会心の勝利(野球部春季地区大会1回戦)
本日4月12日(土)越谷市民球場において令和7年度春季高等学校野球大会地区予選の1回戦が行われ、本校野球部が越谷北高校と対戦しました。この大会は5月下旬に行われる関東高等学校野球大会の予選となる県大会への出場権をかけた地区大会の位置付けで、東部地区は3~4校が9ブロックに分かれてトーナメント戦を行って県大会への出場校を決定するレギュレーションとなっており、本校は春日部東高校、開智未来高校、越谷北高校との4校のブロックとなりました。
この1週間局地的な豪雨が降ったり、強風が吹いたりと天気が安定せず、十分な準備が難しい状況であったとともに、本日の試合日程も危ぶまれましたが、本日は朝から好天に恵まれ絶好の野球日和となりました。しかも、会場が越谷市民球場ということで、まさにホームゲームの勢いで本日を迎えることができました。ただ、本日の試合は地元越谷市内の南北高校対決となり、対戦相手となった越谷北高校もまた同様に良い環境で本日のゲームを迎えられたので、まさに同じ条件での実力勝負の一戦となりました。
本校野球部は、新チーム発足直後の昨秋の試合で越谷北高校に敗れており、本日は連敗の許されない大切なリベンジマッチとなりました。
主審の合図で両軍選手がベンチから一斉に飛び出して挨拶を終えたのち、先攻が越谷北高校、本校は後攻で試合が始まり、本校は制球力が光る2年生左腕がマウンドに立ちました。試合開始のサイレンとともに始まった1回表は、本校左腕の丁寧なピッチングで2者連続三振、3人目はセカンドゴロに仕留め、三者凡退の幸先の良いスタートを切りました。
1回裏の本校の攻撃は、この日は応援部隊となった部員とスタンドの駆け付けたたくさんの保護者の皆さまがメガホンを叩いて盛り上げたものの、四球1つを挟んで、三振と凡打で得点できず、チェンジとなりました。
迎えた2回表は先頭打者をショートゴロに打ち取り、初回のような良いリズムで進むのかと思われた矢先、1アウトから打ち取ったかに思われたセカンドフライが、雲の混じった白い空に飛球がのみ込まれて落球し、初の走者を出してしまいました。このエラーでリズムが崩れ、その後センター前ヒット2本を喫して先制点を許す苦しい展開となりました。
早い回で同点に追いつきたい本校は、スタンドの応援に応えるべく2回裏の攻撃で相手のエラーに乗じて反撃の狼煙を上げ、内野安打やスクイズ、犠牲フライなど多彩な攻めで一挙4点を挙げ、試合をひっくり返して本校のリズムに引き戻すことに成功しました。
3回表、4回表はいくつかのミスはあったものの落ち着いた守備を見せ、無失点に切り抜け、迎えた4回裏にレフトへの強打を相手が補給できずに1塁に走者が出たところから、わずか2球で2つの盗塁を決め、1アウト3塁の得点機を迎えました。ここで続く打者がセンターオーバーのタイムリー3塁打で1点を加え、5対1とリードを広げました。
また、5回裏には右中間へのヒットの後、代打で出場した選手が左中間にタイムリー、更に2度のワイルドピッチで2点の追加点を奪って7対1とし、7回コールドまであと1点と迫りました。
つづく6回裏の攻撃は、打ち取られたかに見えたセカンドゴロを相手がエラーし1塁に走者が出て、その後盗塁と犠牲フライによるタッチアップという機動力を生かした攻撃で1アウト3塁に走者を進め、スクイズで1点を追加して待望の7点差をつけ、7回表の相手の攻撃を無失点に抑えれば7回コールド勝ちの権利を手にしました。
迎えた7回表の相手の攻撃では6回からマウンドに立ったエースが、勝利を目前にして肩に力が入り、甘く入ったストレートをセンター前に運ばれるヒットを1本打たれたものの、その他の打者を見事に3者三振に打ち取り、会心の締めくくりでゲームセットのサイレンを聴きました。
試合前の予想では、やや本校が優勢ではあるものの、両軍にミスがなければ拮抗した試合展開も想定されましたが、終わってみれば8対1、7回コールド勝利となり、選手たちにも会心の笑顔が見られるとともに、初戦を制してほっとしつつ自信にも繋がった一戦だったのではないでしょうか。試合後には多数駆けつけてくださった保護者会の皆さまを代表して会長様からも激励のお言葉を頂戴し、選手たちの視線は既に次戦に向いていました。
野球部の部員たちは、時や場所や相手を選ばずに、私をはじめとした大人に対して、出会ったその瞬間に一旦立ち止まり、体の向きと姿勢を整えて元気な声で挨拶をしてくれる姿が普段からとても印象的です。
また、決して突出したスキルのある選手ばかりではないものの、日々の鍛錬に対しても急がずに目標を定め、スモールステップを積み重ねながら地道にコツコツと取り組むことをチーム全体で切磋琢磨しながら実践しており、まさに本校の生徒たちの姿を象徴する模範的な存在となっています。
次戦は4月15日(火)岩槻川通球場において、本校と同じく本日の1回戦を制した春日部東高校との対戦となりました。春日部東高校は、本校同様に「文武両道」を校風とし、伝統的に部活動を中心とした学校づくりに取り組むライバル校です。野球においてもそれは同じであり、相手に不足はありません。部員たちには、次戦の代表決定戦を制して県大会へとコマを進めるべく、また、大事な試合で練習の成果を十分に発揮できるよう、油断せずに気を引き締めて決戦に臨んでほしいと思います。
本日は、年度初めの大切な休日にもかかわらず、多数の保護者の皆さま、そしてOB・OGの皆さまに会場にて直接ご声援を賜り、誠にありがとうございました。皆さまの熱いご声援のおかげで、「南の風」がスタンドからグラウンドへとパワーを伝え、選手たちが持てる力を発揮できる結果となりました。本日の勝利は、皆さまのご声援のおかげであると感じています。
次戦は残念ながら平日の開催となりますが、お時間の許す方は、是非球場にお運びいただき、本日と同様にご声援を賜ることができれば幸甚に存じます。
頑張れ、越南生!頑張れ、野球部!