いしれたのか、もっと部員たちの奏でる音楽が聴きたいと感じたのか、いつまでも会場の観客たちの拍手が鳴りやまぬばかりか徐々に大きさを増し、アンコールを願う大喝采となりました。見かねてマイクを持った顧問が「申し訳ありません、アンコールは用意しておりません」と深々と頭を下げた次の瞬間、顧問の岡田教諭が現れ、部員たちの前に立って力強く指揮棒を振ると、部員全員が嬉しそうに十八番の宝島をもう一度演奏するという粋な計らいをしてくれました。このアンコールには部員たちも感激していたようで、自分たちの音楽がご来場いただいた方々の心に響き、ご満足いただけたのだと感じることができたのだと思います。
こうして部員たちが一途に音楽に向き合い、夢の実現に向かって青春の日々を送ることができるのも、日頃から本校吹奏楽部の活動に対して格別のご理解とご協力を賜るとともに、強力なご支援をいただいている保護者の皆さまや応援してくださる関係の皆さまのおかげであると常々感じています。また、本日は県内の中学生演奏家の皆さんや他校の吹奏楽部員の皆さん、そして地域の方々など、たくさんの方々にご来場いただくことができたのも、部員たちが日頃から真摯に音楽に向き合い、直向きに目標である「最高の音楽を全員で」の実現を追求しているからこそであるとも感じています。
こうして皆さまからいただいた想いを胸に、吹奏楽部員たちはこれまで以上に鍛錬を重ね、必ずや西関東、そして全国の舞台へと駆け上がっていってくれるものと信じております。日頃の皆さまのご厚情に心より感謝申し上げますとともに、今後も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!
「真の挑戦」とは…(第2学期終業式)
本日12月24日(水)、期待されたホワイトクリスマスとはならず、朝から生憎の冷たい雨が降る寒い1日となりました。イオンレイクタウン界隈をはじめ巷では色鮮やかなイルミネーションが街を彩り、見るものすべてがクリスマスムード一色に包まれる中、本校では第2学期最終日を迎え、体育館に全校生徒を集めて終業式を実施しました。
学校社会では、2学期は期間が最も長く1年間の中心的な学期であり、本校においても文化祭や修学旅行などの大きな学校行事に加え、各部活動の新人大会などの大会が盛んに行われ、それぞれが情熱を注ぐ舞台で成果を上げ、笑顔とともに輝く生徒たちの姿をたくさん見ることができました。
本校の生徒たちを見ていると、本当に真面目で素直な生徒が多いと感じます。例えば、廊下ですれ違ったり、授業を見に行くと私が教室に入った途端すぐに明るく爽やかな笑顔で挨拶してくれる姿がありますが、ひとたび授業が始まれば一気に教室の雰囲気が変わり、真剣な眼差しで教師を見つめ「話を目で聴く」生徒たちの姿があります。この「人の話を目で聴く」ことは、物事に対する集中力、執着力の表れであり、学びの質の高さをはかるには欠かせないバロメーターで、本校生徒たちの学びに対する姿勢の質の高さを感じます。これはどの学校の生徒にもできることではないことであり、越南生の持つ特に素晴らしい資質の一つであると強く感じます。
一方で放課後になれば、校内の至るところで賑やかな声とともに活発に部活動に勤しむ姿があります。本校生徒の部活動加入率は93%であり、これも他校ではなかなか実現できない驚異的な姿であると言えます。しかも、その取組は学習活動以上に熱を帯び、生徒一人一人が見せるその姿は常に真剣そのものであるのも大きな特徴です。
ことさら感じるのは、生徒たちの多くは指導者である顧問を信頼し、指導者から受ける様々な助言を素直な気持ちで受け入れ、純粋な思考で目標の実現にトライしていることです。部活動に関わらずどのような場面でも、「他者の言うことを素直に受け入れる力」は、他者に認められ、成長や成功に近づくために最も重要なスキルであると言えます。
