校長室より

校長室より

The Road to Victory(2026初陣)

 1月も半ばとなり、部活動では2026年最初の公式戦が始まりました。例年この時期、運動部においては新人戦が、文化部においては関東レベルの発表会が行われており、3学期が始まったばかりではありますが、部活動は一気に戦闘モードに入って真剣勝負が始まっています。

 まず、先週末の1月9日(金)から男女バスケットボール部の新人大会県大会が始まりました。本校は男女とも昨年行われた地区大会を勝ち抜き順当に県大会に進出しましたが、男子は武南高校、女子は叡明高校との対戦で私立高校相手にともに一歩及ばず、惜しくも敗れるという悔しい結果となりました。

 1月10日(土)からは男女テニス部の東部地区新人大会が各学校会場にて行われました。本校も会場校となりましたが、男子は5校で構成される1部リーグを3勝1敗で勝ち抜き、見事に優勝して東部地区制覇を達成、女子は2部リーグを2勝2敗の成績で戦い抜き2部第3位となりました。

 今週末の1月16日(金)からは男女バドミントンの東部地区新人大会団体戦と個人戦がアスカル幸手(男子)、毎日興行アリーナ久喜(女子)にて行われます。団体戦初戦の相手は、男子が開智未来高校、女子が草加高校となっています。

 1月17日(土)からは、サッカー部と男女バレーボール部の東部地区新人大会が開催されます。サッカー部は本校会場にて獨協埼玉高校と、男子バレーボール部は越谷北高校にて春日部東高校・草加東高校の勝者と、女子バレーボール部は越谷東高校にて杉戸高校との初戦に臨みます。更に1月26日(月)には男女卓球部の東部地区新人大会個人戦、2月2日(月)には団体戦が行われます。

 一方文化部では、2学期末に壮行会を実施した吹奏楽部と写真部がいよいよ関東の舞台に挑みます。

 1月25日(日)には、本年度埼玉開催となり久喜総合文化会館にて行われる第31回西関東アンサンブルコンテストに県大会で見事金賞に輝いた吹奏楽部打楽器パートの8名が打楽器八重奏で金賞に挑みます。

 また、2月2日(月)からは東京都の東京工芸大学中野キャンパス6号館にて第32回関東地区高等学校写真展東京大会が開催され、本校からは県最優秀賞受賞作品を含む県高校写真連盟の推薦を受けた2名の部員の作品が出展されます。

 本日までに既に大会が行われ結果が出た部活動もありますが、今週末以降様々な部活動で2026年最初の公式戦が始まります。どの部活動の生徒たちにも、現3年生からの世代交代後ここまで積み重ねてきた努力の成果を遺憾なく発揮し、自信を持って戦いや発表に臨んでほしいと思います。どこまでの結果が残せるのかは未知数ですが、少なくとも現在持てる力を全て発揮した結果がどのようなものであったかを手応えとして感じることが、自分たちの現在位置を客観的に把握し、次なる成長のステップへとつなげる鍵となるのであり、持っている力を出しきれないまま終焉を迎えたのでは得るべきものも得られずに終わることとなってしまいます。

 今回の挑戦を自分たちの夢の実現に向けた第1歩として捉え、決してビビることなく、そして臆することなく思い切りチャレンジしてほしいと願います。日頃から切磋琢磨し、努力を積み重ねてきている皆さんなら、必ず手応えを感じることができるはずです。大丈夫、南の風の力がついています。皆さんの健闘を祈っています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

人はなぜ学ぶのか(第3学期始業式)

 本日1月8日(木)2026年を迎えて最初の登校日となり、朝から凍えそうな寒さの中、厚手の防寒具を羽織り、手には手袋、首にはマフラーを巻いて元気に生徒たちが登校してきました。昨年12月24日以来2週間ぶりの登校日となりましたが、年末年始を大切な人と思いおもいに過ごし、自己実現に向けた新たな決意とともに笑顔で登校する生徒たちの姿が印象的でした。

 本日は登校後すぐに体育館に全校生徒を集めて始業式を実施しました。冒頭で行った校長講話では、各々が心に秘めた新たな決意を確認する意味合いを込めて、「人はなぜ学ぶのか?」という問についてスライドを活用しながら一緒に考えました。

 生徒たちは、日々当たり前のように机に向かい、多様な学問の修得に取り組んでいますが、自分自身が「なぜ学ぶのか?」という理由については深く考えたことがない様子で、友達同士で改めて考えてさせてみると様々な意見があったようでした。

 生徒たちを含め私たちは現在、衣食住をはじめあらゆる生活の場面で最先端の暮らしをあたりまえのように享受しています。もはや必需品となったスマホやパソコンはもとより、安全で快適な暮らしのすべては先人たちによる「未知への挑戦」によってもたらされたものであり、何世代にもわたる先人たちの学びの積み重ねによって生み出された産物であることを理解した上で、生徒たちには、一人ひとりが最先端の学びに挑み、新たなモノや思考、技術などを生み出すことによって、今後生まれ来る子や孫の世代のためにより良い暮らしを担保する「未来への責任」が自分たち一人ひとりに課されているのだと伝えました。

 また、驚異的なスピードで変わりゆく情報化社会に生きる若者たちには、世の中に溢れる情報の一つひとつについてその真偽を正しく判断するスキルが求められており、多様な知識や経験に基づく根拠ある判断力と決断力こそが物事の真偽を見極め、人生を逞しくしなやかに、そして有意義に生き抜くために必要なスキルとなるのであり、「人が学ぶ理由」とは、テストで良い点を取るためでも、希望の進学や就職を実現するためでも、地位や名声を手に入れるためでもなく、目の前に迫りくる様々な人生の困難を適切に乗り越え、自分自身を含めた大切な人を守り、満足できる快適な生活を手に入れるために学ぶのだと伝えました。

 更に、だからこそ学ぶ内容は多岐にわたるとともに一生涯学び続ける必要があり、好き嫌いや得手不得手といった個人の趣向ではなく、分け隔てのない幅広い知識や多様な経験こそが「生きるスキル」となるのであり、一度身に付けた知識や経験は、誰かに奪われることのない自分だけの財産となるのだと伝えました。

 生徒たちは2026年に向けて新たな目標を掲げ、決意を固めてスタートを切ったはずです。しかし、その多くは部活動での成長や飛躍を中心とする自己実現に向けたものであり、「学問の修得」に対することは疎かになりがちです。

 本校が目指す「文武両道」とは、どちらかに軸足を傾けたものではなく、あくまでも部活動と勉学のどちらも手を抜かずに2兎を追うことを意味しています。部活動で身に付けたスキルは、当該の活動で高みを目指すための武器となるとともに、豊かな人格の形成には大きな成果をもたらす素晴らしいものですが、その活動を離れた先の人生では獲得したスキルを有効に活用できる機会に限りがあるのが実情です。ましてや、今後の長い人生で自分を助けてくれるのは「生きるスキル」なのであり、それはまさに多様な知識と経験、そして論理的に深く思考し困難を乗り越えるプロセスの積み重ねに裏付けられた「学問の修得」によってもたらされるものなのです。

 だからこそ、部活動に情熱を捧げ青春を賭す本校生徒たちには、1兎ではなく2兎を追う困難に勇気と信念を持って挑戦してほしいと願います。

 人生最後に勝つのは「良い準備をした者」と「想いの強い者」です。数十年の時が過ぎたのちに自分の人生を振り返って、「あの時頑張っておいて良かった」と思える人生を歩んでほしいと願っています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

新たな挑戦の幕開け(2026始動)

 今年は暦の関係から通常の仕事始めである1月4日が日曜日であったため、昨日1月5日(月)から教職員の仕事始めとなり、多くの先生方が出勤し、部活動の指導とともに第3学期の準備に取り組んでいます。1月中に大会や発表会などを予定する部活動は、ほとんどの部がこれに先駆けて1月4日(日)から活動を開始しました。

 私もここ数日新年を迎えた校内の様子を見て回っていますが、一昨日の1月4日は校舎のいたるところから吹奏楽部の楽器の音が響き、男女ハンドボール部はロータリーでトレーニングを、サッカー部がたくさんの卒業生や保護者の皆さんを招いて初蹴り&OB会を実施していました。昨日1月5日はテニスコートで男子テニス部が、体育館では女子バスケットボール部が他校を招いて令和8年最初の練習試合を実施していました。そして本日1月6日は体育館で男子バレーボール部が練習試合を、吹奏楽部は越谷サンシティーホールで越谷北高校との合同コンサートを行っています。

 また、体育館脇のウェイトトレーニングエリアでは野球部や陸上部の部員たちがトレーニングを行っていたり、体育館ではバドミントン部、男女卓球部、男子バスケットボール部などが熱心に練習に取り組んでいました。どの部活動も精力的に活動している姿が見られ、正月明け早々から校内のいたるところで生徒たちの声が響き渡り、活気ある雰囲気に溢れています。

 そうした生徒たちの活動の様子を見て回っている際に、生徒たちが私の姿を見つけると一様に立ち止まって元気に挨拶してくれます。驚くのは、新年を迎えたことで、いつもの「こんにちは」に加えて「今年もよろしくお願いします」と会釈しながら挨拶してくる生徒が多く、「大人の感覚を持ち合わせているんだな」と感じています。こうした思考で行動できる高校生は決して多くなく、本校生徒たちの「人」としての魅力を強く感じます。また、こうした思考や行動は、学校の教育活動だけで身につくものではなく、如何に保護者の皆さまがご家庭でお子さまに対して礼儀やマナーといった基本的な生活習慣を丁寧に学ばせてこられたのかを垣間見ることができています。こうした場面に遭遇すると、本校の安定と飛躍は紛れもなく家庭教育に支えられているのだと強く感じています。保護者の皆さまには、改めて感謝申し上げる次第でございます。

 そうした生徒たちの元気な声に囲まれながら、いよいよ明後日1月8日(木)には第3学期が始まります。始業式に先立ち、明日1月7日(水)には、1年外国語科の生徒たちがTGG(Tokyo Global Gateway)にて1日英語漬けの語学研修に臨みます。

 生徒たちは、新たに心に刻んだ目標のもとに良いスタートを切った様子ですが、更なる高みを目指し、「なりたい自分」を手にするために、覚悟と決意を持って3学期を迎えてほしいと願います。

 第3学期の始業式となる明後日1月8日(木)の朝、すべての生徒が笑顔で元気に登校してくることを楽しみに待ちたいと思います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

2026年も皆さまとともに(新年のご挨拶)

 本日1月1日(木)新たな年2026年を迎えました。

 日頃より、本校の教育諸活動に対しまして、格別のご理解、ご協力、そしてご支援を賜っております皆さまに、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 本校は、開校以来これまで50年以上にわたり「文武両道、知・徳・体」を校訓に掲げ、学習活動及び部活動の両面に高い志を持って、全力で挑戦することを通じて自己実現を果たすことを目指す生徒の育成に取り組んでまいりました。

