校長ブログ
【校長室】この夏、全国の舞台へ挑戦する生徒たち(陸上部、書道部、写真部、放送部)
この夏、本校から4つの部活動が全国の舞台に挑戦します。どの部活動の生徒も日頃から地道に努力を重ね、少しずつそして着実に成長する中で、それぞれの技能やパフォーマンス、研究活動などが秀でたものであると認められたことにより、自らの力で「全国の舞台への扉」を開いたものです。
ここに至るまでには、どの部活動の生徒たちも日々鍛錬を重ね、人知れず苦悩したこともあったに違いありません。しかし、そうした失敗や挫折、苦悩の日々が皆さんを強く大きく成長させ、全国の舞台へと導いたのだと思います。本校教職員、生徒、保護者、そして地域の方々が皆さんの活躍を願い、皆さんの背中を後押しする「南の風」を感じながら、一握りの高校生しか経験することができないこの夏の最高のステージを思い切り楽しんできてほしいと思います。そこでの経験が、きっとまた一歩皆さんを成長させてくれるはずです。
全国大会に出場する部活動は以下のとおりです。本校の代表として、そして埼玉県の代表として出場する生徒諸君に熱いご声援をいただければ幸甚に存じます。
【陸上部】
全国高等学校総合体育大会「ありがとうを強さに変えて」北部九州総体2024
期日 令和6年7月27日(土)~8月1日(木)
会場 福岡県福岡市 東平尾公園博多の森陸上競技場
出場者 岩崎透弥(3年) 出場種目 男子棒高跳び
木戸瑛大(3年) 出場種目 男子三段跳び
【書道部】
全国高等学校総合文化祭 清流の国ぎふ総文2024
期日 7月31日(水)~8月4日(日)
会場 岐阜県下呂市 下呂交流会館
出展者 横山璃乃(3年) 作品名「臨 伊都内親王願文」
【写真部】
全国高等学校総合文化祭 清流の国ぎふ総文2024
期日 7月31日(水)~8月4日(日)
会場 岐阜県関市 関市文化会館
出展者 杉本菜花(3年) 作品名「最愛」
【放送部】
NHK杯全国高等学校放送コンテスト
期日 7月22日(月)~7月25日(木)
会場 東京都渋谷区 国立オリンピック記念青少年総合センター
出場者 内田将太(3年)、大椙連太朗(3年)、飯田夏帆(3年)
出場部門 「校内放送研究発表」
研究タイトル 「ハウリングをなくすためには」
書道部 横山さんの作品「臨 伊都内親王願文」
写真部 杉本さんの作品「最愛」
【校長室】この猛暑に適切に対応するために(WBGT計)
地球温暖化に伴う近年の異常気象や自然災害は、シニア世代を視野に捉えた私たちの若かりし頃とは異次元な状況があります。特に夏場の暑さは尋常ではなく、これまで暑さの象徴であった「真夏日」に加え、2007年には「猛暑日」が、2022年には「酷暑日」という言葉が気象庁によって定義され、もはや夏=猛暑であることが当たり前になりつつあります。
そうした中で、学校における教育活動の在り方も少しづつ形を変え、保護者の皆さまのご理解とご支援をいただきながらエアコンの設置や扇風機、製氷機の活用、服装規定の弾力化などを実現し、より快適な教育環境の整備に努めてまいりました。
一方で、こうした環境の中でも必要とされる活動については継続しつつ、如何に気象条件に適切に対処するかということが学校としての大きな課題であると考えています。
本校は「文武両道」を校訓に掲げ、運動部・文化部を問わず部活動に情熱を注ぐ生徒たちが非常に多く在籍しています。そうした生徒たちにとっては「暑いから活動休止」では目指す自己実現を叶えることができず、自己肯定感も得ることができません。暑い夏をどう乗り切り、暑い夏にどこまで成長できるかは生徒たちにとって、とても意義深いことだと捉えています。
そこで、こうした「猛暑」の状況を客観的に捉え、必要な対策を適切に行うために、熱中症の危険度の目安である暑さ指数を計測する「暑さ指数計(WBGT計)」を学校で購入し、運動部や屋外で活動を行う部活動を中心に配布しました。熱中症発生の要因は、気温だけではなく、湿度や地表面からの輻射熱が大きく関係し、体感の温度とは異なる指標を持つ必要があるとされています。これらの要素を総合的に捉え、客観的データとして示してくれるのが「暑さ指数計(WBGT計)」です。
