校長室より

校長室より

【校長室】「南の風」2人目のインターハイ出場へ!(陸上部木戸君北関東大会優勝!)

 6月14日(土)から東京都の駒沢公園陸上競技場で行われている陸上競技の北関東大会兼インターハイ予選ですが、本日6月17日(月)に最終日を迎え、本校からは、男子三段跳びで埼玉県チャンピオンとなった木戸君が、満を持して登場しました。

 気温30度を超えるコンディションの中、3本の試技で上位8名の記録を残した選手だけが4回目以降3本の試技に挑戦でき、そのうち最終順位6位までが8月に福岡県で行われる全国高校総体(インターハイ)への出場権を獲得できるというレギュレーションとなっています。

 木戸君は、地区大会からこれまで、校内の練習でも、顧問の助言にしっかりと耳を傾け、1本1本を大切にしながら、その都度反省と修正を重ねてベストな助走とジャンプのリズムを身体に覚えさせる練習を繰り返しており、「ファイト!」と互いに鼓舞し高め合う陸上部員たちとともに、そうした姿を私も幾度となく見てきました。

 大会前のランキングから、自身の力をミスなく発揮できれば上位入賞も可能であると顧問も言っておりましたが、木戸君は、その期待のとおり、1本目の試技から他の選手を圧倒して、県大会で記録した自己記録を2cm更新する14m73cmの大ジャンプを見せ、1本目が終了した時点で2位の選手に50cm以上の大差をつける絶好のスタートとなりました。

 更に2本目の試技は、他の選手が14m前後で推移する中、一人自己記録を1cm塗り替える14m74cmを跳び、序盤でインターハイ出場をグッと引き寄せる展開となりました。3本目を14m62cmで終えた時点で暫定1位のまま上位8人に残り、後半の試技に挑みましたが、4本目、5本目は記録更新を狙って体に力が入ったのかファールとなり、最終試技を迎えました。この時点でも2位との差は32cmあり、ほぼインターハイの出場権を確実にする中での最終6本目の試技は、ファールにはならなかったものの14m57cmにとどまりましたが、それでも他の選手の追随を許さないまま、断トツで見事優勝を果たし、埼玉県チャンピオン改め誇り高き北関東王者の称号を手にするとともに、インターハイの出場権を獲得しました。

 今回の大会には、本校からは14日に棒高跳びで3位となりインターハイ出場を決めた岩崎君と、本日優勝した木戸君の2名のみが出場していましたが、なんと2名とも表彰台に上がり、インターハイ出場権を獲得する快挙となりました。

 2名に共通するのは、本人の身体的な能力や日頃の地道な練習はもちろんですが、顧問の助言を素直に受け入れ、自分なりに試行錯誤を重ねながら成長を重ねているということです。自分のフィーリングや考え方を大切にすることはとても重要なことですが、それ以上に他者の助言を素直に受け止め、自分なりに咀嚼して自身のパフォーマンスに落とし込んでいくスキルが2人の躍進を支えている最も大きな要因であると考えます。

 こうした思考や姿勢は、部活動だけでなく学習活動をはじめ、あらゆる取組に求められる絶対的なスキルであり、成功し一流になるための必須条件であるといっても過言ではありません。また、2人だけでなく越南生は総じてこのスキルが高いのが強みであり、運動部や文化部を問わず、どの部活動も高いレベルで結果を残し続けられるのは、こうした学校全体の雰囲気が大きな要因であると考えます。

 また、そうした背景には、保護者をはじめとしたご家族の皆さまの理解と協力が必ず存在し、生徒、指導者、家庭の総力が生徒を高みへと導き、輝かせているのだと思います。そうした意味でも、日頃からあたたかく見守り、支えてくださっているご家族の皆さまに、心より感謝申し上げます。

 岩崎君に続き、木戸君も北関東の舞台で大きな「南の風」を吹かせてくれました。インターハイの開幕までまだ約2か月余りの期間があります。ケガに留意するとともに、それぞれのパフォーマンスに更に磨きをかけて、今度は福岡の地、全国の舞台で「南の風旋風」を吹き荒らしてほしいと願います。

 がんばれ越南生!、頑張れ陸上部!