 開校当時はレイクタウンという地名も駅もなく、学校の周辺には畑と線路しかなかった昭和の時代から、平成、令和へと移り行く中で、それぞれの時代を支えた生徒たちや保護者の方々、そして教職員の皆さまが、校訓の実現のために想いを一つにして、ブレずに地道な努力を積み重ねてきたこと、そして、そうした学校づくりにご理解とご協力をいただき、あたたかく見守り続けていただいた地域の皆さまのご支援があったことが50年余りの時を経て本校の素晴らしい文化と伝統となり、生徒たちを惹きつける魅力ある校風となって、現在の姿があるのだと考えております。

 そして、そうした皆さまが、長きにわたり妥協せずに高みを目指し続けてきたからこそ、「文武両道」を高いレベルで実現することを可能とする県内でも屈指の学校として、様々な方面から確固たる評価や称賛をいただくことができているのだと強く感じています。

 新たな年を迎えるにあたり、校長といたしましては、これまで本校の伝統を築き支えてこられた皆さまの意思をしっかりと引き継ぎ、この素晴らしい伝統を更に輝かせ、他校にはない輝きを放つ特色ある学校づくりに邁進してまいります。

 また、現在の在校生はもとより、今後入学してくる未来の越南生たちが、青春を賭して全力で「夢」の実現に向かい、自己肯定感を高めながら充実した学校生活を過ごし、「なりたい自分」を手にすることができるよう、教職員一丸となって全力で支えていかなければならないと決意を新たにしたところでございます。

 この年末には、国により学校の教育活動から部活動を切り離し、地域クラブを母体とした参加希望型の任意活動に移行する動きを加速させる政策指針が改めて示され、義務教育諸学校では、既に日常の活動のみならず各種大会などの在り方が全国規模で大きく見直されている現状があります。高等学校においてもこうした動きは例外ではなく、近い将来そうした風潮が高等学校教育にも強まっていくことが予想されます。

 しかし一方で、部活動は学校における「教育活動の一環としての部活動」であるからこそ意義があることでもあり、単に「興味ある活動に取り組む場」ではなく、「活動を通じた豊かな人間形成の場」なのであることも事実です。更には、上位の成果を目指すことを主たる目的とする地域クラブ活動とは一線を画した、学校の教育活動全般を踏まえた上での教育活動だからこそ、偏りのない真の人格形成につながっていることも忘れてはならない部活動の持つ重要な意義であると言えます。

 本校では、生徒や保護者の皆さまのニーズや地域の皆さまの想いを十分に受け止めた上で、世の中の流れを理解しつつも、社会の変化に柔軟に対応しながら、本校が大切にしてきた教育理念(文武両道を通じた豊かな人間形成)をブレることなく貫き通してまいります。

 そうした環境の中で、生徒たちには「なりたい自分」の姿を明確にイメージし、その実現のために全力で挑戦してほしいと願います。高校年代という大切な時間を賭して挑む自己実現の道だからこそ、昨年までの自分を振り返り、心に秘めた新たな目標や決意のもとに「努力と挑戦を積み重ねる」という経験を通して自分自身の成長を実感するとともに、そうした成長の過程の中でしっかりと自己肯定感を高め、逞しく且つしなやかに社会を生き抜くことができる大人へと飛躍してほしいと願います。

 保護者の皆さま並びに地域の皆さまにおかれましては、改めてこれまでのご理解、ご協力に深く感謝申し上げますとともに、本年も変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 本年が、皆さまにとって幸多き年となりますことを、心よりご祈念申し上げます。

 

 令和8年1月1日(木)

 埼玉県立越谷南高等学校長 相原 博和

1年の感謝を込めて(投稿納め)

 本日12月28日(日)、大人の社会では年末年始の祝賀行事のために例年本日が仕事納めとなりますが、今年は暦の関係から去る12月26日(金)が全国的に仕事納めの日となりました。本校におきましても、年末年始に行われる部活動等を除き、12月26日(金)に2025年の教育活動を締めくくりました。

 年の瀬を迎えるに当たり、日頃より、本校の教育諸活動に対しまして格別のご理解、ご協力、そしてご支援を賜っております保護者の皆さま、関係の皆さまに、本年の教育活動が無事に終了しましたことをご報告いたしますとともに、今年1年のご厚情に心より深く感謝申し上げます。

 また、この1年間たくさんの方々が本校ホームページや学校及び部活動が運営する公式インスタグラムなどに関心を持ち、様々なステージで躍動する生徒たちの様子をはじめ、本校が発信する様々な情報をご覧いただき、重ねて感謝申し上げます。

 本校は、ご案内のとおり「文武両道」を校訓に掲げ、大学への進学を中心とした学習面での自己実現と、部活動を中心とした人格形成面での自己実現を、共に高いレベルで実現することを追求する生徒の育成に取り組んでおり、実際に、多くの生徒たちが自らの意思で「自走」しながら、「勉学」と「部活動」の「二兎を追う」学校生活に、誇りと情熱を持って取り組んでいる姿があります。

 そうした生徒たちの中には、部活動に情熱を注ぎながらも難関大学への進学を実現したり、可処分時間を有効活用して勉学に励みつつ、部活動で全国大会や関東大会などのハイレベルなステージに立って輝きを見せる生徒たちも数多く見られました。

 また、高いレベルでの自己実現を目指しながらも、僅かに目指す目標を手にすることが叶わなかった生徒たちも、一様に本校での学校生活や部活動においての自分自身の成長に確実な手応えを感じるとともに、高い自己肯定感を持ちながら日々の学校生活を謳歌できていると感じています。

 校内の至るところで見られる生徒たちの活気ある声やエネルギッシュに活動する姿、キラキラと輝く笑顔や闘志を秘めた真剣な眼差しを見るたびに、そうした生徒たちが心の内に秘める熱い想いを垣間見ることができています。

 こうした生徒たちの姿は、生徒たち自身の学校生活に対するモチベーションと自己実現に対する高い意識レベル、そして様々な助言を素直に受け入れながらも真摯に努力を積み重ねられる人柄によるところが大きいことは言うまでもありませんが、それを時に厳しく、時にあたたかく寄り添い、苦しい時や躓いた時にそっと手を差し伸べ、優しく背中を押してくださる保護者の皆さまをはじめとしたご家族の皆さま、そして、部活動や学校行事などでお世話になっている関係の皆さまや本校の教育諸活動を快く受け入れてくださる地域の皆さまの存在なしには、生徒たちがこのような充実した学校生活を送ることはできないと日々強く感じております。

 校長といたしましては、そうした生徒たちの姿を見るたびに、生徒たちが心の内に秘める「なりたい自分」を実現させるべく、教職員一丸となって全力で活動を支えるとともに、より良い学びの場を提供していかなければならないと、決意を新たにしているところでございます。

 一方で、生徒たちには、新年を迎えるに当たり、そうした自分たちを取り巻く様々な方々の想いや目に見えない多様な支援に感謝の心を持つとともに、現在の自分に甘んじることなく更なる高みを目指すことで一歩一歩着実に成長し、皆さまの期待に応えられるよう全力で邁進してほしいと強く願います。

 皆さんが今後の人生で経験するであろう様々なことは、その到達レベルが高ければ高いほど自分自身に対するリターンも大きなものとなる一方で、当然のことながら超えるべき壁も同時に高く険しくなるはずです。しかし、その高い壁を自らの力で乗り越えた先には、大きな達成感や自己肯定感とともに、今まで見たことのない景色が待っているのだと思います。諦めずに夢を見続け、その夢の実現に挑み続けることで誰でもが経験できることでないレベルの経験を積み重ね、少しでも理想の自分に近付き豊かな人生を送るためにも、これまで以上に覚悟と決意を持って「学び」の質の向上を目指してほしいと願います。

 生徒たちを支える本校のキャッチフレーズ「南の風」や共有ワードである「自走」は、そうした生徒たちと皆さまの力によって成り立ち、本校の生徒が心の拠り所としている大切な道標であると考えています。

 改めて、本校に関わるすべての皆さまの今年1年のご支援に深く感謝申し上げますとともに、学校といたしましても新たな年を更なる進化と飛躍の年にするべく、生徒たちとともに全力を尽くしてまいりますので、2026年も変わらぬご支援とご厚情を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 年末の寒さ厳しき折、ご自愛されますとともに、2026年が皆さまにとって素晴らしい年となりますよう心よりご祈念申し上げます。

令和7年12月28日

埼玉県立越谷南高等学校長 相原 博和

華となれ!チアダンス部の初陣(USA Regionals埼玉大会)

 昨日12月27日(土)アイルアリーナウイングハット春日部(春日部市総合体育館)にて開催されたUSA Regionals埼玉大会に本校チアダンス部が出場しました。

 この大会は、毎年12月から2月にかけて全国13カ所の都市で開催される地区大会に、映像審査となるVirtual大会を加えた14のリージョナルス(地区大会)を開催し、各大会で基準点を超えたチームが3月末に幕張メッセで行われるUSA School&College Nationals 2025(全国選手権大会)の出場権を獲得するレギュレーションとなっており、まさに国内チアリーディング&ダンスの頂点を決める最高峰の選手権大会となっています。

 首都圏、特に埼玉県はチアリーディングやダンスが盛んな地域であることから出場チーム数も多く、埼玉県大会は12月に行われる今回と1月下旬の2大会が設定されています。都道府県単位で2回の予選が開催されるのは全国でも埼玉県のみとなっており、埼玉県を中心とした周辺都県のレベルの高さと競技の盛んさが見て取れる結果となっています。

 大会は、SC(School&College Cheer:学校団体対象/チアリーディング部門)、SD(School&College Song&Dance:学校団体対象/ダンス部門)、AC(All Star Cheer:クラブチーム対象/チアリーディング部門)、AD(All Star Dance:クラブチーム対象/ダンス部門)の4つの部門に分かれ、更に演技の趣向によって主流のSong/Pomをはじめ、Pom、Hip Hop、Jazz、Spiritleadingの5部門に分類されています。また、演技する人数区分も明確に規定されており、Small(3~9名)、Medium(10~15名)、Large(16~24名)、Super Large(25名以上)と分類されています。今回行われた埼玉大会ではすべての部門、カテゴリーのチームが参加して予選が開催されました。

 エントリーしたチームを見るとチーム内のエース級の選手だけを選抜して10人前後の少人数で勝負するチームが多い中、本校は「チーム」を大切にする部の理念に基づいて毎回部員全員で参加しており、今回もSD部門のSong/Pomの部にSL(Super Large)カテゴリーでエントリーして26名の部員全員で演技に臨みました。

 埼玉大会にはクラブチームを含め子供から大学まで57チームがエントリーし、午前中から演技が行われていましたが、本校は全体の45番目、午後4時前の演技順となりました。本校が出場するSong/Pom部門は演技時間が1分45秒~2分15秒と規定されており、2分あまりのわずかな時間の中で、演技のダイナミックさやシンクロの美しさ、音楽に合わせた表現力、表情やダンスそのものの美しさなどを、詳細に規定された評価基準を意識しながら正確に表現しなくてはなりません。

