校長室より

校長室より

【校長室】お詫びと御礼(彩の国進学フェア)

 7月20日(土)、21日(日)の2日間、さいたまスーパーアリーナにて県内外の公立・私立高等学校が一同に集まり個別相談を行う彩の国進学フェア2024が開催されました。焼けるような猛暑の中、また、中学3年生は北辰テストと日程が重なる中で時間を捻出し、多数ご来場いただきましたことに心より感謝申し上げます。

 本校も教育方針や実際の教育活動について広く受検生に知っていただくためにブースを出展し、訪れていただいた皆さまに説明をさせていただきました。本校ブースにご来場いただきました皆さまには、限られたお時間の中で貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。2日間で700組を超える皆さまに本校ブースを訪れていただきましたことに心より感謝申し上げます。

 本校では、ご来場いただいた皆さまの貴重なお時間を無駄にしないとの考えのもと連日20名余りのスタッフを配置し、管理職を含め座席説明以外にも説明の場を広げて対応するなど、可能な限り円滑に説明させていただけるよう工夫してご対応いたしましたが、予想を上回る皆さまにお越しいただいたことで、効率良くたくさんの学校の説明を聞きたいと考えていた皆さまに長時間お待ちいただく場面がございましたことを心よりお詫び申し上げます。

 本校ブースにお越しいただいた皆さまには、可能な限り丁寧に対応させていただいたつもりではありますが、そうした状況から、皆さまのニーズにお応えする充分な相談時間を確保できなかったり、立ったままでのご対応となりました皆さまには重ねてお詫び申し上げます。

 また、ご説明の中で複数ご指摘をいただきました夏季休業期間中の学校説明会につきましては、猛暑が続く夏季休業期間においても集客数を優先して体育館など空調設備のない会場で実施する学校が多数を占める中で、本校では、ご来校いただく皆さまの体調管理を最優先し、空調の効いたより快適な環境の中で落ち着いてお話をさせていただくことに重きを置くという考えから定員100名規模の小規模説明会を1日複数回転でお盆の時期を除く毎週曜日を変えて計5日間設定し、約1000名の枠をご用意して行うことといたしましたが、予約受付開始から僅か20分余りで夏季休業期間中の受け入れ可能人数の上限を大幅に超過することとなり、予約枠の確保が叶わなかった皆さまには、大変ご迷惑をお掛けいたしましたことを重ねてお詫び申し上げます。既に夏季休業期間となりましたことから、夏季休業期間中は追加の実施は難しい状況がございますので、大変申し訳ありませんが、9月以後の回にお申し込みいただきますようお願い申し上げます。

 今回の相談対応を通じて、本校の目指す教育方針や実践している教育活動の概要については、ある程度ご理解いただけたものと認識しておりますが、「百聞は一見にしかず」と言うとおり、今後実施いたします学校説明会や公開授業、文化祭などを利用して、在校生たちの様子や教育活動の様子などを実際にご覧いただければ幸甚でございます。

 2日間を通じて、たくさんの皆さまに本校ブースにお越しいただくとともに、ほとんどの方々が、本校が大切にしている「文武両道」の高いレベルでの実現を通じた豊かな人間形成にご興味を持っていただいていることに、改めて本校が取り組む学習指導、部活動指導の両面における質の高い学びの場を提供することの大切さを再確認させていただきました。

 今後も、本校の目指す学校像の実現及び皆さまが志向する高いレベルでの文武両道の実現に向け、教職員一同一丸となって生徒に向き合い、生徒とともに更に成長していけるよう取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

【今後の学校説明会、学校公開の予定】

7月26日(金)学校説明会(満員御礼)

8月1日(木)学校説明会(満員御礼)

8月7日(水)学校説明会(満員御礼)

8月20日(火)学校説明会(満員御礼)

8月26日(月)学校説明会(満員御礼)

9月28日(土)学校公開 13:30~16:30 ※詳細が決まり次第公開いたします

10月5日(土)学校説明会 ①9:30~10:30 ②11:30~12:30 ※9月18日(水)16:00受付開始

11月16日(土)学校説明会 ①9:30~10:30 ②11:30~12:30 ※10月31日(木)16:00受付開始

12月13日(金)学校説明会 ①16:45~17:45 ※12月2日(月)16:00受付開始

【校長室】この夏の飛躍を願って(終業式)

 本日7月19日(金)、毎日が真夏かと思うような暑い日々が続く中、70日あった第1学期が終わり、無事に終業式を迎えることができました。

 コロナによる各種制限がほとんど無くなった現在、本来であれば体育館に生徒を集めて対面で実施したかったのですが、猛暑に対する生徒の体調管理を優先し、昨日実施した表彰式及び全国大会に出場する部活動(陸上部、書道部、写真部、放送部)の壮行会と同様に、冷房のある涼しい教室でオンラインによる終業式を実施しました。

