【校長室】旅の終わりに…(2年生修学旅行最終日)
本日12月11日(水)、2年生は修学旅行最終日となりました。
本日の行程は大阪・京都の歴史や文化を学ぶクラス別研修でした。生徒たちは3クラスずつ平等院から清水寺見学、大阪城から嵐山散策、金閣寺から嵐山散策の3コースに分かれて、それぞれの街並みや建造物の背景にある歴史と文化を肌で感じながら、古(いにしえ)の時代の人々の暮らしぶりを想像していました。
私は金閣寺と嵐山散策のコースに帯同しましたが、数十年ぶりに見た金閣寺は相変わらず絢爛豪華に輝いており、生徒たちもその煌びやかさと猛烈な残暑のおかげで今頃真っ赤に色付いた美しい紅葉に見惚れているようでした。
次に向かった嵐山では、名勝の渡月橋を背景にクラス写真を撮影しましたが、今夏の大雨で起こった氾濫の爪痕が生々しく、橋の下流では重機が入って川底の土砂の撤去作業が行われていました。ただ生徒たちは嵐山駅周辺の観光ストリートに並ぶ土産店を中心に仲の良い仲間たちと三々五々に散策を楽しみ、袋いっぱいのお土産を片手に笑顔でバスに戻って来ました。
その後は京都駅前の都ホテルで昼食を摂り、15時過ぎの新幹線に分乗して、一路東京駅に向け帰路につきました。
東京駅に到着後、改札を抜けたところで流れ解散となり、先ほど全員がそれぞれの帰路につきました。
今回の修学旅行を通じて感じたのは、生徒たちの自立、自律した思考と行動でした。もちろん些細な違反や忘れ物など指導を受ける場面は散見されましたが、総じて協調性や社会性を持った活動ができ、安心して引率を終えることができました。これは、日常生活を通じて皆さんが身に付けた財産であり、越南生の素晴らしい資質であると言えます。生徒たちは大人として成長するための貴重な経験ができたのではないかと考えています。
一方で、何名か体調不良により個別に対応する場面はありましたが、概ね安全・安心な旅行が実施できたのは、生徒たちの心掛けはもとより、ご家庭でのご指導のおかげであると考えており、心より感謝申し上げます。また、生徒たちを心良く送り出してくださった保護者の皆さまに重ねて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
生徒の皆さんには、明日1日ゆっくりと身体を休め、13日(金)にはリフレッシュして笑顔で登校してほしいと願います。そして、修学旅行の余韻を楽しみつつ、気持ちを切り替えて更なる飛躍に向かってほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、2年生