2025年10月の記事一覧
更なる高みを目指す授業改善(高等学校体育地区研究協議会)
昨日10月29日(水)の午後、本校を会場として令和7年度高等学校体育地区研究協議会が開催され、県教育局保健体育課から2名の学校体育担当指導主事にご臨席を賜るとともに東部地区第1班各校代表の保健体育科教諭13名(他地区1名含む)にご出席いただき、無事終了することができました。
この研究協議会は、高等学校の保健体育教育に特化して教師の指導力と授業の質の向上を図ることを目的としたもので、県教育局保健体育課の発案によって昭和の時代から続く権威ある研究協議会(研修の機会)であり、すべての県立高等学校を東西南北で合計13地区にエリア分けし、各地区ごとに担当校を決めて持ち回りで開催するものです。
本校が所属する東部地区第1班には越谷市南部、草加市、三郷市、八潮市、吉川市の13校が所属しており、本校は平成25年度以来12年ぶりに会場校を担当することとなりました。
13時から始まった開会行事では、会場校校長として挨拶したのちに、研究協議会全体の指導・助言を賜る県保健体育課の指導主事お二人にご挨拶をいただきました。その後、第5時限目に行われた授業をご覧いただき、第6時限目以降にご覧いただいた授業に関する研究協議と、保健体育課からの指導講評及び保健体育教育に関する国や県の動向や最新情報などの情報共有が行われました。
公開した授業は1年生女子の授業で、単元は、経験のない生徒にとってはやや難しい競技である硬式テニスとなりました。本校では、テニスコートが6面確保できるなど施設設備に恵まれるとともに部活動でも硬式テニス部を設置していることから、世界共通のネット型スポーツである硬式テニスを教材としており、生徒たちは卒業までに経験する複数の球技種目の一つとして、最後はゲームで競い合い楽しむことを目標に取り組んでいます。
授業では、フォアとバックのストロークの技能を高め、ラリーを継続することでテニス本来の楽しさを味わうことを目標として、ボールの落下点の見極めと正しいフォームの修得のためにICT機器を活用して各々のフォームを撮影し、理想のフォーム動画と比較しながら、生徒たち同士で修正すべき点を考察し、相互に助言し合いながら上達を目指すというスポーツ科学の視点を取り入れた授業に挑戦しました。
生徒たちは、思いどおりに飛んでいかないボールにジレンマを味わいつつも、見本となる動画と自身のフォームを見比べて違いを理解しつつ、お互いに指摘し合いながらフォームの修正に取り組んでいました。
授業後に行われた研究協議会では、授業者であった飯島教諭から、授業のねらいや工夫、反省などについて説明がなされるとともに、ご出席いただいた各校の先生方から様々な質問や意見が寄せられました。
そうした中で、多くの先生方から一様に聞かれたのは、本校生徒たちの授業に臨む姿勢に関することでした。どの先生方からも、集合や挨拶、準備運動や補強運動などのルーティンはもとより、実際の活動においても教師の指示をしっかりと聞き、目標やねらいを理解した上で、体育委員を中心に生徒たち同士で協力し合いながら活動している姿に、「とても素晴らしい」とのお褒めの言葉をいただきました。
これは、生徒の皆さんが部活動とともに授業においても日常的に「より高いレベルの活動」を目指して取り組んでいる努力の成果であり、皆さんの力によって越南スタンダードとして受け継がれている本校の素晴らしい伝統なのだと感じています。本校の生徒たちにとっては当たり前なことでも、他校の生徒たちにとってはそうでないことが事実として存在するのであり、指導主事の方々や他校の先生方からいただいた多くのお褒めの言葉によって、越南生のレベルの高さを再確認することができました。
研究協議会の後半には、指導主事のお二人から、現在行われている次期学習指導要領改訂に向けた検討の中での変更点や課題など、国や県の方針について説明があり、今後各校が目指すべき保健体育教育の方向性について情報の共有を図ることができました。
こうした教科ごとの研究協議会はすべての教科で行われているわけではなく、開催の頻度や規模などは教科ごとに大きく異なります。保健体育に関しては、古くから県教育局保健体育課によって制度化され、毎年定期的に実施されており、各校の授業力向上や教師の指導力向上の観点で大きな役割を果たしていると言えます。
本校におきましても、会議の席上にていただいた様々なご指導やご助言などを活かし、更なる高みへと向かうべく改善を図ってまいりたいと思います。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風たち!