 対面でない分、生徒の反応がわかりにくく、実際に内容が伝わっているのか心配な部分もありましたが、コロナ禍を経て、生徒たちもオンラインでの授業や行事に慣れているようで、撮影スタジオのアクションに対して笑いや感嘆のリアクションが廊下を伝って聞こえてくるなど、各教室で投影される映像が生徒にしっかりと伝わっていることを感じ取ることができ、越南生の行事に臨む意識の高さを実感することができました。

 終業式の校長講話では、明日から始まる44日間の夏休みを有意義に過ごし、自身の成長につなげてほしいという願いを込めて「GRIT(やり抜く力)」と「MindSet(習性となった考え方や思考態度)」という2つの言葉とその考え方についてお話ししました。

 どちらの内容も「成功するために欠かせないスキル」として、多くのアスリートやビジネスマンに支持されている考え方であり、技術や能力以上に自身の思考や意思決定に基づく継続的なチャレンジが成長を促し、成功に導くという内容です。

 高校生にとって夏休みは最大のリフレッシュ期間であると同時に、日常の学校生活では出来ない様々な学びに挑戦する貴重なチャンスでもあります。この44日間をどう過ごすかによって、2学期以降に広がる自分の未来は大きく変わることになります。そうした意味でも1年間で最長の休業期間となる夏休みを、それぞれの目的や目標を強く意識しながら有意義に過ごし、2学期にはひとまわり成長した姿で再会したいと願います。

 保護者の皆さまにおかれましては、本校の教育諸活動に対して格別のご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。本校の生徒たちが思い切り勉学や部活動に打ち込み青春を謳歌できるのも、保護者の皆さまをはじめとしたご家族の方々の支えがあってこそだと強く実感しております。夏休み中は進学補習や部活動など、普段とは異なるサイクルでの生活となり、いつも以上に生徒がご家庭で過ごす時間も長くなるかと思いますが、これまでどおり温かく見守り、生徒の背中を押していただければ幸甚に存じます。

【校長室】青春をかけた夏の挑戦(野球部、チーム越南応援団)

 7月11日(水)から全国高等学校野球選手権大会埼玉県大会が始まり、昨日7月14日(日)満を持して本校野球部が初戦を迎えました。対戦相手は今大会Bシード(上位4校)で県内屈指の強豪校である山村学園で、相手の胸を借りつつ相手のストロングポイントを封じて下剋上を目指す熱い戦いとなりました。
 朝からの小雨が降り続く決して良いコンディションではない中、第1試合が長引き予定より30分ほど遅れての試合開始となりました。
 後攻となった本校一塁側のスタンドは、野球の応援には欠かせない吹奏楽部員とチアダンス部員、そして今大会は応援にまわった野球部員、取材活動をしてくれた写真部員と新聞部員、更には本校のロゴが記されたTシャツやキャップ、タオルなどを身に着けた保護者の皆さまやOBOGに加え、本校を応援してくださる方々など、大応援団で埋め尽くされました。
 試合前の公式練習に臨む選手たちは、どの選手も適度な緊張感を持ちつつキリッとした目をしており、良いゲームとなる予感がしました。
 試合はエース杉浦くんの好投で1回表をノーヒットに抑え、素晴らしい出だしで1回裏の攻撃を迎えました。スタンドでは2年生応援リーダーの野球部員の気持ちのこもった掛け声とともに、試合の流れを掴むべく吹奏楽部員の演奏に乗ってチアダンス部が華やかに踊り、メガホンと声援で一気にボルテージMAXになりましたが、相手もさすがに強豪校だけあって簡単には打たせてくれず互いに譲らない締まった出だしとなりました。
 迎えた2回、好投していた杉浦くんが初ヒットを許すと相手は畳み掛けるように一気に攻勢を強め、味方のミスも重なり、本塁打を含む連打で6失点を許してしまいました。ここでマウンドをアンダースローの関根くんに託し嫌なムードを断ち切ろうとしましたが、勢い付いた相手を打ち取るのは難しく8失点のビッグイニングを与えてしまいました。
 しかし、こうした劣勢でも諦めずに全力で戦い続けられるのが越南生の素晴らしいところ。2回裏以後何とか反撃の狼煙を上げたい本校は、相手ピッチャーの球に喰らいつきますが1本が出ず、なかなか出塁できない苦しい展開が続きました。
 4回にはタイムリーを浴び1失点、5回にはストライクを取りに行った初球を狙われ更に5点を失ってしまいました。コールド試合を回避したい本校の5回裏の攻撃では、この回からマウンドに上がったプロも注目する相手エースの球に真っ向勝負で挑みましたが出塁は叶わず、最後は芯で捉えた素晴らしい当たりを放つも無情にもセンターの好捕に阻まれ、試合終了のサイレンとともに甲子園という大きな夢に挑戦した野球部の夏が終わり、3年生が引退することとなりました。同時に、可憐なダンスでスタンドを盛り上げ選手たちを鼓舞し続けたチアダンス部の3年生も引退を迎えることとなりました。
 試合は残念ながら強豪校の力に屈する結果となりましたが、苦しい展開の中でも華麗にダブルプレーを奪ったり、あわやライトオーバーの当たりを巧みな身のこなしで好捕したり、随所に好プレーが見られ、日々厳しい練習を積み重ねてきた成果を発揮できる場面もありました。何より、どんなに点差が離れても決して集中力を切らすことなく、最後まで全力で戦い続けた選手たちや、そうした選手たちを自分事のように全力で応援し続けた各部の生徒たちは、終始純粋で高校生らしい輝きを放ち、本校の生徒としてとても誇り高く感じられるものでした。流した涙がそれを証明するように「人の心を動かす」とは、こうした事なのだと再認識させてくれたとともに、「南の風」の素晴らしさを肌で感じることができ、生徒たちに感謝の気持ちでいっぱいです。

