第40回吹奏楽部定期演奏会
5月5日(火)正和工業にじいろホールにて本校吹奏楽部の記念すべき第40回定期演奏会が開催されました。
この定期演奏会は、「越南サウンド」に憧れて新たに入部した37名の1年生を加え、3学年総勢115名が揃って開催する初めての演奏会でした。
本校吹奏楽部の定期演奏会は、午前と午後の2部構成で、午前の部では広く「越南サウンド」を聴いていただきたいということで、未就学児も入場可のポップスも交えた構成でした。
続いての午後の部は、おかげさまで指定席が完売となる大盛況でした。午後の部は3部構成となっており、第1部が2,3年生による本年度のコンクール課題曲を含むクラシックステージ、第2部は記念すべき第40回の企画として「40回記念バンド」と1年生のデビューステージ、そして第3部が、ミュージカルの要素も取り入れたポップスステージでした。
私はこの午後の部にご招待いただき、初めて触れる「越南サウンド」に酔いしれました。第一部は、軽快かつ華やかな「そよ風のマーチ」で始まり、今年度の課題曲「夕映えの丘」「管楽器のためのフィナーレ」へと続きました。全国大会を目指し日々精進する部員の皆さんからしたら「当たり前」と言われそうですが、この時期に課題曲をここまで高いレベルで仕上げるのかと驚きました。さすがは県内屈指の吹奏楽強豪校の底力を見せつけられました。プログラムはさらに「Mont Fuji(富士山)~北斎の版画に触発されて」「パガニーニの主題による狂詩曲」へと続きます。「日本の旋法と西洋の和声の融合」「管弦楽の原曲の魅力を吹奏楽で」と、どのようなジャンルでも「越南サウンド」へと昇華してしまう素晴らしい演奏でした。
第二部は、前顧問の萩原亮彦先生のご協力のもと、卒業生有志による「40回記念バンド」による「マーチブルースカイ」「ノートルダムの鐘より」の2曲。卒業以来久しぶりに楽器を手にされた卒業生の方もいらっしゃるということでしたが、そのようなブランクを感じさせない、現役生のサウンドに円熟味を加えた「先輩の音」でした。本校吹奏楽部の輝かしい実績は、歴代の顧問の先生方や部員の皆様に支えられているということを改めて実感しました。プログラムはさらに、1年生ステージ「勇気100%」へと続きます。先輩方から脈々と受け継がれてきた「越南サウンド」を新たに引き継いでいく新入部員の登竜門の曲です。ステージに立った1年生の中には、楽器初心者もいましたが、初心者が混ざっているとは微塵も感じさせない、立派なステージでした。そして、第2部の最後は再び2.3年生による「ローマの祭りより」。作曲者が描こうとした情景が吹奏楽によってドラマチックに表現され、クライマックスの熱狂的な祭りのリズムに圧倒されました。
第3部は越南吹部の平和を守るシンフォニー戦隊ビートファイターの活躍を描いた「Episode2守るべきもの」。人には各々「守るべきもの」があるということを、「他者を大切に思う」ことから気づかされるという深いテーマを含んだオリジナルの舞台でした。
エンディングでは、部長の挨拶があり、ご家族やご支援をいただく関係の皆さまに対する感謝の意と自分たちが目指す「最高の音楽」に対する熱い思いが語られました。その後、「群青」の大合唱、ラストは十八番の「宝島」でステージと会場が一体となって盛り上がったところでフィナーレを迎えました。
「文武両道」を究極のレベルで体現する越南吹奏楽部の皆さん。勉強、普段の練習、インスタ配信、演奏会企画構成準備…。1日に与えられた24時間を自らの考えでフル活用し走り続ける皆さんには本当に頭が下がる思いです。コンクールに向け「最高の音楽」で「最高の結果」を目指して今後も精進してください。
末筆ながら、ご来場いただいた皆様方に感謝申し上げますとともに、今後も本校吹奏楽部へのご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。