 

【校長室】悲願のベスト8、更なる高みへ挑戦は続く(男子バスケットボール部)

 バスケットボールの全国高校総体県予選が6月15日(土)から始まりました。本校からは地区予選を第1シードとして戦い、順当に代表権を獲得した男子バスケットボール部が出場しました。

 1回戦は15日(土)に北本市で行われ、西部地区代表の所沢北高校と対戦しました。公立校同士の対戦となった試合は県大会らしく拮抗した好ゲームとなり、第1クウォーター22-22、第2クウォーター13-13と前半を終わって両校一歩も譲らず、全く互角の展開となりました。

 勝負を賭けた後半、顧問の指示を受け、攻勢に出た本校は一気に相手を突き放し、第3クウォーターを終えて8点のリードを奪いました。最終第4クウォーターでは、負ければ引退となる相手の猛攻に我慢の時間が続きましたが、最後まで気力を振り絞り1点差に詰め寄られた中で勝利のブザーを聞きました。

 前日に紙一重の試合を征した本校は、勢いそのままに本日6月16日(日)、本庄シルクドームで行われた第1試合に登場し、地元強豪の本庄第一高校と悲願のベスト8を賭けた準々決勝に臨みました。遠方かつ第1試合と条件は決して良いとは言えない厳しい状況でしたが、選手たちは気にせず闘志を燃やして試合に臨みました。

 県大会らしく試合は開始直後から前日同様お互いに一歩も譲らず気の抜けない展開で、第1クウォーターを21-17で本校がリードすれば、第2クウォーターは14-18で相手が追い付き、またも前半を終えて35-35の同点。正にリズムを崩した方が脱落する死闘となりました。

 迎えた第3クウォーターでも一進一退の攻防が続き、緊張感MAXの中、時間だけが過ぎていきましたが、このクウォーターでも両校譲らず51-50と本校1点のリード、勝負の行方は最終クウォーターに持ち越されました。

 僅かな休憩と戦術の再確認ののち始まった第4クウォーターは、両校疲労が蓄積する中、集中力を失った方が負けるサバイバル戦となりましたが、こうした厳しい状況でも意識高く戦えるのが、日頃から鍛錬を積み重ねてきた越南生の強み。時計がカウントダウンを進める中、冷静に自分たちの戦い方を貫き、第4クウォーターを16-13で押し切って合計67-63で試合終了のブザーを聞きました。

 緊張の連続だった2試合の死闘を見事に征して悲願のベスト8を勝ち取った本校男子バスケットボール部の皆さんの活躍は、飛躍を目指す他の部活動の大きな励みになります。ただ、戦いはまだ続きます。次の準々決勝は第1シードの正智深谷高校。相手に不足はありません。挑戦者として自分たちが積み重ねてきた全てをぶつけて戦ってほしいと願います。試合は明日17日(月)熊谷ドームで行われます。君たちなら、きっと満足できる試合ができると信じています。

 頑張れ越南生!、頑張れ男子バスケットボール部!

【校長室】「南の風」インターハイの舞台へ!(陸上部岩崎君インターハイ出場権獲得!)

 本日6月14日(金)から、東京都の駒沢運動公園陸上競技場において陸上競技の北関東大会が始まり、大会初日の本日は男子棒高跳び決勝に岩崎君(3年)が出場しました。この大会は、同時にインターハイ予選も兼ねており、関東地区は出場学校数や選手数が多く記録もハイレベルであることから、北関東(埼玉、群馬、栃木、茨城)と南関東(東京、千葉、神奈川、山梨)に分かれており、それぞれ上位6名がインターハイの出場権を獲得するレギュレーションとなっています。