 選手たちは敗れた悔しさで一杯だと思いますが、高みを目指して自主練習に取り組むなど、これまで積み重ねてきた努力は確実に皆さんを成長させてくれたはずです。また、ともに戦ってきた仲間たちとは掛け替えのない関係を築き充実した時間を過ごせたのではないでしょうか。野球部の皆さんは、どこで見かけても常に礼儀正しく爽やかで、文武両道を目指す本校生徒たちをリードする存在です。下級生は引退する3年生の意志を継いで更なる飛躍を目指してほしいと願います。
 また、何とか一矢報いるべくベンチもスタンドも心を一つにして戦ったこの経験が吹奏楽部やチアダンス部、写真部や新聞部などチーム越南応援団の生徒たちにも、直向きに努力することの大切さや夢を叶えることの難しさなど多くの学びを与えてくれたことだと感じています。こうした学びを経験しながら、人としての豊かさを身に付け、社会に求められる人材として大きく成長してくれることを願って止みません。
 本日は雨天にも関わらず、たくさんの保護者の皆さまにご来場いただくとともに、雨に濡れながらもチーム越南応援団とともに熱いご声援を届けていただき誠にありがとうございました。きっと皆さまのご声援が選手たちにとっては大きな勇気となり、思い切り戦えたのだと思います。
 試合後に保護者代表の方から涙とともに頂いた「君たちの試合でこんなに感動させられるとは思わなかった」という言葉に、直向きに努力する選手たちの想いをお伝えすることができたと安堵するとともに、日頃から影となり日向となり支えてくださった保護者の皆さまが居たからこそ本校の生徒たちが思い切り部活動に打ち込めるのだと改めて感じた次第でございます。保護者の皆さまのご理解とご協力に心から感謝申し上げます。

 頑張れ越南生!頑張れ野球部、チアダンス部!

【校長室】この夏、全国の舞台へ挑戦する生徒たち(陸上部、書道部、写真部、放送部)

 この夏、本校から4つの部活動が全国の舞台に挑戦します。どの部活動の生徒も日頃から地道に努力を重ね、少しずつそして着実に成長する中で、それぞれの技能やパフォーマンス、研究活動などが秀でたものであると認められたことにより、自らの力で「全国の舞台への扉」を開いたものです。

 ここに至るまでには、どの部活動の生徒たちも日々鍛錬を重ね、人知れず苦悩したこともあったに違いありません。しかし、そうした失敗や挫折、苦悩の日々が皆さんを強く大きく成長させ、全国の舞台へと導いたのだと思います。本校教職員、生徒、保護者、そして地域の方々が皆さんの活躍を願い、皆さんの背中を後押しする「南の風」を感じながら、一握りの高校生しか経験することができないこの夏の最高のステージを思い切り楽しんできてほしいと思います。そこでの経験が、きっとまた一歩皆さんを成長させてくれるはずです。

 全国大会に出場する部活動は以下のとおりです。本校の代表として、そして埼玉県の代表として出場する生徒諸君に熱いご声援をいただければ幸甚に存じます。

【陸上部】

全国高等学校総合体育大会「ありがとうを強さに変えて」北部九州総体2024

 期日 令和6年7月27日(土)~8月1日(木)

 会場 福岡県福岡市 東平尾公園博多の森陸上競技場

 出場者 岩崎透弥(3年) 出場種目 男子棒高跳び

     木戸瑛大(3年) 出場種目 男子三段跳び

【書道部】

全国高等学校総合文化祭 清流の国ぎふ総文2024

 期日 7月31日(水)~8月4日(日)

 会場 岐阜県下呂市 下呂交流会館

 出展者 横山璃乃(3年) 作品名「臨 伊都内親王願文」

【写真部】

全国高等学校総合文化祭 清流の国ぎふ総文2024

 期日 7月31日(水)~8月4日(日)

 会場 岐阜県関市 関市文化会館

 出展者 杉本菜花(3年) 作品名「最愛」

【放送部】

NHK杯全国高等学校放送コンテスト

 期日 7月22日(月)~7月25日(木)

 会場 東京都渋谷区 国立オリンピック記念青少年総合センター

 出場者 内田将太(3年)、大椙連太朗(3年)、飯田夏帆(3年)

