校長室より

校長室より

更なる高みへ、全国総文祭・関東地区高校写真展の舞台に(写真部)

 先月行われた埼玉県高等学校写真展については、既に本ブログ10月8日版でお伝えしましたが、過日、埼玉県高等学校写真連盟において令和8年2月に東京都にて行われる第32回関東地区高等学校写真展東京大会(以下、関東大会)及び令和8年7月に秋田県秋田市にて行われる第50回全国高等学校総合文化祭あきた総文2026写真の部(以下、全国総文祭)に出展する埼玉県代表作品の選考会議が行われ、両大会への出展する作品が決定しました。

 この選考会議の対象となる作品は、埼玉県高等学校写真展の6月展と11月展に出展した作品で、各展示会での評価を参考に、改めて県代表となる作品を選考するもので、本県の代表作品として全国総文祭に10作品(+補欠2作品)、関東大会に20作品(全国総文祭出展作品は対象外)を選ぶものです。なお、現3年生の作品は残念ながら来春には高校を卒業することが見込まれるため来夏の全国総文祭への出展権利はなく、最高位である最優秀賞受賞作品であっても関東大会のみが選考の対象大会となります。

 本校生徒の作品としては、6月展で浜田琉海君(2年)の作品「TRÄUMELAND」が優秀賞、矢島史悠君(3年)の作品「明暗な一足」が奨励賞を獲得し、11月展では、パスマイカさん(3年)の作品「揺れる心、揺れない心」が最優秀賞、臼倉優姫さん(2年)の作品「帰りを待つ」と岡本莉空君(1年)の作品「灰色の巨人」が優良賞を受賞していました。

 その中で、11月展で全出展作品の中で最高位となる最優秀賞を獲得したパスマイカさん(3年)の作品「揺れる心、揺れない心」が各委員の皆さまからの高い評価をいただき、順当に本県代表作品として選ばれました。ただ、パスさんが現在3年生であるため来夏の全国総文祭ではなく、来年2月に都内で開催される関東大会に本県代表作品として出展されることとなりました。

 また、全国総文祭の本県代表作品の選考では、11月展で優良賞を獲得していた岡本莉空君(1年)の作品「灰色の巨人」が見事に本県代表作品に選ばれました。岡本君は、入部直後に撮影した作品だったようで、無垢な感性でシャッターを切ったことが功を奏した形となりました。初出展でこうした成果を手にしたことはまさに快挙と言えますが、これを機に貪欲に知識や技術を学びながらスキルを磨いて更なる飛躍を果たしてほしいと願います。

 更に、全国総文祭の本県代表作品10点の次点作品(補欠2作品)に6月展で優秀賞を獲得していた浜田琉海君(2年)の作品「TRÄUMELAND」が選ばれました。

 写真の世界では、被写体が人物であったり商標登録であるなど侵害してはならない権利などを有する場合、大会などに出展するためにはその都度被写体となった方などに承諾や許可を受ける必要があり、上位大会であればあるほど多くの人の目に触れる機会が増えることから慎重かつ段階的な手続きが必要となるのが写真の難しいところでもあります。そうした事情がありつつも、一方では全国総文祭への本県代表作品出展数が決まっているため、候補となった作品が何らかの事情で出展できなくなった場合に備える意味で補欠作品が事前に選ばれることとなっていました。

 結果的には既に候補として選ばれた作品の中で出展を辞退する作品が出なかったため、残念ながら浜田君の作品は全国総文祭への切符を手にすることが叶いませんでした。この結果、浜田君の作品は、パスさんの作品とともに2月の関東大会に埼玉県代表作品として出展することとなりました。あと一歩のところで全国総文祭への出展を逃した悔しさは残りますが、それでも次点の候補作品に選ばれたということは、既に全国総文祭に出展する作品として遜色がないと評価していただいた証であると言えます。無念ではありますが、浜田君には堂々と胸を張って関東の舞台に臨んでほしいと願います。