最後に勝つのは想いの強い者と良い準備をした者(考査が終わって再開されたこと)
中間考査も昨日10月22日(水)で終わり、放課後には、考査期間1週間前から勉学に集中するために活動を停止していた部活動が一斉に再開されました。
文武両道の実現を目指す本校の生徒たちには、日頃から可処分時間を有効に活用して学習活動に取り組む時間を確保することによって自分たちが情熱を注ぐ部活動に打ち込む時間を確保することを求めています。こうした考え方に意義を見出し、自らの意思で生活をコントロールしてなりたい自分に向かっていくことを、本校では「自走」と呼んでおり、生徒たちは真摯に「自走」に取り組んでいます。
しかしながら、生徒たちにとって定期考査は、ある意味部活動の大会や発表会に匹敵する学習面での大切な自己表現の場であり、自身の実力をはかる重要な機会でもあります。普段から「自走」に取り組んではいるものの、大会や発表会の前には部活動に集中したいと考えるのと同様に、考査前は学習活動に集中するのが良い結果を手にするためには当然であると言えます。勝負事には勝者があれば敗者もあります。定期考査を勝負事とするには語弊があるかもしれませんが、果たして、生徒たちは、そうした「学習活動に集中すべき時間」を成果につなげ勝者となることができたのでしょうか。その解は、本日10月23日(木)から徐々に返却されはじめた答案用紙だけが知っているのでしょう。手にした成果を客観的に分析し、次へのステップとしてほしいと願います。
さて、考査が終了したということで、もうひとつ再開したことがあります。それは、自己実現に向かう3年生の入試対策です。10月以降総合型選抜による入試が始まり、11月からはいよいよ学校推薦型の入試が始まります。どちらの試験も、多くの場合「小論文」や「面接」が課せられ、受験する生徒たちは対策と準備に追われています。
そうした中、9月初旬の就職希望者を皮切りに、9月下旬以降は大学入試に向かう生徒たちが私のところに面接の練習にきています。やってくる生徒たちは、担任や学年、教科担当の先生など頼れる先生方に複数回指導を受けたのちに私のところに来るケースが多いようです。故に、ほとんどの生徒は十分に自分を表現できる状況にはなっていますが、いざ生徒を前にすると、かつて自分が担任であった頃のように「この生徒を絶対に合格させたい」という想いが沸々と湧いてきて、これまでの長い教員人生で培った知識と経験のすべてを伝授したくなるものです。
それ故、生徒たちには「時間がかかること」を覚悟して臨んでもらい、その代わり、自信をもって試験に臨めるように丁寧に助言をしています。
そうした「面接練習」も中間考査が終わった昨日から再開されました。昨日は1人、本日は3人の生徒が放課後校長室にやってきました。どの生徒たちも緊張感をもってやってきますが、いざ練習が始まると、礼儀作法や立ち振る舞いの考え方など、問答以外のことにもしっかりと気を配りながら、様々な助言を貪欲に吸収して、アッという間に自分のものにしてくれます。そして、練習が終わった頃には自信をもって笑顔で帰っていきます。
もちろん「入学試験」ですから、結果は思いどおりに行くものばかりとは限りませんが、生徒たちには、「自分を出せなかった」や「想いを伝えられなかった」といった悔いが残る受験とならないことを強く願っています。
大丈夫。昔から勝負の世界では「最後に勝つのは想いの強い者と良い準備をした者」と言われています。今まで地道に良い準備を重ねてきた皆さんなら、きっと輝く未来を手にできるはずです。
頑張れ、越南生!頑張れ、3年生!
