【校長室】「南の風」インターハイの舞台へ!(陸上部岩崎君インターハイ出場権獲得!)
本日6月14日(金)から、東京都の駒沢運動公園陸上競技場において陸上競技の北関東大会が始まり、大会初日の本日は男子棒高跳び決勝に岩崎君(3年)が出場しました。この大会は、同時にインターハイ予選も兼ねており、関東地区は出場学校数や選手数が多く記録もハイレベルであることから、北関東(埼玉、群馬、栃木、茨城)と南関東(東京、千葉、神奈川、山梨)に分かれており、それぞれ上位6名がインターハイの出場権を獲得するレギュレーションとなっています。
埼玉県チャンピオンとして男子棒高跳びに臨んだ岩崎君は、他の選手が4mから試技を開始する中、自己記録を鑑みて体力温存のため4m20cmからの登場となりました。合計24人が出場していましたが、岩崎君がパスした4mで既に13名が脱落(3回連続失敗)し、残り11名の戦いとなりました。
1回目の試技4m20cmは県大会で4m50cmをクリアしている岩崎君にとっては余裕ある高さでしたが、緊張からか1回目の試技で失敗し、仕切り直した2回目でのクリアとなりました。その後、失敗はありながらも4m30cm、4m40cmをクリアした時点で試技者は7名に絞られ、インターハイ出場圏内の6位入賞に王手をかける展開となりました。
迎えた4m50cmの試技では、多くの選手が失敗を繰り返し、3名が脱落する中、岩崎君は冷静に1回目の試技でクリアし、上位4位以内を確定させることができ、8月に福岡県で行われるインターハイへの出場権獲得を決定的としました。
その後4m60cmの試技にも挑戦しましたが、1回目を跳んだ際に足に違和感を感じ、既にインターハイ出場を確定させていることもあり、大事をとってその後の試技を棄権することとなりました。結果的に最終跳躍までの試技数やクリアした記録などにより、最終順位は堂々の北関東大会第3位ということになりました。
最後の試技に挑戦できなかったことや、自己記録更新がならなかったことなど、本人にとっては悔いの残る部分もあるかとも思いますが、それでも北関東4県で3位という堂々たる結果を手にした岩崎君の活躍は、称賛に値するものと考えます。本校の代表として、そして埼玉県の代表として見事に次のステップへつなげる結果を手にしてくれました。関東の舞台で南の風をしっかりと吹かしてくれたと思います。今後は、違和感のあった足の治療と、インターハイの大舞台に向けた準備をしっかりとして、悔いのない夏を送ってほしいと願います。きっと南の風が素晴らしい跳躍を引き出してくれるものと信じています。
また、大会4日目の6月17日(月)には、もう一人の埼玉県チャンピオン木戸君(3年)が男子三段跳び決勝に出場します。岩崎君の吹かしてくれた南の風に乗って、木戸君も満足のいく跳躍ができ、その結果として2人そろってインターハイに行けることを願っています。がんばれ陸上部!がんばれ越南生!