校長室より

【校長室】関東の舞台で南の風は・・・

 本日6月1日(土)は、関東各地で運動部の関東大会が開催され、本校男子バレーボール部と女子ハンドボール部が初戦に臨みました。

 男子バレーボール部は、山梨県甲府市で東京都代表の東亜学園との1回戦に埼玉県代表として挑みました。相手の東亜学園は過去に全国優勝の経験がある名門で「ミラクル東亜」の異名を持ち、バレー界では知らない者がいない強豪です。男子にありがちなパワフルなオープン攻撃ではなくセンター攻撃とクイックを武器とする特徴あるチームで、序盤からリードを許す展開となりましたが、本校チームは持ち前のチームワークと粘り強さで食らいつき、見応えのある好ゲームとなりました。しかし、なかなか相手のクイックを止められず第1セットを17-25で落としてしまいました。

 後がなくなった本校チームは、セット間に監督からの指示を冷静に再確認し、キャプテンを中心に心を一つにして第2セットに臨みました。エースのパワフルなレフト攻撃やここぞというタイミングのクイックなどで流れを取り戻した本校は、相手のセンター攻撃にも対応し、開始から終始リードする展開で試合を進め、セットポイントまであと僅かのところまで追い詰めましたが、相手も簡単には崩れず終盤に相手の連続得点を許し、マッチポイントを握られてしまいました。しかし、決して諦めない本校はここからが真骨頂。エースの起死回生のバックアタックなどで一気に得点を重ね、26-24で第2セットを奪い返しました。

 試合を振り出しに戻して臨んだ第3セットは双方一歩も譲らずサイドアウトが続き、本校が1点リードの13-12でコートチェンジを迎えました。劇的な逆転勝利が頭をかすめる中、本校応援団はもとより会場全体の雰囲気が最高潮に盛り上がり、本校選手もキャプテンやエースを中心に死力を尽くして戦ったものの、最後は相手のセンターとライトを止められず21-25、セットカウント1-2で残念ながら惜敗しました。

 試合を通じて感じたのは、相手の攻撃が多彩であったこと。これに対して本校は、試合中盤から修正を重ね良く対応していましたが、攻撃が単調になり、エースが3枚でマークされるなど苦しい展開となってしまいました。しかし、それでも全員でボールを拾いエースに託す戦い方は見応え充分で、控え選手や応援団を含めチームとしての一体感は今後の飛躍を期待させる素晴らしいものでした。選手たちは、あと僅かのところで勝利を逃し、悔しさで一杯だと思いますが、この悔しさは次のインターハイ予選でリベンジしてほしいと思います。

 また、千葉県香取市で戦いに臨んだ女子ハンドボール部は、栃木県チャンピオンの小山西高校と対戦しました。試合が同時刻であったため会場で応援することはできませんでしたが、持ち前のチームワークを武器に善戦したものの、残念ながら13-28で敗れる結果となりました。こちらも気持ちを切り替え、来週から始まるインターハイ予選に向かってほしいと思います。

 今回の関東大会では残念ながら両部とも勝利を手にすることはできませんでしたが、本校が生徒に求める文武両道を全力で体現し、青春の全てを賭けて勝利を追い求める両部の活躍は本校の誇りであり、模範でもあります。関東大会という大舞台で確実に南の風を吹かせてくれたと思っています。悔しさは心の内に秘めつつ、胸を張って帰校してほしいと願います。

 両部の保護者の皆さまにおかれましては、遠方にも関わらず、たくさんのご来場とご声援を賜り、心から感謝申し上げます。来週以後行われるインターハイ予選でも変わらぬご声援をお願いいたします。チーム、学校、保護者が一体となり、次こそは生徒たちが目標とする結果を掴み取り、生徒とともにその喜びを分かち合いましょう。