 埼玉県チャンピオンとして男子棒高跳びに臨んだ岩崎君は、他の選手が4mから試技を開始する中、自己記録を鑑みて体力温存のため4m20cmからの登場となりました。合計24人が出場していましたが、岩崎君がパスした4mで既に13名が脱落(3回連続失敗)し、残り11名の戦いとなりました。

 1回目の試技4m20cmは県大会で4m50cmをクリアしている岩崎君にとっては余裕ある高さでしたが、緊張からか1回目の試技で失敗し、仕切り直した2回目でのクリアとなりました。その後、失敗はありながらも4m30cm、4m40cmをクリアした時点で試技者は7名に絞られ、インターハイ出場圏内の6位入賞に王手をかける展開となりました。

 迎えた4m50cmの試技では、多くの選手が失敗を繰り返し、3名が脱落する中、岩崎君は冷静に1回目の試技でクリアし、上位4位以内を確定させることができ、8月に福岡県で行われるインターハイへの出場権獲得を決定的としました。

 その後4m60cmの試技にも挑戦しましたが、1回目を跳んだ際に足に違和感を感じ、既にインターハイ出場を確定させていることもあり、大事をとってその後の試技を棄権することとなりました。結果的に最終跳躍までの試技数やクリアした記録などにより、最終順位は堂々の北関東大会第3位ということになりました。

 最後の試技に挑戦できなかったことや、自己記録更新がならなかったことなど、本人にとっては悔いの残る部分もあるかとも思いますが、それでも北関東4県で3位という堂々たる結果を手にした岩崎君の活躍は、称賛に値するものと考えます。本校の代表として、そして埼玉県の代表として見事に次のステップへつなげる結果を手にしてくれました。関東の舞台で南の風をしっかりと吹かしてくれたと思います。今後は、違和感のあった足の治療と、インターハイの大舞台に向けた準備をしっかりとして、悔いのない夏を送ってほしいと願います。きっと南の風が素晴らしい跳躍を引き出してくれるものと信じています。

 また、大会4日目の6月17日(月)には、もう一人の埼玉県チャンピオン木戸君(3年)が男子三段跳び決勝に出場します。岩崎君の吹かしてくれた南の風に乗って、木戸君も満足のいく跳躍ができ、その結果として2人そろってインターハイに行けることを願っています。がんばれ陸上部!がんばれ越南生!

【校長室】積み重ねの勝利(男子バスケットボール部総体支部予選)

 本日6月8日(土)は、本校を会場としてバスケットボール部の全国高校総体東部支部予選が行われ、先に行われた関東大会予選で県ベスト16入りを果たした本校男子バスケットボール部が第1シード校として支部予選に登場し、お隣の叡明高校と対戦しました。

 ベンチ入りが叶わず応援に回った部員を含め、チーム全体で試合前のアップから声が出て、良い雰囲気で試合に臨みましたが、開始直後の3点シュートが外れたのちに相手チームの中心となる2人のガードに3点シュートを立て続けに決められ、序盤はリードを許す苦しい展開となりました。

 しかし、そうした状況でも慌てずにプレーできるのが越南生の良いところ。コンビネーションを活かしたインサイドへの多彩な攻撃パターンを駆使し、カットインからゴール下に迫り、ボックス内での連携から着実にゴールを重ね、第1ピリオド終了時には27-12と大きなリードを奪うことに成功しました。

 対戦相手の叡明高校もガードの2人を中心に役割分担が明確で戦い方がとても洗練されたチームであり、第2ピリオド開始から、相手のガードに要所で3点シュートを決められ、徐々に点差が詰まっていく苦しい展開となりました。本校もほぼフルタイムスタートメンバーがコートに立ち続ける一進一退のゲーム展開で、前半を39-31でリードして終えながらも点差を詰められ、安心できない緊張感のあるゲームとなりました。

 後半の第3、第4ピリオドも同様に相手の粘りに苦しみながら一進一退の攻防が続く中、相手ガードの3点シュートが立て続けに決まるなど一時は3点差まで追い上げられ、平常心と忍耐力が試される展開の中、基本に忠実なディフェンスと足を使ったオフェンスでゲームの流れを引き戻し、ボックス内への侵入とコンビネーションで少しづつリードを広げていきました。