 出場部門 「校内放送研究発表」

 研究タイトル 「ハウリングをなくすためには」

 

 

書道部 横山さんの作品「臨 伊都内親王願文」

 

 

写真部 杉本さんの作品「最愛」

 

 

 

【校長室】この猛暑に適切に対応するために(WBGT計)

 地球温暖化に伴う近年の異常気象や自然災害は、シニア世代を視野に捉えた私たちの若かりし頃とは異次元な状況があります。特に夏場の暑さは尋常ではなく、これまで暑さの象徴であった「真夏日」に加え、2007年には「猛暑日」が、2022年には「酷暑日」という言葉が気象庁によって定義され、もはや夏=猛暑であることが当たり前になりつつあります。

 そうした中で、学校における教育活動の在り方も少しづつ形を変え、保護者の皆さまのご理解とご支援をいただきながらエアコンの設置や扇風機、製氷機の活用、服装規定の弾力化などを実現し、より快適な教育環境の整備に努めてまいりました。

 一方で、こうした環境の中でも必要とされる活動については継続しつつ、如何に気象条件に適切に対処するかということが学校としての大きな課題であると考えています。

 本校は「文武両道」を校訓に掲げ、運動部・文化部を問わず部活動に情熱を注ぐ生徒たちが非常に多く在籍しています。そうした生徒たちにとっては「暑いから活動休止」では目指す自己実現を叶えることができず、自己肯定感も得ることができません。暑い夏をどう乗り切り、暑い夏にどこまで成長できるかは生徒たちにとって、とても意義深いことだと捉えています。

 そこで、こうした「猛暑」の状況を客観的に捉え、必要な対策を適切に行うために、熱中症の危険度の目安である暑さ指数を計測する「暑さ指数計(WBGT計)」を学校で購入し、運動部や屋外で活動を行う部活動を中心に配布しました。熱中症発生の要因は、気温だけではなく、湿度や地表面からの輻射熱が大きく関係し、体感の温度とは異なる指標を持つ必要があるとされています。これらの要素を総合的に捉え、客観的データとして示してくれるのが「暑さ指数計(WBGT計)」です。

 併せて各先生方には、暑さ指数により求められる対応や熱中症対策の考え方などの指針を配布し、共通理解を図りました。

 今年の夏も暑い日が続くと予想されます。しかし、そうした中でも生徒たちの競技人生をかけた大会や発表会は行われます。より安全に、そしてより適切に生徒たちを戦いの場に送り出していきたいと思います。保護者の皆さまにおかれましては、こうした本校の取組に、ご理解を賜ることができれば幸甚に存じます。

【校長室】夢の実現に挑戦する野球部諸君とともに(チーム越南応援練習)

 生徒たちにとって「もう一つの戦い」であった期末考査も無事終了し、7月8日(月)から部活動が再開されました。昨日7月9日(火)は、午後から突然賑やかな音楽と生徒たちの声が聞こえ、見に行ってみると正門前のロータリーで、7月14日(日)に全国高等学校野球選手権大会の初戦を迎える野球部の勝利を願って、チーム越南による応援練習が行われていました。

 チーム越南は、吹奏楽部、チアダンス部、野球部の部員で構成され、数々の応援パターンの中から応援リーダーがその場の戦況に合わせて最適なパターンを選択し、掛け声とともにサインボードに掲げて一丸となって雰囲気を盛り上げ、試合の流れを引き寄せるものです。

 県内有数の実力を持つ吹奏楽部は高校野球定番の曲から本校オリジナル曲まで多彩な音楽で一気に雰囲気を盛り上げ、その曲に乗ってチアダンス部が美しい隊列を組んでポンポンを振りながらキュートな踊りで艶やかに花を添え、更に野球部の応援部隊がメガホンをたたきながら絶叫に近い野太い声で気合のメッセージを選手に届ける。それぞれが役割を持ち、心を一つにして選手にパワーを送るのが仕事です。

 昨日は、ギラギラと照り付ける太陽のもと、この3つの部活動が一堂に会してプレ応援会を行い、それぞれが指示系統や役割分担、約束事やアクションのタイミング、振り付けや掛け声などを確認し合っていました。

 どの部も本番さながらのパフォーマンスで、まるでスタジアムのスタンドで実際に応援しているかのような気分になりました。連日の猛暑の中、水分補給と体調管理を徹底しながら、猛暑を吹き飛ばす勢いのパフォーマンスを見せたチーム越南応援団の皆さん。きっと試合当日も皆さんの想いを乗せた応援が大きな「南の風」となって、グラウンドで戦う選手たちに勇気と希望を与え、力強く背中を押してくれるはずです。

 「甲子園」という夢に向かって戦いに挑む野球部選手諸君、そしてその夢が叶うことを信じて選手たちを応援するチーム越南応援団。皆さんの心が「ひとつ」になったとき、会場にいる全ての人の心を動かす素晴らしいプレーが生まれ、「青春の1ページ」として心に刻まれる瞬間を手にすることができるのでしょう。そして、それが「勝利」とともに夢の実現に近づけることを願ってやみません。

 本校野球部の初戦は7月14日(日)第2試合(11時30分開始予定)、レジデンシャルスタジアム大宮(旧大宮市営球場)で行われます。対戦相手は大会Bシード校の強豪山村学園です。暑さ厳しき折ですが、保護者の皆さまにおかれましても、お時間の許す方は、是非スタジアムにてチーム越南の生徒たちとともに熱いご声援を賜り、ともに大きな「南の風」を選手たちに届けることができれば幸甚に存じます。

 頑張れ越南生!頑張れチーム越南!