併せて各先生方には、暑さ指数により求められる対応や熱中症対策の考え方などの指針を配布し、共通理解を図りました。
今年の夏も暑い日が続くと予想されます。しかし、そうした中でも生徒たちの競技人生をかけた大会や発表会は行われます。より安全に、そしてより適切に生徒たちを戦いの場に送り出していきたいと思います。保護者の皆さまにおかれましては、こうした本校の取組に、ご理解を賜ることができれば幸甚に存じます。
【校長室】夢の実現に挑戦する野球部諸君とともに(チーム越南応援練習)
生徒たちにとって「もう一つの戦い」であった期末考査も無事終了し、7月8日(月)から部活動が再開されました。昨日7月9日(火)は、午後から突然賑やかな音楽と生徒たちの声が聞こえ、見に行ってみると正門前のロータリーで、7月14日(日)に全国高等学校野球選手権大会の初戦を迎える野球部の勝利を願って、チーム越南による応援練習が行われていました。
チーム越南は、吹奏楽部、チアダンス部、野球部の部員で構成され、数々の応援パターンの中から応援リーダーがその場の戦況に合わせて最適なパターンを選択し、掛け声とともにサインボードに掲げて一丸となって雰囲気を盛り上げ、試合の流れを引き寄せるものです。
県内有数の実力を持つ吹奏楽部は高校野球定番の曲から本校オリジナル曲まで多彩な音楽で一気に雰囲気を盛り上げ、その曲に乗ってチアダンス部が美しい隊列を組んでポンポンを振りながらキュートな踊りで艶やかに花を添え、更に野球部の応援部隊がメガホンをたたきながら絶叫に近い野太い声で気合のメッセージを選手に届ける。それぞれが役割を持ち、心を一つにして選手にパワーを送るのが仕事です。
昨日は、ギラギラと照り付ける太陽のもと、この3つの部活動が一堂に会してプレ応援会を行い、それぞれが指示系統や役割分担、約束事やアクションのタイミング、振り付けや掛け声などを確認し合っていました。
どの部も本番さながらのパフォーマンスで、まるでスタジアムのスタンドで実際に応援しているかのような気分になりました。連日の猛暑の中、水分補給と体調管理を徹底しながら、猛暑を吹き飛ばす勢いのパフォーマンスを見せたチーム越南応援団の皆さん。きっと試合当日も皆さんの想いを乗せた応援が大きな「南の風」となって、グラウンドで戦う選手たちに勇気と希望を与え、力強く背中を押してくれるはずです。
「甲子園」という夢に向かって戦いに挑む野球部選手諸君、そしてその夢が叶うことを信じて選手たちを応援するチーム越南応援団。皆さんの心が「ひとつ」になったとき、会場にいる全ての人の心を動かす素晴らしいプレーが生まれ、「青春の1ページ」として心に刻まれる瞬間を手にすることができるのでしょう。そして、それが「勝利」とともに夢の実現に近づけることを願ってやみません。
本校野球部の初戦は7月14日(日)第2試合(11時30分開始予定)、レジデンシャルスタジアム大宮(旧大宮市営球場)で行われます。対戦相手は大会Bシード校の強豪山村学園です。暑さ厳しき折ですが、保護者の皆さまにおかれましても、お時間の許す方は、是非スタジアムにてチーム越南の生徒たちとともに熱いご声援を賜り、ともに大きな「南の風」を選手たちに届けることができれば幸甚に存じます。
頑張れ越南生!頑張れチーム越南!
【校長室】3年生21人の想いを乗せて(チアダンス部関東大会)
本日6月30日(日)に都内千駄ヶ谷の東京体育館において全国高等学校ダンスドリル選手権大会(Miss Dance Drill Team Japan Competition 2024)の地方予選である関東大会が実施されました。この大会には全国大会常連の強豪校を含め関東各都県から78チームが出場し、7月下旬に同会場で行われる夢の全国大会への出場権獲得を競いました。本校からは、チアダンス部(チーム名Wings)の3年生21名がSONG/POM部門Largeの部(20人以上の構成)に出場しました。