 いずれにしても、本年度はパスさんが本県高校生写真家の頂点となる最優秀賞を獲得するとともに、全国総文祭と関東大会の上位大会に本校生徒の作品が本県代表作品として選ばれ出展することが決まりました。以前もお伝えしましたが、写真部員の多くは生徒会と兼部しながら高校生活を主体的に過ごし、文武両面においてプライドを持って取り組んでいる生徒たちがたくさん在籍しています。ここ数年、全国や関東などのハイレベルなステージへの出展が続いており、写真強豪校への階段を着実に登っていますが、同時に、こうして他者からいただく高い評価が部員たちの自己肯定感を高め、写真家としての自覚と誇りを持った大人へと成長させてくれているのだと感じます。

 写真部員の皆さんには、全国総文祭や関東大会などの夢の舞台のきらびやかな景色の中で輝きながら飛躍を遂げていくライバルが身近にいるのだからこそ、仲間同士で切磋琢磨して、お互いに刺激し合いながら更なる高みを目指してほしいと願います。

 頑張れ、越南生、頑張れ、写真部!

 

本県代表となった3名の作品は以下のとおりです。

○第50回全国高等学校総合文化祭あきた総文2026埼玉県代表作品

  岡本莉空(1年)「灰色の巨人」 

○第32回関東地区高等学校写真展東京大会埼玉県代表作品

  パスマイカ(3年)「揺れる心、揺れない心」

  浜田琉海(2年)「TRÄUMELAND」

「南の風」が君を待っている(第5回学校説明会)

 本日12月12日(金)の夕刻、本校生徒ホールにて今年度最後の学校説明会を開催しました。朝から日差しには恵まれたものの気温は上がらず、肌を刺すような冷たい北風が吹き荒ぶ中、また、午後には突然公共交通機関に大幅な乱れが発生して混乱をきたす中、100組を超える皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。

 本日ご説明させていただいた内容はこれまで実施した学校説明会と変わりありませんが、参加された皆さんにとっては、説明内容を受け止める状況が大きく変わってきたのだと感じています。現在の中学3年生にとっては、いよいよ来月に迫った出願に向け、自身の青春の日々を託す高校選びは、まさに佳境を迎えたと言っていいのではないでしょうか。

 こうした状況に配慮して、遅れて到着されたことで聞き漏らしがあった方には、説明会終了後改めてご説明の場を設けて内容をご確認いただくなど、疑問や不明な点はすべてクリアにしてお帰りいただきました。更には、全体会終了後に個別相談ブースを設け、それぞれの疑問点にお答えさせていただきました。

 冒頭の校長挨拶では、高校生にとって最も大切なものは同じ価値観や目標、思考を持った「仲間」であるとお話ししました。充実した施設設備や近代化が進んだ環境はとても魅力的ではありますが、どんなに素晴らしい環境があっても、同じ価値観をもってともに過ごす仲間が居なければ、自分一人で自己実現に挑戦することには大きな困難があります。刺激し合い切磋琢磨する仲間がいるからこそ、成長が加速されるのです。

 本校は、「文武両道」を実現したいという志を持った仲間たちで溢れています。教室を見渡せば、それぞれの趣向に合わせた活動に熱中し、一途に高みを目指す「南の風」ばかりです。そして、そうした環境に身を置けば、君たちにも自然と「南の風」のマインドが宿るはずです。本校の一番の魅力は此処にあるのです。

 国の主導で画一的な教育プログラムを展開する義務教育と異なり、高校は各学校によって目指す学校像、在籍生徒や保護者のニーズなど各校の特徴や地域の特色を生かした独自の教育活動が行われています。これは、学校によって提供される学びの内容が異なるということであり、言い換えれば、自分が納得できる学校を選ばなければ、皆さんが求める学びを享受することができない可能性があるということでもあります。

 だからこそ、皆さんは今、自分の未来を想像し、青春の時を賭ける大切な高校選びに思い悩んでいるのだと拝察します。

 でも、大丈夫です。皆さんが来春以降「南の風」の仲間になってくれるのなら、本校は、必ず皆さんにとって満足できる高校3年間を提供できるはずです。そして、皆さん自身も輝く高校生活を手にすることができるはずです。

