【校長室】全国の舞台「書の甲子園」へ!(書道部)
去る10月11日(木)から10月13日(土)にかけて大阪府内にて第33回国際高校生選抜書展の審査が行われました。この大会は、別名「書の甲子園」と言われており、高校生の公募型書道展では国内最大規模かつ最も権威ある大会とされています。
全国の高校生書道家たちは、毎年8月に行われる全国高等学校総合文化祭とともに、この「書の甲子園」での入選を大きな目標としており、生徒たちにとっては、まさに高校生活の集大成を披露する場となっています。
展覧会には全国から1万635点(国内1万494点、海外141点)の応募があり、全国10の地区大会(本県は北関東地区大会)を勝ち抜いた作品が本大会に出展され、国内で入賞200点、入選1,800点、海外で入賞6点、入選21点の計入賞206点、入選1,821点が選ばれました。
本校からは、書道部の部員たちが日頃の成果と「書」に対する想いを込めた渾身の作品を出展しました。それぞれの作品には、日々の地道な活動で身に付けた「書」の知識や筆遣いなどのスキル、自らが題材として選んだ「書」に対する想いが詰まっており、まさに青春を賭して取り組んできた部活動の集大成ともいえる作品となっています。
過日行われた審査会の結果が発表され、本校からは秀作賞に塚本彩可さん(2年)が2年連続で選ばれました。また、入選作には村田優月さん(2年)、金安加穏さん(2年)、大久保心花さん(2年)、五十嵐穂乃さん(1年)の4名が選ばれました。
書道部の皆さんは、文化祭やイベントなどで行う書道パフォーマンスが華やかで活気ある印象がありますが、普段の活動の様子を見に行くと、いつもそれぞれが真剣なまなざしで「書」に向き合い、一筆一筆に想いを込めて、黙々と筆を滑らせている姿がとても印象的です。こうした基礎基本を大切にした地道な鍛錬の継続こそが、やがて実を結ぶということは、どの部活動でも同じなのだと感じています。
今回入賞や入選という形で評価をいただくことができた生徒も、今回は入賞や入選を逃すこととなった生徒も、他の部員たちと切磋琢磨しながら直向きに好きな活動に打ち込み共に成長することは、部活動でなければ味わうことのできない貴重な経験や財産となっているはずです。
また、生徒たちが日々部活動に情熱を持って没頭できるのも、保護者の方をはじめとしたご家族の皆さまのご理解とご協力があればこそのことであると感じています。生徒たちには日頃の活動を支えてくださる皆さまに感謝しつつ、今まで以上に精進を重ね、更なる飛躍を目指してほしいと願います。
入賞した塚本さんの作品は、令和7年2月5日(水)から2月9日(日)までの期間、兵庫県神戸市の原田の森ギャラリー(兵庫県立美術館王子分館)本館2階大展示室で開催される全国展覧会にて展示されることになっています。ご都合のつく方は、是非現地にてご鑑賞いただけますと幸甚に存じます。
頑張れ、越南生!頑張れ、書道部!