とりわけ高校生年代ともなると、ある程度身についた知識や技術、積み重ねてきた経験と自負、心身の発達に伴う精神的自立などから自我が強くなり、指導者の助言を素直に受け入れられなかったり、時には反発したりする姿が見られるものですが、本校生徒たちからは、そのような姿を見ることはほとんどありません。こうした素直で実直な姿勢が生徒たちの成長を加速させ、効率よく高みへと導いているのだと強く感じます。こうした「素直さ」や「実直さ」「謙虚さ」は多くの越南生が持つ共通のスキルであり、「南の風」を支える生徒の重要なマインドであると強く感じます。
こうした生徒たちの姿勢を見ると、これまで如何に保護者の皆さまが真摯にお子様に向き合い、厳しくも愛情豊かな教育をされてこられたのかを感じずにはいられません。本校の教育諸活動の安定と躍進は、保護者の皆さまに支えられていると改めて痛感するとともに、心より感謝と敬意を申し上げる次第でございます。
そんな生徒たちに向けて、終業式の講話では「真の挑戦とは」というテーマで、学生時代をアメリカで過ごし、現在日本で少年スポーツチームを運営しているある指導者の体験談を通じて、全力で挑戦するための考え方や挑戦することに対するリスクマネジメントの在り方について一緒に考えてみました。
アメリカの学生スポーツ界では、そもそも「文武両道」という言葉も考え方も存在せず、学習面で十分な成果を上げることができて初めてスポーツをすることができるという考え方が定着しており、夢の実現に向かって思い切って挑戦するために、挑戦が失敗に終わることを想定に入れた上で、例え失敗したとしても自分を守れるだけのスキルを身に付けることを優先して力を注ぐという考え方が多くのアスリートたちに定着しているという内容です。
これは、自分のキャリアを形成する上で、リスクマネジメントを担保することで、本来挑戦したいと考えている取組に対して、不安なく全力で挑戦することができる環境を手に入れるための必要条件であるという考え方です。
本校には、高いレベルでの文武両道の実現を目指す生徒たちにとって心の拠り所となる「自走」と「南の風」という2つの合言葉があります。この言葉は、本校生徒たちが必死になって夢の実現に挑戦する姿を現す端的でとても素晴らしい考え方であり言葉であると感じています。そしてまた、多くの生徒たちが「自走」と「南の風」を実直に体現し、着実に自身の夢に近づいているとも感じています。
しかし、一方で生徒個々に目を向けてみると「文」と「武」のバランスが崩れ、どちらかに軸足が大きく傾き、これによって全力で不安なく夢に挑戦することが難しくなっている生徒が散見されるようにも感じています。これは、生徒自身にとっても学校にとっても大きな損失であり、「文武両道」で高みを目指す本校生徒たちにとっては、初心に帰って目を向けるべき課題の一つではないかと感じています。
だからこそ、年末年始を迎え、今年1年を振り返り、新たな目標や決意を固めるのに当たり、全力で夢の実現に挑むために、多くの生徒たちにとって共通した不安材料である「失敗しても自分を守れる手段」、すなわち「勉学」に対しても、得手・不得手や好き・嫌いの隔てなく、「自分の人生を守る術」であると肝に銘じて、目を逸らすことなく一層のスキルアップを目指すとともに、愚直に「自走」し、将来に不安のない「揺るぎない自分」を手に入れることが本来目指すべき「真の挑戦」の姿なのだと伝えました。
3学期の始業式の朝、元気に登校する生徒たちの顔が、晴れやかな笑顔とともに新たな決意に満ち溢れていることを願って2026年を迎えたいと思います。
筆末となりますが、保護者の皆さまにおかれましては、日ごろから本校の教育諸活動に対しまして格別のご理解、ご協力、そしてご支援を賜り、心より深く感謝申し上げます。生徒たちが本校での高校生活を謳歌し、様々な場面で成果を上げたり素敵な笑顔が見られるのも、偏に保護者やご家族の皆さまが、生徒たちにあたたかく寄り添うとともに、本校の教育活動を力強く後押ししていただいているお陰であると強く感じています。
今年1年の皆さまのご厚情に改めて感謝申し上げますとともに、来年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
皆さまにとって2026年が良い年となりますことを心よりご祈念申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!
