校長室より
【校長室】USJ三昧(2学年修学旅行3日目)
本日12月10日(火)修学旅行の3日目となり、旅行も後半戦となりました。本日の行程は、修学旅行のメインイベント、待望のUSJ班別自由行動です。生徒たちは、この日のためにアトラクションもショップもお土産も入念にチェックしてプランを立てており、昨日の夜から心が高鳴って眠れなかったのではないでしょうか。
パーク内で楽しむ時間をできるだけ確保するために、開園時刻から逆算して3グループに分かれてビュッフェスタイルで朝食を摂りました。大阪リーベルホテルは、朝夕ともにビュッフェスタイルですが、メインからデザートまで料理の品数も多く、食べ盛りの男子高校生がテンコ盛りに取り分けても十分な量が確保されており、施設だけでなく食事面でも満足度の高いホテルです。
朝食は、いつもよりちょっと早い6時30分から始まり心と身体をしっかりと目覚まし、早いクループは7時40分頃には徒歩15分ほど離れたUSJのエントランスに向かって元気よく出発していきました。開園時刻は8時30分でしたが、早朝にもかかわらず既に大勢の一般客が並んでおり、生徒たちもアッという間に行列の中に消えて行きました。
明日12月11日(水)に新エリアのドンキーコングが公開される前日だったので空いているんじゃないかと想像していましたが、さすがUSJだけあって、園内は来場者で溢れかえっており、どのアトラクションもアッという間に1時間以上の待ち時間が表示されていました。中には120分を超える待ち時間が発生したアトラクションも複数ありました。
生徒たちの一番人気はジュラシックパークエリアの大型ジェットコースターのフライング・ダイナソーです。新手の吊り下げ型シートにしがみつき、絶叫しながら青空を飛び回っていました。また、Harry PotterやThe Nintendo Worldなどが人気で、生徒たちにとっては待機時間もまた思い出のひとつになったことだと感じています。
私もいくつかのアトラクションに参加しつつ、広い園内で導線が確保できないほどの混雑の中歩いていると、突然男子生徒が「校長先生」と声をかけてきて「一緒に写真を撮ってください」と言われました。校長になって以来、なかなか私に声をかけてくれる生徒が多くない状況でしたので、うれしい気持ちになりました。
340名を超える人数が園内に居たはずの本校生徒たちですが、圧倒的な人数の一般入場者の中では全く目立つこともなく、しかも、私服で見分けにくいだけでなく、ほとんどの生徒が長蛇の列に並んでいる時間が多かったせいか、あまり本校生徒の姿を見かけることができませんでした。それでも、やっぱり本校生徒たちは優秀で、午後5時45分に設定された帰宿時刻には両手にいっぱいのお土産と頭には被り物やカチューシャなどの装飾をして、次から次へと帰宿してきました。
さて、楽しい時間は過ぎていくのもアッという間で、明日12月11日(水)はいよいよ修学旅行最終日となります。明日は朝からバスで京都に向かい、金閣や清水寺、平等院鳳凰堂、嵐山などをクラス別に訪問します。
ここにきて旅の疲れが出てきた生徒も散見されますが、過ぎ去った3日間の想い出は心にしまって、残り1日を大切に過ごさせたいと思います。
いよいよ明日は修学旅行の最終日を迎えます。保護者の皆さまをはじめとしたご家族の皆さまには、明日の夜生徒が帰宅した際には、話したいことがたくさんあると思いますが、可能であれば本人の話に寄り添い、聞き上手な体制で帰宅をお迎えいただけると幸甚に存じます。
頑張れ、高校生!頑張れ、越南生!