 演技時間が迫り、演技エリア脇で待機する部員たちの表情は一様に緊張感に包まれながらも、入念に振り付けを確認しながら精一杯楽しんで踊ろうという覚悟も感じられ、良い演技ができそうな気がしました。

 係員に誘導され入場ゲートに整列したあとの一瞬の静寂の中、部長の合図に合わせて一斉にゲートから演技エリアに走って入場した部員たちは、ピンと背筋を伸ばし、目には輝きのある凛々しい表情で配置につきました。部長のカウントダウンとともにスタンバイが完了すると一気にボルテージはMAXに。直後に会場全体に響き渡る音楽に合わせて26人全員が弾ける笑顔で一斉に踊り出し、手の先からつま先までしっかりと意識した見事な演技を披露しました。ひとたび演技が始まると、それまでの緊張が嘘のように生き生きとした表情で舞い、まるで冬の寒さに固く閉じた蕾が春の訪れとともに一斉に花開くかのようで、部員たちの息の合った美しいパフォーマンスに一気に引き込まれてしまいました。

 見どころは26人の部員が2つのグループに分かれてフォーメーションし、異なる演技をする2つのグループが1つに融合するダイナミックな構成部分でした。少人数で勝負する他のチームとは異なり、大人数でシンクロするのは困難を極めますが、その分華やかさやダイナミックさが強調され、「チーム全員で」を大切にする本校のチームカラーがしっかりと伝わってきました。定番のラインダンスも複雑なフォーメーションチェンジも見事に決まり、2分余りの演技があっという間にエンディングを迎え、最後はポンポンを使ってキュートな笑顔でポーズを決めて締めくくりとなりました。

 演技が終わり、手を振りながら笑顔で演技エリアを後にしたのち、演技エリア脇に整列して「ありがとうございました」と深々と一礼する部員たちの姿を見ながら、一つひとつの演技を合わせるために、決して恵まれているとは言い難い厳しい練習環境の中でも弱音を見せず、常に笑顔で互いに声を掛け合い、心を一つにして努力を積み重ねてきた部員たちの姿を思い出し、心が熱くなる思いでした。

 出場したすべてのチームの演技が終了して行われた結果発表では、高等学校編成Song/Pom部門のLarge/Super Largeの部で第3位を獲得することができましたが、100点満点中77点以上の得点のチームに与えられるNationals(全国大会)出場権獲得には僅か5ポイント足りず、残念ながら全国大会進出を逃す結果となりました。

 部員たちは会場内で私の姿を見つけたようで、演技終了後に部長と副部長の3人がスタンドの関係者席に座っていた私のところに挨拶に来てくれました。3人の口からは、個々にミスがあり、チーム全体としても思うような演技ができなかったという反省の弁が聞かれましたが、一方で他チームの演技を見て大きな刺激も受けた様子で、悔しさを滲ませながらも、自分たちの現在位置をしっかりと認識するとともに演技に対する評価を素直に受け入れ、手応えや達成感と同時に課題克服に向けた新たな決意も感じていたようでした。

 スタンドから観戦していた私の目には、部員全員での演技に拘り、難しいフォーメーションやシンクロに挑戦しなければならない覚悟を持ちながら「チーム」を大切にする本校の部員たちの姿は、どのチームよりも眩しく輝いて見えました。

 事実、全国に進出する少人数編成のチームの中には、本校の演技の方がレベルが高かったのではと思えるチームもありました。ただ一方で、全国に進んだ強豪校とは明らかな差があったことも事実です。部員たちには、今回のパフォーマンスに満足することなく、更なる高みを目指して、精進を積み重ねてほしいと願います。

 今後は、今回得られた課題の克服に取り組み、来年3月に開催される別の大会での上位進出を目指していくこととなります。

 昨日は貴重な休日にも関わらず、たくさんの保護者やご家族の皆さまにご声援をいただき、心から感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、チアダンス部!

大喝采のアンコール(吹奏楽部ウィンターコンサート)

 昨日12月26日(金)越谷サンシティ大ホールにて、本校吹奏楽部による毎年恒例のウィンターコンサートが開催されました。

 このコンサートは、9月に開催されたサンクスコンサートを最後に3年生部員が引退した後、1,2年生の新チームとなって初めて開催する本格的なホールコンサートで、例年年末を迎えるこの時期に1年の活動の締めくくりとして、保護者の皆さまをはじめとして日頃ご支援をいただいている皆さまや応援してくださる皆さまに対して敬意と感謝の意を込めて鍛錬の成果をご披露するとともに、巷で賑わうクリスマスムードを踏まえて、年末のひとときをお楽しみいただくために開催されるものです。

 「最高の音楽を全員で」を部訓として、部員全員で高みを目指す吹奏楽部は3年生引退後の部員数が81名となり、これまでに比べてやや少なめだなと感じる状況でしたが、それでも本校の数ある部活動の中では断トツで最も多い部員数を誇る学校のトップリーダー的な存在となっています。

 今年度は、部員たちにとって共通の目標である西関東や全国の舞台を目指した夏のコンクールに並々ならぬ想いを持って臨みましたが、目標の実現にあと一歩届かず悔しい想いの中で3年生の引退を迎えました。部を引き継いだ下級生たちは3年生部員たちの想いを背負い、次こそ西関東の舞台に立つのだと決意を固めて新たなチームをスタートさせました。

 そうした想いから、9月以降必死に「美しい音楽」を追求し、12月に行われたアンサンブルコンテストの県大会では、打楽器八重奏が見事に金賞を獲得し西関東の舞台へ、そして金管八重奏が銀賞を獲得する成果を上げました。

 部員たちは、音楽に対しては常に真剣ですが、普段は底抜けに明るく元気であり、同時に謙虚で礼儀正しく真面目な生徒たちです。そうした人物としての素晴らしさが部員たちの音楽に向き合うレベルの高さを支え、同時にプライドとなっているのだと強く感じます。

 コンサートは二部構成で、第一部は部員全員によるコンクールさながらの演奏から始まりました。オープニングを飾った行進曲「希望の星」は行進曲の名のとおりトランペットの音色が光る明るくリズミカルな曲調で、思わず動き出したくなるような元気が出る演奏でした。続く2曲目は誰もが一度は聞いたことがあるジブリ作品の挿入曲のメドレーで、豪快なシンバルの音とともに始まり、ホルンの合奏、ユーフォニアム、ピアノのソロなど各楽器が奏でる音にフォーカスしたスローで雄大な構成となりました。目をつぶると思わず映画の1シーンが瞼の裏に蘇り、劇場で物語を見ているかのような錯覚すら感じる見事な演奏でした。

 その後、本校吹奏楽部が本年度から取り組んでいる次世代演奏家の育成事業であるスマイルブラスアカデミーの発表がありました。このアカデミーは、ブラスバンドに興味のある小学生たちを学校に招き、部員たちとともに音楽の楽しさを味わいながら演奏スキルの向上を目指す取り組みで、今回は9名の小学生が部員とともにステージに立ちました。こうした取組は本校のいくつかの部活動が実施する「地域とともに成長を目指す」ことを目的とした取組の一つでもあり、「カエルの唄」などの曲を部員たちと一緒に奏で、華々しくステージデビューを飾った小学生たちに会場からは喝采の拍手が送られました。この中から近い将来、本校吹奏楽部を支える存在が現れてくれることを願って止みません。

 その後、県アンサンブルコンテストに出場した金管チームと打楽器チームの発表がありました。金管チームの演目は「軌道共鳴」で、天体の動きや宇宙の大きさを表現し、トランペットの高音の細かな音の連続にチューバのゆったりとした低音が見事なアンサンブルとなっていました。一方の打楽器チームの演目は「打楽器アンサンブルのための協奏曲」で、4場面から構成され、演奏人数をはるかに超える数々の楽器を入れ替わりながら奏で、バランスを取りながら音を操る姿が印象的でした。複数の木琴や鉄筋を高速で叩くシンクロしたバチさばきはまさに神業で思わず見とれてしまうほどでした。

 第一部の最後は1月の冬季演奏会で発表する曲で、部員全員で演奏する交響曲「ローマの祭り」でした。古代ローマの時代から現代に至るまでの時代背景を踏まえたローマの祭りの移り変わりを表現する音楽で、重厚な演奏の中で3人のトランペットがフォーカスされたり、ワルツのような優雅な曲調から目まぐるしく変わってゆく音の変化に演奏スキルの高さとこれまでの練習の積み重ねを感じました。

 第二部は、これまでポップスステージと称し、流行りの曲や戦隊ものの寸劇が慣例でしたが、今年は2年生実行委員たちの発案で演出を一新し、年末のお茶の間の風物詩である某テレビ局の某番組に因んで「紅白曲合戦」なる企画が繰り広げられました。部員が白組と紅組に分かれ、3曲ずつを交互に披露して会場の皆さんの投票で勝敗を決するという演出で、紅組は人気ゲームがそのまま飛び出したスーパーマリオブラザース、We are the World、オブラディ・オブラダを披露しました。対する白組は若者たちが没入するSNSやエンタメの世界から超バズリコレクションと題して曲とダンスを披露、続いてOver the Rainbow、ザ・テンプターの3曲となりました。それぞれの曲での演出にあわせて色とりどりのサイリウムが振られるなど会場は大盛り上がりを見せ、心を癒される楽しいひとときとなりました。結果は日本野鳥の会のメンバーに扮した部員のカウントにより、僅差で紅組が勝利を飾って新たな吹奏楽部の歴史を刻みました。

 エンディングは部員全員での演奏となり、保護者世代には懐かしいカーペンターズ・フォーエバー、クリスマスイベントに相応しいホワイトクリスマス、最後は吹奏楽部十八番の宝島で会場が一つになって盛り上がったところでフィナーレを迎えました。

 喝采の拍手で全公演が終わったのち、本日のステージに酔いしれたのか、もっと部員たちの奏でる音楽が聴きたいと感じたのか、いつまでも会場の観客たちの拍手が鳴りやまぬばかりか徐々に大きさを増し、アンコールを願う大喝采となりました。見かねてマイクを持った顧問が「申し訳ありません、アンコールは用意しておりません」と深々と頭を下げた次の瞬間、顧問の岡田教諭が現れ、部員たちの前に立って力強く指揮棒を振ると、部員全員が嬉しそうに十八番の宝島をもう一度演奏するという粋な計らいをしてくれました。このアンコールには部員たちも感激していたようで、自分たちの音楽がご来場いただいた方々の心に響き、ご満足いただけたのだと感じることができたのだと思います。

 こうして部員たちが一途に音楽に向き合い、夢の実現に向かって青春の日々を送ることができるのも、日頃から本校吹奏楽部の活動に対して格別のご理解とご協力を賜るとともに、強力なご支援をいただいている保護者の皆さまや応援してくださる関係の皆さまのおかげであると常々感じています。また、本日は県内の中学生演奏家の皆さんや他校の吹奏楽部員の皆さん、そして地域の方々など、たくさんの方々にご来場いただくことができたのも、部員たちが日頃から真摯に音楽に向き合い、直向きに目標である「最高の音楽を全員で」の実現を追求しているからこそであるとも感じています。

 こうして皆さまからいただいた想いを胸に、吹奏楽部員たちはこれまで以上に鍛錬を重ね、必ずや西関東、そして全国の舞台へと駆け上がっていってくれるものと信じております。日頃の皆さまのご厚情に心より感謝申し上げますとともに、今後も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!