積み重ねの先で掴んだ眩しい輝き(表彰式・壮行会)
本日12月23日(火)本校体育館において学期末の表彰式と壮行会を実施しました。
今回は、2学期に行われた大会や発表会等で優秀な成果を収めた生徒、長距離大会や球技大会などの学校行事で上位入賞を果たした生徒やクラスが表彰対象となり、多数の生徒たちが登壇して全校生徒からその成果を讃えられました。
去る11月20日(木)に実施した前回の表彰式・壮行会から僅か1か月余りの期間で、多くの部活動や生徒が表彰を受けるに値する成果を上げることができたのはとても驚異的なことであり、高いレベルでの文武両道の実現を目指す本校生徒たちにとって、まさに「模範」となる姿なのだと感じます。
こうして全校生徒たちとともに「南の風」の仲間の活躍を讃えることができるのは、本校生徒たちが如何に日頃から高い意識をもって努力と鍛錬を積み重ねているのかということの証であると感じます。日頃から一般的な高校生たちが経験するのであろう大切な何かを犠牲にして、それぞれが目指す夢の実現のためだけにこだわりを持って一途に高みを目指し続けているのだからこそ、そうした取組の中で得られた成果は全校生徒みんなで共有し、喜び合い讃え合うのは当然のことであると考えています。
そして、南の風の仲間たちからの称賛と激励を新たな刺激と活力に変えて、更なる高みへと向かってほしいとも感じています。南の風を標榜する皆さんなら、きっとそうした質の高い「切磋琢磨」の環境と精神を共有することができるはずです。これに留まることなく、今後の更なる飛躍を期待しています。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!
※本日表彰・登壇した生徒は以下のとおりとなっています。
【表彰式】
1 男子ハンドボール部
令和7年度埼玉県高等学校新人大会 第4位、同優秀選手賞 田中琥次郎(2年)
2 女子ハンドボール部
令和7年度埼玉県高等学校新人大会 第5位
3 サッカー部
第70回越谷市民大会 優勝
4 写真部
後藤匡平(1年) 第44回川の写真コンテスト「川カシャ!2025」 銀賞
5 吹奏楽部
打楽器八重奏 第49回埼玉県アンサンブルコンテスト 金賞
※第31回西関東アンサンブルコンテスト出場決定
金管八重奏 同 銀賞
6 書道部
五月女小春(2年) 第46回埼玉県高等学校書道展覧会 最優秀賞
※令和8年度全国高等学校総合文化祭あきた総文2026出展決定
8 外国語科
伊藤優近(1年) 第60回英作文コンテスト 第5位
能代川雪奈(3年) 同 奨励賞
9 長距離大会(学校行事)
男子第1位 直井琥太郎(1年)
男子第2位 菊地涼世(1年)
男子第3位 石神蒼太(3年)
女子第1位 前島美桜(2年)
女子第2位 荘野友里愛(3年)
女子第3位 内山わか菜(2年)
10 球技大会(学校行事)※省略
【壮行会】
1 吹奏楽部 第31回西関東アンサンブルコンテスト出場
打楽器八重賞(荒井夏希(2年)、原美月(2年)、小林陽琉(2年)、遠藤咲希(2年)、高岡奏良(1年)、武井菜緒(1年)、杉本聖名(1年)、若林凛緒(1年))
2 写真部 第32回関東地区高等学校写真展東京大会出展
パスマイカ(3年)、浜田琉海(2年)
3 二見勇太(2年) 海外留学(マレーシア)