大切な思い出のために(第2学年修学旅行保護者説明会)
昨日10月17日(金)午後5時から、本校生徒ホールにおいて第2学年の保護者会を開催しました。今回の保護者会は、12月に予定されている修学旅行の説明に特化した保護者会とし、修学旅行の概要や経費、留意事項等について保護者の皆さまとの共通理解を深め、生徒たちにとって学び多き有意義な修学旅行とするために、ご協力をお願いするものとして実施いたしました。
説明会には200名を超える保護者の皆さまにお集まりいただきました。学年の生徒在籍数が350名余りであることや平日夕方の開催であることを考えればとても高い参加率で、保護者の皆さまの関心の高さを実感することとなりました。
保護者の皆さまにおかれましては、家事や育児等でご多忙の中、お繰り合わせいただくとともに、たくさんの保護者の皆さまにお集まりいただき、誠にありがとうございました。併せて、ご家庭を守る主婦の皆さまにとっては最も忙しいと思われる平日夕方での開催となりましたことを心よりお詫び申し上げます。
説明会では、冒頭の校長挨拶にて、生徒たちにとって大切な思い出づくりの場となる修学旅行を円滑に行うためにご理解とご協力をお願いするとともに、引率する教職員と今回の修学旅行の添乗業務を担当していただく株式会社JTB埼玉南支店の石田様をご紹介しました。引率する教職員は2学年の担任及び副担任とし、このうち事情により参加できない安田教諭に代わり、2学年の授業を多く受け持ち、引率業務経験が豊富な国際部主任の中村教諭を引率者といたしました。これに加えて保健責任者として斧田養護教諭、引率責任者として校長の私が引率いたします。また、この他看護師1名と石田様を含むJTB埼玉南支店の添乗員4名が同行し、安全安心を担保するために万全の体制を整えて引率することとなります。
本年度の2年生の修学旅行は福岡空港経由の航空機利用で行く長崎県を中心とした北九州の旅4日間となります。学年主任からは、目的地を長崎とした理由や、メインの学びとなる平和学習の考え方、航空機利用を経験させたかった思いや修学旅行で生徒たちに学んでほしいことなどについて話がありました。
その後、旅行担当の宮崎教諭から修学旅行の行程や羽田空港への集合時刻、平和学習や班別自主行動の内容などの概要に加え、大型荷物の取り扱いや服装等の規定、その他の留意事項などについて説明がありました。特に羽田空港への集合時刻が早朝であるため、どのように対処する必要があるのかや、お迎えの際の到着ターミナルに関する留意点、金銭やスマートフォンなどの取り扱いなどについても共通理解を深めることができました。
更に、JTBの石田様からは、旅行業者の立場でキャンセル発生時の取り扱いや病気・怪我等発生時の救援要請の可能性、各種保険の補償内容、航空機搭乗時の手荷物に関する留意事項などについて詳細に説明がありました。
保護者の皆さまには、そうした説明に頷きつつご理解を深めていただけた様子でしたが、最後に実施した質疑応答では、保護者目線での疑問点についてたくさんのご質問をいただき、こちらからの説明不足であった点などについて更に共通理解を深めることができました。
現在の2年生は、高校入学後は特段の制約もなく当たり前のように充実した高校生活を送ることができていますが、小中学校時代にはコロナの影響で、本来経験できるはずであった様々なイベント等を経験できずに悔しい思いをした生徒たちがたくさんいるのだと認識しています。中には小中学校での宿泊行事を経験できなかった生徒もいるのだと考えています。だからこそ高校生にとっては最大のイベントであり、最も楽しみにしているであろう修学旅行では、可能な限り有意義な学びの場を提供するとともに、友情を育み、思い切り楽しんで記憶に残る思い出づくりをしてほしいと願っています。そのために教職員一同、しっかりと準備を重ねて万全の体制で修学旅行に臨みたいと考えています。
保護者の皆さまにおかれましては、日頃から格別のご理解とご協力をいただいているところでございますが、今回の修学旅行が生徒たちにとって忘れられない素晴らしい4日間になるよう、改めてご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
また、様々な理由により説明会に参加することができなかった保護者の皆さま向けに、今後、一斉配信メールを活用して説明会の様子を記録したYoutube動画を保護者の皆さま限定で配信することを予定しています。更に、生徒たちには今後順を追ってスケジュールや決まり事などの詳細について確認していくこととなっています。そうした情報をご家庭でも随時ご確認いただきますとともに、ご不明な点などございましたら、遠慮なく担任等にご連絡いただけますようお願い申し上げます。
生徒たちにとって最高の4日間となるよう、保護者の皆さまとともに力を合わせて準備してまいりたいと思います。
頑張れ、越南生!頑張れ、2年生!
