校長ブログ

「1,056」(第1学期終業式)

 本日7月18日(金)、午前9時より第1学期終業式を実施しました。本来であれば、体育館に全校生徒を集合させて対面で実施したいところですが、本校では、暑熱対策の観点から生徒の健康管理を優先し、夏季の集会行事はリモート(映像配信)にて実施しており、昨日の表彰式及び壮行会に続き、本日の終業式も冷房の効いた快適な教室にてリモートでの実施となりました。

 終業式の冒頭で行った校長講話では、「1,056」という数字をテーマに、生徒たちにとっては長いようでアッという間に終わってしまうのが慣例である夏季休業期間をどのように過ごすべきかについてお話ししました。

 講話の中では、スティーブ・ジョブズやデール・カーネギーの言葉を引用し、限りある時間を無駄にすることなく、自己実現のために必要だと思うことや自分がやりたいと思うことに思い切り挑戦してほしいと伝えました。

 私は、以前から「今、この瞬間を大切にできない人は、明日も明後日も大切にすることはできない」と考えています。また、どんな状況であっても、「自分の置かれている現在の環境で花を咲かせようとすることができない人は、条件の整った環境に行っても決して花を咲かすことはできない」とも考えています。

 だからこそ、できない理由を探したり、自分が置かれている現状に不平不満を唱えるのではなく、何事も、目の前にある現状を受け入れて、その中で全力を尽くし続けることのみが成功への唯一の道なのだと生徒たちに伝えました。

 人は誰でも弱いもので、他人には厳しい物言いができたとしても、自分自身に対して厳しい視点を持って生きることがなかなかできないのが現実です。高き理想は掲げても、知らず知らずのうちに易きに流れ、困難を克服できない自分を何とか理由を付けて正当化したくなるものです。前述のように偉そうなことを言っている私自身だって、そうした考えに至る場面にこれまで幾度となく遭遇しているのが現実です。だからこそ、自分自身への戒めも込めて、生徒たちにも高い理想を掲げて未来に向かい、着実にステップアップを遂げてほしいとお話ししました。

 人生の後半戦を生きる私たち初老年代の者とは異なり、無限の可能性と明るい未来が拓けている生徒諸君には、理想の自分を手に入れるために、自分自身で時間の使い方をコントロールできるこの長期休業期間を有効に活用して、しっかりと自分を磨き、やがて来るべき社会生活でライバルたちと競い合うときに備えて、自分なりの武器を手に入れてほしいと願います。 

 その武器を手にするためには大きな困難と苦労が伴うと思いますが、いつかきっとその武器が役立つ時がやってくるはずだし、たとえ手に入れた武器が役立つ瞬間を感じることができなくても、真剣に自分磨きに向き合って妥協することなく過ごした日々は、皆さんを大人へと成長させ、今後の未来を生き抜く上で、皆さんの生き方を支える大きな財産となるはずです。

 1,056時間後に迎える2学期の始業式で、今よりも一回り逞しく成長した皆さんの笑顔に会えることを楽しみにしたいと思います。

 保護者の皆さまにおかれましては、日頃より本校の教育諸活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。ここまで大きな事故など無く、無事に第1学期を終了することができましたことを此処にご報告いたします。生徒たちが勉学にも部活動にも熱い情熱を持って取り組み、素晴らしい成果につなげることができているのは、偏に保護者の皆さまのご支援とご協力があればこそのことであり、重ねて感謝申し上げます。明日より1,056時間(44日間)の夏季休業期間となりますが、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!