2025年2月の記事一覧
たくさんの理事の皆さんの出席に感謝(PTA後援会第3回理事会)
本日2月8日(土)、本年度最後となるPTA・後援会第3回本部会並びに理事会などが開催されました。本部役員及び理事の皆さまには、貴重な休日にご出席いただき、心より感謝申し上げます。
本日は13時から会議室にて本部会が行われ、理事会の議題及び会議の進行について確認し、続いて13時50分からLL3にて理事会が行われました。
本日の理事会では、多数の理事の皆さまにご出席いただき、本部並びに各委員会の下半期の活動が報告されるとともに、3月に行われる入学許可候補者説明会や次年度入学式での対応などについて話し合われました。
また、令和7年度事業計画の概要について協議され、大まかな活動の骨子がまとめられるとともに、次年度の役員改選などについても確認されました。
理事会終了後は、15時10分から学年委員会、15時50分から専門委員会が行われ、それぞれの学年や委員会にて本年度の取りまとめと次年度に向けた検討がなされました。
すべての日程が終了したのは、既に暗くなりかけたころで、半日の会議の中で次年度につながる様々な議論がなされ、全体での本年度最後の活動を締めくくりました。
近年、義務教育学校を中心にPTA活動の位置付けについて様々な議論が起こり、PTA活動そのものの是非が問われるなど、PTA活動の土台が揺るがす報道なども散見されますが、そもそも地域に密着した義務教育学校のPTA活動と高等学校におけるPTA活動は性格が大きく異なるものであり、県内広域から生徒が集まる高等学校におけるPTAの位置付けは、人的・財政的支援の面から見ても学校運営の特色化を支え、生徒に有意義な学習環境を提供するために多大な影響を与えるものでもあります。言い換えれば、県立学校は県の支援だけでは学校を運営することが困難であり、PTA・後援会の皆さまの活動やご支援があるからこそ、生徒に充実した学びの環境を提供することができているということでもあります。
各理事の皆さまには、年に数回の会議等にご出席いただくなどのご負担をおかけいたしますが、理事の皆さまのそうしたことに対するご理解とご支援により、本校においても様々な面で、生徒たちがそれぞれの目指す自己実現のための活動に効率よく没頭できる環境を提供することができているのが実情でもあります。
保護者の皆さまにおかれましては、PTAの活動に対して様々なお考えがあることは承知しておりますが、お子様が有意義な高校3年間を送るためにも、PTA・後援会の諸活動に対しまして格別のご理解とご支援を賜るとともに、理事の皆さまの活動に対しましてもご理解を賜りますようお願い申し上げます。
多様なご助言に感謝(第2回学校評議員会、学校評価懇話会)
昨日2月4日(火)本校応接室及び会議室において令和7年度第2回学校評議員会並びに学校評価懇話会を開催いたしました。各委員の皆さまには、年度末の大変ご多用の中でご出席を賜り、心より感謝申し上げます。
学校評議員会は、本校における第三者評価的な意味合いを持ち、学識経験者や地域の代表者、近隣教育機関や行政担当者などの中から、本校の場合は5名の皆さまに委員を委嘱させていただいており、年2回の会議を開催して、本校が目指す学校像に向けた具体的な教育活動の取組目標や方策、成果などについて情報を共有し、第三者のお立場からのご意見をいただきながら、学校教育活動の改善に取り組んでいくものです。
学校評価懇話会は、更に視点を増やし、学校評議員の皆さまに保護者代表2名と生徒代表3名を加え、より多様な立場からのご意見をいただきながら、改善を加速させようとするものです。
当日は、委員の皆さまのご都合もあり、学校評議員会は授業見学を中心に学校教育活動の実態を把握していただきました。授業では様々な科目の教室にお邪魔しましたが、どの科目でもICTを効果的に活用しながら質の高い教育活動が行われており、多くの生徒たちが主体的に学んでいるとのお褒めのお言葉を頂戴しました。