 残り3分を切るころには大きくリードしてバックアップメンバーにゲームを託す試合運びとなり、また、そのバックアップメンバーもレギュラーメンバー同様に堅実なプレーから得点を重ねるなど、最後は完全にゲームを支配して試合終了のブザーを聞きました。終わってみれば87-67と大差をつける勝利となりました。

 出場した選手たちは、勝利しながらも自分たちが決めるべき場面で決められなかったり、リバウンドを支配しきれなかったり、シュートが決まらなかったりと、悔しさやふがいなさを感じている選手もいるのではないかと思いますが、高校3年間情熱を傾けた部活動で引退のかかったラストゲームを戦う3年生にとっては、正に人生をかけた戦いなのであり、どんな種目、どんなチームの選手たちも気持ちがこもっており、簡単な試合にならないのは高校スポーツの常なのです。

 そうした中でも、自分たちの戦い方を貫き、冷静且つ着実に得点を重ねたことで勝利を手にした本校選手諸君の戦いぶりはとても素晴らしかったし、日頃から顧問の先生方を中心にチーム全体で戦い方をしっかりと確立する活動を積み重ねてきたのだなと感じています。もしも本日の戦いに反省や悔いがあるのであれば、チームメイト同士で言葉に出して共有して次戦の代表決定戦で改善し、目標とする県大会ベスト8の実現に生かしてほしいと願います。

 大丈夫、君たちならきっと満足できる結果を手にできると信じています。頑張れ越南生!がんばれ男子バスケットボール部!

 本日は、保護者の皆さまをはじめ女子バスケットボール部の皆さんなど、たくさんの応援をいただき、誠にありがとうございました。皆さまのご声援のおかげで難しい戦いを制し次戦に進むことができました。次戦は明日6月9日(日)に八潮南高校との対戦となりますが、お時間の許す方は、会場にて選手たちにお声掛けいただけますと幸甚でございます。

【校長室】関東の舞台で南の風は・・・

 本日6月1日(土)は、関東各地で運動部の関東大会が開催され、本校男子バレーボール部と女子ハンドボール部が初戦に臨みました。

 男子バレーボール部は、山梨県甲府市で東京都代表の東亜学園との1回戦に埼玉県代表として挑みました。相手の東亜学園は過去に全国優勝の経験がある名門で「ミラクル東亜」の異名を持ち、バレー界では知らない者がいない強豪です。男子にありがちなパワフルなオープン攻撃ではなくセンター攻撃とクイックを武器とする特徴あるチームで、序盤からリードを許す展開となりましたが、本校チームは持ち前のチームワークと粘り強さで食らいつき、見応えのある好ゲームとなりました。しかし、なかなか相手のクイックを止められず第1セットを17-25で落としてしまいました。

 後がなくなった本校チームは、セット間に監督からの指示を冷静に再確認し、キャプテンを中心に心を一つにして第2セットに臨みました。エースのパワフルなレフト攻撃やここぞというタイミングのクイックなどで流れを取り戻した本校は、相手のセンター攻撃にも対応し、開始から終始リードする展開で試合を進め、セットポイントまであと僅かのところまで追い詰めましたが、相手も簡単には崩れず終盤に相手の連続得点を許し、マッチポイントを握られてしまいました。しかし、決して諦めない本校はここからが真骨頂。エースの起死回生のバックアタックなどで一気に得点を重ね、26-24で第2セットを奪い返しました。

 試合を振り出しに戻して臨んだ第3セットは双方一歩も譲らずサイドアウトが続き、本校が1点リードの13-12でコートチェンジを迎えました。劇的な逆転勝利が頭をかすめる中、本校応援団はもとより会場全体の雰囲気が最高潮に盛り上がり、本校選手もキャプテンやエースを中心に死力を尽くして戦ったものの、最後は相手のセンターとライトを止められず21-25、セットカウント1-2で残念ながら惜敗しました。