 恐らく、いつまでも心の中の葛藤は尽きないのだと思います。しかし、葛藤しているうちは前に進むことはできません。自分の人生を切り開くためには「決断力」が必要なのです。

 そして、今、まさに皆さんは「決断の時」を迎えているのです。何を最優先として決断するのかは皆さんしだいですが、本校は、どんな人にとっても「有意義だ」と思えるような学びの環境を用意して、皆さんをお待ちしています。

 さあ、決断の時。あなたも「南の風」の力を感じてみませんか?

 頑張れ、中3生!頑張れ、未来の「南の風」たち!

旅の終わりに(2年生修学旅行)

 本日12月9日(火)楽しかった修学旅行も最終日を迎えました。本日は午前中クラス別に体験活動をし、その後来年に迫った受験の成功を祈念するために太宰府天満宮にお参りに行きました。

 体験活動では、九十九島でのシーカヤックやヨットの乗船、有田での焼き物づくり、柳川での川下り、博多での明太子づくりに挑戦しました。どの体験も笑顔が溢れ楽しそうに取り組んでいた姿が印象的でした。

 空港に向かうバスでは夢のような旅の終わりを名残惜しむ言葉が聞かれ、生徒たちにとって有意義な旅になったのだと感じました。

 現在は手荷物検査も済ませ、搭乗を待っている状況です。間もなく2便に分乗して羽田空港に向かいます。もうしばらく夢の続きを見させたいと思います。

 この旅をご提供いただいた保護者の皆さま、誠にありがとうございました。

ハウステンボスを満喫(2年生修学旅行)

 本日12月8日(月)、2年生の修学旅行は3日目を迎え、いよいよ後半となりました。本日の様子につきましては、後ほど越南ブログやインスタグラムに掲載いたしますが、先んじて少しだけご報告をいたします。

 本日は長崎県最大のテーマパーク、イルミネーションが美しいと評判のハウステンボスでの終日班別行動となりました。

 生徒たちは朝からとても楽しみにしていたようで、時間を無駄にせずに今日の一日をどのように過ごすのか、事前にしっかりとリサーチしていたようでした。パーク内で出会う生徒たちは、とても楽しそうに様々なアトラクションに挑戦したり、思いおもいに写真を撮るなどハウステンボスを満喫していました。

 早いもので、明日は3泊4日の修学旅行も最終日となり、もう帰県する日となりました。私からは、本日の一場面、入園時に撮影したクラス写真を掲載いたします。

 ※カメラマンさんが撮影した写真は本撮影者より高い場所から撮影しており、風車などオランダの街並が背景となっています。

九州上陸(第2学年修学旅行)

 本日12月6日(土)より3泊4日の九州長崎への旅、第2学年の修学旅行が始まりました。早朝の集合だったので、多くの生徒が始発電車での移動となったにもかかわらず、生徒たちは笑顔で元気に羽田空港第2ターミナルに集合しました。

 体調不良により急遽当日欠席となった生徒が2名でましたが、他は全員が予定時刻に集合し、先発組は定刻どおり8時30分に羽田空港を出発しました。9時出発予定だった後発組は機材トラブルにより搭乗する飛行機の入れ替えがあったため、約1時間の遅延となりましたが、なんとか無事に出発することができました。

 生徒たちは初めて飛行機に搭乗する生徒も多く、手荷物検査やチェックインなど、添乗員やグランドスタッフの助けを借りながらも、無事に対応することができ、新たな社会経験を積むことができたようです。

 離陸の瞬間には、お決まりの黄色い歓声が機内に響き、同乗された一般のお客さまにご迷惑をおかけする場面もありましたが、一方で高校生の修学旅行らしく、ほのぼのとした気持ちになりました。