「真の挑戦」とは…(第2学期終業式)

 本日12月24日(水)、期待されたホワイトクリスマスとはならず、朝から生憎の冷たい雨が降る寒い1日となりました。イオンレイクタウン界隈をはじめ巷では色鮮やかなイルミネーションが街を彩り、見るものすべてがクリスマスムード一色に包まれる中、本校では第2学期最終日を迎え、体育館に全校生徒を集めて終業式を実施しました。

 学校社会では、2学期は期間が最も長く1年間の中心的な学期であり、本校においても文化祭や修学旅行などの大きな学校行事に加え、各部活動の新人大会などの大会が盛んに行われ、それぞれが情熱を注ぐ舞台で成果を上げ、笑顔とともに輝く生徒たちの姿をたくさん見ることができました。

 本校の生徒たちを見ていると、本当に真面目で素直な生徒が多いと感じます。例えば、廊下ですれ違ったり、授業を見に行くと私が教室に入った途端すぐに明るく爽やかな笑顔で挨拶してくれる姿がありますが、ひとたび授業が始まれば一気に教室の雰囲気が変わり、真剣な眼差しで教師を見つめ「話を目で聴く」生徒たちの姿があります。この「人の話を目で聴く」ことは、物事に対する集中力、執着力の表れであり、学びの質の高さをはかるには欠かせないバロメーターで、本校生徒たちの学びに対する姿勢の質の高さを感じます。これはどの学校の生徒にもできることではないことであり、越南生の持つ特に素晴らしい資質の一つであると強く感じます。

 一方で放課後になれば、校内の至るところで賑やかな声とともに活発に部活動に勤しむ姿があります。本校生徒の部活動加入率は93%であり、これも他校ではなかなか実現できない驚異的な姿であると言えます。しかも、その取組は学習活動以上に熱を帯び、生徒一人一人が見せるその姿は常に真剣そのものであるのも大きな特徴です。

 ことさら感じるのは、生徒たちの多くは指導者である顧問を信頼し、指導者から受ける様々な助言を素直な気持ちで受け入れ、純粋な思考で目標の実現にトライしていることです。部活動に関わらずどのような場面でも、「他者の言うことを素直に受け入れる力」は、他者に認められ、成長や成功に近づくために最も重要なスキルであると言えます。

 とりわけ高校生年代ともなると、ある程度身についた知識や技術、積み重ねてきた経験と自負、心身の発達に伴う精神的自立などから自我が強くなり、指導者の助言を素直に受け入れられなかったり、時には反発したりする姿が見られるものですが、本校生徒たちからは、そのような姿を見ることはほとんどありません。こうした素直で実直な姿勢が生徒たちの成長を加速させ、効率よく高みへと導いているのだと強く感じます。こうした「素直さ」や「実直さ」「謙虚さ」は多くの越南生が持つ共通のスキルであり、「南の風」を支える生徒の重要なマインドであると強く感じます。

 こうした生徒たちの姿勢を見ると、これまで如何に保護者の皆さまが真摯にお子様に向き合い、厳しくも愛情豊かな教育をされてこられたのかを感じずにはいられません。本校の教育諸活動の安定と躍進は、保護者の皆さまに支えられていると改めて痛感するとともに、心より感謝と敬意を申し上げる次第でございます。

 そんな生徒たちに向けて、終業式の講話では「真の挑戦とは」というテーマで、学生時代をアメリカで過ごし、現在日本で少年スポーツチームを運営しているある指導者の体験談を通じて、全力で挑戦するための考え方や挑戦することに対するリスクマネジメントの在り方について一緒に考えてみました。

 アメリカの学生スポーツ界では、そもそも「文武両道」という言葉も考え方も存在せず、学習面で十分な成果を上げることができて初めてスポーツをすることができるという考え方が定着しており、夢の実現に向かって思い切って挑戦するために、挑戦が失敗に終わることを想定に入れた上で、例え失敗したとしても自分を守れるだけのスキルを身に付けることを優先して力を注ぐという考え方が多くのアスリートたちに定着しているという内容です。

 これは、自分のキャリアを形成する上で、リスクマネジメントを担保することで、本来挑戦したいと考えている取組に対して、不安なく全力で挑戦することができる環境を手に入れるための必要条件であるという考え方です。

 本校には、高いレベルでの文武両道の実現を目指す生徒たちにとって心の拠り所となる「自走」と「南の風」という2つの合言葉があります。この言葉は、本校生徒たちが必死になって夢の実現に挑戦する姿を現す端的でとても素晴らしい考え方であり言葉であると感じています。そしてまた、多くの生徒たちが「自走」と「南の風」を実直に体現し、着実に自身の夢に近づいているとも感じています。

 しかし、一方で生徒個々に目を向けてみると「文」と「武」のバランスが崩れ、どちらかに軸足が大きく傾き、これによって全力で不安なく夢に挑戦することが難しくなっている生徒が散見されるようにも感じています。これは、生徒自身にとっても学校にとっても大きな損失であり、「文武両道」で高みを目指す本校生徒たちにとっては、初心に帰って目を向けるべき課題の一つではないかと感じています。

 だからこそ、年末年始を迎え、今年1年を振り返り、新たな目標や決意を固めるのに当たり、全力で夢の実現に挑むために、多くの生徒たちにとって共通した不安材料である「失敗しても自分を守れる手段」、すなわち「勉学」に対しても、得手・不得手や好き・嫌いの隔てなく、「自分の人生を守る術」であると肝に銘じて、目を逸らすことなく一層のスキルアップを目指すとともに、愚直に「自走」し、将来に不安のない「揺るぎない自分」を手に入れることが本来目指すべき「真の挑戦」の姿なのだと伝えました。

 3学期の始業式の朝、元気に登校する生徒たちの顔が、晴れやかな笑顔とともに新たな決意に満ち溢れていることを願って2026年を迎えたいと思います。

 筆末となりますが、保護者の皆さまにおかれましては、日ごろから本校の教育諸活動に対しまして格別のご理解、ご協力、そしてご支援を賜り、心より深く感謝申し上げます。生徒たちが本校での高校生活を謳歌し、様々な場面で成果を上げたり素敵な笑顔が見られるのも、偏に保護者やご家族の皆さまが、生徒たちにあたたかく寄り添うとともに、本校の教育活動を力強く後押ししていただいているお陰であると強く感じています。

 今年1年の皆さまのご厚情に改めて感謝申し上げますとともに、来年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 皆さまにとって2026年が良い年となりますことを心よりご祈念申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

積み重ねの先で掴んだ眩しい輝き(表彰式・壮行会)

 本日12月23日(火)本校体育館において学期末の表彰式と壮行会を実施しました。

 今回は、2学期に行われた大会や発表会等で優秀な成果を収めた生徒、長距離大会や球技大会などの学校行事で上位入賞を果たした生徒やクラスが表彰対象となり、多数の生徒たちが登壇して全校生徒からその成果を讃えられました。

 去る11月20日(木)に実施した前回の表彰式・壮行会から僅か1か月余りの期間で、多くの部活動や生徒が表彰を受けるに値する成果を上げることができたのはとても驚異的なことであり、高いレベルでの文武両道の実現を目指す本校生徒たちにとって、まさに「模範」となる姿なのだと感じます。

 こうして全校生徒たちとともに「南の風」の仲間の活躍を讃えることができるのは、本校生徒たちが如何に日頃から高い意識をもって努力と鍛錬を積み重ねているのかということの証であると感じます。日頃から一般的な高校生たちが経験するのであろう大切な何かを犠牲にして、それぞれが目指す夢の実現のためだけにこだわりを持って一途に高みを目指し続けているのだからこそ、そうした取組の中で得られた成果は全校生徒みんなで共有し、喜び合い讃え合うのは当然のことであると考えています。

 そして、南の風の仲間たちからの称賛と激励を新たな刺激と活力に変えて、更なる高みへと向かってほしいとも感じています。南の風を標榜する皆さんなら、きっとそうした質の高い「切磋琢磨」の環境と精神を共有することができるはずです。これに留まることなく、今後の更なる飛躍を期待しています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

※本日表彰・登壇した生徒は以下のとおりとなっています。

【表彰式】

1    男子ハンドボール部

 令和7年度埼玉県高等学校新人大会 第4位、同優秀選手賞 田中琥次郎(2年)

2    女子ハンドボール部

 令和7年度埼玉県高等学校新人大会 第5位

3    サッカー部

 第70回越谷市民大会 優勝

4    写真部

 後藤匡平(1年) 第44回川の写真コンテスト「川カシャ!2025」 銀賞

5    吹奏楽部

 打楽器八重奏 第49回埼玉県アンサンブルコンテスト 金賞

  ※第31回西関東アンサンブルコンテスト出場決定 

 金管八重奏  同 銀賞

6    書道部 

 五月女小春(2年) 第46回埼玉県高等学校書道展覧会 最優秀賞

 ※令和8年度全国高等学校総合文化祭あきた総文2026出展決定

8 外国語科

 伊藤優近(1年) 第60回英作文コンテスト 第5位

 能代川雪奈(3年) 同 奨励賞

9 長距離大会(学校行事)

 男子第1位 直井琥太郎(1年)

 男子第2位 菊地涼世(1年)

 男子第3位 石神蒼太(3年)

 女子第1位 前島美桜(2年)

 女子第2位 荘野友里愛(3年)

 女子第3位 内山わか菜(2年)

10 球技大会(学校行事)※省略

 

【壮行会】

1 吹奏楽部 第31回西関東アンサンブルコンテスト出場

 打楽器八重賞(荒井夏希(2年)、原美月(2年)、小林陽琉(2年)、遠藤咲希(2年)、高岡奏良(1年)、武井菜緒(1年)、杉本聖名(1年)、若林凛緒(1年))

2 写真部 第32回関東地区高等学校写真展東京大会出展

 パスマイカ(3年)、浜田琉海(2年)

3 二見勇太(2年) 海外留学(マレーシア)

学期末、年の瀬の慌ただしさの中で

 昨日12月18日(木)で期末考査の答案返却もすべて終わり、第2学期もいよいよ学期末を迎えることとなりました。12月に入り第2学年の修学旅行(長崎方面)、期末考査、球技大会と目まぐるしく行事が行われてきましたが、本日以降も学期末の行事が目白押しとなっており、生徒たちも私たち教職員も慌ただしく過ごす中で一つの区切りとしての学期の終わりを肌で感じているところです。