学期末、年の瀬の慌ただしさの中で
昨日12月18日(木)で期末考査の答案返却もすべて終わり、第2学期もいよいよ学期末を迎えることとなりました。12月に入り第2学年の修学旅行(長崎方面)、期末考査、球技大会と目まぐるしく行事が行われてきましたが、本日以降も学期末の行事が目白押しとなっており、生徒たちも私たち教職員も慌ただしく過ごす中で一つの区切りとしての学期の終わりを肌で感じているところです。
昨日は、答案返却の後に3年生を体育館に集めて予餞会を実施しました。昨年度までは家庭研修期間に突入する直前の1月末に実施していましたが、一般受験に向かう生徒たちにとっては1月末はまさに今後の人生を占う受験対策の真っ只中であり、合格を手にするための最後の追い込み期であるため、受験に集中してベストな状態で自己実現に挑戦できるよう、本年度から実施時期を繰り上げて年内実施とすることといたしました。
これに伴い、通常の予餞会では下級生が卒業生への感謝の意を伝え、卒業へのはなむけとするのが慣例となっていますが、今回はこれに加えて受験に向かう3年生たちの心願成就を祈念するエールを込めた下級生からの想いを伝えることを目的としました。会場では、各部活動の下級生たちが3年生への応援の意を込めて工夫を凝らしたパフォーマンスを披露するとともに、3年生の教室前の廊下には、下級生たちが思いおもいに熱いメッセージを描いた模造紙大の応援ポスターが教室の窓を覆うように一面に掲示されています。3年生たちも、そうした下級生の想いをしっかりと受け止めていたようで、受験への挑戦に向かう背中を力強く押してもらえたのだと感じました。
下級生の皆さん、心のこもったパフォーマンスやメッセージなど、3年生に対する皆さんの熱い想いを私自身もしっかりと感じることができました。本当にありがとう。
本日12月19日(金)は、人権教育が行われました。今年度は過去に起こり未だ未解決とされる拉致被害をテーマとした学習活動を行い、守られるべき人の権利とは何かについて考える機会を持ちました。その後はLHRとなり各学年で進路等に関する学年行事が行われました。
今後は、22日(月)に非行防止教室や学校評価アンケートなどを実施します。23日(火)には今年最後の大掃除で1年間の埃を落とし、その後は表彰式&壮行会、学年集会等を予定しています。そして24日(水)にはいよいよ第2学期の終業式を迎え、2025年の教育活動を締めくくることとなります。
生徒たちには、慌ただしく進むこの師走の日常の中で、時の流れに身を任せるのではなく、学期末に取り組む活動一つひとつの意味や意義を嚙みしめながら、今年1年をじっくりと振り返ってほしいと願います。良いこともそうでないこともたくさんあった1年間の自分にしっかりと正対して向き合いながら、2026年の新たな年を迎える心の準備を始め、締めくくりに相応しい有意義な年末を迎えてほしいと願います。
保護者の皆さまにおかれましては、これまでの日常のご支援に深く感謝申し上げますとともに、こうした機会を捉えて、お子さまとの対話を深めていただければ幸甚に存じます。2学期終了まで、今しばらくご協力いただけますようお願い申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!