 先発組は予定どおり福岡空港に到着し、九州上陸。いよいよ九州の旅が始まりました。後発組も予定より1時間遅れで無事に福岡空港に到着しました。本日は福岡県筑前町の大刀洗平和記念館と長崎市の平和公園での平和学習となります。

 本日から始まる4日間にワクワクドキドキが止まらない様子ですが、生徒たちにとっては何事にも代えがたい貴重な4日間となるはずです。

 楽しい思い出とともに笑顔で帰って来られるよう、教職員一同しっかり対応してまいります。

 なお、今後の現地での様子は可能な限り越南ブログやインスタグラムに掲載してまいりますので、保護者の皆さまにおかれましては、そちらをご確認ください。よろしくお願いいたします。

 《追伸》本日のクラス集合写真を掲載します。(平和公園にて)

3年連続で全国の舞台へ(埼玉県高等学校書道展)

 本日11月29日(土)北浦和の県立近代美術館にて開催されている第64回埼玉県高等学校書道展を見に行ってきました。

 この展覧会は、第42回埼玉県高等学校総合文化祭と来夏に秋田県で開催される第50回全国高等学校総合文化祭2026あきた総文(文化部のインターハイ)に出展する埼玉県代表作品の選考会を兼ねており、全国の高校生書道家たちにとっては、日頃の鍛錬の成果を競う集大成的な展覧会であり、数ある展覧会の内でも最も思い入れの強い展覧会となっています。

 本年度の展覧会には、県内107校の高校生書道家たちが授業や部活動で制作した漢字、仮名、漢字仮名交じりの臨書、篆刻(てんこく)、刻字に加え、創作作品など計773点の作品が出展され、すべての作品の中から専門家の厳正な審査を経て優秀であると認められた作品が表彰されるとともに、最も優秀であるとの評価を受けた14点の作品が来夏の全国総文祭に出展する埼玉県代表作品に選ばれることとなっています。

 本校書道部は、ここ12年間で7度、近年では一昨年の滋賀大会、昨年の香川大会と2年連続で全国大会(全国総文祭)に出展しており、今年度は3年連続の全国大会出展を目指して2年生の精鋭8名が一筆に魂を込めた渾身の作品を出展しました。

 高校書道展では、各校の代表作品が展示会場に入ってすぐの場所に展示され、その他の作品は学校ごとにまとまって展示されることになっています。

 本校は上下2段組で構成された五月女小春さん(2年)の「李太白憶旧遊詩巻」を代表作品として出展し、見事に3年連続全国大会への切符を獲得しました。

 五月女さんの作品は、2段組の構成で一文字のサイズを大きくしたことで、数多の優秀な作品の中にあってインパクトがあり一際目を引く輝きを放っていました。他の作品に比べて文字が大きいため、きっと一文字一文字の止めや払いなど、一筆ごとに大きな緊張感に押しつぶされそうになりながら繊細な神経で書き上げたのではないかと感じる見事な出来栄えでした。

 また、このほか鈴木菜々花さん(2年)の「松風閣詩巻」、和田青依さん(2年)の「文徴明」、中村桃子さん(2年)の「九成宮醴泉銘」、大塚朱莉さん(2年)の「李嶠雑詠残巻」、伊藤耀子さん(2年)の「集字聖教序」、齊藤結さん(2年)の「伊都内親王願文」、渡辺優奈さん(2年)の「苕溪詩巻」の7点の作品は、どれも洗練された文字の美しさを感じさせる素晴らしい出来栄えでしたが、惜しくも入選を果たすことはできませんでした。

 本校書道部員たちの作品もそうですが、出展されたすべての作品を鑑賞していて感じたのは、同じ書体の同じ文字でも書く人によって個性があり、微妙な違いがあることです。どの作品にもそれぞれに美しさがあり、観るものを引き付ける魅力が感じられますが、大前提として作品の大半は過去の偉人とも言える書の大家が書いたとされる文字の模写であることを考えれば、細かなディテールに拘った筆遣いや字体の再現性が評価のポイントであったような気がします。故人が書いた文字の筆遣いを忠実に再現しながら、その中に自分の個性を融合させて表現できた作品が全国への扉を開いたのではないかと感じました。