【校長室】神戸と大阪を食べ尽くせ!(2年生修学旅行2日目)
本日12月9日(月)は修学旅行2日目となりました。本日は4日間の行程で唯一の班別自主研修の日でした。朝から暖かな日差しが降り注ぎ、心も身体も気持ちの良い1日となりました。
出発時間の都合で、3クラスずつの時間差となりましたが、生徒たちは元気な顔で朝食会場に現れ、しっかりと朝食を摂ったあと、大型の荷物をトラックに積み込み、クラス別にバスで広島駅に向かいました。団体旅行の特権で2列になって集団で改札を抜け、事前に班ごとに下調べをして計画した目的地となる神戸or大阪方面に向け、新幹線に乗り込んで、いざ出発となりました。
私は、新神戸グループに帯同しましたが、新幹線で新神戸駅到着後、駅ビル内で最後の確認を済ますと、生徒たちは三々五々に三ノ宮の街中に散っていきました。神戸グループの大きな目的は神戸牛を食することとポートタワーやメリケン波止場などの景勝地の散策のようで、JR三ノ宮駅周辺の飲食店や南京町の中華街で神戸グルメを堪能したようです。その後ベイエリアに移動してポートタワーに登り、眼下に広がる海と神戸の街並などの景色を鑑賞し、夕食は大阪市内で大阪のグルメも堪能する欲張りコースとなりました。
一方、大阪グループは、新大阪駅に降り立ち、一目散に大阪の台所“難波”に向かったようです。心斎橋や道頓堀周辺の喰い倒れの街を周遊し、食べ歩きをしながらリサーチしてきた飲食店に向かい、お好み焼きやたこ焼きなどの「粉もの」をはじめ、思い思いのグルメをじっくりと堪能したようです。
どちらのグループも、広島からの新幹線移動があったため、昼頃からの散策となりましたが、夜のホテル集合までの時間を逆算して、たっぷりと仲間たちとの至福の時間を楽しんだようです。
夕方以降に大阪環状線で発生した電車の遅延などのアクシデントもありましたが、無事に当初の目的を果たしてホテルに帰着した生徒たちは一様に満足した表情で、充実した1日となったようです。
また、本日の宿泊ホテルはUSJに隣接し、園内を眼下に臨める好立地の大阪リーベルホテル。しかも、昨日のヒルトン広島に劣らない超奇麗なホテルで、クリスマスに向けてイルミネーションでライトアップされたリッチなホテルに本日と明日の連泊となります。生徒たちにとっては、こちらの満足度も爆上がりで、旅を彩る良い思い出になったはずです。
明日は、いよいよ待望の終日USJ三昧の日です。疲れが見えはじめた生徒も散見されますが、一晩ぐっすりと寝てエネルギーを充電し、きっと明日の朝には、元気一杯な笑顔で現れてくれることでしょう。さあ、明日から修学旅行も後半戦、魅惑のUSJを思い切り楽しみ尽くして素敵な思い出を心に焼き付けましょう。
頑張れ、越南生!頑張れ、2年生!
【校長室】ついに広島上陸!(2年生修学旅行1日目)
本日12月8日(日)本校2年生は、広島・関西方面への修学旅行に出発し、1日目を終えました。
本年度の修学旅行は新幹線での移動となるため、午前7時30分という早い時刻に東京駅集合となっておりましたが、当日の体調不良や欠席などなく、参加予定であった346名全員が元気に新幹線に乗り込みました。生徒たちの日頃の行いが良いのか好天にも恵まれ、良い旅になる予感がしました。
列車が動き始めると同時にカードゲームや言葉遊びのゲームに興じたり、会話を楽しんだりと、生徒たちのテンションは一気に修学旅行モードとなりました。