ダンスドリルは、アメリカ西海岸発祥の競技で、繰り返し練習し統率されたダンスの総称であり、日本では、チアリーディング、バトントワリング、マーチングバンドなどと呼ばれています。大会ではJAZZ、LYRICAL、HIP HOP、DRILL POM、SONG/POM、CHEER、NOVELTY、PROP、SHOW DRILL、MILITARY、TALL FLAG、SHORT FLAG、MAJORETTE、KICK、MISS&MR DANCE DRILL TEAM、MISS&MR SOROなど多様なカテゴリーに部門を区分して演技が行われます。
本校チアダンス部が出場したSONG/POM部門の演技時間は、入退場20秒以内、実演技1分45秒以上2分30秒以下と厳しく時間制限されており、限られた時間の中で如何にミスなく独創性や協調性を通じた美しくダイナミックな演技ができるかを競う非常に厳正な競技なのです。また、ダンスや新体操、フィギュアスケートなどと同様に、採点競技であるが故に、チームとしての演技そのものの完成度とともに、審査員の感性を刺激するような演技ができるかどうかで評価が左右される難しさもあります。
本校チアダンス部は、この大会を3年生最後の大会と位置付けており、正にこの日のために3年間コーチや顧問の指導のもと、個々の演技スキルの向上を目指すとともに、仲間同士の結束を高めてチームワークを育み、チームとしての演技力を磨いてきました。
本校の演技は、この日の参加78チーム中77番目の大トリ前で、大会がクライマックスを迎えた中での出番となりました。会場内のボルテージや他校の迫力ある演技の前に否応なく緊張感が高まり、生徒たちはきっと心臓がバクバクしているのだろうと、見ているこちらが緊張してしまうほどでした。しかし、そんな押しつぶされそうな緊張感を、積み重ねてきた自信とプライドで昇華し、パフォーマンスの力に変えられるのが越南生の素晴らしいところ。
演技は、開始の合図とともに全員が最高の笑顔で入場するシーンから始まり、大音量で流れる音楽に合わせ、リズミカルでキレがあり、21人の動きもしっかりとシンクロする素晴らしいパフォーマンスを見せました。特にフォーメーションの変化やラインダンスなどの見せ場では、一体感のある美しいパフォーマンスが見られ、見ていた私も思わず引き込まれてしまいました。途中、僅かにラインが乱れたり、タイミングがずれたりする場面もありましたが、心を一つにして最後まで笑顔で踊り切った本校チアダンス部の皆さんは最高にカッコ良く、私の目には他のどのチームの演技よりも輝いて見えました。2分余りの演技時間がアッという間に過ぎ、ラストのキメポーズも見事にまとめ、最後も21人が足並みをそろえて最高の笑顔とともに舞台を後にしていきました。
結果は、残念ながら入賞を果たすことができず、夢に見た全国大会出場権の獲得には至りませんでしたが、それでも本校チアダンス部の演技は、多くの観客を魅了し、関東大会という大きな舞台で、確かな「南の風」を吹かしてくれたと感じています。
日頃からチアダンス部の皆さんが、正門前のロータリーでスマホにつないだスピーカーから流れる音楽に合わせて演技を繰り返し、試行錯誤する姿を何度となく見てきました。決して充分とは言えない環境の中でも、他の部活動に負けないパッションで精進する姿も印象的でした。
また、教職員をはじめ、ロータリーを横切る大人に対して、その都度きちんと姿勢を正し、演技で見せるような笑顔で元気よく挨拶してくれる姿に、いつも感銘を受けていました。
部活動は高みを目指している以上、結果が大切なのは言うまでもありませんが、部活動を人としての成長の場と考えれば、結果以上に高みを目指して努力し続けたプロセスが皆さんの財産となるはずです。皆さんが3年間努力し続けた成果を、この舞台で出し切ることができたのなら、きっと皆さんの心の中に納得できる手ごたえを感じることができたのではないでしょうか。
今後は自分たちのための演技の舞台を離れ、同じく「甲子園」という大きな夢に挑戦する野球部に夢を託し、越南応援団の一員としてスタジアム全体に「南の風」を吹かせ、灼熱のグラウンドで戦う仲間たちを全力で勇気づけてほしいと思います。
頑張れ、越南生!頑張れ、チアダンス部!