 昨日は、答案返却の後に3年生を体育館に集めて予餞会を実施しました。昨年度までは家庭研修期間に突入する直前の1月末に実施していましたが、一般受験に向かう生徒たちにとっては1月末はまさに今後の人生を占う受験対策の真っ只中であり、合格を手にするための最後の追い込み期であるため、受験に集中してベストな状態で自己実現に挑戦できるよう、本年度から実施時期を繰り上げて年内実施とすることといたしました。

 これに伴い、通常の予餞会では下級生が卒業生への感謝の意を伝え、卒業へのはなむけとするのが慣例となっていますが、今回はこれに加えて受験に向かう3年生たちの心願成就を祈念するエールを込めた下級生からの想いを伝えることを目的としました。会場では、各部活動の下級生たちが3年生への応援の意を込めて工夫を凝らしたパフォーマンスを披露するとともに、3年生の教室前の廊下には、下級生たちが思いおもいに熱いメッセージを描いた模造紙大の応援ポスターが教室の窓を覆うように一面に掲示されています。3年生たちも、そうした下級生の想いをしっかりと受け止めていたようで、受験への挑戦に向かう背中を力強く押してもらえたのだと感じました。

 下級生の皆さん、心のこもったパフォーマンスやメッセージなど、3年生に対する皆さんの熱い想いを私自身もしっかりと感じることができました。本当にありがとう。

 本日12月19日(金)は、人権教育が行われました。今年度は過去に起こり未だ未解決とされる拉致被害をテーマとした学習活動を行い、守られるべき人の権利とは何かについて考える機会を持ちました。その後はLHRとなり各学年で進路等に関する学年行事が行われました。

 今後は、22日(月)に非行防止教室や学校評価アンケートなどを実施します。23日(火)には今年最後の大掃除で1年間の埃を落とし、その後は表彰式&壮行会、学年集会等を予定しています。そして24日(水)にはいよいよ第2学期の終業式を迎え、2025年の教育活動を締めくくることとなります。

 生徒たちには、慌ただしく進むこの師走の日常の中で、時の流れに身を任せるのではなく、学期末に取り組む活動一つひとつの意味や意義を嚙みしめながら、今年1年をじっくりと振り返ってほしいと願います。良いこともそうでないこともたくさんあった1年間の自分にしっかりと正対して向き合いながら、2026年の新たな年を迎える心の準備を始め、締めくくりに相応しい有意義な年末を迎えてほしいと願います。

 保護者の皆さまにおかれましては、これまでの日常のご支援に深く感謝申し上げますとともに、こうした機会を捉えて、お子さまとの対話を深めていただければ幸甚に存じます。2学期終了まで、今しばらくご協力いただけますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

今日の自分を超えて行け!(2年生外国語科英語劇「Matilda」校内公演)

 本日12月16日(火)第4時限目の授業を活用して本校体育館にて外国語科2年生の生徒たちがクラス全員で挑戦した英語劇「Matilda」の校内公演会が行われました。体育館には1年生から3年生まで150名前後の生徒が集まり、外国語科生徒たちのチャレンジを見守りました。

 この「Matilda」という演目は、主人公である天才少女のマチルダが娘の教育に興味の薄い両親、学校でのマチルダの友人たちや個性あふれる先生たちとの人間模様を描いた作品で、全体のストーリーを8つのシーンに分け、それぞれのシーンで登場する人物の配役とナレーションをクラス全員で分担して演じるものです。

 ストーリーを8つの短いシーンに分けたことで、主役のマチルダをはじめ、ほとんどの登場人物をシーンごとに変わりながら複数の生徒が演じる構成となっており、同じ役柄でも別の生徒が演じることで、その役柄の人物が醸し出す場の雰囲気や人柄に違いが見られ、とても興味深く鑑賞することができました。

 また、天才的な才能を発揮するマチルダとその友人たちが見せる子供らしい悪戯や、陰の主役とも言える気性が激しく高圧的で悪名高い校長のトランチブル先生が生徒たちを力ずくで振り回して投げ飛ばすシーンを人形を使って演じるなど、一部コミカルな演出が会場全体に笑いを誘い、全編英語オンリーで進行する緊張感たっぷりの劇の中で、とても心温まるアクセントになっていました。

 本日演者となった生徒たちは、これまでDD(ディベート・ディスカッション)の授業時間を活用してALTや英語科教師の指導を受けながら稽古を積み重ねてきており、11月の授業観察時にその練習の様子を見学した時には決して高いクオリティーではありませんでした。当時は、多くの生徒が役柄になり切ることはおろかオープンマインドで発声することもままならない状況でしたが、本日はどの生徒たちもステージ上で自分の役になり切り、見違えるように堂々と演じていたのが印象的で、クラス全員でカバーしながら一つの作品を演じきった皆さんの姿は、とても心に響くものがありました。そして、英語の不得手な私には、個性あふれる役柄にそれぞれが真摯に向き合う皆さんの姿がとても大きく見えました。

 私は、自分の経験上、英語力は知識や活舌ではなく羞恥心や劣等感との戦いだと考えています。どうしても上手な生徒や外国の方の前では自分の英語力に自信を持って話すことができず、ついつい引っ込み思案になってしまうことが、私を含めて多くの日本人が英語力を上達することができない最も大きな要因であると捉えています。

 だからこそ、こうした英語劇などを通して、人前で堂々と英語で表現する必然的な機会を持てたことは、発声や発音の上手下手に関わらず、自己表現に挑戦するという意味で外国語科すべての生徒にとってとても貴重な経験となったはずです。

 これからの我が国は、インバウンドが増加し、身近な場面で外国の方々と接する機会が急激に増加していくはずです。外国の方々との共存共生が避けられない未来を生きる皆さんには、例えブロークンであっても、多少文法的に自信が持てなくても、臆することなく英語を活用した表現に挑戦し、外国の方々と対等な立場でコミュニケーションできる力を身に付けてほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、外国語科!

更なる高みへ、全国総文祭・関東地区高校写真展の舞台に(写真部)

 先月行われた埼玉県高等学校写真展については、既に本ブログ10月8日版でお伝えしましたが、過日、埼玉県高等学校写真連盟において令和8年2月に東京都にて行われる第32回関東地区高等学校写真展東京大会(以下、関東大会)及び令和8年7月に秋田県秋田市にて行われる第50回全国高等学校総合文化祭あきた総文2026写真の部(以下、全国総文祭)に出展する埼玉県代表作品の選考会議が行われ、両大会への出展を推薦する候補作品が決定しました。

 この選考会議の対象となる作品は、埼玉県高等学校写真展の6月展と11月展に出展した作品で、各展示会での評価を参考に、改めて県代表となる作品を選考するもので、本県の代表作品として全国総文祭に10作品(+補欠2作品)、関東大会に20作品(全国総文祭出展作品は対象外)を選ぶものです。なお、現3年生の作品は残念ながら来春には高校を卒業することが見込まれるため来夏の全国総文祭への出展権利はなく、最高位である最優秀賞受賞作品であっても関東大会のみが選考の対象大会となります。

 本校生徒の作品としては、6月展で浜田琉海さん(2年)の作品「TRÄUMELAND」が優秀賞、矢島史悠君(3年)の作品「明暗な一足」が奨励賞を獲得し、11月展では、パスマイカさん(3年)の作品「揺れる心、揺れない心」が最優秀賞、臼倉優姫さん(2年)の作品「帰りを待つ」と岡本莉空君(1年)の作品「灰色の巨人」が優良賞を受賞していました。

 その中で、11月展で全出展作品の中で最高位となる最優秀賞を獲得したパスマイカさん(3年)の作品「揺れる心、揺れない心」が各委員の皆さまからの高い評価をいただき、順当に本県代表作品として選ばれました。ただ、パスさんが現在3年生であるため来夏の全国総文祭ではなく、来年2月に都内で開催される関東大会に本県代表作品として出展されることとなりました。

 また、全国総文祭の本県代表作品の選考では、11月展で優良賞を獲得していた岡本莉空君(1年)の作品「灰色の巨人」が見事に本県代表作品に選ばれました。岡本君は、入部直後に撮影した作品だったようで、無垢な感性でシャッターを切ったことが功を奏した形となりました。初出展でこうした成果を手にしたことはまさに快挙と言えますが、これを機に貪欲に知識や技術を学びながらスキルを磨いて更なる飛躍を果たしてほしいと願います。

 更に、全国総文祭の本県代表作品10点の次点作品(補欠2作品)に6月展で優秀賞を獲得していた浜田琉海さん(2年)の作品「TRÄUMELAND」が選ばれました。

 写真の世界では、被写体が人物であったり商標登録であるなど侵害してはならない権利などを有する場合、大会などに出展するためにはその都度被写体となった方などに承諾や許可を受ける必要があり、上位大会であればあるほど多くの人の目に触れる機会が増えることから慎重かつ段階的な手続きが必要となるのが写真の難しいところでもあります。そうした事情がありつつも、一方では全国総文祭への本県代表作品出展数が決まっているため、候補となった作品が何らかの事情で出展できなくなった場合に備える意味で補欠作品が事前に選ばれることとなっていました。

 結果的には既に候補として選ばれた作品の中で出展を辞退する作品が出なかったため、残念ながら浜田さんの作品は全国総文祭への切符を手にすることが叶いませんでした。この結果、浜田さんの作品は、パスさんの作品とともに2月の関東大会に埼玉県代表作品として出展することとなりました。あと一歩のところで全国総文祭への出展を逃した悔しさは残りますが、それでも次点の候補作品に選ばれたということは、既に全国総文祭に出展する作品として遜色がないと評価していただいた証であると言えます。無念ではありますが、浜田さんには堂々と胸を張って関東の舞台に臨んでほしいと願います。

 いずれにしても、本年度はパスさんが本県高校生写真家の頂点となる最優秀賞を獲得するとともに、全国総文祭と関東大会の上位大会に本校生徒の作品が本県代表作品として選ばれ出展することが決まりました。以前もお伝えしましたが、写真部員の多くは生徒会と兼部しながら高校生活を主体的に過ごし、文武両面においてプライドを持って取り組んでいる生徒たちがたくさん在籍しています。ここ数年、全国や関東などのハイレベルなステージへの出展が続いており、写真強豪校への階段を着実に登っていますが、同時に、こうして他者からいただく高い評価が部員たちの自己肯定感を高め、写真家としての自覚と誇りを持った大人へと成長させてくれているのだと感じます。

 写真部員の皆さんには、全国総文祭や関東大会などの夢の舞台のきらびやかな景色の中で輝きながら飛躍を遂げていくライバルが身近にいるのだからこそ、仲間同士で切磋琢磨して、お互いに刺激し合いながら更なる高みを目指してほしいと願います。

 頑張れ、越南生、頑張れ、写真部!

