校長室より

【校長室】新たなステージ天皇杯出場へ!(男女バレーボール部インターハイ県予選)

 6月17日(月)から全国高等学校総合体育大会(インターハイ)バレーボール競技の県大会が始まり、本校からは関東大会に出場した男子バレーボール部が第3シードとして、女子バレーボール部が東部地区代表校としてが出場しました。

 先に試合があったのは女子バレーボール部。6月17日(月)に深谷ビッグタートルで同じく東部地区代表の春日部東高校と対戦しました。同じ東部地区代表ということで、互いにある程度手の内を知る中で、3年間の集大成として持てる力をぶつけ合う戦いとなりました。負ければ3年生は引退という緊張感の中、試合は序盤から相手にペースを握られる苦しい展開となり、第1セットは自分たちのバレーができないまま13-25で先取されてしまいました。セット間に監督の指示を確認するとともに、キャプテンを中心に声を掛け合い心をリセットして第2セットの臨むと、続く第2セットは持ち前の粘り強い守備とエースを中心とした攻撃が冴え、終始本校ペースでゲームを進め、25-16で勝利して試合を振り出しに戻し、フルセットの戦いに持ち込みました。迎えた最終セットでは、互いに気迫に溢れ一歩も譲らない白熱した展開となりましたが、最後は相手の粘りに屈する形で22-25でこのセットを失い、セットカウント1-2で惜敗となりました。

 試合には敗れたものの、ここまで3年間仲間との和を大切にし、日々情熱をもって競技に向き合ってきた女子バレーボール部の皆さんの努力は「文武両道」を校訓に掲げる本校のポリシーを体現する素晴らしいものです。3年生は引退となりますが、下級生の皆さんは3年生の想いを継承して、新たなスタートを切ってほしいと願います。

 前日に敗れた女子の悔しさを晴らすべく、前回の大会で県4位となり関東大会に出場した男子バレーボール部が、6月17日(火)に所沢市民体育館で行われた2回戦に第4シードとして登場しました。本校は1回戦をシードされ、2回戦で西部地区代表の立教新座高校と、3回戦では南部地区代表の県立浦和高校と対戦し、ともにセットカウント2-0とつけ入る隙を与えない戦いで順当にベスト8に進出しました。

 この日3試合目となった準々決勝では、関東予選の準々決勝でも対戦して勝利した北部の強豪正智深谷高校との戦いとなり、対策を練ってリベンジに燃える相手の挑戦を受ける形となりました。試合は予想通り序盤から一進一退の白熱した好ゲームとなり、ミスした方が脱落する緊張感の高い展開でしたが、本校は気負わず相手のストロングポイントを押さえ、拾ったボールをエースに託すという本校の戦い方を貫くことに徹し、各セット終盤まで競り合う中で第1セット28-26、第2セット25-23で2セット連取して追いすがる正智深谷高校を退け、目標としていたベスト4の座を獲得しました。

 6月21日(金)に所沢市民体育館において男女の準決勝などが行われ、本校は夢の決勝の舞台をかけて県内無敵を誇る第1シード埼玉栄高校と対戦しました。全国の頂点を見据えたチーム作りをしている埼玉県チャンピオンとの戦いにも気負うことなく粘って拾ってエースに託すという自分たちの戦いを貫きましたが、関東大会同様に相手の高さと速さに加え、本校エースを徹底的にマークされる展開となり、善戦しながらも自分たちのリズムで試合を進めることができずに11-25、13-25のストレート負けを喫し、スポーツ推薦で有望な選手を集める私立高校の力に屈する形となりました。

 夢の決勝の舞台を絶たれ、落胆して気力を失っても不思議ではない状況でしたが、こうした状況でも気持ちを奮い立たせて次の戦いに向かえるメンタルの強さが越南生の素晴らしいところ。敗れた試合直後に開始された北部の名門深谷高校との3位決定戦に臨みました。深谷高校といえば、平成の時代に春高バレー(全国高校選抜大会)を連覇するなど、長きにわたり全国の頂点を極めたバレー界では知らない者がいない名門中の名門。近年は全国の舞台から遠ざかっているものの超強豪校であることに変わりはありません。そんな深谷高校との1戦は、県大会第3位という成績や1年かけて作り上げたチームの集大成、インターハイ予選の最終戦という意味合いのほか、勝ったチームは社会人や実業団を含めた国内すべてのチームの頂点を争う全日本バレーボール選手権大会(天皇杯・皇后杯)の埼玉県ラウンドへの出場権を獲得することができる、正に天と地ほどの差がある重要な戦いとなりました。

 両者フルセットで戦った準決勝の疲労が残る中で始まった試合は、実力校同士の戦いにふさわしく、両者一歩も譲らない緊張の連続となりました。相手もさすが名門校の看板を背負うだけあって自分たちの戦い方をしっかりと持っており、粘って拾って繋いでエースに託すという本校得意のパターンもなかなか功を奏することができないまま第1セットの終盤を迎えましたが、要所で決め切った本校が25-23の僅差で競り勝ち、第1セットを先取しました。2セットで試合を決めたい本校は、監督の指示をチーム全体で共有するとともにキャプテンの川田君を中心に心を一つにして第2セットに臨みました。続く第2セットも相手は簡単に崩れず互いにストロングポイントをぶつけ合う気力の戦いとなりましたが、常に高みを目指して技術だけでなくメンタルも鍛え上げてきた本校選手は、最後まで自信をもって戦い続け、追いすがる相手を25-22で振り切り、セットカウント2-0のストレートで勝利を掴むことができました。

 この結果、7月14日(日)に行われる全日本バレーボール選手権(天皇杯・皇后杯)の埼玉県ラウンドへの切符を手にすることができ、3年生を中心とした誇り高き男子バレーボール部の活動を、もう少しの間見守ることができることとなりました。

 男子バレーボール部の皆さん、インターハイ予選3位獲得と天皇杯出場権の獲得、本当におめでとうございます。キャプテン川田君やエース関根君を中心として部員全員の力で掴み取った新たなステージへの挑戦権、社会人や実業団も出場するバレー界最高峰の戦いに挑む皆さんには、越南生の代表、県内高校生チームの代表として誇りとプライドをもって、越南生らしく、高校生らしく全力で戦ってほしいと願います。全力で戦った先には、これまでの大会では得られなかった新たな学びがあり、それが皆さんにとって大切な財産となるはずだと考えています。大会まであと3週間余り、「もう一つの戦い」となる期末考査も挟みますが、怪我をしないよう細心の注意を払うとともに良いコンディションを維持し、ここまで積み重ねてきたものを存分に発揮してほしいと願います。大丈夫、「南の風」はいつでも皆さんの背中を押してくれるはずです。

 併せて、大会期間中、遠方にもかかわらず会場にお越しいただきました保護者の皆さま、日頃から選手を温かく見守りご支援いただいているご家族の皆さまに厚く御礼申し上げます。今後とも本校生徒の活躍を共に応援し、支えていただければ幸甚でございます。

 がんばれ越南生!がんばれ男女バレーボール部!