【校長室】女子ハンドボール部、関東大会出場決定おめでとう!
ハンドボールの関東大会県予選最終日が5月4日(土)に三郷市総合体育館で行われました。本校女子ハンドボール部は準々決勝で強豪埼玉栄高校に敗れたものの、敗者復活戦を勝ち抜き、関東大会埼玉県代表の切符をかけた3位決定戦に臨みました。
相手の春日部女子高校はどの選手もクオリティが高く、関東大会初出場をかけてここまで勝ち上がってきた勢いのあるチームで、前評判通り一進一退の見ごたえのあるゲームとなりました。前半は、相手の勢いに押され、終始リードを許す苦しい展開が続きました。前半終了間際に同点を狙った素晴らしいシュートは無情にも終了ブザーの後の判定でゴールが認められず、1点ビハインドのままハーフタイムを迎えました。
ハーフタイムでは、顧問の指示を再確認して心を一つにするとともに、選手同士が声を掛け合って気持ちを高めて後半に臨みましたが、あと一歩のところで得点につながらず、ビハインドのまま一進一退が続きました。後半中ごろには、男子部員や保護者の皆さんをはじめ会場全体のボルテージも上がり、応援が過熱してきた中、落ち着いて試合を進め、徐々に実力を発揮し始めた本校選手が、苦しい場面で相手に競り勝って得点を重ね、気づいてみれば残り2分の場面で2点リードする展開となりました。タイムアップが迫り相手選手がオールコートプレスでボールを必死に奪いにくる中、本校選手は慌てることなく冷静に対応し、逆にカウンターからダメ押しのゴールを奪って試合を決めました。結果は22対19で見事埼玉県代表として関東大会の切符を手にすることができました。
タイムアップの笛が鳴る中、コートもベンチもスタンドも歓喜にあふれ、全力で戦い結果に結びつけた選手たちが、拳を高々と挙げる姿に心が揺さぶられる感動を覚えました。これは、越南スタイルの「文武両道」を体現し、終始諦めることなく実直に戦い続けた選手の皆さんの努力と精進はもちろん、ベンチメンバーや顧問などのチームスタッフとの一体感、大きな声で応援し続けてくれた男子部員、いつも寄り添い支えてくださった保護者の皆さまのおかげであり、心より感謝いたします。また、本日は連休中にもかかわらず大勢の保護者の皆さまに応援に来ていただき、重ねて感謝申し上げます。選手たちも、さぞ勇気付けられたことと思います。
相手の春日部女子高校はフェアで礼儀正しく高校生らしいとても素晴らしいチームでした。緊張感のある試合を共に展開してくれた春日部女子高校の皆さんにも感謝いたします。
女子ハンドボール部の皆さん、4年連続5回目の関東大会出場決定、おめでとうございます。自らの力で勝ち取った出場権に自信と誇りをもってほしいと思います。関東大会でも越南の風を思い切り吹かして、思う存分頑張ってください。皆さんなら、きっと素晴らしい試合ができると信じています。