本日の出会いに感謝(入試ファースト越谷)
本日10月11日(土)越谷サンシティにおいてNPO法人埼玉教育ネット様が企画運営する高校進学フェア「入試ファースト越谷」が開催され、本校もブースを出展しました。
昨年度まで本校は、校内で開催する説明会に軸足を置いていたため入試ファーストには参加していませんでしたが、地元越谷での開催であることや中学生世代の高校入学を視野に入れた情報収集の早期化などの観点から、より多くの中学生と保護者の皆さまに本校の魅力をご理解いただくために、本年度から本イベントに参加させていただきました。
本日は、朝から冷たい小雨が振り続け、肌寒い天気となる中、たくさんの皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。
会場は1室に越谷市内の4校が振り分けられ、各校2組4名様分の座席しか設営できない中、本校の待機列にお並びいただいた皆さまの貴重な時間を無駄にしないとの考えのもと、管理職や教諭などでスタッフを増員し、同時説明を5組に増やしてご対応いたしましたが、それでもなお長時間お待ちいただく場面がございましたこと、また、大変混雑していたため、立ったままでのご対応となりました方がいらっしゃったことを心よりお詫び申し上げます。
本日は、校内で行う学校説明会とは異なり入試制度が変更となる下級生の皆さんも多く見受けられましたが、間を空けることなくご説明させていただいたことで、合計88組の皆さまにご対応することができました。
本校ブースにお越しいただいた皆さまは、いずれも本校に高い関心をお持ちであることが十分に伝わってきて、対応するこちらも充実した説明ができたものと感じています。
校長といたしましては、本日お会いすることができた皆さまの中から一人でも多くの皆さんに「南の風」の一員となっていただけることを心より願っています。
頑張れ、中学生!
梅野弘之氏のブログに本校外国語科授業の記事が掲載されました(よみうり進学メディア取材対応)
県内中学生の高校進学を強力に支援し、各高等学校の魅力発信に尽力されている教育ジャーナリストで著名な株式会社メディアバンクスの梅野弘之氏が、昨日10月10日(金)に本校に来校され、よみうり進学メディア埼玉版11月号に掲載される記事の取材活動に対応させていただきました。
今回の取材は、11月号のテーマ「これが高校の授業だ」の一環として県内4校を紹介するもので、その中の1校として本校外国語科1年生の英語の授業をご紹介いただくこととなっています。よみうり進学メディア埼玉版11月号は来月WEB版が公開されるとともに、県内すべての中学校に「新聞」形式で配布され、中学生や保護者の皆さまの目に留まることとなる予定です。
今回は、これに先立ち、梅野氏ご自身が運営するオフィシャルブログに取材の様子を掲載していただきましたのでご紹介します。閲覧を希望される方は、下記リンクからご覧ください。
《梅野弘之オフィシャルブログ》
教育ジャーナリスト梅野弘之氏による学校取材(よみうり進学メディア取材対応)
本日10月10日(金)、中学生とその保護者の方々に高校進学についての情報をお届けしている進学情報紙「よみうり進学メディア埼玉版11月号」への学校紹介記事掲載のための取材をお受けし、記事を提供している株式会社メディアバンクスの梅野弘之氏にご来校いただきました。
梅野氏は、元県立高校の先生で、県内の中学生や保護者の皆さまに高等学校の様々な情報を提供し、中学生の高校進学を支援するとともに、メディアの立場から県内各高等学校の魅力を積極的に発信し、中学生と高校の橋渡し的な活動に尽力されている埼玉教育界では著名な教育ジャーナリストです。
