校長室より

【校長室】南の風、文化部のインターハイでも(清流の国ぎふ総文2024:書道部、写真部)

 7月31日(水)から8月4日(日)までの5日間、岐阜県各所で文化部のインターハイと言われる全国高等学校総合文化祭清流の国ぎふ総文2024が開催されました。総合開会式には秋篠宮ご夫妻と悠仁さまも出席される格式高いイベントで、まさに文化部の高校生にとって国内最高峰の大会として位置づけられています。

 本校からは、下呂市下呂交流会館で行われた書道部門に横山璃乃さん(3年)の作品「臨 伊都内親王願文」が、関市の関市文化会館で行われた写真部門に杉本菜花さん(3年)の作品「最愛」が出展され、ともに初めての全国大会出展となりました。

 全国高等学校総合文化祭は名称こそ文化祭ですが、実際には運動部の大会や他の展覧会と同様に賞を競う性格もあり、各県の代表となった300点を超える作品の中から文部科学大臣賞を筆頭に特に優秀な作品が表彰される規定となっています。

 書道部門も写真部門も8月3日(土)に表彰式が行われ、各賞が発表となりましたが、横山さんも杉本さんも残念ながら入賞することは叶いませんでした。しかし、2人とも期間中に行われた交流会では他県代表の生徒に自分の作品の想いを説明したり、他の生徒の話に耳を傾けながら積極的に交流を深め、大きな刺激を受けてきたようです。

 横山さんも杉本さんも入賞を逃したことで悔しさは一杯だと思いますが、両部門とも全国でも特にレベルが高いと言われる埼玉県の代表として出展したことは、選ばれしひと握りの生徒にしか経験することができないことであり、2人にとって掛け替えのない素晴らしい経験となったはずです。

 既に2人とも帰校していますが、インターハイに出場した岩崎君や木戸君同様に全国の舞台で確実に足跡を残し「南の風」を吹かしてくれました。この経験を自信にして胸を張って今後の高校生活に臨んでほしいと願います。また、それぞれの部の下級生は2人から「南の風」を引き継いで、更なる飛躍を目指してほしいと願います。

 2人の作品は、このあとさいたま市のプラザノースに展示されることになっています。お時間の許す方は是非ご鑑賞いただければ幸甚に存じます。

 頑張れ越南生!頑張れ書道部、写真部!