【校長室】PTAの在り方を考える(全国高P連大会参加報告)
8月22日(木)、8月23日(金)の2日間、茨城県水戸市のアダストリアみとアリーナ他で令和6年度全国高等学校PTA連合会大会2024茨城大会が開催されました。
本校からは学校の代表として校長が参加したほか、PTA後援会を代表してPTA本部役員と後援会役員の皆さまに参加していただき、PTA活動に係る諸課題に関する研修(有識者による後援会など)や全国から参加したPTAの皆さまとの情報交換を行ってまいりました。
大会初日となった8月22日(木)は、開催県が設定した5つのテーマ別の分科会会場にて研修が行われ、本校からは3つの分科会に分かれて参加しました。
水戸市民会館で行われた第3分科会では7男2女の母親として奮闘する「日本一有名な大家族のお母さん」と呼ばれる石田千惠子氏による講演会を傾聴するとともにフリートークによる情報交換などにより、家族の在り方や子育ての秘訣などについて研修しました。
ひたちなか市文化会館で行われた第4分科会ではご自身もPTA役員を歴任しながら花園大学の教授を務める炭谷将史氏による講演会とグループトークにより、PTA不要論や任意加入が声高に叫ばれる近年の単P(各校PTA組織)の課題や今後の組織運営の在り方について情報交換を行いました。
小美玉市四季文化館みの~れで行われた第5分科会では、国立教育政策研究所総括研究員の志々田まなみ氏による講演会とグループトークにより、学校とPTAだけでなく地域も巻き込んだ新たな教育支援体制の在り方として国が導入が進めるコミュニティ・スクールについて理解を深めました。
大会2日目はアダストリアみとアリーナに全国から5,500人余りの学校及びPTA関係者が集結し、文部科学副大臣のあべ俊子氏や全国高P連会長の話を傾聴するととともに、各校、支部、県、地域、全国とつながるPTA連合会の各組織で活躍された個人や団体の功績を讃えた表彰式が行われました。本校からは昨年度に東部支部長並びに埼玉県副会長を務めた神田亜希子(現後援会長)が、昨年度の活動の功績を讃えられ、個人表彰を受けました。
その後、基調講演として地元茨城県出身で第72代横綱として角界をリードした二所ノ関部屋の親方、二所ノ関寛氏(元横綱稀勢の里)による「人材育成の不易流行」というテーマでの講演会を傾聴し、常識やしきたりにとらわれない組織づくりと人材育成の考え方について考える機会を持ちました。
あっという間の2日間でしたが、分科会、総会ともに学びの多い大会で、本校におけるPTA活動の今後の在り方を考える上で大変参考となる貴重な機会となりました。ご多忙の中、平日にもかかわらずご参加いただきました役員の皆さま、誠にありがとうございました。
なお、大会の詳細は9月14日(土)に開催いたします第2回理事会でご報告する予定でございます。