【校長室】異なる立場の助言は教育改善の宝(学校評議員会、学校評価懇話会)
本校では、6月21日(金)の午後、本年度第1回目の「学校評議員会」及び「学校評価懇話会」を実施しました。
「学校評議員会」は、平成12年以降学校に義務付けられた学校教育活動に対する第三者評価組織であり、地域の見識者など教職員以外の方の視点で学校の取組を見た場合に感じる魅力や改善点などについて意見を頂戴し、学校運営の改善を図るものです。本校では、学校医1名、学識経験者4名(大学教授2、中学校長1、小学校長1)の合計5名の皆さまに委員を委嘱し、年2回の評議員会を開催して忌憚のないご助言をいただいています。
学校評議員会では、本校の教育活動の取組について以下の様なご意見を頂戴しました。
(1)「文武両道」の校訓のもと、部活動は、熱心に取り組むとともに成果が上がっており、とても良い状況である。
(2)学習面では、部活動をしている時期(1,2年時)の学習習慣に乏しいことが懸念される。学習活動に興味を持てば生徒は成長することから、生徒の興味を引き出す工夫に取り組んでほしい。
(3)主体的、対話的で深い学びの実現のため、アクティブラーニングや探究活動にどのように取り組んでいるのか。
(4)一般受験と推薦型受験の割合はどのような状況か。推薦型受験者に対する指導はどのように行われているのか。
(5)学校ホームページや学校公開などを通じて積極的に情報発信していることは評価できる。
学校評議員会終了後の6限には、並行して保護者を対象に実施した学校公開の様子と実際に行われている授業の様子を見学していただきました。委員の皆さまからは、どの授業でも生徒たちがしっかりと学びに向き合い、積極的な姿が見られたとお褒めの言葉を頂戴しました。
放課後には、学校評価懇話会を開催しました。学校評価懇話会は、学校評議員に保護者の代表者と生徒の代表者、主要な教職員を加えて、校長の示す「目指す学校像」や「教育目標」「教育計画」「学校自己評価システム」などについて意見交換して学校経営の改善と学校教育力の向上を目指すとともに、その内容を公表することにより保護者や地域の皆さまに本校の取組を理解していただくものです。懇話会でいただいたご意見等は以下のとおりです。
(1)ICT環境が整い有効活用が進んでいる。今後はチャットGPTなどAIを活用した教育実践など先進的な取組の推進について検討が必要である。
(2)PISAタイムの課題を生徒自身が考えられるようになると、より効果的な学びができるのではないか。(生徒からは、自分の考えを文字化する過程で文章作成能力が向上している、他者の考えと自分の考えを比べられるので思考力が向上しているとの意見がありました)
(3)スタディサプリの活用率を上げるために、教科の評価に加えるなど生徒にアプリを活用する必然性を持たせる工夫が必要ではないか。(生徒からは、授業で分からなかった内容の復習などに活用しているとの回答がありました)
(4)自動採点システムや出席・成績管理システムなど学習管理システムの導入によりICT機器を活用した学習の効率化、教職員の負担軽減を推進する必要がある。
(5)PISAタイムなどの取組は、現在求められる「答えのない問い」に対して論理的に思考し表現する力の育成に大きく役立っている。
(6)小学校や中学校など異校種との連携を推進し、小中学生に高校生が部活動を教えるなどの取組を検討してほしい。
(7)生徒が自主学習で「わからない」に直面した時に、気軽に聞ける環境が大切ではないか。(生徒からは、授業前後や放課後などに担当の先生に聞いているとの回答がありました)
(8)海外の学生とのオンラインでの交流活動などに取り組んではどうだろうか。また、外国語科の英語劇を小中学生に公開できないだろうか。
上記のとおり、学校評議員会、学校評価懇話会ともに活発なご意見やご助言を頂戴し、校長としては、今後取り組まなければならないことが山積だと感じたところです。重要度や優先度が高い事案から一つひとつ丁寧に検討し、改善、実現していきたいと思います。
委員の皆さまには、公務ご多忙の中お時間を割いていただくとともに、様々なご意見ご助言を賜り、心より感謝申し上げます。今後とも、本校の発展と教育活動の充実のため、お力添えをいただければ幸甚に存じます。
【校長室】新たなステージ天皇杯出場へ!(男女バレーボール部インターハイ県予選)
6月17日(月)から全国高等学校総合体育大会(インターハイ)バレーボール競技の県大会が始まり、本校からは関東大会に出場した男子バレーボール部が第3シードとして、女子バレーボール部が東部地区代表校としてが出場しました。
先に試合があったのは女子バレーボール部。6月17日(月)に深谷ビッグタートルで同じく東部地区代表の春日部東高校と対戦しました。同じ東部地区代表ということで、互いにある程度手の内を知る中で、3年間の集大成として持てる力をぶつけ合う戦いとなりました。負ければ3年生は引退という緊張感の中、試合は序盤から相手にペースを握られる苦しい展開となり、第1セットは自分たちのバレーができないまま13-25で先取されてしまいました。セット間に監督の指示を確認するとともに、キャプテンを中心に声を掛け合い心をリセットして第2セットの臨むと、続く第2セットは持ち前の粘り強い守備とエースを中心とした攻撃が冴え、終始本校ペースでゲームを進め、25-16で勝利して試合を振り出しに戻し、フルセットの戦いに持ち込みました。迎えた最終セットでは、互いに気迫に溢れ一歩も譲らない白熱した展開となりましたが、最後は相手の粘りに屈する形で22-25でこのセットを失い、セットカウント1-2で惜敗となりました。