 

本県代表となった3名の作品は以下のとおりです。

○第50回全国高等学校総合文化祭あきた総文2026埼玉県代表作品

  岡本莉空(1年)「灰色の巨人」 

○第32回関東地区高等学校写真展東京大会埼玉県代表作品

  パスマイカ(3年)「揺れる心、揺れない心」

  浜田琉海(2年)「TRÄUMELAND」

「南の風」が君を待っている(第5回学校説明会)

 本日12月12日(金)の夕刻、本校生徒ホールにて今年度最後の学校説明会を開催しました。朝から日差しには恵まれたものの気温は上がらず、肌を刺すような冷たい北風が吹き荒ぶ中、また、午後には突然公共交通機関に大幅な乱れが発生して混乱をきたす中、100組を超える皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。

 本日ご説明させていただいた内容はこれまで実施した学校説明会と変わりありませんが、参加された皆さんにとっては、説明内容を受け止める状況が大きく変わってきたのだと感じています。現在の中学3年生にとっては、いよいよ来月に迫った出願に向け、自身の青春の日々を託す高校選びは、まさに佳境を迎えたと言っていいのではないでしょうか。

 こうした状況に配慮して、遅れて到着されたことで聞き漏らしがあった方には、説明会終了後改めてご説明の場を設けて内容をご確認いただくなど、疑問や不明な点はすべてクリアにしてお帰りいただきました。更には、全体会終了後に個別相談ブースを設け、それぞれの疑問点にお答えさせていただきました。

 冒頭の校長挨拶では、高校生にとって最も大切なものは同じ価値観や目標、思考を持った「仲間」であるとお話ししました。充実した施設設備や近代化が進んだ環境はとても魅力的ではありますが、どんなに素晴らしい環境があっても、同じ価値観をもってともに過ごす仲間が居なければ、自分一人で自己実現に挑戦することには大きな困難があります。刺激し合い切磋琢磨する仲間がいるからこそ、成長が加速されるのです。

 本校は、「文武両道」を実現したいという志を持った仲間たちで溢れています。教室を見渡せば、それぞれの趣向に合わせた活動に熱中し、一途に高みを目指す「南の風」ばかりです。そして、そうした環境に身を置けば、君たちにも自然と「南の風」のマインドが宿るはずです。本校の一番の魅力は此処にあるのです。

 国の主導で画一的な教育プログラムを展開する義務教育と異なり、高校は各学校によって目指す学校像、在籍生徒や保護者のニーズなど各校の特徴や地域の特色を生かした独自の教育活動が行われています。これは、学校によって提供される学びの内容が異なるということであり、言い換えれば、自分が納得できる学校を選ばなければ、皆さんが求める学びを享受することができない可能性があるということでもあります。

 だからこそ、皆さんは今、自分の未来を想像し、青春の時を賭ける大切な高校選びに思い悩んでいるのだと拝察します。

 でも、大丈夫です。皆さんが来春以降「南の風」の仲間になってくれるのなら、本校は、必ず皆さんにとって満足できる高校3年間を提供できるはずです。そして、皆さん自身も輝く高校生活を手にすることができるはずです。

 恐らく、いつまでも心の中の葛藤は尽きないのだと思います。しかし、葛藤しているうちは前に進むことはできません。自分の人生を切り拓くためには「決断力」が必要なのです。

 そして、今、まさに皆さんは「決断の時」を迎えているのです。何を最優先として決断するのかは皆さんしだいですが、本校は、どんな人にとっても「有意義だ」と思えるような学びの環境を用意して、皆さんをお待ちしています。

 さあ、決断の時。あなたも「南の風」の力を感じてみませんか?

 頑張れ、中3生!頑張れ、未来の「南の風」たち!

旅の終わりに(2年生修学旅行)

 本日12月9日(火)楽しかった修学旅行も最終日を迎えました。本日は午前中クラス別に体験活動をし、その後来年に迫った受験の成功を祈念するために太宰府天満宮にお参りに行きました。

 体験活動では、九十九島でのシーカヤックやヨットの乗船、有田での焼き物づくり、柳川での川下り、博多での明太子づくりに挑戦しました。どの体験も笑顔が溢れ楽しそうに取り組んでいた姿が印象的でした。

 空港に向かうバスでは夢のような旅の終わりを名残惜しむ言葉が聞かれ、生徒たちにとって有意義な旅になったのだと感じました。

 現在は手荷物検査も済ませ、搭乗を待っている状況です。間もなく2便に分乗して羽田空港に向かいます。もうしばらく夢の続きを見させたいと思います。

 この旅をご提供いただいた保護者の皆さま、誠にありがとうございました。

ハウステンボスを満喫(2年生修学旅行)

 本日12月8日(月)、2年生の修学旅行は3日目を迎え、いよいよ後半となりました。本日の様子につきましては、後ほど越南ブログやインスタグラムに掲載いたしますが、先んじて少しだけご報告をいたします。

 本日は長崎県最大のテーマパーク、イルミネーションが美しいと評判のハウステンボスでの終日班別行動となりました。

 生徒たちは朝からとても楽しみにしていたようで、時間を無駄にせずに今日の一日をどのように過ごすのか、事前にしっかりとリサーチしていたようでした。パーク内で出会う生徒たちは、とても楽しそうに様々なアトラクションに挑戦したり、思いおもいに写真を撮るなどハウステンボスを満喫していました。

 早いもので、明日は3泊4日の修学旅行も最終日となり、もう帰県する日となりました。私からは、本日の一場面、入園時に撮影したクラス写真を掲載いたします。

 ※カメラマンさんが撮影した写真は本撮影者より高い場所から撮影しており、風車などオランダの街並が背景となっています。

九州上陸(第2学年修学旅行)

 本日12月6日(土)より3泊4日の九州長崎への旅、第2学年の修学旅行が始まりました。早朝の集合だったので、多くの生徒が始発電車での移動となったにもかかわらず、生徒たちは笑顔で元気に羽田空港第2ターミナルに集合しました。

 体調不良により急遽当日欠席となった生徒が2名でましたが、他は全員が予定時刻に集合し、先発組は定刻どおり8時30分に羽田空港を出発しました。9時出発予定だった後発組は機材トラブルにより搭乗する飛行機の入れ替えがあったため、約1時間の遅延となりましたが、なんとか無事に出発することができました。

 生徒たちは初めて飛行機に搭乗する生徒も多く、手荷物検査やチェックインなど、添乗員やグランドスタッフの助けを借りながらも、無事に対応することができ、新たな社会経験を積むことができたようです。

 離陸の瞬間には、お決まりの黄色い歓声が機内に響き、同乗された一般のお客さまにご迷惑をおかけする場面もありましたが、一方で高校生の修学旅行らしく、ほのぼのとした気持ちになりました。

 先発組は予定どおり福岡空港に到着し、九州上陸。いよいよ九州の旅が始まりました。後発組も予定より1時間遅れで無事に福岡空港に到着しました。本日は福岡県筑前町の大刀洗平和記念館と長崎市の平和公園での平和学習となります。

 本日から始まる4日間にワクワクドキドキが止まらない様子ですが、生徒たちにとっては何事にも代えがたい貴重な4日間となるはずです。

 楽しい思い出とともに笑顔で帰って来られるよう、教職員一同しっかり対応してまいります。

 なお、今後の現地での様子は可能な限り越南ブログやインスタグラムに掲載してまいりますので、保護者の皆さまにおかれましては、そちらをご確認ください。よろしくお願いいたします。

 《追伸》本日のクラス集合写真を掲載します。(平和公園にて)

3年連続で全国の舞台へ(埼玉県高等学校書道展)

 本日11月29日(土)北浦和の県立近代美術館にて開催されている第64回埼玉県高等学校書道展を見に行ってきました。

 この展覧会は、第42回埼玉県高等学校総合文化祭と来夏に秋田県で開催される第50回全国高等学校総合文化祭2026あきた総文(文化部のインターハイ)に出展する埼玉県代表作品の選考会を兼ねており、全国の高校生書道家たちにとっては、日頃の鍛錬の成果を競う集大成的な展覧会であり、数ある展覧会の内でも最も思い入れの強い展覧会となっています。

 本年度の展覧会には、県内107校の高校生書道家たちが授業や部活動で制作した漢字、仮名、漢字仮名交じりの臨書、篆刻(てんこく)、刻字に加え、創作作品など計773点の作品が出展され、すべての作品の中から専門家の厳正な審査を経て優秀であると認められた作品が表彰されるとともに、最も優秀であるとの評価を受けた14点の作品が来夏の全国総文祭に出展する埼玉県代表作品に選ばれることとなっています。

 本校書道部は、ここ12年間で7度、近年では一昨年の滋賀大会、昨年の香川大会と2年連続で全国大会(全国総文祭)に出展しており、今年度は3年連続の全国大会出展を目指して2年生の精鋭8名が一筆に魂を込めた渾身の作品を出展しました。

 高校書道展では、各校の代表作品が展示会場に入ってすぐの場所に展示され、その他の作品は学校ごとにまとまって展示されることになっています。

 本校は上下2段組で構成された五月女小春さん(2年)の「李太白憶旧遊詩巻」を代表作品として出展し、見事に3年連続全国大会への切符を獲得しました。

 五月女さんの作品は、2段組の構成で一文字のサイズを大きくしたことで、数多の優秀な作品の中にあってインパクトがあり一際目を引く輝きを放っていました。他の作品に比べて文字が大きいため、きっと一文字一文字の止めや払いなど、一筆ごとに大きな緊張感に押しつぶされそうになりながら繊細な神経で書き上げたのではないかと感じる見事な出来栄えでした。

 また、このほか鈴木菜々花さん(2年)の「松風閣詩巻」、和田青依さん(2年)の「文徴明」、中村桃子さん(2年)の「九成宮醴泉銘」、大塚朱莉さん(2年)の「李嶠雑詠残巻」、伊藤耀子さん(2年)の「集字聖教序」、齊藤結さん(2年)の「伊都内親王願文」、渡辺優奈さん(2年)の「苕溪詩巻」の7点の作品は、どれも洗練された文字の美しさを感じさせる素晴らしい出来栄えでしたが、惜しくも入選を果たすことはできませんでした。

 本校書道部員たちの作品もそうですが、出展されたすべての作品を鑑賞していて感じたのは、同じ書体の同じ文字でも書く人によって個性があり、微妙な違いがあることです。どの作品にもそれぞれに美しさがあり、観るものを引き付ける魅力が感じられますが、大前提として作品の大半は過去の偉人とも言える書の大家が書いたとされる文字の模写であることを考えれば、細かなディテールに拘った筆遣いや字体の再現性が評価のポイントであったような気がします。故人が書いた文字の筆遣いを忠実に再現しながら、その中に自分の個性を融合させて表現できた作品が全国への扉を開いたのではないかと感じました。

 漢字やかなは、私たち自身も日常生活の中で数え切れないほど書いてきた馴染みの深いツールです。そうした生活の一部である身近な題材で、如何に美を表現し人の心を動かすことができるか、書道とは本当に奥の深い芸術なのだとつくづく感じました。

 先週同じ会場で開催された高校美術展では、本校美術部の星野汐里さん(2年)の作品が僅か1票の差で全国総文祭を逃す悔しい結果となりましたが、同じ芸術系部活動である書道部の五月女さんが見事にリベンジを果たし、全国への切符を手にしてくれました。

 五月女さんには、来夏の全国総文祭2026あきた総文までは約8ヶ月の月日がありますが、今後もこれまで以上に精進を積み重ね、全国の舞台で目にするハイレベルな景色を眼と心にしっかりと焼き付けるとともに、全国の猛者たちとの交流会の場でたくさんの刺激を受けて成長して帰ってきてほしいと願います。そして、その刺激を持ち帰って、部の仲間たちや南の風の仲間たちと分かち合いながら、学校全体に刺激を還元してほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、書道部!