小田原を過ぎると、突然車窓から大パノラマに広がる富士山を右手に見ながら更に高揚感を高め、名古屋駅で積み込んだ名物「味噌カツ弁当」を堪能しながら、これから始まる4日間の旅にワクワクドキドキが止まらない様子でした。
12時30分ごろ広島駅に到着し、頬を伝う風に肌寒さを感じる中、最初に訪れたのは、この旅行のメインの学習活動ともいえる平和記念公園です。第2次世界大戦終結のきっかけとなった原爆投下が物語るものについては、これまで事前学習を重ねてきましたが、自身の眼で見て確かめるということは、机上の学習では理解できない大切な学びを生徒たちの心に刻んでくれたはずです。
平和記念公園に到着後、目の前に見える朽ち果てた原爆ドームや原爆の子の像をはじめ園内の至るところに奉納された無数の千羽鶴、そして原爆投下時の様子をリアルに感じることができる平和記念資料館などを見学し、原爆死没者慰霊碑の前でクラスごとに集合写真を撮影しました。生徒たちは一様に真剣なまなざしでガイドさんの話を聞きながら、我が国で実際に起こった戦争の惨劇をその眼に焼き付けていました。
その後向かったのは、広島随一の観光地「宮島」です。バスで宮島口まで移動し、フェリーで対岸の宮島に上陸しました。船上では生徒たちの心も観光モードに切り替わり、徐々に近づいてくる厳島神社の鳥居を見るために、ほとんどの生徒が寒空の中でも甲板に出て写真を撮影するなどしていました。
宮島では、約2時間の自由行動となりましたが、生徒たちが真っ先に向かったのは参道に並ぶ食べ歩きのショップで、広島名物のもみじ饅頭や揚げ饅頭、生牡蠣や牡蠣フライに舌鼓を打ち、ひとしきり広島の味を堪能しました。中でも牡蠣フライが大人気で、笑顔で頬張る生徒がたくさん見られました。小腹を満たしたところで厳島神社への参拝に向かい、シンボルの大鳥居を写真に収めると、本殿にお参りをしたりおみくじをひいたりと思い思いの時間を過ごしていました。
日が沈み、辺りが暗くなったころ、再びフェリーに乗ってバスに戻り、本日の宿「ヒルトン広島」に到着しました。ヒルトン広島は、皆さんご存じのとおり広島県内で最高峰の高級ホテルで、修学旅行団体では滅多に宿泊できるホテルではありません。生徒たちは、到着するなり、その高級感溢れる造りに「すご~い」の連発でご機嫌な様子でした。到着後はすぐに競技場にある大型ビジョン並みのモニターが四方に設置された食事会場でビュッフェスタイルの夕食となり、それぞれ思い思いにホテルの味を楽しんでいました。
本日1日目が終了しましたが、生徒たちの行動は総じて自立しており、明るい挨拶や説明をしっかり聞く様子、集団行動を意識した協調性など、どれをとっても素晴らしいものでした。バス会社のガイドさんたちも心から感心しており、とても気持ちよくお仕事ができた様子でした。何より生徒たちが見せた学校のそれとは違った笑顔が「楽しめているのだな」と感じさせてくれるものでした。こうした姿を見ると、普段ご家庭で保護者の皆さまがしっかりとお子様をご指導いただけていることが如実に感じられ、改めて、保護者の皆さまに感謝する次第でございます。
明日は、班別自由行動で、新神戸や大阪市内に向かいます。事前に決めたルートを班員とともにたどりながら、夕食まで班ごとに済ませて午後7時30分までに大阪市内のホテルに集合することとなっています。本日のように、明日も生徒たちは様々な体験をしながら学びつつ、素晴らしい社会性や協調性を発揮してくれることと期待します。
頑張れ、越南生!頑張れ、2年生!