試合には敗れたものの、ここまで3年間仲間との和を大切にし、日々情熱をもって競技に向き合ってきた女子バレーボール部の皆さんの努力は「文武両道」を校訓に掲げる本校のポリシーを体現する素晴らしいものです。3年生は引退となりますが、下級生の皆さんは3年生の想いを継承して、新たなスタートを切ってほしいと願います。
前日に敗れた女子の悔しさを晴らすべく、前回の大会で県4位となり関東大会に出場した男子バレーボール部が、6月17日(火)に所沢市民体育館で行われた2回戦に第4シードとして登場しました。本校は1回戦をシードされ、2回戦で西部地区代表の立教新座高校と、3回戦では南部地区代表の県立浦和高校と対戦し、ともにセットカウント2-0とつけ入る隙を与えない戦いで順当にベスト8に進出しました。
この日3試合目となった準々決勝では、関東予選の準々決勝でも対戦して勝利した北部の強豪正智深谷高校との戦いとなり、対策を練ってリベンジに燃える相手の挑戦を受ける形となりました。試合は予想通り序盤から一進一退の白熱した好ゲームとなり、ミスした方が脱落する緊張感の高い展開でしたが、本校は気負わず相手のストロングポイントを押さえ、拾ったボールをエースに託すという本校の戦い方を貫くことに徹し、各セット終盤まで競り合う中で第1セット28-26、第2セット25-23で2セット連取して追いすがる正智深谷高校を退け、目標としていたベスト4の座を獲得しました。
6月21日(金)に所沢市民体育館において男女の準決勝などが行われ、本校は夢の決勝の舞台をかけて県内無敵を誇る第1シード埼玉栄高校と対戦しました。全国の頂点を見据えたチーム作りをしている埼玉県チャンピオンとの戦いにも気負うことなく粘って拾ってエースに託すという自分たちの戦いを貫きましたが、関東大会同様に相手の高さと速さに加え、本校エースを徹底的にマークされる展開となり、善戦しながらも自分たちのリズムで試合を進めることができずに11-25、13-25のストレート負けを喫し、スポーツ推薦で有望な選手を集める私立高校の力に屈する形となりました。
夢の決勝の舞台を絶たれ、落胆して気力を失っても不思議ではない状況でしたが、こうした状況でも気持ちを奮い立たせて次の戦いに向かえるメンタルの強さが越南生の素晴らしいところ。敗れた試合直後に開始された北部の名門深谷高校との3位決定戦に臨みました。深谷高校といえば、平成の時代に春高バレー(全国高校選抜大会)を連覇するなど、長きにわたり全国の頂点を極めたバレー界では知らない者がいない名門中の名門。近年は全国の舞台から遠ざかっているものの超強豪校であることに変わりはありません。そんな深谷高校との1戦は、県大会第3位という成績や1年かけて作り上げたチームの集大成、インターハイ予選の最終戦という意味合いのほか、勝ったチームは社会人や実業団を含めた国内すべてのチームの頂点を争う全日本バレーボール選手権大会(天皇杯・皇后杯)の埼玉県ラウンドへの出場権を獲得することができる、正に天と地ほどの差がある重要な戦いとなりました。
両者フルセットで戦った準決勝の疲労が残る中で始まった試合は、実力校同士の戦いにふさわしく、両者一歩も譲らない緊張の連続となりました。相手もさすが名門校の看板を背負うだけあって自分たちの戦い方をしっかりと持っており、粘って拾って繋いでエースに託すという本校得意のパターンもなかなか功を奏することができないまま第1セットの終盤を迎えましたが、要所で決め切った本校が25-23の僅差で競り勝ち、第1セットを先取しました。2セットで試合を決めたい本校は、監督の指示をチーム全体で共有するとともにキャプテンの川田君を中心に心を一つにして第2セットに臨みました。続く第2セットも相手は簡単に崩れず互いにストロングポイントをぶつけ合う気力の戦いとなりましたが、常に高みを目指して技術だけでなくメンタルも鍛え上げてきた本校選手は、最後まで自信をもって戦い続け、追いすがる相手を25-22で振り切り、セットカウント2-0のストレートで勝利を掴むことができました。
この結果、7月14日(日)に行われる全日本バレーボール選手権(天皇杯・皇后杯)の埼玉県ラウンドへの切符を手にすることができ、3年生を中心とした誇り高き男子バレーボール部の活動を、もう少しの間見守ることができることとなりました。
男子バレーボール部の皆さん、インターハイ予選3位獲得と天皇杯出場権の獲得、本当におめでとうございます。キャプテン川田君やエース関根君を中心として部員全員の力で掴み取った新たなステージへの挑戦権、社会人や実業団も出場するバレー界最高峰の戦いに挑む皆さんには、越南生の代表、県内高校生チームの代表として誇りとプライドをもって、越南生らしく、高校生らしく全力で戦ってほしいと願います。全力で戦った先には、これまでの大会では得られなかった新たな学びがあり、それが皆さんにとって大切な財産となるはずだと考えています。大会まであと3週間余り、「もう一つの戦い」となる期末考査も挟みますが、怪我をしないよう細心の注意を払うとともに良いコンディションを維持し、ここまで積み重ねてきたものを存分に発揮してほしいと願います。大丈夫、「南の風」はいつでも皆さんの背中を押してくれるはずです。
併せて、大会期間中、遠方にもかかわらず会場にお越しいただきました保護者の皆さま、日頃から選手を温かく見守りご支援いただいているご家族の皆さまに厚く御礼申し上げます。今後とも本校生徒の活躍を共に応援し、支えていただければ幸甚でございます。
がんばれ越南生!がんばれ男女バレーボール部!