 漢字やかなは、私たち自身も日常生活の中で数え切れないほど書いてきた馴染みの深いツールです。そうした生活の一部である身近な題材で、如何に美を表現し人の心を動かすことができるか、書道とは本当に奥の深い芸術なのだとつくづく感じました。

 先週同じ会場で開催された高校美術展では、本校美術部の星野汐里さん(2年)の作品が僅か1票の差で全国総文祭を逃す悔しい結果となりましたが、同じ芸術系部活動である書道部の五月女さんが見事にリベンジを果たし、全国への切符を手にしてくれました。

 五月女さんには、来夏の全国総文祭2026あきた総文までは約8ヶ月の月日がありますが、今後もこれまで以上に精進を積み重ね、全国の舞台で目にするハイレベルな景色を眼と心にしっかりと焼き付けるとともに、全国の猛者たちとの交流会の場でたくさんの刺激を受けて成長して帰ってきてほしいと願います。そして、その刺激を持ち帰って、部の仲間たちや南の風の仲間たちと分かち合いながら、学校全体に刺激を還元してほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、書道部!

 

 

 

全国まで僅か1票の涙(埼玉県高等学校美術展)

 本日11月22日(土)、北浦和の近代美術館にて行われている第68回埼玉県高等学校美術展に行ってきました。

 この展覧会は、県内高校生美術家たちにとって1年間の活動の集大成となる渾身の作品を出展し、その出来栄えを競う最も思い入れの強い展覧会であるとともに、来夏に秋田県で行われる第68回全国高等学校総合文化祭に出展する埼玉県代表作品を決定する選考会を兼ねており、本展覧会で優秀賞を獲得した作品のうち、平面部門11点、立体部門6点の上位作品が全国総文祭への出展権を獲得する名誉ある展覧会となっています。

 本校からは、美術部の精鋭7名(2年生4名、1年生3名)が1年近い年月をかけて描き上げた力作を出展しました。

 美術部の部員たちは、自分の感性に基づいて長い時間をかけて1つの作品を作り上げるという活動の特性から、普段は管理棟3階の美術室に籠ってひたすらキャンバスに向かって制作活動に没頭することが多く、その活動の様子は運動部に比べて派手さがなく、どちらかというと、自分の世界に入って物静かに黙々と取り組んでいるイメージがありますが、実際に部員たちと話してみると、どの部員もとても無邪気で明るく元気な生徒たちばかりで、ONとOFFの切り替えの上手な生徒たちが多いんだなと感じます。

 もちろん、ひとたび筆を手にキャンバスに向かえば、その眼差しは真剣そのもので、相手と対峙して勝負に立ち向かう運動部員たちのそれと何ら変わりはありません。そうした意味では、趣味や嗜好は異なるものの、自分の個性を生かした活動の中で直向きに高みを目指す姿は、まさに高校生として最高の輝きを放つ純粋な姿であると感じます。

 また、どちらかというと人の目に触れる機会が少ないため、なかなかその凄さ、素晴らしさが伝わりにくい部分がありますが、1本の筆で繊細に描かれた作品には、作者の感性と創造力が無限に詰め込まれており、作品を通じて自分なりの「美」を力強く語りかけているのだと思います。

 故に、どの作品からも作者が何を感じたのか、何を伝えたいのかが伝わってくる作品ばかりで、そのメッセージが強い作品ほど高い評価を受けるのだと感じます。こうして、観る者の心に訴え、感情を揺さぶることができるのは、スポーツだけではなく、音楽や書道と同様に美術作品もまた、人の心を動かす素晴らしい力を持っているのだと思います。

 本校部員たちの作品は、それぞれモチーフこそ異なりますが、7作品どの作品も作者の心に刻まれたワンシーンを丁寧に描いたもので、光と影のコントラストや遠近の構図を上手に描き、今にも動き出しそうな素晴らしい出来栄えの作品ばかりでした。