今日の自分を超えて行け!(2年生外国語科英語劇「Matilda」校内公演)
本日12月16日(火)第4時限目の授業を活用して本校体育館にて外国語科2年生の生徒たちがクラス全員で挑戦した英語劇「Matilda」の校内公演会が行われました。体育館には1年生から3年生まで150名前後の生徒が集まり、外国語科生徒たちのチャレンジを見守りました。
この「Matilda」という演目は、主人公である天才少女のマチルダが娘の教育に興味の薄い両親、学校でのマチルダの友人たちや個性あふれる先生たちとの人間模様を描いた作品で、全体のストーリーを8つのシーンに分け、それぞれのシーンで登場する人物の配役とナレーションをクラス全員で分担して演じるものです。
ストーリーを8つの短いシーンに分けたことで、主役のマチルダをはじめ、ほとんどの登場人物をシーンごとに変わりながら複数の生徒が演じる構成となっており、同じ役柄でも別の生徒が演じることで、その役柄の人物が醸し出す場の雰囲気や人柄に違いが見られ、とても興味深く鑑賞することができました。
また、天才的な才能を発揮するマチルダとその友人たちが見せる子供らしい悪戯や、陰の主役とも言える気性が激しく高圧的で悪名高い校長のトランチブル先生が生徒たちを力ずくで振り回して投げ飛ばすシーンを人形を使って演じるなど、一部コミカルな演出が会場全体に笑いを誘い、全編英語オンリーで進行する緊張感たっぷりの劇の中で、とても心温まるアクセントになっていました。
本日演者となった生徒たちは、これまでDD(ディベート・ディスカッション)の授業時間を活用してALTや英語科教師の指導を受けながら稽古を積み重ねてきており、11月の授業観察時にその練習の様子を見学した時には決して高いクオリティーではありませんでした。当時は、多くの生徒が役柄になり切ることはおろかオープンマインドで発声することもままならない状況でしたが、本日はどの生徒たちもステージ上で自分の役になり切り、見違えるように堂々と演じていたのが印象的で、クラス全員でカバーしながら一つの作品を演じきった皆さんの姿は、とても心に響くものがありました。そして、英語の不得手な私には、個性あふれる役柄にそれぞれが真摯に向き合う皆さんの姿がとても大きく見えました。
私は、自分の経験上、英語力は知識や活舌ではなく羞恥心や劣等感との戦いだと考えています。どうしても上手な生徒や外国の方の前では自分の英語力に自信を持って話すことができず、ついつい引っ込み思案になってしまうことが、私を含めて多くの日本人が英語力を上達することができない最も大きな要因であると捉えています。
だからこそ、こうした英語劇などを通して、人前で堂々と英語で表現する必然的な機会を持てたことは、発声や発音の上手下手に関わらず、自己表現に挑戦するという意味で外国語科すべての生徒にとってとても貴重な経験となったはずです。
これからの我が国は、インバウンドが増加し、身近な場面で外国の方々と接する機会が急激に増加していくはずです。外国の方々との共存共生が避けられない未来を生きる皆さんには、例えブロークンであっても、多少文法的に自信が持てなくても、臆することなく英語を活用した表現に挑戦し、外国の方々と対等な立場でコミュニケーションできる力を身に付けてほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、外国語科!
更なる高みへ、全国総文祭・関東地区高校写真展の舞台に(写真部)
先月行われた埼玉県高等学校写真展については、既に本ブログ10月8日版でお伝えしましたが、過日、埼玉県高等学校写真連盟において令和8年2月に東京都にて行われる第32回関東地区高等学校写真展東京大会(以下、関東大会)及び令和8年7月に秋田県秋田市にて行われる第50回全国高等学校総合文化祭あきた総文2026写真の部(以下、全国総文祭)に出展する埼玉県代表作品の選考会議が行われ、両大会への出展を推薦する候補作品が決定しました。
