校長室より

PTA組織の意義(県高等学校PTA連合会総会)

 昨日6月9日(月)埼玉会館小ホールにて、埼玉県高等学校PTA連合会総会が開催され、本校PTA会長とともに参加してきました。

 埼玉県高等学校PTA連合会は、本校をはじめとした県立高等学校の単P(単位PTA:各学校のPTA組織のこと)の活動を支援するために設立された組織で、各校のPTAにとって情報交換や研修の場となっており、それぞれの学校のPTA役員の方々が、安心して適切な活動を実践できるよう、様々な支援を行っています。

 本日は、年に1度開催される総会で、すべての県立学校のPTA会長と管理職が参集し、県の事務局を中心に行われる事業や予算等について審議しました。

 また、本県は本年度行われる関東高等学校PTA連合会大会の開催県となっており、前年度役員を中心に準備を重ねてきた大会が1か月後に迫る中、令和8年度の新役員の方々の選出と業務のバトンタッチが行われました。

 本校においても、5月10日の総会にて世代交代が行われたように、県組織においても新旧役員の交代があり、ようやく本格的に令和7年度がスタートした形となりました。

 会議の中では、西部地区のとある高校のPTA会長から、昨今のPTA非加入問題について意見があり、多くの学校で抱える共通の課題が浮き彫りとなりました。

 本校は、おかげさまで保護者の皆さまのご理解により、すべての保護者の皆さまに加入していただいており、後援会組織とともに学校が生徒に提供する教育活動の充実に大きく寄与していただいていますことに心より感謝申し上げます。

 現在の高等学校は、義務教育諸学校とは異なり、PTAや後援会などの組織のご支援がなければ、教育活動そのものを維持することができない状況であることも事実です。特に財政面でのご支援は、どの高等学校においても学校教育活動の大変大きな支援となっています。私たち教職員は、生徒に提供する様々な学びの場をどのように質高く提供するのかを具現化することが使命であり、その職責は大変大きなものと認識していますが、そうした教育活動の実践には、保護者の皆さまの格別のご理解とご協力、そしてご支援が不可欠でもあります。

 今後とも、PTA会長や後援会長を中心とした各組織の円滑な活動にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。