 

 

 

全国まで僅か1票の涙(埼玉県高等学校美術展)

 本日11月22日(土)、北浦和の近代美術館にて行われている第68回埼玉県高等学校美術展に行ってきました。

 この展覧会は、県内高校生美術家たちにとって1年間の活動の集大成となる渾身の作品を出展し、その出来栄えを競う最も思い入れの強い展覧会であるとともに、来夏に秋田県で行われる第68回全国高等学校総合文化祭に出展する埼玉県代表作品を決定する選考会を兼ねており、本展覧会で優秀賞を獲得した作品のうち、平面部門11点、立体部門6点の上位作品が全国総文祭への出展権を獲得する名誉ある展覧会となっています。

 本校からは、美術部の精鋭7名(2年生4名、1年生3名)が1年近い年月をかけて描き上げた力作を出展しました。

 美術部の部員たちは、自分の感性に基づいて長い時間をかけて1つの作品を作り上げるという活動の特性から、普段は管理棟3階の美術室に籠ってひたすらキャンバスに向かって制作活動に没頭することが多く、その活動の様子は運動部に比べて派手さがなく、どちらかというと、自分の世界に入って物静かに黙々と取り組んでいるイメージがありますが、実際に部員たちと話してみると、どの部員もとても無邪気で明るく元気な生徒たちばかりで、ONとOFFの切り替えの上手な生徒たちが多いんだなと感じます。

 もちろん、ひとたび筆を手にキャンバスに向かえば、その眼差しは真剣そのもので、相手と対峙して勝負に立ち向かう運動部員たちのそれと何ら変わりはありません。そうした意味では、趣味や嗜好は異なるものの、自分の個性を生かした活動の中で直向きに高みを目指す姿は、まさに高校生として最高の輝きを放つ純粋な姿であると感じます。

 また、どちらかというと人の目に触れる機会が少ないため、なかなかその凄さ、素晴らしさが伝わりにくい部分がありますが、1本の筆で繊細に描かれた作品には、作者の感性と創造力が無限に詰め込まれており、作品を通じて自分なりの「美」を力強く語りかけているのだと思います。

 故に、どの作品からも作者が何を感じたのか、何を伝えたいのかが伝わってくる作品ばかりで、そのメッセージが強い作品ほど高い評価を受けるのだと感じます。こうして、観る者の心に訴え、感情を揺さぶることができるのは、スポーツだけではなく、音楽や書道と同様に美術作品もまた、人の心を動かす素晴らしい力を持っているのだと思います。

 本校部員たちの作品は、それぞれモチーフこそ異なりますが、7作品どの作品も作者の心に刻まれたワンシーンを丁寧に描いたもので、光と影のコントラストや遠近の構図を上手に描き、今にも動き出しそうな素晴らしい出来栄えの作品ばかりでした。

 その中で、部長の星野汐里さん(2年)の作品「幼年期の追憶」は、幼いころ、暑い夏の日に通りかかった商店の店先に並んだ清涼飲料水の涼し気な風景を描いたもので、氷水の中で冷やされた美味しそうなサイダーに心を奪われた幼年期の気持ちが伝わる素晴らしい作品でした。特に水の描写が美しく、今にも零れ落ちそうな水の動きが繊細でとても印象的でした。

 素人の私でも目に留まったこの作品は、数多ある作品の中で埼玉県教育委員会教育長賞や埼玉県芸術文化祭実行委員会会長賞を含め平面部門で31点しか選ばれない優秀賞を見事に受賞しましたが、その中でもたくさんの審査員の方々から非常に高い評価をいただいており、全国大会出展作品(11点)の最後の1作品を決める最終候補2作品のうちの1つに選ばりており、僅か1票の差で残念ながら県代表作品の栄誉と来夏の全国総文祭秋田行きが叶わなかったのだと聞きました。

 県内には芸術を専門とする学科を設置する高校がいくつかあり、そうした学校の生徒たちの作品には高校生離れした凄みがある作品が多数ありますが、そうした学校の生徒の作品に劣らないインパクトのある作品で、星野さんにとっては「あと一歩で全国に行けた」という悔しさを感じたと同時に、県代表となった作品との僅かな差や自身の作品に足りなかったものも素直に感じることができたのだと思います。

 僅か1票の差だっただけに、悔しさを感じることに変わりはありませんが、こうした悔しさを経験して人は強く逞しくなっていくのです。日頃から地道に努力を積み重ねてきただけに、無念の気持ちもありますが、同時に本県代表作品の最終候補となったという実績は紛れもない事実であり、多くの専門家たちからいただいた高い評価に自信を深め、堂々と胸を張ってほしいと願います。また、今後の活動では、今回感じた想いを糧に、更なる高みを目指して精進してほしいと願います。そしていつの日か、輝く栄光を手にできる日が来ることを信じています。本校の美術部員たちの作品は、以下のとおりとなっています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、美術部!

【優秀賞】

 「幼年期の追憶」星野汐里(2年)

【出展作品】

 「Smile Shot!」島﨑美穂(2年)

 「無題」和田悠雅(2年)

 「にゃんでもない日」横島朱莉(2年)

 「二度と見れない景色」米沢柚花(1年)

 「飛来」櫻井優月(1年)

 「芽生え」中野里桜(1年)

 

 

輝きを放つ生徒たち、秋編(表彰式)

 本日11月20日(木)6限のLHRの時間を活用し、全校生徒を体育館に集めて9月以降に行われた様々な大会や発表会などで優秀な成績を収めた生徒たちを対象とした表彰式を行いました。

 体育館に全校生徒が集合するのは、文化祭の閉祭式以降約2か月ぶりのことで、集会という意味では1学期終業式も2学期始業式も暑熱対策のためにリモートで実施したため、1学期の表彰式以来5か月ぶりのこととなりました。

 コロナ禍以降教育現場では全国的にICTの導入が急速に進み、現在では様々な場面でリモートによる集会が行われるようになりましたが、部活動などに本気で取り組んで成果に繋ぐことができたことによって表彰に値する結果を収められたのであれば、その努力は称賛に値するものであり、可能な限り全校生徒の目の前でその栄誉を称え、表彰し、全校生徒とともに喜びを分かち合うべきなのだと考えています。また、そうした祝福の場を共有することは、生徒たちにとって大きな意味があることだとも考えています。

 本日は、9月以降に行われた大会や発表会などで優秀な成績を収めた生徒たちが対象となりましたが、高いレベルでの文武両道の実現を目指す南の風たちは多方面で活躍を見せ、たくさんの生徒たちの栄誉を称え、喜びを全校で共有することができました。

 各受賞者にはステージ上に登壇してもらい、私から表彰状を読み上げ、記念品を授与するとともに、全校生徒に向かって成果を披露してもらいましたが、どの生徒たちも万遍の笑みを浮かべ、誇らしげな表情をしていました。生徒たちには、これに満足せずに更なる高みを目指してほしいと願うとともに、今回登壇することが叶わなかった生徒たちには、より一層の鍛錬・修練を重ね、「次こそは自分が」という気概を持って頑張ってほしいと願います。

 なお、本日表彰した団体・個人は以下のとおりとなっています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

 

1 男子ハンドボール部

  ハンドボール新人大会東部地区予選会 優勝

  優秀選手賞 田中琥次郎(2年)、田中亮佑(2年)、金原快斗(2年)

2 女子ハンドボール部

  ハンドボール新人大会東部地区予選会 優勝

  優秀選手賞 嶽釜一花(2年)、朝倉夢結(2年)

3 男子バレーボール部 

  令和7年度第78回全日本高等学校選手権大会東部支部予選 優勝

  優秀選手賞 成田隼翼(3年)、田島輝大(3年)、荒井佐登志(3年)

4 剣道部

  東部地区剣道新人大会男子団体 第3位

5 男子テニス部

  令和7年度新人大会東部地区予選

   シングルス 第2位 石神蒼太(2年)

   シングルス 第8位 青野史弥(2年)

   ダブルス 第3位 石神蒼太(2年)、青野史弥(2年)

6 女子テニス部

  令和7年度新人大会東部地区予選

   ダブルス 第5位 鈴木七海(2年)、西川結唯(1年)

7 写真部

  第42回埼玉県高等学校総合文化祭高校写真展自由部門

   最優秀賞 パスマイカ(3年)

   優良賞 臼倉優姫(2年)、岡本莉空(1年) 

  SEITOフォトコン'25同志社女子大学写真コンテスト

   入選 鵜川紗友姫(2年)

8 放送部

  第45回高校放送コンクール

   アナウンス部門入選 寺島咲楽(2年)

   朗読部門入選 岩渕百愛(2年)

9 吹奏楽部

  第27回全日本高等学校吹奏楽大会in横浜 実行委員長賞

10 美しいハングル手書き文字コンテスト

   銀賞 中川心里(3年)

11 第48回東部S地区図書委員研修交流会ビブリオバトル

   チャンプ賞 岩渕百愛(2年)

お詫びと御礼(第5回学校説明会)

 本日11月15日(土)本校生徒ホール(食堂)及び語学学習室(LL3)にて第5回学校説明会を開催しました。本日は、休日のお忙しい中、320組640名の中学生と保護者の皆さまに本校説明会にお越しいただき、心より感謝申し上げます。

 10月に実施いたしました大規模説明会で参加を希望されるすべての中学生と保護者の皆さまが参加できるよう、会場を体育館し、定員を大幅に拡大しするとともに2部制で実施したことから、当初、本日の説明会は100組200名様程度を想定して午前9時30分から開始するよう設定しておりました。

 しかし、申込みの受付開始直後から多数のお申込みをいただきましたため、急遽11時30分の会を追加設定するとともに、各回とも定員を60組120名ずつ増員し、生徒ホールと語各学習室の2会場同時展開にて実施することといたしました。そうした関係で各回の開始及び終了時刻が10分程度前後いたしましたことを心よりお詫び申し上げます。また、11時30分から語学研修室にて実施した会にご参加された皆さまにおかれましては、本来冒頭にて行うべき校長挨拶が遅れてしまいましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