【校長室】3年生21人の想いを乗せて(チアダンス部関東大会)

 本日6月30日(日)に都内千駄ヶ谷の東京体育館において全国高等学校ダンスドリル選手権大会(Miss Dance Drill Team Japan Competition 2024)の地方予選である関東大会が実施されました。この大会には全国大会常連の強豪校を含め関東各都県から78チームが出場し、7月下旬に同会場で行われる夢の全国大会への出場権獲得を競いました。本校からは、チアダンス部(チーム名Wings)の3年生21名がSONG/POM部門Largeの部(20人以上の構成)に出場しました。

 ダンスドリルは、アメリカ西海岸発祥の競技で、繰り返し練習し統率されたダンスの総称であり、日本では、チアリーディング、バトントワリング、マーチングバンドなどと呼ばれています。大会ではJAZZ、LYRICAL、HIP HOP、DRILL POM、SONG/POM、CHEER、NOVELTY、PROP、SHOW DRILL、MILITARY、TALL FLAG、SHORT FLAG、MAJORETTE、KICK、MISS&MR DANCE DRILL TEAM、MISS&MR SOROなど多様なカテゴリーに部門を区分して演技が行われます。

 本校チアダンス部が出場したSONG/POM部門の演技時間は、入退場20秒以内、実演技1分45秒以上2分30秒以下と厳しく時間制限されており、限られた時間の中で如何にミスなく独創性や協調性を通じた美しくダイナミックな演技ができるかを競う非常に厳正な競技なのです。また、ダンスや新体操、フィギュアスケートなどと同様に、採点競技であるが故に、チームとしての演技そのものの完成度とともに、審査員の感性を刺激するような演技ができるかどうかで評価が左右される難しさもあります。

 本校チアダンス部は、この大会を3年生最後の大会と位置付けており、正にこの日のために3年間コーチや顧問の指導のもと、個々の演技スキルの向上を目指すとともに、仲間同士の結束を高めてチームワークを育み、チームとしての演技力を磨いてきました。

 本校の演技は、この日の参加78チーム中77番目の大トリ前で、大会がクライマックスを迎えた中での出番となりました。会場内のボルテージや他校の迫力ある演技の前に否応なく緊張感が高まり、生徒たちはきっと心臓がバクバクしているのだろうと、見ているこちらが緊張してしまうほどでした。しかし、そんな押しつぶされそうな緊張感を、積み重ねてきた自信とプライドで昇華し、パフォーマンスの力に変えられるのが越南生の素晴らしいところ。

 演技は、開始の合図とともに全員が最高の笑顔で入場するシーンから始まり、大音量で流れる音楽に合わせ、リズミカルでキレがあり、21人の動きもしっかりとシンクロする素晴らしいパフォーマンスを見せました。特にフォーメーションの変化やラインダンスなどの見せ場では、一体感のある美しいパフォーマンスが見られ、見ていた私も思わず引き込まれてしまいました。途中、僅かにラインが乱れたり、タイミングがずれたりする場面もありましたが、心を一つにして最後まで笑顔で踊り切った本校チアダンス部の皆さんは最高にカッコ良く、私の目には他のどのチームの演技よりも輝いて見えました。2分余りの演技時間がアッという間に過ぎ、ラストのキメポーズも見事にまとめ、最後も21人が足並みをそろえて最高の笑顔とともに舞台を後にしていきました。

 結果は、残念ながら入賞を果たすことができず、夢に見た全国大会出場権の獲得には至りませんでしたが、それでも本校チアダンス部の演技は、多くの観客を魅了し、関東大会という大きな舞台で、確かな「南の風」を吹かしてくれたと感じています。

 日頃からチアダンス部の皆さんが、正門前のロータリーでスマホにつないだスピーカーから流れる音楽に合わせて演技を繰り返し、試行錯誤する姿を何度となく見てきました。決して充分とは言えない環境の中でも、他の部活動に負けないパッションで精進する姿も印象的でした。

 また、教職員をはじめ、ロータリーを横切る大人に対して、その都度きちんと姿勢を正し、演技で見せるような笑顔で元気よく挨拶してくれる姿に、いつも感銘を受けていました。

 部活動は高みを目指している以上、結果が大切なのは言うまでもありませんが、部活動を人としての成長の場と考えれば、結果以上に高みを目指して努力し続けたプロセスが皆さんの財産となるはずです。皆さんが3年間努力し続けた成果を、この舞台で出し切ることができたのなら、きっと皆さんの心の中に納得できる手ごたえを感じることができたのではないでしょうか。

 今後は自分たちのための演技の舞台を離れ、同じく「甲子園」という大きな夢に挑戦する野球部に夢を託し、越南応援団の一員としてスタジアム全体に「南の風」を吹かせ、灼熱のグラウンドで戦う仲間たちを全力で勇気づけてほしいと思います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、チアダンス部!