学校評価懇話会では、本校教頭から自己評価システムシートや学校評価アンケートの結果などを中心に1年間の取組成果を報告するとともに、進路指導主事や国際部主任からそれぞれの取組について具体的な説明をいたしました。
委員の皆さまからは、委員として同席した生徒会生徒に対して授業におけるICT機器の活用性やPISAタイムの学習成果などについて生徒目線での意見を求められたり、インスタグラムや学校ホームページなどのネットを活用した広報活動への評価をいただいたり、外国語科特有の取組に深い興味を持っていただくなど活発なご意見を頂戴することができました。
また、大学入試の変容と対策や外国語検定の重要性など高校卒業後を見据えた指導の在り方、学校評価アンケートの在り方など多岐にわたる内容が話し合われました。
今回の会議では、生徒を含めた多くの委員の皆さまから、本校の取組について一定の評価をいただくとともに、多様な視点から課題解決に向けた問題定義や生徒のモチベーションが教育活動に与える影響など、貴重なご意見をいただくことができました。
学校といたしましては、本日いただいたご意見などについてしっかりと検討をすすめるとともに、実現可能なものから改善を図ってまいりたいと考えております。
委員の皆さまには、今後とも本校の教育活動にご理解とご助言を賜りますようお願い申し上げます。併せて生徒及び保護者の皆さまには、両会議の概要につきまして、以上のとおりご報告いたします。
決勝進出の壁に跳ね返され…(サッカー部新人大会準決勝)
本日2月1日(土)越谷市しらこばと運動公園陸上競技場にて、サッカーの東部支部新人大会準決勝が行われ、先週行われた準々決勝を4対2で勝利して準決勝にコマを進めていた本校サッカー部が出場しました。
しらこばと運動公園は、地元越谷市が管理する総合運動公園であり、近年サッカー専用スタジアムで使用されている常緑の洋芝と異なり、冬には枯れてしまうティフトン芝ではあるものの、天然芝の競技場でプレーできることは、サッカープレーヤーにとっては恵まれた環境であり、結果を積み重ねた者しか味わうことのできない貴重な1日となりました。
対戦相手は、東部地区有数の強豪校である越谷西高校となりました。越谷西高校は、昔から運動部活動に力を入れ、どの部活動も東部地区を代表する学校として名を馳せてきたスポーツ重視の学校であり、サッカー部も、ここ20年ほど東部地区の覇権を争う好成績を収めてきました。それ故に、自然と強豪クラブチームなどから公立志向の地元の優秀な選手が数多く集まり、個人スキルや戦術理解度が高い選手が多数在籍するチームとなっています。近年は、顧問の異動などにより勢力分布が変化し、私立高校の後塵を拝していますが、それでもなお強豪校であることに変わりはなく、本校にとっては挑戦者として試合に臨むこととなりました。
試合は午前10時に越谷西高校のキックオフで始まり、戦前の予想通り開始直後からボールを握られ、少ないタッチから大きな展開へと移る攻撃は見事で、完全にゲームを支配され、フロントコートにボールを運べない展開が続きました。
監督からは、試合前に開始10分の集中力と守備重視のゲームプランが示され、心構えはできていたものの、相手のポゼッションについていけず、押し込まれた場面ではCK(コーナーキック)に逃れるのがやっとの苦しい時間が続きました。それでも本校イレブンは、集中を切らさず、強固なブロックを形成して跳ね返し続け、効果的な攻撃には移れないまでも、だんだんと守備のリズムが構築されていきました。