この選考会議の対象となる作品は、埼玉県高等学校写真展の6月展と11月展に出展した作品で、各展示会での評価を参考に、改めて県代表となる作品を選考するもので、本県の代表作品として全国総文祭に10作品(+補欠2作品)、関東大会に20作品(全国総文祭出展作品は対象外)を選ぶものです。なお、現3年生の作品は残念ながら来春には高校を卒業することが見込まれるため来夏の全国総文祭への出展権利はなく、最高位である最優秀賞受賞作品であっても関東大会のみが選考の対象大会となります。
本校生徒の作品としては、6月展で浜田琉海さん(2年)の作品「TRÄUMELAND」が優秀賞、矢島史悠君(3年)の作品「明暗な一足」が奨励賞を獲得し、11月展では、パスマイカさん(3年)の作品「揺れる心、揺れない心」が最優秀賞、臼倉優姫さん(2年)の作品「帰りを待つ」と岡本莉空君(1年)の作品「灰色の巨人」が優良賞を受賞していました。
その中で、11月展で全出展作品の中で最高位となる最優秀賞を獲得したパスマイカさん(3年)の作品「揺れる心、揺れない心」が各委員の皆さまからの高い評価をいただき、順当に本県代表作品として選ばれました。ただ、パスさんが現在3年生であるため来夏の全国総文祭ではなく、来年2月に都内で開催される関東大会に本県代表作品として出展されることとなりました。
また、全国総文祭の本県代表作品の選考では、11月展で優良賞を獲得していた岡本莉空君(1年)の作品「灰色の巨人」が見事に本県代表作品に選ばれました。岡本君は、入部直後に撮影した作品だったようで、無垢な感性でシャッターを切ったことが功を奏した形となりました。初出展でこうした成果を手にしたことはまさに快挙と言えますが、これを機に貪欲に知識や技術を学びながらスキルを磨いて更なる飛躍を果たしてほしいと願います。
更に、全国総文祭の本県代表作品10点の次点作品(補欠2作品)に6月展で優秀賞を獲得していた浜田琉海さん(2年)の作品「TRÄUMELAND」が選ばれました。
写真の世界では、被写体が人物であったり商標登録であるなど侵害してはならない権利などを有する場合、大会などに出展するためにはその都度被写体となった方などに承諾や許可を受ける必要があり、上位大会であればあるほど多くの人の目に触れる機会が増えることから慎重かつ段階的な手続きが必要となるのが写真の難しいところでもあります。そうした事情がありつつも、一方では全国総文祭への本県代表作品出展数が決まっているため、候補となった作品が何らかの事情で出展できなくなった場合に備える意味で補欠作品が事前に選ばれることとなっていました。
結果的には既に候補として選ばれた作品の中で出展を辞退する作品が出なかったため、残念ながら浜田さんの作品は全国総文祭への切符を手にすることが叶いませんでした。この結果、浜田さんの作品は、パスさんの作品とともに2月の関東大会に埼玉県代表作品として出展することとなりました。あと一歩のところで全国総文祭への出展を逃した悔しさは残りますが、それでも次点の候補作品に選ばれたということは、既に全国総文祭に出展する作品として遜色がないと評価していただいた証であると言えます。無念ではありますが、浜田さんには堂々と胸を張って関東の舞台に臨んでほしいと願います。
いずれにしても、本年度はパスさんが本県高校生写真家の頂点となる最優秀賞を獲得するとともに、全国総文祭と関東大会の上位大会に本校生徒の作品が本県代表作品として選ばれ出展することが決まりました。以前もお伝えしましたが、写真部員の多くは生徒会と兼部しながら高校生活を主体的に過ごし、文武両面においてプライドを持って取り組んでいる生徒たちがたくさん在籍しています。ここ数年、全国や関東などのハイレベルなステージへの出展が続いており、写真強豪校への階段を着実に登っていますが、同時に、こうして他者からいただく高い評価が部員たちの自己肯定感を高め、写真家としての自覚と誇りを持った大人へと成長させてくれているのだと感じます。
写真部員の皆さんには、全国総文祭や関東大会などの夢の舞台のきらびやかな景色の中で輝きながら飛躍を遂げていくライバルが身近にいるのだからこそ、仲間同士で切磋琢磨して、お互いに刺激し合いながら更なる高みを目指してほしいと願います。
頑張れ、越南生、頑張れ、写真部!