【校長室】4年連続で全国の舞台へ!(放送部)
6月16日(日)に桶川市民ホールにて高校放送部の公式戦である令和6年度第60回埼玉県高校放送コンテスト兼第71回NHK杯全国高校放送コンテスト埼玉県大会が開催され、本校からは放送部の生徒が出場しました。
今大会は「私たち高校生と放送」のテーマのもと、アナウンス、朗読、ラジオドキュメント、テレビドキュメント、創作ラジオドラマ、創作テレビドラマ、校内放送研究発表の7つの部門別に審査が行われ、それぞれ優良賞を獲得するなど、推薦を受けた限られた者だけが全国の舞台への挑戦権を獲得する規定となっています。
本校からは、アナウンス部門に1名、朗読部門に1名、校内放送研究発表に1作品が参加し、このうち校内放送研究発表の作品が埼玉県高等学校放送教育研究会の推薦を受け、第71回NHK杯全国高校放送コンテストの出場権を獲得しました。本校がNHK杯全国大会に出場するのは4年連続の快挙となります。
本校の放送部は、日常の校内放送のほか学校行事でのアナウンスや実況中継などを担当し、様々な場面で全校生徒の活動を応援・発信しています。先日行われた体育祭でも、放送業務を一手に引き受けるとともに、全種目をテンションMAXで実況し、イベントを大いに盛り上げてくれました。
また、地元越谷市のコミュニティ放送局「こしがやエフエム(FM86.8MHz)」の協力を得て、市内4校の放送部がローテーションを組み、各校が月1回ペースで「Hi! Hi! school Life」という番組を担当作成し配信しています。本校放送部の次回放送予定は6月21日(金)午後9時30分から10時までの30分間です。
放送部の生徒たちは、普段校内で接すると、とても穏やかで真面目な印象の生徒が多いのですが、いざイベントや番組などでマイクの前に立つと、本当に明るく元気でテンションも高く、放送を聞いている全ての人に元気と活力を届けてくれる存在です。しかも、スピーカーから聞こえてくる声が聞き取りやすく、とても耳触りが良いのがとても素晴らしいと、いつも感じています。きっと、視聴者のために自身のスイッチをONにして、視聴者を元気付けてくれているのだと思います。
今回、本校放送部が出場権を獲得した第71回NHK杯全国高校放送コンテストは、令和6年7月22日(月)から25日(木)までの4日間、東京都の 国⽴オリンピック記念⻘少年総合センター及びNHKホールにて開催されます。大会は、準々決勝、準決勝、決勝と審査が行われ、優秀な作品のみが決勝の舞台に進むサバイバル形式となっています。本校は、まず7月23日(火)の準々決勝に全力で臨むことになります。
大会では、日頃から番組作成に向けた取材活動や、朗読やアナウンス等の練習に地道に取り組む中で培った放送スキルを遺憾なく発揮し、納得のいく発表ができることを願っています。そして、全国の舞台で「南の風」を吹かしてきてほしいと思います。
頑張れ越南生!頑張れ放送部!