私自身は、縁あって古くからお世話になっている方ですが、今回「よみうり進学メディア埼玉版11月号」の学校紹介記事に本校の授業にフォーカスした記事を掲載するお話を頂戴したことから、外国語科を併設し、国際理解教育の推進に取り組む本校の「外国語科教育」にスポットを当てて取材していただきました。
対象となった授業は、本日の第1限目1年3組(外国語科)の総合英語Ⅰの授業です。授業担当はこのクラスの担任でもある宮本教諭で、本日の内容は教科書に記載された英語長文をいかに速く読み、内容を理解するかというところにテーマを持った授業となりました。また、本日はTT(チームティーチング)でALTのラウル先生にも授業に加わっていただき、より充実した授業を展開することができました。
題材となった英語長文は、誰もがよく知る映画「ジュラシックパーク」のストーリーを要約した文章で、実際の映画の1シーンを見ながら、語句の意味や文章の内容についてペアワークで確認していました。
授業中の指示や説明はAll Englishで行われていましたが、ほとんどの生徒たちは指示や説明をしっかりと理解し、レスポンスよくペアワークを行っていました。生徒たちが取り組むペアワークでの意見交換もすべてが英語であり、授業の中で日本語を聞くことがほぼなかったことに外国語科生徒たちの英語スキルの高さを感じました。
梅野氏は、そうした生徒たちの活動状況とともに、授業者である宮本教諭の学習指導をじっくりと観察しながら、時折動画や静止画を撮影していました。生徒たちには、事前に取材があることや撮影が行われることは周知していましたが、梅野氏の突然の質問にも気さくに対応し、和やかな雰囲気の中で進行していきました。
授業終了後に行われた宮本教諭に対するインタビューでは、授業のねらいや指導のポイント、授業者として生徒たちにどのような想いを持っているのかなどについて引き出していただきました。梅野氏は、元教諭であっただけに教師の立場や考え方を十分に理解しており、宮本教諭もすんなりとインタビューに対応できたようです。
取材終了後には、教育に関する様々なお話をさせていただく機会を頂戴しましたが、その中で、梅野氏からは、本校生徒たちが真摯に文武両道に取り組んでいることだけでなく、人間的にも素晴らしいとのお褒めの言葉を頂戴しました。
今後、本日の授業の様子が記事化され、よみうり進学メディア埼玉版11月号に掲載されて県内中学校に配布されることとなります。中学生や保護者の皆さまにおかれましては、そうした記事を通じて、更に本校の教育活動について理解を深めていただければ幸甚に存じます。
自治理念継承の儀(立会演説会&生徒会役員選挙)
昨日10月9日(木)第6時限目に生徒会の立会演説会と役員選挙が実施され、生徒自治の中枢を担う生徒会役員の世代交代の儀が執り行われました。こうした生徒会役員選挙は、生徒会が存在する学校社会ではどの学校でも行われるものですが、本校においては年度の下半期から翌年度の上半期までの1年間を任期としており、毎年10月のこの時期に新たな役員の選出が行われています。
生徒会組織において一時代を築いた役員の任期が満了するということは、部活動で言うところの3年生の引退と下級生への活動主体の継承と同義であり、言うなれば生徒会組織の世代交代ともいうべき節目の儀式でもあります。
本校は校訓に「文武両道」を掲げ、運動部・文化部を問わず、学問の習熟とともに部活動を教育の軸に据え、自身の趣味嗜好に合わせた課外活動に切磋琢磨しながら情熱を持って取り組むことによって、勉学では得られない実際の体験とその過程で育まれる豊かな人格の形成を目指し、自己肯定感や達成感を高めながら「人」としての成長を促すことに注力しています。