本県代表となった3名の作品は以下のとおりです。
○第50回全国高等学校総合文化祭あきた総文2026埼玉県代表作品
岡本莉空(1年)「灰色の巨人」
○第32回関東地区高等学校写真展東京大会埼玉県代表作品
パスマイカ(3年)「揺れる心、揺れない心」
浜田琉海(2年)「TRÄUMELAND」
「南の風」が君を待っている(第5回学校説明会)
本日12月12日(金)の夕刻、本校生徒ホールにて今年度最後の学校説明会を開催しました。朝から日差しには恵まれたものの気温は上がらず、肌を刺すような冷たい北風が吹き荒ぶ中、また、午後には突然公共交通機関に大幅な乱れが発生して混乱をきたす中、100組を超える皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。
本日ご説明させていただいた内容はこれまで実施した学校説明会と変わりありませんが、参加された皆さんにとっては、説明内容を受け止める状況が大きく変わってきたのだと感じています。現在の中学3年生にとっては、いよいよ来月に迫った出願に向け、自身の青春の日々を託す高校選びは、まさに佳境を迎えたと言っていいのではないでしょうか。
こうした状況に配慮して、遅れて到着されたことで聞き漏らしがあった方には、説明会終了後改めてご説明の場を設けて内容をご確認いただくなど、疑問や不明な点はすべてクリアにしてお帰りいただきました。更には、全体会終了後に個別相談ブースを設け、それぞれの疑問点にお答えさせていただきました。
冒頭の校長挨拶では、高校生にとって最も大切なものは同じ価値観や目標、思考を持った「仲間」であるとお話ししました。充実した施設設備や近代化が進んだ環境はとても魅力的ではありますが、どんなに素晴らしい環境があっても、同じ価値観をもってともに過ごす仲間が居なければ、自分一人で自己実現に挑戦することには大きな困難があります。刺激し合い切磋琢磨する仲間がいるからこそ、成長が加速されるのです。
本校は、「文武両道」を実現したいという志を持った仲間たちで溢れています。教室を見渡せば、それぞれの趣向に合わせた活動に熱中し、一途に高みを目指す「南の風」ばかりです。そして、そうした環境に身を置けば、君たちにも自然と「南の風」のマインドが宿るはずです。本校の一番の魅力は此処にあるのです。
国の主導で画一的な教育プログラムを展開する義務教育と異なり、高校は各学校によって目指す学校像、在籍生徒や保護者のニーズなど各校の特徴や地域の特色を生かした独自の教育活動が行われています。これは、学校によって提供される学びの内容が異なるということであり、言い換えれば、自分が納得できる学校を選ばなければ、皆さんが求める学びを享受することができない可能性があるということでもあります。
だからこそ、皆さんは今、自分の未来を想像し、青春の時を賭ける大切な高校選びに思い悩んでいるのだと拝察します。
でも、大丈夫です。皆さんが来春以降「南の風」の仲間になってくれるのなら、本校は、必ず皆さんにとって満足できる高校3年間を提供できるはずです。そして、皆さん自身も輝く高校生活を手にすることができるはずです。
恐らく、いつまでも心の中の葛藤は尽きないのだと思います。しかし、葛藤しているうちは前に進むことはできません。自分の人生を切り拓くためには「決断力」が必要なのです。
そして、今、まさに皆さんは「決断の時」を迎えているのです。何を最優先として決断するのかは皆さんしだいですが、本校は、どんな人にとっても「有意義だ」と思えるような学びの環境を用意して、皆さんをお待ちしています。
さあ、決断の時。あなたも「南の風」の力を感じてみませんか?
頑張れ、中3生!頑張れ、未来の「南の風」たち!
旅の終わりに(2年生修学旅行)
本日12月9日(火)楽しかった修学旅行も最終日を迎えました。本日は午前中クラス別に体験活動をし、その後来年に迫った受験の成功を祈念するために太宰府天満宮にお参りに行きました。
体験活動では、九十九島でのシーカヤックやヨットの乗船、有田での焼き物づくり、柳川での川下り、博多での明太子づくりに挑戦しました。どの体験も笑顔が溢れ楽しそうに取り組んでいた姿が印象的でした。
空港に向かうバスでは夢のような旅の終わりを名残惜しむ言葉が聞かれ、生徒たちにとって有意義な旅になったのだと感じました。
現在は手荷物検査も済ませ、搭乗を待っている状況です。間もなく2便に分乗して羽田空港に向かいます。もうしばらく夢の続きを見させたいと思います。
この旅をご提供いただいた保護者の皆さま、誠にありがとうございました。