校長ブログ

【校長室】「芸術の秋」到来!(文化部活躍の季節)

 我が国は、国が位置する北緯や島国であること、東南には大きな海が広がっていることなどから、1年を通じて春夏秋冬の四季が存在し、季節ごとの気候変化が明確に感じられる世界でも類を見ない特徴ある国であり、先日の「越南ブログ」に紹介された地理総合の授業でも取り上げられていたケッペンの気候区分では、日本はほぼ温暖湿潤気候か湿潤大陸性気候に属するとされています。

 こうした特徴に合わせて、我が国では古くから季節に応じた行事や風習、祭りやしきたりなど、風土に合わせた特色ある文化が各地で生まれ、大切な伝統として代々受け継がれてきました。近年のインバウンドにより世界中から我が国を訪れる外国人が、「日本」を目的地とする理由の一つが、この四季折々特有の風情や文化であるとされています。

 私たち日本人にとっては日常であり、もはや特段の魅力も感じないほど当たり前となった四季ですが、外国人にとってはとても魅力的で興味深いものであり、我が国の安定した治安状況やインフラの利便性、環境衛生や「おもてなしの心」を持った国民性などと相まって、世界中の人々の「行ってみたい国」ナンバー1に選ばれる理由ともなっています。

 さて、10月下旬と言えば暦の上では冬の到来を感じるべき季節のはずですが、今年は観測史上最も暑かった夏の余韻が未だ感じられる中、最近やっと長袖のシャツや上着が手放せなくなってきて、ようやく「秋がやってきたな」と本格的に感じています。

 わが国では、「秋」は気候が安定し過ごしやすく、何をするにも適切な時期であるとされ、四季の中でも最も良い季節であるとされています。故に「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」「収穫の秋」「味覚の秋」など、「秋」に因んだ様々なワードが生まれ、それぞれの趣向に合わせた過ごし方をするのが一つの幸せの形となっています。

 そうした中で、文武両道を校訓とし、勉学とともに部活動に情熱を注ぐ生徒たちが多い本校では、「芸術の秋」という言葉も見逃せないワードの一つであると考えています。

 「芸術の秋」という言葉の由来は諸説あるとされていますが、一説にはある雑誌の記事がきっかけとなったといわれています。今から106年前の1918年に発行されたある雑誌の中で「美術の秋」という記載があったことから派生したことが「芸術の秋」の由来とされ、加えて、秋には日本を代表する各種展覧会が集中して開催されることからも「芸術の秋」といわれるようになったとされています。

 学校の部活動というと、その活動のインパクトから、どうしても運動部活動の方が活発な活動に見られがちで、ことさら「スポーツの秋」を連想しがちですが、運動部の各競技において新人大会等の公式戦が盛んに開催される一方で、本校では文化部の生徒たちも運動部員たちに負けず劣らず熱心に活動し、輝かしい成果を上げ続けています。

 文化部の活動は、その特性から自分の感性やスキルに向き合うことが求められ、スポーツの活動に比べて派手さはなく、自分以外に向けた外向きなエネルギーを感じにくい傾向がありますが、その作品の本質には、観る人聴く人に対する作者の熱いメッセージが込められており、制作背景や創造されたストーリーには、スポーツと同様に「人の心を動かす力」が確実に存在するものだと考えています。実際、演劇部や吹奏楽部などの公演を見に行くと、知らず知らずのうちに心をグラグラと動かされる場面に遭遇し、決まって涙腺が崩壊しそうになる自分と向き合うことになるのです。

 そんな「芸術の秋」は、高校生文化部員たちにとってもやはり重要な発表の時期であるとされており、実際に様々な文化部活動の公式大会に相当する発表会や展示会が次々と行われます。この時期に開かれる発表会や展示会の多くは、次年度実施される全国高等学校総合文化祭(文化部のインターハイ)の県内選考会を兼ねたものが多く、生徒たちにとっては来夏の全国大会出場権を賭けた真剣勝負の場となっています。

 本校文化部の部員たちも、下記のとおりそれぞれのステージで日頃の努力の成果である作品を出展・披露いたします。ご家族の皆さまや学校関係者に限らず、生徒たちが情熱をかけて作り上げた作品の数々を、一人でも多くの皆さまにご覧いただきたく存じます。そして、ご覧いただいた時に感じた素直な感想や生徒たちの活動に対する想いなどを直接伝えていただくことができれば幸甚に存じます。

 各発表会や展示会では、皆さまのご来場をお待ちしております。

【演劇部】

 大会名 2024演劇fair in そうか(草加フェア)

 日 時 11月3日(日)※本校の作品上映は15時開演となります。

 場 所 草加市立中央公民館ホール

【写真部】

 大会名 第41回埼玉県高等学校写真展

 期 間 令和6年11月6日(水)~11月10日(日)

 場 所 埼玉会館

【書道部】

 大会名 第63回埼玉県高等学校書道展

 期 間 令和6年11月20日(水)~11月24日(日)

 場 所 県立近代美術館

【美術部】

 大会名 第67回埼玉県高等学校美術展

 期 間 令和6年11月27日(水)~12月1日(日)

 場 所 県立近代美術館