そうした中で生徒会活動は、生徒活動の中心である部活動と同等に位置づけられ、教育活動の理想である「生徒自身の力でより良い学びの環境づくりを目指す」自治活動の根幹であるとも言えます。
また、学校教育の中では政治的思考に基づいて自治活動を学ぶ場は、地歴公民科や家庭科など学問や知識としての学びが多く、実体験としての生きた学びの場はHR活動や部活動、生徒会活動が主なものとなります。そうした活動の中でも生徒会活動は、こうして選挙によって全校生徒の意思で自分たちのリーダーを選出し、選ばれたリーダーを中心に学校全体の自治活動に取り組むという民主主義的な政治の仕組みを体感できる貴重な場であるとも言えます。
一方で、本校の生徒会は活動の盛んな部活動と同等の人数を有し、そのメンバーたちは様々な生徒会行事を主体的に運営しています。日々の活動の様子を見ていると、行事の当日はもちろんですが、そこに至るまでの準備期間にしっかりと時間をかけ、生徒目線の様々な意見を吟味しながら周到に企画を練り、ひとつひとつのプロセスを着実に積み重ねて本番を迎える姿は、まさに高みを目指す部活動の姿と酷似しており、メンバーたちにとっては、今後身を置くことになる社会を逞しくしなやかに生き抜くための大切な財産となっていると感じます。
昨日の選挙には、会長、副会長、会計、書記に各2名の候補者が立候補し、それぞれが自身のマニフェストを掲げて全校生徒に向かって演説をしました。こうした役職に立候補することは、担うべき重責を考えれば、相当な勇気と覚悟が必要なことであり、各候補者の演説を聴きながら、それぞれが心の内に秘める確固たる覚悟と信念を感じることができました。
また、各候補者にはその候補者の魅力を第三者の立場で伝える応援演説者が付き、候補者自身が語る政策信条とは異なる視点で各候補者を力強く支援しました。
そうした中で、定数1名の会長職に2名の立候補があったことはとても重要なことで、複数の立候補者が「自分が学校のリーダーとなって越谷南高校をより良い学校にするんだ」と決意表明してくれたということであり、多くの生徒たちに社会のリーダーを目指してほしいという本校の教育理念を見事に体現してくれたものであると捉えています。
立会演説会では、各候補者の演説と推薦者の応援演説の後、全校生徒による投票が行われました。副会長以下は定数どおりの候補者数であったため信任投票となりましたが、厳正なる集計作業が終了した本日10月10日(金)の朝に開票結果が発表されました。その結果、寺田新会長を中心とする新たな生徒会組織が誕生し、全校生徒に告知されました。これから来年の秋までの1年間、自分たちの意思と行動によって、本校生徒全員が享受できる素晴らしい環境づくりに尽力してほしいと願います。
また、岩舘前会長以下旧生徒会役員の皆さんは、これまで1年間本校の生徒による自治活動の中枢を担い、様々な生徒会行事を大成功に導いてきました。岩舘前会長の常に凛とした振る舞いや、献身的に自身の役割を全うしようとする前副会長以下中心メンバーたちの愚直な姿は、確実に次世代生徒会メンバーの目と心に焼き付いており、皆さんが刻んできた足跡は、生徒自治の理念として、そしてまた本校の伝統として次世代の生徒会に継承されていくのだと思います。
そうした意味では、旧役員の皆さんは、本校の歴史に貴重な1ページを刻んだと言えます。これまでの皆さんの実直な取組に感謝の気持ちを込めて「お疲れさまでした」と伝えたいと思います。
頑張れ、越南生!頑張れ、生徒会!
