【校長室】「備えあれば患いなし」(心肺蘇生法講習会)
2日後に長距離大会を控えた本日11月11日(月)の放課後、本校体育館において、越谷市消防局から2名の消防隊員の方をお迎えして、生徒と教職員約50名が心肺蘇生法と心臓マッサージに関する実技講習を受講しました。
こうした知識や体験は、実際に必要とされる場面に遭遇しないことが一番だと思いますが、いつ、どんな時に必要とされる場面に遭遇するかわかりません。万が一そうした場面に遭遇した時に知識や経験を有しているかどうかは、患者を目の前にして、勇気をもって一歩を踏み出して対応できるかどうかの分岐点になるのだと思います。
本日は、約1時間という限られた時間の中での実技講習のため、簡易キットを利用した基礎的なものとなりましたが、講師としてお越しいただいた2人の消防の方は、患者の発見から救急隊に引き渡すまでの一連の対応の流れについて、実演を踏まえながら丁寧に説明していただくとともに、心臓マッサージや人工呼吸に加え、AEDの使い方に至るまで全方位を網羅した心肺蘇生法の基本となる知識と対処方法をご教示いただきました。最後は、参加した生徒によるお礼の言葉で締めくくり、約1時間20分にわたる講習会が終了しました。
参加した生徒も先生方も、終始真剣な表情で講師の方のお話しを傾聴し、実技演習では額に汗しながら心臓マッサージに取り組むなど、とても充実した経験ができたのではないでしょうか。
本日は公務ご多忙の中、ご指導いただきました越谷市消防局の皆さまには、心より感謝申し上げます。
実際には、本日学んだことを生かす場面が起きないことを切に願いますが、「備えあれば患いなし」というとおり、有事の際に必要となるリスクマネジメントを想定しながら、万全の態勢で当日を迎えたいと思います。
生徒の皆さんは、食事や睡眠、休養といった体調管理だけでなく、メンタルな部分のコンディションの調整も含めて良い状態で大会に臨んでほしいと思います。そして、本番当日は、自分の持てる力を十分に発揮し、満足感や達成感を味わいながら笑顔でゴールしてほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、先生方!