【校長室】悲願のベスト8、更なる高みへ挑戦は続く(男子バスケットボール部)
バスケットボールの全国高校総体県予選が6月15日(土)から始まりました。本校からは地区予選を第1シードとして戦い、順当に代表権を獲得した男子バスケットボール部が出場しました。
1回戦は15日(土)に北本市で行われ、西部地区代表の所沢北高校と対戦しました。公立校同士の対戦となった試合は県大会らしく拮抗した好ゲームとなり、第1クウォーター22-22、第2クウォーター13-13と前半を終わって両校一歩も譲らず、全く互角の展開となりました。
勝負を賭けた後半、顧問の指示を受け、攻勢に出た本校は一気に相手を突き放し、第3クウォーターを終えて8点のリードを奪いました。最終第4クウォーターでは、負ければ引退となる相手の猛攻に我慢の時間が続きましたが、最後まで気力を振り絞り1点差に詰め寄られた中で勝利のブザーを聞きました。
前日に紙一重の試合を征した本校は、勢いそのままに本日6月16日(日)、本庄シルクドームで行われた第1試合に登場し、地元強豪の本庄第一高校と悲願のベスト8を賭けた準々決勝に臨みました。遠方かつ第1試合と条件は決して良いとは言えない厳しい状況でしたが、選手たちは気にせず闘志を燃やして試合に臨みました。
県大会らしく試合は開始直後から前日同様お互いに一歩も譲らず気の抜けない展開で、第1クウォーターを21-17で本校がリードすれば、第2クウォーターは14-18で相手が追い付き、またも前半を終えて35-35の同点。正にリズムを崩した方が脱落する死闘となりました。
迎えた第3クウォーターでも一進一退の攻防が続き、緊張感MAXの中、時間だけが過ぎていきましたが、このクウォーターでも両校譲らず51-50と本校1点のリード、勝負の行方は最終クウォーターに持ち越されました。
僅かな休憩と戦術の再確認ののち始まった第4クウォーターは、両校疲労が蓄積する中、集中力を失った方が負けるサバイバル戦となりましたが、こうした厳しい状況でも意識高く戦えるのが、日頃から鍛錬を積み重ねてきた越南生の強み。時計がカウントダウンを進める中、冷静に自分たちの戦い方を貫き、第4クウォーターを16-13で押し切って合計67-63で試合終了のブザーを聞きました。
緊張の連続だった2試合の死闘を見事に征して悲願のベスト8を勝ち取った本校男子バスケットボール部の皆さんの活躍は、飛躍を目指す他の部活動の大きな励みになります。ただ、戦いはまだ続きます。次の準々決勝は第1シードの正智深谷高校。相手に不足はありません。挑戦者として自分たちが積み重ねてきた全てをぶつけて戦ってほしいと願います。試合は明日17日(月)熊谷ドームで行われます。君たちなら、きっと満足できる試合ができると信じています。
頑張れ越南生!、頑張れ男子バスケットボール部!