2025年2月の記事一覧
僅か0.5ポイント先の全国大会…(チアダンス部USA地区大会)
本日2月24日(月)アイル・アリーナウイング・ハット春日部(春日部市総合体育館)にて開催された「All Japan Cheerleading & Dance Championship」埼玉大会に本校チアダンス部が出場しました。
この大会は、毎年12月から2月にかけて全国14カ所の都市での地区大会と、Virtual大会、Nationals進出判定会を加えた16のリージョナルス(地区大会)を開催し、各大会で基準点を超えたチームが3月末に幕張メッセで行われるUSA School&College Nationals 2025(全国選手権大会)の出場権を獲得するレギュレーションとなっている、まさにチアリーディング・ダンスの頂点を決める最大級のチアリーディング&ダンス選手権大会です。
大会は、SC School&College Cheer(学校団体対象/チアリーディング部門)、SD School&College Song&Dance(学校団体対象/ダンス部門)、AC All Star Cheer(クラブチーム対象/チアリーディング部門)、AD All Star Dance(クラブチーム対象/ダンス部門)の4つの部門に分かれ、埼玉大会ではSDとAD部門での開催となりました。
今大会には子供から大学・一般まで93チームがエントリーし、本校が出場するSD(高等学校編成)Song/Pom部門には18チームが出場、本校は全体の28番目に登場しました。
SD部門は演技時間が1分45秒~2分15秒と規定されており、2分あまりのわずかな時間の中で、演技のダイナミックさやシンクロの美しさ、音楽に合わせた表現力、表情やダンスそのものの美しさなどを表現しなくてはなりません。
演技時間が迫り、演技エリア脇で待機する部員たちの表情は、緊張感に包まれながらも、精一杯楽しんで踊ろうという覚悟も感じられ、良い演技ができそうな気がしました。
入場ゲートに4列に整列した後の一瞬の静寂の中、リーダーの掛け声に合わせてゲートから演技エリアに入場した部員たちは、背筋が伸び、凛々しい表情で配置につき、会場に響き渡る音楽に合わせて一気にボルテージMAX。25人全員が弾ける笑顔で一斉に踊り出し、手の先からつま先までしっかりと意識した見事な演技を披露しました。その様子はまるでたくさんの花が一斉に咲き誇るようで、部員たちの美しいパフォーマンスに一気に引き込まれてしまいました。
定番のラインダンスも複雑なフォーメーションチェンジも見事に決まり、2分余りの演技があっという間にエンディングを迎え、最後はポンポンを使ってキュートな締めくくりとなりました。
演技が終わり、背筋を伸ばして演技会場を後にする部員たちの姿を見ながら、一つひとつの演技を合わせるために、厳しい練習環境の中でも弱音を見せず、互いに声を掛け合い、心を一つにして努力を積み重ねてきた姿を思い出し、心が熱くなる思いでした。
第1部に出場したすべてのチームの演技が終了して行われた結果発表では、高等学校編成Song/Pom部門のLarge(16~24人)/Super Large(25人以上)の部で第2位を獲得することができましたが、100点満点中77点以上の得点のチームに与えられるNationals(全国大会)出場権獲得には僅か0.5ポイント足りず、残念ながら全国大会進出を逃す結果となりました。
終了後、会場から出てきた部員たちは、全国大会出場を逃した悔しさを滲ませながらも、あと0.5ポイントまで迫った自分たちの演技に対する評価の高さに一定の手応えと達成感も感じていたようで、6月に開催される夏季大会では、本気で全国を狙えるという自信がわいてきたようでした。
事実、全国に進出する少人数編成のチームの中には、本校の演技の方がレベルが高かったのではと思えるチームもありました。ただ一方で、全国に進んだ強豪校とは明らかな差があったことも事実です。部員たちには、今回のパフォーマンスに満足することなく、夏の大会で更なる高みを目指して、日々地道に精進してほしいと願います。
また、本日は貴重な休日にも関わらず、たくさんの保護者やご家族の皆さまにご声援をいただき、心から感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、チアダンス部!