関東大会出場を目指して(男女テニス部関東大会予選)
5月17日(土)と18日(日)の2日間、川越総合運動公園テニスコートにて、令和7年度関東高等学校テニス大会埼玉県予選会の男女団体戦が行われ、本校男女テニス部が出場しました。
この大会には男子72校、女子64校が出場し、男女ともシングルス2人、ダブルス1組が各校代表として出場する3ポイント対抗トーナメント形式で、全試合1タイブレークセットマッチで行われ、男女とも上位4校に関東大会への出場権が与えられるレギュレーションとなっています。
男子の1回戦は北部地区の熊谷西高校と対戦し、3-0で幸先よく初戦を飾ることができました。2回戦では私立の強豪埼玉栄高校と対戦し、こちらも2-0で勝利してベスト16進出を決めました。
続く3回戦はベスト8進出を賭けて第5シードの昌平高校との対戦となりました。1回戦からどの試合も負けることなく勝ち上がって波に乗る本校は、ここでも相手を寄せ付けず2-0の完勝を収め、無傷のまま県ベスト8進出を決めて、目標としていた関東大会出場権を賭けて第4シードの強豪川越東高校と対戦することとなりました。
シード校の昌平高校を撃破して勢いに乗る本校でしたが、流石にトップ4シードとの対戦では思うようにプレーさせてもらうことができず、第1試合で今大会初めての黒星を喫すると、続く第2試合も力負けし、ポイント0-2で押し切られて、目標としていたベスト4進出と関東大会への出場権をあと一歩のところで逃す悔しい結果となりました。
一方女子は、1回戦で同じ東部地区の越谷北高校との対戦となりました。越谷北高校には、この春まで本校テニス部を率いていた教諭が異動したため因縁の対決となりましたが、本校選手たちは、逞しく成長した姿を見せつけ2-0で勝利しました。続く2回戦では開智中高一貫校との対戦となり、1回戦を勝利して波に乗る本校が2-1の僅差の試合を制してベスト16進出を決めました。
男子とともにアベックでベスト8進出を狙う本校は、3回戦で第7シードの叡明高校との対戦となりました。同じ越谷レイクタウンという地に建ち、様々な意味でライバル関係にある叡明高校との試合は、第1試合から両者譲らぬ白熱した展開となる中、これまでの実績で上回る叡明高校の前にあと一歩及ばず1-2で敗れ、ベスト8進出は叶いませんでした。
今大会の最終結果は、男子がベスト8、女子がベスト16で、目標としていた関東大会出場にわずかに届かぬ悔しい結果となりました。そうした中でも、男女とも出場した選手も応援に回った部員たちも心を一つにして全力で闘い、大きな「南の風」を吹かしてくれました。ただ一歩目標に及ばなかったことは真摯に受け止め、これまでの努力の積み重ねを振り返るとともに、更なる高みを目指してほしいと願います。毎日、早朝からの朝練に励み、地道に技能の向上に取り組んでいる皆さんなら、次こそきっと目標に到達することができると信じています。
また、男子はベスト8に進出したことでインターハイ予選のシード権を獲得することができましたが、女子は残念ながら今大会をもって3年生が引退することとなってしまいました。3年生女子部員の皆さんはこれまで2年間お疲れさまでした。今後は進路という自己実現に気持ちを切り替えて頑張ってほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、テニス部!