 

【校長室】異なる立場の助言は教育改善の宝(学校評議員会、学校評価懇話会)

 本校では、6月21日(金)の午後、本年度第1回目の「学校評議員会」及び「学校評価懇話会」を実施しました。

 「学校評議員会」は、平成12年以降学校に義務付けられた学校教育活動に対する第三者評価組織であり、地域の見識者など教職員以外の方の視点で学校の取組を見た場合に感じる魅力や改善点などについて意見を頂戴し、学校運営の改善を図るものです。本校では、学校医1名、学識経験者4名(大学教授2、中学校長1、小学校長1)の合計5名の皆さまに委員を委嘱し、年2回の評議員会を開催して忌憚のないご助言をいただいています。

 学校評議員会では、本校の教育活動の取組について以下の様なご意見を頂戴しました。

 (1)「文武両道」の校訓のもと、部活動は、熱心に取り組むとともに成果が上がっており、とても良い状況である。

 (2)学習面では、部活動をしている時期(1,2年時)の学習習慣に乏しいことが懸念される。学習活動に興味を持てば生徒は成長することから、生徒の興味を引き出す工夫に取り組んでほしい。

 (3)主体的、対話的で深い学びの実現のため、アクティブラーニングや探究活動にどのように取り組んでいるのか。

 (4)一般受験と推薦型受験の割合はどのような状況か。推薦型受験者に対する指導はどのように行われているのか。

 (5)学校ホームページや学校公開などを通じて積極的に情報発信していることは評価できる。

 学校評議員会終了後の6限には、並行して保護者を対象に実施した学校公開の様子と実際に行われている授業の様子を見学していただきました。委員の皆さまからは、どの授業でも生徒たちがしっかりと学びに向き合い、積極的な姿が見られたとお褒めの言葉を頂戴しました。

 放課後には、学校評価懇話会を開催しました。学校評価懇話会は、学校評議員に保護者の代表者と生徒の代表者、主要な教職員を加えて、校長の示す「目指す学校像」や「教育目標」「教育計画」「学校自己評価システム」などについて意見交換して学校経営の改善と学校教育力の向上を目指すとともに、その内容を公表することにより保護者や地域の皆さまに本校の取組を理解していただくものです。懇話会でいただいたご意見等は以下のとおりです。

 (1)ICT環境が整い有効活用が進んでいる。今後はチャットGPTなどAIを活用した教育実践など先進的な取組の推進について検討が必要である。

 (2)PISAタイムの課題を生徒自身が考えられるようになると、より効果的な学びができるのではないか。(生徒からは、自分の考えを文字化する過程で文章作成能力が向上している、他者の考えと自分の考えを比べられるので思考力が向上しているとの意見がありました)

 (3)スタディサプリの活用率を上げるために、教科の評価に加えるなど生徒にアプリを活用する必然性を持たせる工夫が必要ではないか。(生徒からは、授業で分からなかった内容の復習などに活用しているとの回答がありました)

 (4)自動採点システムや出席・成績管理システムなど学習管理システムの導入によりICT機器を活用した学習の効率化、教職員の負担軽減を推進する必要がある。

 (5)PISAタイムなどの取組は、現在求められる「答えのない問い」に対して論理的に思考し表現する力の育成に大きく役立っている。

 (6)小学校や中学校など異校種との連携を推進し、小中学生に高校生が部活動を教えるなどの取組を検討してほしい。

 (7)生徒が自主学習で「わからない」に直面した時に、気軽に聞ける環境が大切ではないか。(生徒からは、授業前後や放課後などに担当の先生に聞いているとの回答がありました)

 (8)海外の学生とのオンラインでの交流活動などに取り組んではどうだろうか。また、外国語科の英語劇を小中学生に公開できないだろうか。

 上記のとおり、学校評議員会、学校評価懇話会ともに活発なご意見やご助言を頂戴し、校長としては、今後取り組まなければならないことが山積だと感じたところです。重要度や優先度が高い事案から一つひとつ丁寧に検討し、改善、実現していきたいと思います。

 委員の皆さまには、公務ご多忙の中お時間を割いていただくとともに、様々なご意見ご助言を賜り、心より感謝申し上げます。今後とも、本校の発展と教育活動の充実のため、お力添えをいただければ幸甚に存じます。

 

【校長室】新たなステージ天皇杯出場へ!(男女バレーボール部インターハイ県予選)