【校長室】3年富田君優秀賞受賞!埼玉県高校写真展(写真部)
令和6年度第43回埼玉県高等学校写真連盟写真展が開催され、県内高校生の作品1273点が出展されました。本校からは写真部の生徒40名(40作品)が出展していましたが、本日6月17日(月)に審査が行われ、3年で部長の富田君の作品が優秀賞受賞を果たしました。これに伴い、今回入選を果たした富田君の作品のほか、公開展示作品に推薦された3年生全員となる14名と2年生1名の作品計16点が7月2日(火)から7月7日(日)まで、北浦和にある県立近代美術館に展示されることが決まりました。
写真部の皆さんは、休日にみんなで「谷根千(谷中、根津、千駄木)」の愛称で知られる東京都文京区の根津神社周辺に出かけ、昭和の雰囲気が漂うレトロな街並みや荘厳な神社の構え、その土地の人々や動植物などを被写体に、それぞれの感性で構図を定め、撮影スキルを磨いてきました。
今回は、部員それぞれが思い思いの場所で被写体を決め、磨き上げた感性とスキルを駆使して、四角いファインダーから見える景色の一瞬を切り取り、1枚の写真にメッセージを込めた作品を出展しました。撮影者のそうした思いが審査員にも評価され、入選した富田君をはじめ3年生15名全員と2年生1名の16名の作品が公開展示作品に推薦される見事な結果となりました。
このうち優秀賞を受賞した富田君は、大の鉄道ファンだということで、4枚1組の作品のすべての被写体を電車車両などの鉄道写真とし、独自の構図と撮影スキルで無機物にメッセージを吹き込みました。富田君は、他にも全国の書店に並ぶ「私鉄車両年間2024」にも写真を出展し、7枚の写真が採用、掲載されています。
普段の活動には運動部ほどの派手さはありませんが、「自分が心を動かされるもの」を独自の感性で被写体として選び、その1枚に撮影者が感じる思いの丈を詰め込んでいく姿は、スポーツとは違った凄みと迫力があります。撮影者が「この瞬間」と思った瞬間を切り取った1枚の写真に吹き込んだメッセージに共感できた時の感動は、何ものにも代えがたいものであると同時に、その作品に込められた思いは、今やデジタル情報社会の主流となった動画では感じることのできない掛け替えの無いメッセージとして、色褪せずに永遠に残り続けるものである素晴らしさがあります。
また、既に御存じの方も多いと思いますが、昨年度の高校写真展で優秀賞を受賞した3年の杉本さんの作品「最愛」が、文化部のインターハイと呼ばれ8月に岐阜県下呂温泉で開催される全国高等学校総合文化祭(全国総文祭)に埼玉県代表として出展されます。この作品は、満開に咲き誇る桜の木の下で、幼い子を抱きながらやさしく見つめる母の姿と、母親の両腕に包まれ穏やかな表情を見せる子の姿が収められています。見た瞬間に親子の愛を感じる心温まる作品となっています。
今回の写真部の活躍に加え、過日テレ玉の取材を受けた美術部、そして写真部同様に全国総文祭への作品の出展が決まっている書道部や、西関東大会出場を目指す吹奏楽部など、運動部の活躍に負けない素晴らしい文化的活動をしている生徒たちがたくさんいるのも越南生の特徴であり、運動部と文化部が切磋琢磨しながら、互いに高め合って成長する環境が本校にあるのです。今後も、様々な活動でそれぞれの思いを形にし、自己肯定感を高めるとともに、豊かな人間性を育んでほしいと願います。
がんばれ越南生!がんばれ写真部!
【校長室】「南の風」2人目のインターハイ出場へ!(陸上部木戸君北関東大会優勝!)
6月14日(土)から東京都の駒沢公園陸上競技場で行われている陸上競技の北関東大会兼インターハイ予選ですが、本日6月17日(月)に最終日を迎え、本校からは、男子三段跳びで埼玉県チャンピオンとなった木戸君が、満を持して登場しました。
気温30度を超えるコンディションの中、3本の試技で上位8名の記録を残した選手だけが4回目以降3本の試技に挑戦でき、そのうち最終順位6位までが8月に福岡県で行われる全国高校総体(インターハイ)への出場権を獲得できるというレギュレーションとなっています。
木戸君は、地区大会からこれまで、校内の練習でも、顧問の助言にしっかりと耳を傾け、1本1本を大切にしながら、その都度反省と修正を重ねてベストな助走とジャンプのリズムを身体に覚えさせる練習を繰り返しており、「ファイト!」と互いに鼓舞し高め合う陸上部員たちとともに、そうした姿を私も幾度となく見てきました。
大会前のランキングから、自身の力をミスなく発揮できれば上位入賞も可能であると顧問も言っておりましたが、木戸君は、その期待のとおり、1本目の試技から他の選手を圧倒して、県大会で記録した自己記録を2cm更新する14m73cmの大ジャンプを見せ、1本目が終了した時点で2位の選手に50cm以上の大差をつける絶好のスタートとなりました。