【校長室】心は既に…(2年生修学旅行事前指導)
明日12月8日(日)より本校2年生は関西方面に向けて3泊4日の修学旅行に出発します。修学旅行は、かつて我々大人たちが高校生の頃、青春の1ページとして鮮明に心に刻まれた思い出となったように、今を生きる高校生たちにとっても、高校生活最大のイベントであることは言うまでもありません。
この日のために2年生は、学期末考査を3日間繰り上げ、他学年に先んじて考査を終了しました。考査最終日となった12月6日(金)の朝には、色とりどりのスーツケースを転がしながら万遍の笑顔で登校し、先行発送する荷物をトラックに積み込みました。
考査終了後には、2年生全員が体育館に集合し、最後の事前学習が行われ、冒頭のあいさつで、「良く学び、良く遊べ」の由来となったアメリカ大統領の話を織り交ぜながら、「平和とはどのようなことか」「自分たちは何をすべきか」を学ぶとともに、友人や現地の人々との交流を通じて社会性や協調性を磨き、大人としての思考や言動のスキルを向上することを求めました。併せて、心に刻まれる最高の思い出を作れるよう、まさに「良く学び、良く遊んでほしい」と伝えました。
生徒たちの目は、一様にキラキラと輝き、心は既に広島の地に向いているようでした。生徒たちには、初めて見聞きするであろう様々な体験を通じて、心に刻まれる瞬間を、笑顔で思い切り謳歌してほしいと願います。
明日から4日間、生徒とともに経験する様々な体験を通して、見聞や見識を広めるとともに、友情を再確認しながら一回り大きくなった自分自身を体感し、何より全員が無事に帰県できるよう、引率教職員一同全力で生徒たちを見守ってまいります。
修学旅行の実施に当たり、経済的なご負担を含め、快くお子様を送り出してくださいました保護者の皆さまや本旅行を安全安心に実施するためにご尽力いただきます株式会社JTB様をはじめとした関係の皆さまに、心より感謝申し上げます。
生徒たちにとって、最高の笑顔で過ごす4日間となるよう心から期待しています。
頑張れ、越南生!頑張れ2年生!
【校長室】埼玉県議会の「顔」に抜擢!(書道部)
本日12月4日(水)埼玉県議会事務局より校長宛てに郵便が届きました。中身を確認すると、校長及び本校生徒に宛てた丁寧なお礼状が封入されていました。
お礼状の対象となった生徒は、本年度の全国高等学校総合文化祭「清流の国ぎふ総文2024」の書道部門に埼玉県代表として作品を出展していた書道部の横山璃乃さん(3年)です。
横山さんは、他の部員たちとともに日々切磋琢磨しながら地道に「書」と向き合い、基礎基本となるスキルを磨き上げるとともに、一筆一筆に想いを込めて鍛錬を積み重ねてきた成果として、自らの力で全国の舞台への扉を開いたものです。
こうした輝かしい実績を評価し、頑張る高校生の活躍を広く県民に伝えることを目的として、今回、埼玉県議会の広報担当者から、埼玉県議会の「顔」とも言えるホームページの題字の執筆について依頼を受け、横山さんが県議会をイメージしながら、想いを持って書いた題字作品を提供したものです。
担当者からは、12月からのホームページへの掲載に当たり、校長宛てに丁寧な文面のお礼状を頂戴するとともに、横山さん本人に対しては、お礼のお手紙と図書カードが送られました。書道部の顧問を通じてお礼の手紙と図書カードを手にした横山さんは、万遍の笑顔で喜んでいました。
横山さんが書いた題字は、12月から約3か月間にわたり埼玉県議会の「顔」としてホームページを飾ることとなります。横山さんをはじめ本校生徒の皆さんには、これを契機に本県の県政を担い、県民の生活を支える県議会の役割や活動にも目を向け、政治の仕組みなどについても学んでほしいと思います。
高いレベルでの文武両道の実現を、情熱を持って目指した横山さんの輝かしい功績を讃えるとともに、今後も更なる飛躍を目指して精進を積み重ねてほしいと願います。
なお、横山さんが執筆した題字は、下記のとおり埼玉県議会のホームページからご覧いただくことができますので、ご希望の方は、是非アクセスしてみてください。
また今回、本校生徒に対しまして、こうした貴重な機会をご提供いただきました埼玉県議会及び関係の皆さまに心より感謝申し上げますとともに、今後も本校の教育諸活動に対しましてご理解を賜りますと幸甚に存じます。
頑張れ、越南生!頑張れ、書道部!
《埼玉県議会ホームページ》 https://www.pref.saitama.lg.jp/s-gikai/