 6月17日(月)から全国高等学校総合体育大会(インターハイ)バレーボール競技の県大会が始まり、本校からは関東大会に出場した男子バレーボール部が第3シードとして、女子バレーボール部が東部地区代表校としてが出場しました。

 先に試合があったのは女子バレーボール部。6月17日(月)に深谷ビッグタートルで同じく東部地区代表の春日部東高校と対戦しました。同じ東部地区代表ということで、互いにある程度手の内を知る中で、3年間の集大成として持てる力をぶつけ合う戦いとなりました。負ければ3年生は引退という緊張感の中、試合は序盤から相手にペースを握られる苦しい展開となり、第1セットは自分たちのバレーができないまま13-25で先取されてしまいました。セット間に監督の指示を確認するとともに、キャプテンを中心に声を掛け合い心をリセットして第2セットの臨むと、続く第2セットは持ち前の粘り強い守備とエースを中心とした攻撃が冴え、終始本校ペースでゲームを進め、25-16で勝利して試合を振り出しに戻し、フルセットの戦いに持ち込みました。迎えた最終セットでは、互いに気迫に溢れ一歩も譲らない白熱した展開となりましたが、最後は相手の粘りに屈する形で22-25でこのセットを失い、セットカウント1-2で惜敗となりました。

 試合には敗れたものの、ここまで3年間仲間との和を大切にし、日々情熱をもって競技に向き合ってきた女子バレーボール部の皆さんの努力は「文武両道」を校訓に掲げる本校のポリシーを体現する素晴らしいものです。3年生は引退となりますが、下級生の皆さんは3年生の想いを継承して、新たなスタートを切ってほしいと願います。

 前日に敗れた女子の悔しさを晴らすべく、前回の大会で県4位となり関東大会に出場した男子バレーボール部が、6月17日(火)に所沢市民体育館で行われた2回戦に第4シードとして登場しました。本校は1回戦をシードされ、2回戦で西部地区代表の立教新座高校と、3回戦では南部地区代表の県立浦和高校と対戦し、ともにセットカウント2-0とつけ入る隙を与えない戦いで順当にベスト8に進出しました。

 この日3試合目となった準々決勝では、関東予選の準々決勝でも対戦して勝利した北部の強豪正智深谷高校との戦いとなり、対策を練ってリベンジに燃える相手の挑戦を受ける形となりました。試合は予想通り序盤から一進一退の白熱した好ゲームとなり、ミスした方が脱落する緊張感の高い展開でしたが、本校は気負わず相手のストロングポイントを押さえ、拾ったボールをエースに託すという本校の戦い方を貫くことに徹し、各セット終盤まで競り合う中で第1セット28-26、第2セット25-23で2セット連取して追いすがる正智深谷高校を退け、目標としていたベスト4の座を獲得しました。

 6月21日(金)に所沢市民体育館において男女の準決勝などが行われ、本校は夢の決勝の舞台をかけて県内無敵を誇る第1シード埼玉栄高校と対戦しました。全国の頂点を見据えたチーム作りをしている埼玉県チャンピオンとの戦いにも気負うことなく粘って拾ってエースに託すという自分たちの戦いを貫きましたが、関東大会同様に相手の高さと速さに加え、本校エースを徹底的にマークされる展開となり、善戦しながらも自分たちのリズムで試合を進めることができずに11-25、13-25のストレート負けを喫し、スポーツ推薦で有望な選手を集める私立高校の力に屈する形となりました。

 夢の決勝の舞台を絶たれ、落胆して気力を失っても不思議ではない状況でしたが、こうした状況でも気持ちを奮い立たせて次の戦いに向かえるメンタルの強さが越南生の素晴らしいところ。敗れた試合直後に開始された北部の名門深谷高校との3位決定戦に臨みました。深谷高校といえば、平成の時代に春高バレー(全国高校選抜大会)を連覇するなど、長きにわたり全国の頂点を極めたバレー界では知らない者がいない名門中の名門。近年は全国の舞台から遠ざかっているものの超強豪校であることに変わりはありません。そんな深谷高校との1戦は、県大会第3位という成績や1年かけて作り上げたチームの集大成、インターハイ予選の最終戦という意味合いのほか、勝ったチームは社会人や実業団を含めた国内すべてのチームの頂点を争う全日本バレーボール選手権大会(天皇杯・皇后杯)の埼玉県ラウンドへの出場権を獲得することができる、正に天と地ほどの差がある重要な戦いとなりました。

 両者フルセットで戦った準決勝の疲労が残る中で始まった試合は、実力校同士の戦いにふさわしく、両者一歩も譲らない緊張の連続となりました。相手もさすが名門校の看板を背負うだけあって自分たちの戦い方をしっかりと持っており、粘って拾って繋いでエースに託すという本校得意のパターンもなかなか功を奏することができないまま第1セットの終盤を迎えましたが、要所で決め切った本校が25-23の僅差で競り勝ち、第1セットを先取しました。2セットで試合を決めたい本校は、監督の指示をチーム全体で共有するとともにキャプテンの川田君を中心に心を一つにして第2セットに臨みました。続く第2セットも相手は簡単に崩れず互いにストロングポイントをぶつけ合う気力の戦いとなりましたが、常に高みを目指して技術だけでなくメンタルも鍛え上げてきた本校選手は、最後まで自信をもって戦い続け、追いすがる相手を25-22で振り切り、セットカウント2-0のストレートで勝利を掴むことができました。