 その中で、部長の星野汐里さん(2年)の作品「幼年期の追憶」は、幼いころ、暑い夏の日に通りかかった商店の店先に並んだ清涼飲料水の涼し気な風景を描いたもので、氷水の中で冷やされた美味しそうなサイダーに心を奪われた幼年期の気持ちが伝わる素晴らしい作品でした。特に水の描写が美しく、今にも零れ落ちそうな水の動きが繊細でとても印象的でした。

 素人の私でも目に留まったこの作品は、数多ある作品の中で埼玉県教育委員会教育長賞や埼玉県芸術文化祭実行委員会会長賞を含め平面部門で31点しか選ばれない優秀賞を見事に受賞しましたが、その中でもたくさんの審査員の方々から非常に高い評価をいただいており、全国大会出展作品(11点)の最後の1作品を決める最終候補2作品のうちの1つに選ばりており、僅か1票の差で残念ながら県代表作品の栄誉と来夏の全国総文祭秋田行きが叶わなかったのだと聞きました。

 県内には芸術を専門とする学科を設置する高校がいくつかあり、そうした学校の生徒たちの作品には高校生離れした凄みがある作品が多数ありますが、そうした学校の生徒の作品に劣らないインパクトのある作品で、星野さんにとっては「あと一歩で全国に行けた」という悔しさを感じたと同時に、県代表となった作品との僅かな差や自身の作品に足りなかったものも素直に感じることができたのだと思います。

 僅か1票の差だっただけに、悔しさを感じることに変わりはありませんが、こうした悔しさを経験して人は強く逞しくなっていくのです。日頃から地道に努力を積み重ねてきただけに、無念の気持ちもありますが、同時に本県代表作品の最終候補となったという実績は紛れもない事実であり、多くの専門家たちからいただいた高い評価に自信を深め、堂々と胸を張ってほしいと願います。また、今後の活動では、今回感じた想いを糧に、更なる高みを目指して精進してほしいと願います。そしていつの日か、輝く栄光を手にできる日が来ることを信じています。本校の美術部員たちの作品は、以下のとおりとなっています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、美術部!

【優秀賞】

 「幼年期の追憶」星野汐里(2年)

【出展作品】

 「Smile Shot!」島﨑美穂(2年)

 「無題」和田悠雅(2年)

 「にゃんでもない日」横島朱莉(2年)

 「二度と見れない景色」米沢柚花(1年)

 「飛来」櫻井優月(1年)

 「芽生え」中野里桜(1年)

 

 

輝きを放つ生徒たち、秋編(表彰式)

 本日11月20日(木)6限のLHRの時間を活用し、全校生徒を体育館に集めて9月以降に行われた様々な大会や発表会などで優秀な成績を収めた生徒たちを対象とした表彰式を行いました。

 体育館に全校生徒が集合するのは、文化祭の閉祭式以降約2か月ぶりのことで、集会という意味では1学期終業式も2学期始業式も暑熱対策のためにリモートで実施したため、1学期の表彰式以来5か月ぶりのこととなりました。

 コロナ禍以降教育現場では全国的にICTの導入が急速に進み、現在では様々な場面でリモートによる集会が行われるようになりましたが、部活動などに本気で取り組んで成果に繋ぐことができたことによって表彰に値する結果を収められたのであれば、その努力は称賛に値するものであり、可能な限り全校生徒の目の前でその栄誉を称え、表彰し、全校生徒とともに喜びを分かち合うべきなのだと考えています。また、そうした祝福の場を共有することは、生徒たちにとって大きな意味があることだとも考えています。

 本日は、9月以降に行われた大会や発表会などで優秀な成績を収めた生徒たちが対象となりましたが、高いレベルでの文武両道の実現を目指す南の風たちは多方面で活躍を見せ、たくさんの生徒たちの栄誉を称え、喜びを全校で共有することができました。

