校長室より

地元産官学のコラボ第2弾「3x3 Koshigaya Soka High School Championships」(女子バスケットボール部)

 本日、3月29日(土)私立叡明高等学校体育館において「3x3 Koshigaya Soka High School Championships」が開催されました。

 この大会は、プロバスケットボールチーム「越谷アルファーズ」の地元越谷市が本校女子バスケットボール部との連携の中で、バスケットボールの普及と地域の活性化を目的としてイオンレイクタウンとコラボして1月25日に開催した3×3 U-18(18才以下) Ripple’s Challenge2025の第2弾で、今回は越谷市内の高校だけでなく、近隣の草加市や三郷市の高校にも参加を呼びかけて開催が実現したものです。

 しかも今回は、女子の本戦に加え、男女のエキシビションマッチも開催されるとともに、プロのDJやMCがリアルタイムで会場を盛り上げ、スポンサーによる協賛ブースが設置されるなど、大会の規模そのものが飛躍的に拡大しています。これも大会を主催する越谷市とイオンレイクタウン様、J:COM様のご協力のおかげであると感じました。

 本来であれば、本日はイオンレイクタウンアウトレットの空の広場を会場として、買い物に訪れた一般来場者を巻き込んで、青空のもとでプレーする高校生たちの青春の姿を通じてバスケットボールを「する人」「見る人」「支える人」を増やし、普及につなげるという目的があったのですが、あいにく前夜からの雨によって、やむなく会場を叡明高校の体育館に移して開催されたものです。

 会場につくと既にエキシビションマッチが始まっており、本戦に出場しない本校のチームが戦っていました。残念ながら敗れはしたものの、必死に戦う姿が印象的でした。

 エキシビションマッチに続いて9時45分から本戦1回戦が始まり、本校Aチーム「マッスルクラッシャーズ越谷南」が第2試合に登場しました。相手は県大会上位常連の強豪校草加南高校「梅」との対戦となり、初戦から緊張感MAXのビッグマッチとなりました。

 試合は、開始直後から高身長な上にアジリティー(俊敏性)もボールテクニックもある相手に一気に主導権を握られ、スピード感あるパス回しから次々とシュートを決められて、本校マッスルクラッシャーズは攻守にわたって後手を踏む展開となりました。

 必死に喰らいついてボールを奪おうと奮闘するも、自分たちのペースがつかめないまま無情にも時間だけが過ぎ、10点以上ついた差を縮めることができないまま無念の初戦敗退となりました。

 Aチームの敗戦を目の前で眼に焼き付けたBチーム「パーク清水越谷南」は5試合目に登場し、Aチームのリベンジを誓って草加西高校「おぱんちゅうさぎ」と対戦しました。

 試合は、両チームともボックス内のディフェンスが固く、ゴール下への侵入ができずに外からの2ポイントシュートが目立ちましたが、シュートの精度が低くリバウンド合戦の様相となりました。

 拮抗した展開の中で、リバウンドを拾いパスのリズムとドライブに活路を見出す相手チームにリードを許し、終始追いかける苦しい展開の中、本校選手の2ポイントや高身長を生かしたセンターへの攻撃から一時は同点に追いつき、会場のボルテージが一気に上がる白熱した試合展開となりました。

 しかし、試合の終盤残り1分を切ったところで、相手に2ポイントシュートを決められて突き放され、本校はブザービーターを狙って反撃に転じるもゴールは遠く、ボールロストから最後は相手にボールをキープされて試合終了のブザーを聴きました。

 結果的に本校は出場した2チームともに初戦敗退となり、試合後は悔しい表情を見せつつも、常に全力で戦う姿はそれだけでも高校生らしく心を動かされるものがありました。

 また、試合に出場しない部員たちが一体感を持って応援したり、1月に続き大会ホスト校としてオフィシャル活動全般を担当するなど、本大会を盛り上げ、支える活躍はとても素晴らしいものがありました。

 更には、裏方の仕事に従事しながらも試合の合間に多くの部員が笑顔で挨拶に来てくれるなど、いつもながらプレーヤーである前に人としての爽やかさや素晴らしさも感じました。こうした人としての魅力が部員たちを取り巻く人たちの心を惹きつけ、応援される選手やチームへと成長していくのだと思います。

 部員たちには、プレーヤーとしての成長や大会での活躍はもちろんですが、こうした素直さや誠実さ、真面目さや優しさなど、人としての成長を忘れずに精進を続けてほしいと願います。

 本日は足元の悪い中、たくさんの保護者の皆さまに応援に駆けつけていただき誠にありがとうございました。素直で明るい部員たちの成長は、こうした保護者の皆さまのご支援のおかげであると強く感じています。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 また、1月に続き大会を企画運営し、高校生たちに素晴らしい活躍の場をご提供いただきました越谷市様、イオンレイクタウン様、J:COM様ほか関係の皆さまに心より感謝申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、女子バスケットボール部!