 試合を通じて感じたのは、相手の攻撃が多彩であったこと。これに対して本校は、試合中盤から修正を重ね良く対応していましたが、攻撃が単調になり、エースが3枚でマークされるなど苦しい展開となってしまいました。しかし、それでも全員でボールを拾いエースに託す戦い方は見応え充分で、控え選手や応援団を含めチームとしての一体感は今後の飛躍を期待させる素晴らしいものでした。選手たちは、あと僅かのところで勝利を逃し、悔しさで一杯だと思いますが、この悔しさは次のインターハイ予選でリベンジしてほしいと思います。

 また、千葉県香取市で戦いに臨んだ女子ハンドボール部は、栃木県チャンピオンの小山西高校と対戦しました。試合が同時刻であったため会場で応援することはできませんでしたが、持ち前のチームワークを武器に善戦したものの、残念ながら13-28で敗れる結果となりました。こちらも気持ちを切り替え、来週から始まるインターハイ予選に向かってほしいと思います。

 今回の関東大会では残念ながら両部とも勝利を手にすることはできませんでしたが、本校が生徒に求める文武両道を全力で体現し、青春の全てを賭けて勝利を追い求める両部の活躍は本校の誇りであり、模範でもあります。関東大会という大舞台で確実に南の風を吹かせてくれたと思っています。悔しさは心の内に秘めつつ、胸を張って帰校してほしいと願います。

 両部の保護者の皆さまにおかれましては、遠方にも関わらず、たくさんのご来場とご声援を賜り、心から感謝申し上げます。来週以後行われるインターハイ予選でも変わらぬご声援をお願いいたします。チーム、学校、保護者が一体となり、次こそは生徒たちが目標とする結果を掴み取り、生徒とともにその喜びを分かち合いましょう。

 

【校長室】テレ玉「いまドキッ!埼玉」に本校美術部(豊島礼芽さん他)が出演します。

 5月14日(火)から5月16日(木)まで審査が行われた県内最高峰の美術展覧会である「県展」に、本校から美術部の3年生3名(豊島礼芽さん「桜」、味口あおいさん「二人は親友」、丸屋藍さん「不羈」)が作品を出品し、一般芸術家など多数の専門家が出品(総数3,157点)する中、なんと3名全員が入選を果たしました。3名の作品は、入賞者の作品のみが展示される「県展(@県立近代美術館)」にて、6月20日(木)まで展示されていますので、お時間の許す方は、是非ご鑑賞いただければ幸いでございます。

 更にこの内、豊島さんの作品「桜」が高校生部門の頂点となる「高校生奨励賞」を受賞いたしました。豊島さんは、この作品を1年次から描き始め、約2年という長い年月をかけて細部に至るまで筆を入れ続けて完成させた大作なのだそうです。部活動の時間のほとんどをたった1枚の作品に費やして作成した作品には、豊島さんの緻密さや根気強さ、自らの感性や表現に対する想いがたくさん詰まった作品となっています。

 そして、豊島さんの「高校生奨励賞」受賞について、テレビ埼玉さんから番組として取り上げたいという依頼を受け、この度、豊島さんをはじめとする本校美術部の活動について放映していただくこととなりました。

 本校は「文武両道」を校訓として、ほとんどの生徒が部活動に取り組んでいますが、このところ運動部の活躍が目立っていたので、今回、美術部の活躍にスポットが当たったことは、とても喜ばしいことであります。これも、日頃から自身の選んだ部活動に真摯に取り組んできた生徒たちの努力の賜物であると考えます。豊島さん、味口さん、丸屋さん、そして美術部の皆さん、本当におめでとうございます。

 番組の放映予定は下記のとおりとなっています。是非たくさんの方にご覧いただくとともに、本校生徒の活動を応援していただければ幸甚でございます。

 放映予定日 令和6年6月8日(土)午前8時30分から9時まで

 番組名   情報番組「いまドキッ!埼玉」(いまたま)

【校長室】生徒たちのエネルギーに心が・・・!(体育祭)