 各受賞者にはステージ上に登壇してもらい、私から表彰状を読み上げ、記念品を授与するとともに、全校生徒に向かって成果を披露してもらいましたが、どの生徒たちも万遍の笑みを浮かべ、誇らしげな表情をしていました。生徒たちには、これに満足せずに更なる高みを目指してほしいと願うとともに、今回登壇することが叶わなかった生徒たちには、より一層の鍛錬・修練を重ね、「次こそは自分が」という気概を持って頑張ってほしいと願います。

 なお、本日表彰した団体・個人は以下のとおりとなっています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

 

1 男子ハンドボール部

  ハンドボール新人大会東部地区予選会 優勝

  優秀選手賞 田中琥次郎(2年)、田中亮佑(2年)、金原快斗(2年)

2 女子ハンドボール部

  ハンドボール新人大会東部地区予選会 優勝

  優秀選手賞 嶽釜一花(2年)、朝倉夢結(2年)

3 男子バレーボール部 

  令和7年度第78回全日本高等学校選手権大会東部支部予選 優勝

  優秀選手賞 成田隼翼(3年)、田島輝大(3年)、荒井佐登志(3年)

4 剣道部

  東部地区剣道新人大会男子団体 第3位

5 男子テニス部

  令和7年度新人大会東部地区予選

   シングルス 第2位 石神蒼太(2年)

   シングルス 第8位 青野史弥(2年)

   ダブルス 第3位 石神蒼太(2年)、青野史弥(2年)

6 女子テニス部

  令和7年度新人大会東部地区予選

   ダブルス 第5位 鈴木七海(2年)、西川結唯(1年)

7 写真部

  第42回埼玉県高等学校総合文化祭高校写真展自由部門

   最優秀賞 パスマイカ(3年)

   優良賞 臼倉優姫(2年)、岡本莉空(1年) 

  SEITOフォトコン'25同志社女子大学写真コンテスト

   入選 鵜川紗友姫(2年)

8 放送部

  第45回高校放送コンクール

   アナウンス部門入選 寺島咲楽(2年)

   朗読部門入選 岩渕百愛(2年)

9 吹奏楽部

  第27回全日本高等学校吹奏楽大会in横浜 実行委員長賞

10 美しいハングル手書き文字コンテスト

   銀賞 中川心里(3年)

11 第48回東部S地区図書委員研修交流会ビブリオバトル

   チャンプ賞 岩渕百愛(2年)

お詫びと御礼(第5回学校説明会)

 本日11月15日(土)本校生徒ホール(食堂)及び語学学習室(LL3)にて第5回学校説明会を開催しました。本日は、休日のお忙しい中、320組640名の中学生と保護者の皆さまに本校説明会にお越しいただき、心より感謝申し上げます。

 10月に実施いたしました大規模説明会で参加を希望されるすべての中学生と保護者の皆さまが参加できるよう、会場を体育館し、定員を大幅に拡大しするとともに2部制で実施したことから、当初、本日の説明会は100組200名様程度を想定して午前9時30分から開始するよう設定しておりました。

 しかし、申込みの受付開始直後から多数のお申込みをいただきましたため、急遽11時30分の会を追加設定するとともに、各回とも定員を60組120名ずつ増員し、生徒ホールと語各学習室の2会場同時展開にて実施することといたしました。そうした関係で各回の開始及び終了時刻が10分程度前後いたしましたことを心よりお詫び申し上げます。また、11時30分から語学研修室にて実施した会にご参加された皆さまにおかれましては、本来冒頭にて行うべき校長挨拶が遅れてしまいましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

 本校の学校説明会は、夏季休業中から重ねてまいりましたが、説明内容はどの回でも変わらず統一した説明をさせていただいております。ですから繰り返し何度も本校の説明会に足を運ぶ必要はありませんが、毎回たくさんの皆さまにご希望いただいておりますことに心より感謝申し上げます。