 この結果、7月14日(日)に行われる全日本バレーボール選手権(天皇杯・皇后杯)の埼玉県ラウンドへの切符を手にすることができ、3年生を中心とした誇り高き男子バレーボール部の活動を、もう少しの間見守ることができることとなりました。

 男子バレーボール部の皆さん、インターハイ予選3位獲得と天皇杯出場権の獲得、本当におめでとうございます。キャプテン川田君やエース関根君を中心として部員全員の力で掴み取った新たなステージへの挑戦権、社会人や実業団も出場するバレー界最高峰の戦いに挑む皆さんには、越南生の代表、県内高校生チームの代表として誇りとプライドをもって、越南生らしく、高校生らしく全力で戦ってほしいと願います。全力で戦った先には、これまでの大会では得られなかった新たな学びがあり、それが皆さんにとって大切な財産となるはずだと考えています。大会まであと3週間余り、「もう一つの戦い」となる期末考査も挟みますが、怪我をしないよう細心の注意を払うとともに良いコンディションを維持し、ここまで積み重ねてきたものを存分に発揮してほしいと願います。大丈夫、「南の風」はいつでも皆さんの背中を押してくれるはずです。

 併せて、大会期間中、遠方にもかかわらず会場にお越しいただきました保護者の皆さま、日頃から選手を温かく見守りご支援いただいているご家族の皆さまに厚く御礼申し上げます。今後とも本校生徒の活躍を共に応援し、支えていただければ幸甚でございます。

 がんばれ越南生!がんばれ男女バレーボール部!

 

【校長室】4年連続で全国の舞台へ!(放送部)

 6月16日(日)に桶川市民ホールにて高校放送部の公式戦である令和6年度第60回埼玉県高校放送コンテスト兼第71回NHK杯全国高校放送コンテスト埼玉県大会が開催され、本校からは放送部の生徒が出場しました。

 今大会は「私たち高校生と放送」のテーマのもと、アナウンス、朗読、ラジオドキュメント、テレビドキュメント、創作ラジオドラマ、創作テレビドラマ、校内放送研究発表の7つの部門別に審査が行われ、それぞれ優良賞を獲得するなど、推薦を受けた限られた者だけが全国の舞台への挑戦権を獲得する規定となっています。

 本校からは、アナウンス部門に1名、朗読部門に1名、校内放送研究発表に1作品が参加し、このうち校内放送研究発表の作品が埼玉県高等学校放送教育研究会の推薦を受け、第71回NHK杯全国高校放送コンテストの出場権を獲得しました。本校がNHK杯全国大会に出場するのは4年連続の快挙となります。

 本校の放送部は、日常の校内放送のほか学校行事でのアナウンスや実況中継などを担当し、様々な場面で全校生徒の活動を応援・発信しています。先日行われた体育祭でも、放送業務を一手に引き受けるとともに、全種目をテンションMAXで実況し、イベントを大いに盛り上げてくれました。

 また、地元越谷市のコミュニティ放送局「こしがやエフエム(FM86.8MHz)」の協力を得て、市内4校の放送部がローテーションを組み、各校が月1回ペースで「Hi! Hi! school Life」という番組を担当作成し配信しています。本校放送部の次回放送予定は6月21日(金)午後9時30分から10時までの30分間です。

 放送部の生徒たちは、普段校内で接すると、とても穏やかで真面目な印象の生徒が多いのですが、いざイベントや番組などでマイクの前に立つと、本当に明るく元気でテンションも高く、放送を聞いている全ての人に元気と活力を届けてくれる存在です。しかも、スピーカーから聞こえてくる声が聞き取りやすく、とても耳触りが良いのがとても素晴らしいと、いつも感じています。きっと、視聴者のために自身のスイッチをONにして、視聴者を元気付けてくれているのだと思います。

 今回、本校放送部が出場権を獲得した第71回NHK杯全国高校放送コンテストは、令和6年7月22日(月)から25日(木)までの4日間、東京都の 国⽴オリンピック記念⻘少年総合センター及びNHKホールにて開催されます。大会は、準々決勝、準決勝、決勝と審査が行われ、優秀な作品のみが決勝の舞台に進むサバイバル形式となっています。本校は、まず7月23日(火)の準々決勝に全力で臨むことになります。

 大会では、日頃から番組作成に向けた取材活動や、朗読やアナウンス等の練習に地道に取り組む中で培った放送スキルを遺憾なく発揮し、納得のいく発表ができることを願っています。そして、全国の舞台で「南の風」を吹かしてきてほしいと思います。

 頑張れ越南生!頑張れ放送部!