 一昨日までの大雨によりグラウンド状態は決して良好ではない中、昨日5月29日(水)には体育祭の予行を実施し、綱引きの予選及び団体種目(大縄跳び、玉入れ)の練習を行いました。綱引き予選は、白熱した好勝負が多く、熱のこもった戦いが繰り広げられました。この日一番の盛り上がりは、予選最後のリーグ戦で勝率が3チーム同率となり、体育委員のジャンケンにより決勝進出チームが決まる場面で、体育委員の繰り出す指先に仲間の視線が集まり、一体感のある最高の雰囲気でした。勝ったチームも負けたチームも相手をリスペクトし、代表でジャンケンに挑んだ体育委員をあたたかく包み込んでいました。

 そして本日5月30日(木)は体育祭本番を迎えました。気温が高く暑さはあるものの天候に恵まれ、最高の環境で開催することができました。開会式では「人の心を動かすような最高のパフォーマンスを見せてほしい」と伝えましたが、自主自律の姿が随所にみられ、どの競技においても参加する生徒はもとより、応援する生徒、運営を担当する生徒、全ての生徒が全力で取り組むなど、とても素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。勝負事には勝ち負けはつきものなので一喜一憂はありましたが、勝敗以上に大切なことを学べたのではないでしょうか。何よりクラスが一体となって物事を成し遂げようとするエネルギーは正に圧巻で、どのクラスの生徒も仲間との絆を深め、心に刻まれた1日となったのではないでしょうか。生徒たちの取組を見守る教職員にとっても心動かされる場面が随所にみられる1日となりました。

 生徒諸君には、本日見せてくれたような、皆さんが持つ無限のパワーとエネルギーを今後のあらゆる学校生活で発揮し、皆さんの自己実現につなげてほしいと願います。そうした日々の積み重ねが、皆さんを大人へと成長させるとともに、本校の素晴らしい歴史と伝統を築いていくのだと考えます。

 また、本日は平日にもかかわらず、多数の保護者の皆さまにご来校いただき、誠にありがとうございました。見学できるスペースの確保など、ご満足いただける十分な環境をご提供することができず、心よりお詫び申し上げます。皆さまのあたたかな声援を受け、生徒たちが輝く姿を共に見ることができましたことに重ねて感謝申し上げます。

【校長室】テレ玉「アオハルのむこうがわ」に本校女子ハンドボール部が出演します。

 本校女子ハンドボール部が、先に行われた関東高等学校ハンドボール大会の県予選において3位入賞を果たし、4年連続5回目の関東大会出場権を獲得したことを受け、「文武両道」を体現する高校生の姿を、テレビ埼玉の情報番組マチコミ「アオハルのむこうがわ」という番組で取り上げていただけることになりました。

 近年、中学時代の実績のある選手が、施設設備を整えて部活動に力を入れる私立高校に集まる傾向が全国的に顕著となり、どの種目においても上位校のほとんどが私立高校となりつつある中、公立高校として勉強にも部活動にも、どちらにも高いレベルでの目標達成を目指す本校の生徒たちの活躍の姿が、情熱をもって青春を謳歌し、自己実現を目指す高校生を応援するという番組の趣旨に、ピッタリと一致したようです。

 県大会での彼女たちの熱き戦いの様子は、以前の【校長室】にてお知らせしましたが、情熱はもとより、チームとしての一体感、目指している目標のレベル、そして目標を実現するための取組の様子、どれをとっても本当に地道な努力を積み重ねて結果にたどり着いており、今回取材を受けることは、そうしたことを評価していただいた生徒たちの一つの勲章でもあると思います。

 関東大会が6月1日(土)から始まります。また、関東大会の翌週にはインターハイ予選の県大会が控えています。どちらの大会でも、自分たちが積み重ねてきた成果を十分に発揮し、納得のいく戦いができることを期待します。