【新たな生徒会役員の皆さん】
会長 寺田悠真(2年)
副会長 白石悠太朗(2年)、鈴木瑛二(1年)
会計 永森さくら(1年)、小林主磨(1年)
書記 鵜川紗友姫(2年)、髙橋一翔(1年)
次世代「南の風」の皆さんへ(第4回学校説明会)
本日10月4日(土)本校体育館において約600組1200名の中学生とその保護者の皆さまにお越しいただき第4回学校説明会を開催しました。ご参加いただきました皆さまにおかれましては、大変ご多忙の中お時間を確保してご来校いただき心より御礼申し上げます。
本日ご参加いただきました皆さまの中には、夏季休業期間中に実施した説明会への参加が叶わなかった方も多数含まれていると認識しております。本来であれば、もう少し早期にこうした機会をご提供すべきところでございましたが、本日までお待たせすることとなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
また、様々なご事情により、本日の説明会への参加が叶わなかった皆さまにおかれましては、11月15日(土)開催予定の次回説明会にご参加いただけますようお願いいたします。
今回の学校説明会は、基本的に前回までのものと内容の変更はありませんが、10月を迎え、少しずつ秋の訪れを感じられる過ごしやすい気候になってきたことから、会場を一度にたくさんの方にお集まりいただける体育館に移して開催しました。
例年10月の説明会はたくさんの方にお申込みいただいており、1人でも多くの方に参加いただきたいとの考えから本年度は定員を各回300組600人とし、2部入れ替え制(合計600組1200名)として開催しました。どちらの会も定員上限のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。
冒頭で行った校長挨拶では、「高校は中学と異なり学校によって提供される学びの内容が異なること」や「志望校を決める上で何を大切にするべきか」などについてお話ししました。
教頭からは、本校の学校概要に関する説明をはじめ、本校が目指している教育活動や生徒たちが取り組んでいる学習活動、高校生活を彩る部活動や課外活動、更には入学者選抜情報など、本校に関する様々な情報や学校全体の特色などについて具体的にお話ししました。
その後、国際部からは、本校のもう一つの特色である外国語科の学びについて詳細に説明しました。普通科とは一線を画し外国語科として取り組む独自のカリキュラムや外国語科の生徒だけが享受することができる特色ある学びのスタイル、海外に飛び出すことを視野に入れた将来設計など、外国語科ならではの魅力について理解を深めていただきました。
約1時間の説明会は各回とも生徒会生徒たちの進行で進み、終了後には希望者に対する個別相談ブースも設置して、それぞれの疑問点や相談ごとなどに丁寧に対応させていただきました。
また、説明会の前後では校内の施設設備や部活動の様子などを自由にご見学いただき、本校での高校生活に対するイメージを膨らませていただきました。本日お越しいただいた皆さまには、本校が志向する「高いレベルでの文武両道の実現による人格の形成」や実際に取り組んでいる生徒たちの様子、学校の雰囲気などについて理解を深めていただけたものと感じています。
今後、他校などとも比較しながら出願に向けて志願先を決定していく重要な時期を迎えます。校長といたしましては、冒頭でお話ししたとおり、すべての中学生の皆さんが有意義な高校生活を送るために、それぞれ自分が納得できる教育活動に取り組む学校を選んでほしいと願っています。
その上で、本日お越しいただいた皆さんの中から、1人でも多くの皆さんに本校を最終志願校として選んでいただければ大変嬉しく思います、私たち教職員は、来春皆さんが「南の風」の一員として本校での高校生活に挑戦してくれることを楽しみにしています。
頑張れ、受検生!頑張れ、未来の「南の風」!
