校長室より

【校長室】この夏の飛躍を願って(終業式)

 本日7月19日(金)、毎日が真夏かと思うような暑い日々が続く中、70日あった第1学期が終わり、無事に終業式を迎えることができました。

 コロナによる各種制限がほとんど無くなった現在、本来であれば体育館に生徒を集めて対面で実施したかったのですが、猛暑に対する生徒の体調管理を優先し、昨日実施した表彰式及び全国大会に出場する部活動(陸上部、書道部、写真部、放送部)の壮行会と同様に、冷房のある涼しい教室でオンラインによる終業式を実施しました。

 対面でない分、生徒の反応がわかりにくく、実際に内容が伝わっているのか心配な部分もありましたが、コロナ禍を経て、生徒たちもオンラインでの授業や行事に慣れているようで、撮影スタジオのアクションに対して笑いや感嘆のリアクションが廊下を伝って聞こえてくるなど、各教室で投影される映像が生徒にしっかりと伝わっていることを感じ取ることができ、越南生の行事に臨む意識の高さを実感することができました。

 終業式の校長講話では、明日から始まる44日間の夏休みを有意義に過ごし、自身の成長につなげてほしいという願いを込めて「GRIT(やり抜く力)」と「MindSet(習性となった考え方や思考態度)」という2つの言葉とその考え方についてお話ししました。

 どちらの内容も「成功するために欠かせないスキル」として、多くのアスリートやビジネスマンに支持されている考え方であり、技術や能力以上に自身の思考や意思決定に基づく継続的なチャレンジが成長を促し、成功に導くという内容です。

 高校生にとって夏休みは最大のリフレッシュ期間であると同時に、日常の学校生活では出来ない様々な学びに挑戦する貴重なチャンスでもあります。この44日間をどう過ごすかによって、2学期以降に広がる自分の未来は大きく変わることになります。そうした意味でも1年間で最長の休業期間となる夏休みを、それぞれの目的や目標を強く意識しながら有意義に過ごし、2学期にはひとまわり成長した姿で再会したいと願います。

 保護者の皆さまにおかれましては、本校の教育諸活動に対して格別のご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。本校の生徒たちが思い切り勉学や部活動に打ち込み青春を謳歌できるのも、保護者の皆さまをはじめとしたご家族の方々の支えがあってこそだと強く実感しております。夏休み中は進学補習や部活動など、普段とは異なるサイクルでの生活となり、いつも以上に生徒がご家庭で過ごす時間も長くなるかと思いますが、これまでどおり温かく見守り、生徒の背中を押していただければ幸甚に存じます。