 本日の説明会でも、教頭より学校概要、本校教育活動の特色及び入学者選抜などについてご説明させていただきました。また、国際理解教育を推進する国際部の英語科教諭からは外国語科の教育活動の様子や特色、独自の学習プログラムなどについてもご説明させていただきました。校長の私からは、冒頭のあいさつの中で「高校選びのポイント」について皆さまと一緒に考える機会を持たせていただきました。

 会の進行や受付、誘導などは生徒会の生徒たちが担当し、現役高校生として学校生活を送る様子を直接皆さまにご覧いただきました。特に司会進行役の生徒たちに対しては、ご案内に拍手をいただくなど、温かなご対応をいただき、誠にありがとうございました。

 説明会の前後では、校内を全開放し、ホームルーム教室や特別教室などの施設設備、体育館やグラウンドなどの活動環境、更には、そこで部活動に勤しむ生徒たちの様子をご覧いただけたものと考えております。

 過日10月1日付けで県内中学3年生の進路希望状況が報道発表され、中学3年生にとっては約100日後に迫った高校入試での受検校を決断する大切な最終段階を迎えているのだと思います。私の挨拶の中でもお伝えしたとおり、皆さんには悔いのない高校選びをしてほしいと願っています。そうした中で、本校を選んでいただければ、すべての入学生徒に満足いただける高校3年間を提供できる環境や体制が整っていると考えています。

 本日皆さまにお会いできたのも「縁」。皆さまが受検校として本校を選んでいただき、来春には皆さまを新入生としてお迎えできることを願っています。

 頑張れ、受検生!頑張れ、中学3年生!

本校記事が県内すべての中学校に(よみうり進学メディア11月号記事掲載)

 少し前のお話になりますが、11月10日(月)に郵送で「よみうり進学メディア11月号(新聞)」が届きました。

 この新聞は、県内中学生とその保護者を対象に高校進学を支援する情報誌的な位置付けで、大手高校進学関連サイトのよみうり進学メディアが県内中学校の生徒宛てに様々な進学関連情報を記載した新聞を月1回発行(WEBでも公開)しているものです。

 中学生の受験校選びも佳境となったこの秋、「これが高校の授業だ」というタイトルで、実際に高校で行われている授業の様子を取材し、記事化して紹介する特別企画に本校が選ばれ、教育ジャーナリストの梅野弘之氏の取材をお受けしたものが、今回の11月号に掲載されました。

 特集は、県内の高校から授業に定評のある公立2校、私立2校が選ばれ、他の3校が理数系の授業を紹介する中、本校は外国語科設置校であることもあり、本校の特色の一つでもある外国語科の英語の授業を取材していただきました。

 取材対象となったのは、英語を担当し、1年外国語科の担任でもある宮本佳奈教諭の総合英語Ⅰ(普通科では英語コミュニケーションに相当)の授業で、ほぼ全編英語での授業となりました。授業の様子は、記事に掲載されていますのでそちらをご参照ください。

 重要なのは、本記事を掲載した「よみうり進学メディア11月号(新聞)」が県内すべての中学校に配布され、多くの中学生の目に留まったことです。本校は文武両道の印象が強い学校ですが、外国語科を中心に国際理解教育にも力を入れ、海外留学や海外語学研修をはじめとした様々な特別プログラムを実施してグローバルな視点で物事に対応できる人材を育成しています。特に外国語科では普通科では経験できない独自のプログラムが豊富に用意されています。そして、そうした外国語教育に特化した学科を設置する学校は県内には僅か数校しかありません。これを機に、本校で英語を学びながら部活動にも取り組みたいという生徒たちがたくさん出願してくれることを期待しています。

 中学生の皆さん、あなたも「越南スタイル」の国際理解教育に挑戦し、世界に目を向けた人生を送ってみませんか?本校でなら、あなたにも必ず実現できるはずです。

 なお、「よみうり進学メディア11月号(新聞)」はWEB版もあり、下記リンクから閲覧できますのでご参照ください。

【新聞(PDF)】

よみうり進学メディア11月号.pdf

【web】

https://ysmedia.jp/postmedia/27110/