それまで何度かあったピンチを凌いでゲームが膠着し始めた矢先で迎えた前半25分、ハーフライン左サイドのミドルゾーンでセカンドボールを拾われ、ディフェンスラインがアップしようとした一瞬の隙にゴール正面のバイタルエリアにアーリークロスを入れられ、1人残っていた相手FW(フォワード)にディフェンスラインの背後に抜けられてしまいました。本校はサイドバックとセンターバックがサンドする形で突破を阻もうと試みましたが、その真ん中を上手く抜けられて、ゴール正面から左上の隅にミドルシュートを叩き込まれ、痛恨の失点となりました。苦しいながらもリズムができつつあった時間であったため、選手たちが受けたダメージは大きく、掴みかけた流れが一気にふりだしとなってしまいました。
その後も相手の猛攻は波のように続き、苦しい展開は続きましたが、本校イレブンも粘り強くボールに喰らいつき、前半は1点ビハインドのまま終了しました。
ハーフタイムには、相手がピッチサイドで休んでいるのに対して、本校は一旦ロッカールームに引き上げて、心と身体のリセットを図りました。勝てば夢の県大会出場という舞台に過度な硬さが見られた前半でしたが、闘志は決して失ってない本校イレブン。前節の鷲宮戦で今大会初めて先制点を奪われた後、後半怒涛の攻撃で4点をもぎ取り勝利したことが思い出され、監督やコーチからの指示をしっかりと頭に叩き込んで、気合十分で後半のピッチに飛び出していきました。
すると、後半開始から運動量に勝る本校に流れが傾き、敵陣での攻防の時間が徐々に増えてきました。前に出てセカンドボールを拾い、相手を執拗に追いかけてボールを奪うなど、相手を苦しめる場面が増えましたが、肝心のフィニッシュシーンまでは持ち込むことができず、相手ディフェンスに跳ね返される展開が続きました。
決め手を欠く本校イレブンに対して、相手は奪ったボールを丁寧にポゼッションし、徐々にリズムを取り戻され、残り時間が刻一刻と少なくなっていく中、本校は1点を返すために前がかりとなり、その隙を突かれて相手に大きなサイドチェンジから背後へのスルーパスを幾度となく通され、あわや失点という大ピンチが何度かありましたが、最終ラインとゴールキーパーの体を張ったプレーで凌ぎ続けました。
本校は、なんとか同点弾をゲットすべく、フレッシュな選手を同時に2人投入し、更なる攻撃の活性化を図りますが、百戦錬磨の相手は冷静に本校の攻撃を跳ね返し続け、前半に失った1点が重くのしかかるまま、最後まで相手ゴールのネットを揺らすことが叶いませんでした。
試合終了を告げる無念のホイッスルを聞いたイレブンは、全力を尽くしたものの、心は不完全燃焼のまま、強烈な悔しさで一杯となったのだと思います。ただ、客観的に見れば、メンタルの成熟度では本校の方が勝っていたものの、やはり技術や戦術の面では相手に一日の長があったことは否めません。そうした「差」を体感し、素直に受け止めることも、今後の成長のためには重要なスキルのひとつであると言えます。
試合後、応援に駆けつけてくださった保護者の皆さまに対して挨拶する際に、キャプテンが「全力を尽くしたが勝つことができなかった。でも明日は絶対に勝って、必ず賞状を持ち帰る」と力強く語っていたことが印象に残りました。
勝負事には勝者もあれば、敗者もあります。たとえ敗者となったとしてもタダで起き上がるのではなく、敗れたことから何かを掴んで成長につなげ、次こそは自分たちが勝者となるんだと強く心に誓うことができれば、必ず道は拓けるものです。サッカーは思い通りにいかないからこそ面白いスポーツなのです。本校イレブンには、強豪校ばかりがひしめく春の関東大会予選に向かうためにも、明日の3位決定戦でこの悔しい想いをリベンジし、笑顔で大会を終えてほしいと願います。
本日も、ご多用の中、多くの保護者の皆さまにスタンドにてご声援を賜り、心より感謝申し上げます。残念ながら、本日は勝利でお応えすることができませんでしたが、皆さまのご声援が生徒たちを力強く後押ししていただけているものと感じております。生徒たちは、明日今大会最後の試合となる3位決定戦に臨みます。今後とも、変らぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、サッカー部!