「南の風」参画の儀(対面式)
本日4月10日(木)本校体育館において対面式が行われました。この行事は、本年度入学した1年生を上級生に当たる2,3年生が本校の仲間として迎え入れ、全校生徒で新たなスタートを切る今年度最初の学校行事であり、2日前に入学式を終えたばかりの初々しい358名の1年生が「南の風」の一員となりました。
緊張した面持ちで肩に力が入った1年生に対し、どこか先輩風を吹かせながらリラックスした表情で1年生を見つめる上級生。体育館内は中央のわずか3mほどのスペースを境に、全く異なる雰囲気の中で開式を迎えましたが、プログラムが進み、実際に顔を合わせ、上級生たちが本校の特色の一部である様々な学校行事をコミカルに紹介してくれたおかげで、徐々に緊張感も解け和やかな雰囲気に包まれていきました。
毎年3月には「卒業」という別れの時があり、4月にはこうして新たな出会いがあることで、学校は常に世代の異なる3学年の生徒で構成されることになります。そして、この出会いによって仲間となり、青春のひと時を共に過ごすことで様々な経験から得られる人間的な成長と強固な人間関係が生まれ、そうした財産が生徒たちの未来を広げていくのです。
地球上には現在81億人以上の人々が存在しています。つまり、今日の出会いは81億分の1,000の奇跡なのであり、「越谷南高校」という共通点を持つ者のみが得られた貴重な出会いなのです。そして、今日の出会いを含め、これまで「越谷南高校」の名のもとに集まったあまたの出会いが、これまでの本校の輝かしい歴史を積み重ねてきたのです。だからこそ、今日の出会いは、きっとこれからの本校の歴史をこれまで以上に素晴らしいものに塗り替えてくれるものと信じています。
1年生には、この貴重な出会いを大切にし、身近な存在となった上級生たちから様々な刺激を受け、少しずつ越南生らしさである「南の風」の精神を身に付けていってほしいと願います。
また上級生の皆さんには、「越南生」とは何ぞや、「南の風」とは何ぞや、ということを威厳と風格を持ってその背中で語り、強く、優しく、逞しく導いてほしいと願います。
そして、すべての生徒がそれぞれ自分の選んだ場所で輝き、これまで以上に力強く「南の風2025」を吹かせてくれることを期待しています。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!