 番組の放映予定は、下記のとおりとなっています。ぜひたくさんの方にご覧いただきますとともに、生徒たちの活躍を応援していただければ幸甚でございます。

 放映予定 令和6年6月19日(水)午後4時30分から午後5時45分

 番組名  情報番組マチコミ「アオハルのむこうがわ」

 

【校長室】インターハイ地区予選快勝(女子バスケットボール部、女子バレーボール部)

 本日5月26日(日)女子バスケットボール部と女子バレーボール部が3年生最後の大会となるインターハイ予選の地区大会に挑みました。

 女子バスケットボール部は、松伏高校会場で栗橋北彩高校と対戦し、序盤から相手を圧倒する展開で終始試合をリードして危なげなく勝利することができました。ベンチメンバーも全員が出場し、正にチーム一体となって勝ち取った勝利でした。試合前に下級生に声をかけた時に「3年生の存在は心の支え」だと言っていましたが、シュートやリバウンドなどの一つひとつのプレーやゲーム展開を見ても、確かに3年生の存在感は抜群だったようです。

 女子バレーボール部は、毎日興行アリーナ久喜でお隣の叡明高校と対戦し、こちらも危なげなく勝利して県大会の出場権を獲得しました。試合序盤からレフト攻撃が機能するとともに、サービスエースを重ね、完全にゲームを支配して第1セットを先取しました。一つひとつのプレーにしっかりと声を掛け合い、仲間のミスもみんなでカバーしてラリーに繋げる。正にバレーボールの醍醐味を味わえるゲームとなりました。第2セットは自分たちの小さなミスから相手にペースを握られる場面もありましたが、キャプテンを中心に声を掛け合い、試合の流れを取り戻して、セットカウント2対0で快勝することができました。

 どちらの部の生徒も、ひたむきにボールを追いかけ全力でプレーする姿が印象的でした。また、コートへの入退場の際に「お願いします」「ありがとうございました」などの礼節や保護者や学校関係者への挨拶など、高校生らしい純粋な姿に本校生徒の人間的な素晴らしさを実感しました。生徒たちが、こうして全力で部活動に打ち込めるのも、また、純粋で素直な対応ができるのも、ご家族の皆さんの深い愛情と支援があるからこそ実現できるものと認識しています。本日はご多忙の中、たくさんの保護者の皆さまに会場にて直接応援していただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 生徒たちも本日の勝利に満足せず、次の試合に向けて気持ちを切り替え、更なる飛躍を遂げてくれることと信じています。頑張れ越南生。

 

 

【校長室】記憶に残る1日(遠足)

 昨日まで、ペンを手に中間考査に奮闘していた生徒たちですが、本日5月24日(金)は3学年揃って遠足を実施しました。

 1年生は、入学後に築いた友情をさらに深めるため、千葉県のマザー牧場において飯盒炊爨にチャレンジしました。2年生は、修学旅行の予行演習と自己実現のための情報収集力向上のため、東京駅を起点に大学訪問&都内散策を実施しました。3年生は、迫り来る受験に向け、切り替えのスイッチを入れるためにディズニーランドでの思い出作りを実施しました。

 汗ばむような暑さではあったものの、晴天に恵まれ、それぞれが目的を達成するとともに、お互いの友情を深め合える有意義な時間を過ごしました。生徒たちは学校とはひと味違った笑顔にあふれ、記憶に残る大切な1日となったようです。

 何より3学年とも、大きな事故やトラブルもなく、無事に行事を終えることができたのは、生徒たちのモラルと意識の高さのおかげであると考えています。引率した教職員としては、越南生の素晴らしい一面を再確認した1日となりました。

 校外における学校行事では、目的地の文化や歴史などに触れるとともに、学校とは異なる仲間の一面を知ったり、普段接することのない方々への対応などの非日常を通じて、社会性や主体性を育むことができます。そうした学びが、学校生活をより充実させ、生徒を大人へと成長させていくのだと考えます。

 「何事もメリハリが大事」。本日の思い出を胸に、明日からの学校生活において、生徒たちの更なる成長を期待します。頑張れ越南生。