更に2本目の試技は、他の選手が14m前後で推移する中、一人自己記録を1cm塗り替える14m74cmを跳び、序盤でインターハイ出場をグッと引き寄せる展開となりました。3本目を14m62cmで終えた時点で暫定1位のまま上位8人に残り、後半の試技に挑みましたが、4本目、5本目は記録更新を狙って体に力が入ったのかファールとなり、最終試技を迎えました。この時点でも2位との差は32cmあり、ほぼインターハイの出場権を確実にする中での最終6本目の試技は、ファールにはならなかったものの14m57cmにとどまりましたが、それでも他の選手の追随を許さないまま、断トツで見事優勝を果たし、埼玉県チャンピオン改め誇り高き北関東王者の称号を手にするとともに、インターハイの出場権を獲得しました。
今回の大会には、本校からは14日に棒高跳びで3位となりインターハイ出場を決めた岩崎君と、本日優勝した木戸君の2名のみが出場していましたが、なんと2名とも表彰台に上がり、インターハイ出場権を獲得する快挙となりました。
2名に共通するのは、本人の身体的な能力や日頃の地道な練習はもちろんですが、顧問の助言を素直に受け入れ、自分なりに試行錯誤を重ねながら成長を重ねているということです。自分のフィーリングや考え方を大切にすることはとても重要なことですが、それ以上に他者の助言を素直に受け止め、自分なりに咀嚼して自身のパフォーマンスに落とし込んでいくスキルが2人の躍進を支えている最も大きな要因であると考えます。
こうした思考や姿勢は、部活動だけでなく学習活動をはじめ、あらゆる取組に求められる絶対的なスキルであり、成功し一流になるための必須条件であるといっても過言ではありません。また、2人だけでなく越南生は総じてこのスキルが高いのが強みであり、運動部や文化部を問わず、どの部活動も高いレベルで結果を残し続けられるのは、こうした学校全体の雰囲気が大きな要因であると考えます。
また、そうした背景には、保護者をはじめとしたご家族の皆さまの理解と協力が必ず存在し、生徒、指導者、家庭の総力が生徒を高みへと導き、輝かせているのだと思います。そうした意味でも、日頃からあたたかく見守り、支えてくださっているご家族の皆さまに、心より感謝申し上げます。
岩崎君に続き、木戸君も北関東の舞台で大きな「南の風」を吹かせてくれました。インターハイの開幕までまだ約2か月余りの期間があります。ケガに留意するとともに、それぞれのパフォーマンスに更に磨きをかけて、今度は福岡の地、全国の舞台で「南の風旋風」を吹き荒らしてほしいと願います。
がんばれ越南生!、頑張れ陸上部!
【校長室】悲願のベスト8、更なる高みへ挑戦は続く(男子バスケットボール部)
バスケットボールの全国高校総体県予選が6月15日(土)から始まりました。本校からは地区予選を第1シードとして戦い、順当に代表権を獲得した男子バスケットボール部が出場しました。
1回戦は15日(土)に北本市で行われ、西部地区代表の所沢北高校と対戦しました。公立校同士の対戦となった試合は県大会らしく拮抗した好ゲームとなり、第1クウォーター22-22、第2クウォーター13-13と前半を終わって両校一歩も譲らず、全く互角の展開となりました。
勝負を賭けた後半、顧問の指示を受け、攻勢に出た本校は一気に相手を突き放し、第3クウォーターを終えて8点のリードを奪いました。最終第4クウォーターでは、負ければ引退となる相手の猛攻に我慢の時間が続きましたが、最後まで気力を振り絞り1点差に詰め寄られた中で勝利のブザーを聞きました。
前日に紙一重の試合を征した本校は、勢いそのままに本日6月16日(日)、本庄シルクドームで行われた第1試合に登場し、地元強豪の本庄第一高校と悲願のベスト8を賭けた準々決勝に臨みました。遠方かつ第1試合と条件は決して良いとは言えない厳しい状況でしたが、選手たちは気にせず闘志を燃やして試合に臨みました。
県大会らしく試合は開始直後から前日同様お互いに一歩も譲らず気の抜けない展開で、第1クウォーターを21-17で本校がリードすれば、第2クウォーターは14-18で相手が追い付き、またも前半を終えて35-35の同点。正にリズムを崩した方が脱落する死闘となりました。
迎えた第3クウォーターでも一進一退の攻防が続き、緊張感MAXの中、時間だけが過ぎていきましたが、このクウォーターでも両校譲らず51-50と本校1点のリード、勝負の行方は最終クウォーターに持ち越されました。
僅かな休憩と戦術の再確認ののち始まった第4クウォーターは、両校疲労が蓄積する中、集中力を失った方が負けるサバイバル戦となりましたが、こうした厳しい状況でも意識高く戦えるのが、日頃から鍛錬を積み重ねてきた越南生の強み。時計がカウントダウンを進める中、冷静に自分たちの戦い方を貫き、第4クウォーターを16-13で押し切って合計67-63で試合終了のブザーを聞きました。
緊張の連続だった2試合の死闘を見事に征して悲願のベスト8を勝ち取った本校男子バスケットボール部の皆さんの活躍は、飛躍を目指す他の部活動の大きな励みになります。ただ、戦いはまだ続きます。次の準々決勝は第1シードの正智深谷高校。相手に不足はありません。挑戦者として自分たちが積み重ねてきた全てをぶつけて戦ってほしいと願います。試合は明日17日(月)熊谷ドームで行われます。君たちなら、きっと満足できる試合ができると信じています。
頑張れ越南生!、頑張れ男子バスケットボール部!