校長ブログ

「最高の音楽を全員で」第1弾(埼玉県吹奏楽コンクールDの部)

 本日7月26日(土)さいたま市文化センターにおいて、第66回埼玉県吹奏楽コンクール高等学校部門Dの部が開催され、本校吹奏楽部が出場しました。

 吹奏楽コンクールは第31回西関東吹奏楽コンクール埼玉県大会の地区予選を兼ねるコンクールで、吹奏楽部員たちにとって最も権威があり、1年間の活動の集大成を競う最も重要な大会であり、同時に3年生部員たちにとっては高校生活最後の公式演奏会となっています。

 吹奏楽の世界では、演奏する人数によってAからDまで4つの部門に分かれており、上位大会(県大会以上)への出場権が与えられるのはAの部(31人以上55人以下)とBの部(30人以下)のみで、Cの部(20人以下)とDの部(人数制限なし)は地区大会止まりの規定となっています。Cの部とDの部の設定は埼玉県独自の規定となっており、Aの部やBの部に出場する学校でも、Aの部やBの部に出場していない生徒で構成したチームでCの部やDの部に出場することが可能な規定となっています。このため、Aの部にエントリーされなかった生徒たちも1年間の集大成としてAの部と同じ緊張感のあるステージに立ち、多くの観客の前で演奏することができるよう配慮されており、本校はAの部に55人のチームを編成し、Dの部には57人のチーム編成で出場することとなりました。

 午前9時30分ごろに会場に到着すると、既に本校生徒たちも会場入りしており、午前10時の開場直前には揃いのステージ衣装に着替え、緊張した面持ちでリハーサル会場に向かっていきました。ロビーですれ違う生徒たちは、私に気付いて笑顔で挨拶してくれましたが、その目は真剣そのもので、本番に向けて集中力が高まっている様子がうかがえました。また、緊張が高まる生徒たちをAの部にエントリーされた生徒たちが献身的にエスコートし、チーム全員で本番に臨む姿が印象的でした。

 午前10時50分過ぎ、演奏順3番目でステージに登場した生徒たちは、前の演奏校との人数差が大きかったことから慌ただしいセッティングとなりましたが、全員が座席につき、学校紹介のアナウンスに続いて大きな拍手で迎えられるとスイッチが切り換えられたように顔つきが変わり、指揮者である山内先生に全員の視線が集まった直後に会場が静寂に包まれ、振り下ろされた手に合わせて演奏が始まりました。

 本日披露した曲はミュージカル「レ・ミゼラブル」よりと題した曲で、前半は明るく穏やかな曲調で進みますが、中盤には重低音の響く重厚で迫力のある曲調となり、ソロパートを挟んだ終盤には、再びアップテンポの明るい曲調となる変化に富んだインパクトのある曲でした。

 ステージに立った57名の部員たちは、身体全体を使ってそれぞれが自分のパートをしっかりと演奏し、様々な楽器の音色が折り重なって美しいハーモニーを奏でていました。

 最後は、山内先生の手の動きが大きくなるとともにクライマックスを迎え、回された右手が握られた瞬間に一斉に音が消え、次の瞬間、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

 一斉に起立して一礼した生徒たちは、やり切った感のあるとても良い顔つきで、自分たちの中でも手ごたえを感じられる演奏ができたのだと感じました。

 会場を出ると、他校の顧問の先生や吹奏楽に精通する方々とお会いする機会がありましたが、どの方からも「越谷南の演奏は素晴らしいね!」とお褒めの言葉を頂戴することができ、本校部員たちの努力の積み重ねが、専門的立場の方々からもしっかりと評価されているのだと大変嬉しく誇らしい気持ちになりました。

 本年度Dの部には18チームが出場し、本校チームは銀賞の受賞となりました。出演した生徒たちは金賞を目指していたので悔しい思いがあるのだと思いますが、演奏後に会場に鳴り響いた拍手は金賞を獲得したチームにも決して劣るものではありませんでした。会場の皆さんは、本校チームの演奏の素晴らしさを分かってくれていたはずです。こうして観客の皆さんからの称賛をいただけたのは、100人を超える部員たちが日々地道な練習を積み重ねるとともに、全員が常に高みを目指して挑戦し続けてきた成果でもあると言えます。

 本校吹奏楽部は、このあと8月6日(水)にAの部のチームが地区大会の本番に臨みます。西関東大会常連校としての誇りを持つとともに、Dの部の仲間たちの想いも背負って、奢らずに全力で音楽に向き合い、8月10日(日)の県大会、そしてその先にある西関東大会へと向かってほしいと願います。

 本日は、熱さ厳しい中、たくさんの保護者の皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。こうして部員たちが部の合言葉である「最高の音楽を全員で」を追求し続けられるのも、ご家庭のご理解とご支援があればこそのことと重ねて感謝申し上げます。本校吹奏楽部は西関東、そして全国へと更なる高みを目指して参ります。今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!