ついにこの日が。「Last Olive」に秘めた想い(衣替えの儀)
「春夏秋冬」という四季の訪れと、それぞれの季節の風物詩が我が国の大きな魅力ですが、近年の地球温暖化の加速に伴い、我が国でも年々春と秋が短くなり、その分夏と冬が長期化しています。特に近年の夏の暑さは尋常ではなく、春であったはずの5月頃には気温が30度を超え、夏季には40度に迫る酷暑、10月になっても猛暑が続く灼熱の気候が当たり前となりつつあります。
本校では、こうした気候変動を考慮して、衣替えの時期については移行期間1ヵ月を含めたもの(5月から10月までは軽装可)としていますが、基本的には9月30日をもって衣替えとなり、本日からほとんどの生徒たちが夏場に着用した越南伝統のオリーブカラーの制服を脱ぎ、男子は黒色、女子は紺色を基調とした冬服を身に纏って登校してきました。冬服での登校初日となった本日は、朝からあいにくの雨模様で気温もさほど高くなかったため、上着を着用して登校する生徒の姿が目立ちました。
教育の現場では、衣替えに限らず、日本古来の伝統やしきたり、四季折々の歴史や文化を身近に感じる教育活動は情操教育や日本人としてのアイデンティティーの育成にとても重要な役割を果たしており、日本人の持つ心の豊かさもこうした教育活動によるところが大きいと感じています。
一方で近年、地球温暖化が加速度的に進み、夏は気温40度に迫る酷暑の日々が、冬は氷点下の極寒の日々が連日続くとともに、豪雨や雷、突風、竜巻や自然火災などが多発するなど、異常とも言える気象状況が年々拡大しています。私が今の生徒と同年代の頃と比べると単純に5度以上気温が上昇しており、現在の若者たちが親となり老後を迎える時代には、どのような生活が強いられるのか本当に心配でなりません。
そうした中、本校生徒たちも恒例の衣替えの時期を迎え、本日より紺色の冬服を纏って学校生活を送りはじめました。本校の制服は夏服・冬服ともに日本を代表するデザイナーである森英恵氏のデザインによるもので、特に夏服は純白とオリーブカラーの配色を採用していることで、良くも悪くも一目瞭然で本校の生徒と分かる独自性の強い制服となっています。
生徒からすると、他校には見られない独特の配色であることから、このオリーブカラーの制服には賛否両論があるようですが、確かに見た目のインパクトは大きいものの、着用している生徒たちの姿を見ていると、男子はとても爽やかに、女子はとてもキュートに見えることから、大人の感覚としてはとても素敵な制服であると認識しています。
生徒たちも、初めてオリーブカラーの制服に袖を通すときは戸惑いがあるようですが、みんなで着ているうちに徐々に愛着が強くなるようで、女子用セーラーの襟部分にあしらわれたオリーブカラーの格子柄を「メロンパン」と称して楽しんでいるようです。
そんな生徒たちの中でも3年生にとっては、この衣替えで3年間愛着を持って着用したオリーブカラーのセーラー服を着ることができなくなることから、切ない想いを持っている生徒がいるようです。3年生女子界隈では「Last Olive」というワードが囁かれ、オリーブカラーの制服を着ることが最後となったことに対して寂しい気持ちを表現していました。
制服に限らず校章や校歌など、生徒たちが母校の様々なアイテムに誇りや愛着を持つことはとても重要な意味を持っており、そうした姿はすなわち自分自身の学校生活に対してポジティブな想いを持つことができている証であるとも言えます。
はじめて着るときには戸惑いのあったオリーブカラーも、日を重ねるごとにやがて当たり前となり、そして最上級生となった今、失うことへの寂しさを感じる。まさに制服を含めた自分の3年間の歩みを肯定できた結果であると言えます。そうした意味では、本校での教育活動が皆さんにとって有意義なものであったということでもあり、皆さんに寄り添ってきた我々教職員にとっては、何より嬉しいことでもあります。
3年生にとっては、もうオリーブカラーの制服を纏って登校することはなくなりますが、皆さんには、まだ卒業まであと半年間の高校生活が残っています。冬服に着替えて生活するこれからの日々は、「自己実現」という人生最大の挑戦の時期に突入することになります。「なりたい自分」を手にするための最終章を迎え、楽しいことよりも苦しいことの方が多い時期であるとは思いますが、そうした中でも、ともに過ごし、友情を育んできた仲間たちとの関係を大切にし、卒業してからも本校での高校生活を「大切な記憶」と思えるよう、カウントダウンが始まった本校での高校生活を、日々噛みしめながら大切に過ごしてほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、3年生!