 本校の学校説明会は、夏季休業中から重ねてまいりましたが、説明内容はどの回でも変わらず統一した説明をさせていただいております。ですから繰り返し何度も本校の説明会に足を運ぶ必要はありませんが、毎回たくさんの皆さまにご希望いただいておりますことに心より感謝申し上げます。

 本日の説明会でも、教頭より学校概要、本校教育活動の特色及び入学者選抜などについてご説明させていただきました。また、国際理解教育を推進する国際部の英語科教諭からは外国語科の教育活動の様子や特色、独自の学習プログラムなどについてもご説明させていただきました。校長の私からは、冒頭のあいさつの中で「高校選びのポイント」について皆さまと一緒に考える機会を持たせていただきました。

 会の進行や受付、誘導などは生徒会の生徒たちが担当し、現役高校生として学校生活を送る様子を直接皆さまにご覧いただきました。特に司会進行役の生徒たちに対しては、ご案内に拍手をいただくなど、温かなご対応をいただき、誠にありがとうございました。

 説明会の前後では、校内を全開放し、ホームルーム教室や特別教室などの施設設備、体育館やグラウンドなどの活動環境、更には、そこで部活動に勤しむ生徒たちの様子をご覧いただけたものと考えております。

 過日10月1日付けで県内中学3年生の進路希望状況が報道発表され、中学3年生にとっては約100日後に迫った高校入試での受検校を決断する大切な最終段階を迎えているのだと思います。私の挨拶の中でもお伝えしたとおり、皆さんには悔いのない高校選びをしてほしいと願っています。そうした中で、本校を選んでいただければ、すべての入学生徒に満足いただける高校3年間を提供できる環境や体制が整っていると考えています。

 本日皆さまにお会いできたのも「縁」。皆さまが受検校として本校を選んでいただき、来春には皆さまを新入生としてお迎えできることを願っています。

 頑張れ、受検生!頑張れ、中学3年生!

本校記事が県内すべての中学校に(よみうり進学メディア11月号記事掲載)

 少し前のお話になりますが、11月10日(月)に郵送で「よみうり進学メディア11月号(新聞)」が届きました。

 この新聞は、県内中学生とその保護者を対象に高校進学を支援する情報誌的な位置付けで、大手高校進学関連サイトのよみうり進学メディアが県内中学校の生徒宛てに様々な進学関連情報を記載した新聞を月1回発行(WEBでも公開)しているものです。

 中学生の受験校選びも佳境となったこの秋、「これが高校の授業だ」というタイトルで、実際に高校で行われている授業の様子を取材し、記事化して紹介する特別企画に本校が選ばれ、教育ジャーナリストの梅野弘之氏の取材をお受けしたものが、今回の11月号に掲載されました。

 特集は、県内の高校から授業に定評のある公立2校、私立2校が選ばれ、他の3校が理数系の授業を紹介する中、本校は外国語科設置校であることもあり、本校の特色の一つでもある外国語科の英語の授業を取材していただきました。

 取材対象となったのは、英語を担当し、1年外国語科の担任でもある宮本佳奈教諭の総合英語Ⅰ(普通科では英語コミュニケーションに相当)の授業で、ほぼ全編英語での授業となりました。授業の様子は、記事に掲載されていますのでそちらをご参照ください。

 重要なのは、本記事を掲載した「よみうり進学メディア11月号(新聞)」が県内すべての中学校に配布され、多くの中学生の目に留まったことです。本校は文武両道の印象が強い学校ですが、外国語科を中心に国際理解教育にも力を入れ、海外留学や海外語学研修をはじめとした様々な特別プログラムを実施してグローバルな視点で物事に対応できる人材を育成しています。特に外国語科では普通科では経験できない独自のプログラムが豊富に用意されています。そして、そうした外国語教育に特化した学科を設置する学校は県内には僅か数校しかありません。これを機に、本校で英語を学びながら部活動にも取り組みたいという生徒たちがたくさん出願してくれることを期待しています。

 中学生の皆さん、あなたも「越南スタイル」の国際理解教育に挑戦し、世界に目を向けた人生を送ってみませんか?本校でなら、あなたにも必ず実現できるはずです。

 なお、「よみうり進学メディア11月号(新聞)」はWEB版もあり、下記リンクから閲覧できますのでご参照ください。

【新聞(PDF)】

よみうり進学メディア11月号.pdf

【web】

https://ysmedia.jp/postmedia/27110/

自分に打ち勝った証(長距離大会)

 本日11月13日(木)三郷市の江戸川運動公園をスタート&ゴールとする江戸川河川敷のサイクリングロードを利用したコースにて第52回長距離大会が開催されました。

 この長距離大会は、開校当初から続く本校の伝統行事で、「文武両道」を校訓とする本校生徒たちが日常生活で経験することのない長距離を完走(歩いてもよい)することを目指すことにより、体力の向上はもとより、心身の鍛錬を図り、克服感や達成感を味わい、困難に立ち向かう力を身に付けるために開催しているものです。かつては30kmの距離を走っていたようですが、時代の流れとともに近年は距離を短縮し、男子は江戸川広域運動公園折り返しの21km、女子は吉川公園自由広場折り返しの14kmの距離となっています。

 本日は、あいにく空には朝から雲がかかり、観ている者にとっては肌寒く感じる気温でしたが、大会に参加する生徒たちにとっては適度な湿度と気温で、熱中症の心配もない絶好のコンディションとなりました。

 午前9時にスタート地点となる河川敷に集合した生徒たちは、各学年の体操着に身を包み、靴には計測用のICチップを装着し、胸に固有の番号が印字されたゼッケンを貼ってクラスごとにきれいに整列しました。

 開会式では、校長の私から「弱い自分にしっかりと向き合い、昨日までの自分を超えていくこと」が本日のミッションである旨の話をしました。もちろん大会ですから、順位やタイムを競うことになりますが、大切なのは自分自身のベスト更新に挑むこと。故に自分のペースを理解し、決して無理しすぎずにベストを尽くすことが克服感や達成感を味わうためには必要であることを伝えました。

 続いて挨拶に立ったのは体育委員長。今日は彼にとって大切な記念日であったようで、全校生徒からの大きな拍手とともに祝福を受けた後、全校生徒に檄を飛ばし、最後は恒例の一発芸で場を盛り上げていました。

 ひとしきり場が温まったところでいよいよスタート時刻が迫り、スピードもあり走る距離も長い男子生徒たちが先にスタートラインにつきました。

 列の先頭には、授業中の事前トレーニングで好記録を残した精鋭たちを集めたスーパーシード組、次いでシード組、そして一般生徒と並び、定刻の9時45分に号砲とともに一斉にスタートしました。20分後の10時5分には、男子と同様にスーパーシード選手を先頭に女子がスタートしました。スタートする生徒たちは、にこやかに手を振りながら、余裕ある表情で走り始めていきました。

 スタート後はしばらく生徒たちが帰ってこないのですが、ケガや体調不良などの理由でやむなく役員となった生徒たちは、本部テントの周辺でゴールする生徒たちへのドリンク配布や計測チップ回収の準備を着実に進めていました。そうした献身的な姿勢に感心して見ていましたが、更に感心したのは、準備が終了して生徒たちがゴールするまでの待機時間に、多くの役員生徒たちが単語帳や問題集、文庫本などを取り出して学習を始めたことです。誰に言われたわけでもありませんが、隙間時間を有効活用しようとする姿勢に、これぞ「自走」を標榜する本校生徒たちの真の姿だと心から感心しました。

 やがて男子の先頭が見え始め、ゴール付近が一気に慌ただしくなる中、トップでゴールテープを切ったのは1年生の直井琥太郎君(陸上部)で、昨年の優勝タイムを2分ほど上回る好タイムでした。2位は同じく1年生の菊地涼世君(陸上部)、3位は2年生の石神蒼太君(男子テニス部)でした。

 すると男子の上位に交じって女子のトップがやってきました。女子のトップは2年生の前島美桜さん(陸上部)、続いて2位は3年生の荘野友里愛さん(校外活動)、3位は2年生の内山わか菜さん(校外活動)が入賞しました。

 その後、「疲れた~!」とか「足がつった!」などと言いながら男子も女子も続々とゴールし、結局途中棄権者が6名いたものの、出走した生徒全員が無事に笑顔でゴールすることができました。中には励ましながら走り切った仲間と横一列になりタイミングを合わせて笑顔で一緒にゴールラインを通過するなどイベントを楽しんでいる姿も見られ、高校生らしさにほのぼのとした気持ちになりました。

 生徒たちが口にしていたとおり、本日のレースは生徒たちにとって未知の距離であり、過酷な自分との戦いであったのだと思います。走っている途中で幾度となく「もうやめたい」と思ったに違いありません。しかし、そんな自分に負けそうになった時に、気持ちを奮い立たせてゴールを目指し続けたからこそ制限時間内に全員がゴールすることができたのであり、これはまさに「自分自身としっかりと向き合えた証」なのだと感じています。

 もしかすると、「もっと頑張れた」と思った人もいるかもしれません。しかし、それも含めて自分の限界点と現在地を確認できる大切な経験となったはずです。そしてまた、折れそうになった自分の心に打ち勝ち、困難を乗り越える経験を一つ積み重ね、一回り逞しくなれたことは、皆さんにとって大切な財産となったと言えるのだと感じています。

 これから先、皆さんが経験する長い人生においては、皆さんの意思にかかわらず挫けてしまいそうな大きな困難に直面する時が必ずやってきます。皆さんには、そうした時に逃げたり、挫けたり、妥協したりするのではなく、自分の力を信じて困難の克服に果敢に挑戦し、苦しみ藻掻きながらも逞しく乗り越えていってほしいと願います。

 日頃から、切磋琢磨している「南の風」の皆さんならば、必ず困難を乗り越えた先にある素晴らしい景色を見ることができると信じています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

※越南ブログにも関連記事がございますのでご参照ください。

共通理解の深化に感謝(PTA後援会臨時本部会)

 昨日11月8日(土)午後2時から、本校会議室において臨時のPTA後援会本部会を開催しました。

 この会議は、本年度これまでに実施した本部会や理事会の席上で、私から理事の皆さまにご相談してきたPTA会費と後援会費徴収額の按分の変更を協議することについて、これまでに行った会議では、なぜ校長がそう考えているのか、どのように変更しようとしているのか、PTAや後援会組織としてはどう考えるべきなのかなどについての説明が不十分であったこともあり、理事の皆さまに対してご理解を深めていただき、自分事として考えていただくために説明の機会を頂戴したものです。

 会議には、大変ご多用の中、また年間計画にはなかったにもかかわらず、多くの本部役員の皆さまにご出席いただき、心より感謝申し上げます。

 会議では、発案者である私から、全国的に広がるPTA組織に対する保護者の意識の変容やPTAを取り巻く全国的な実情、統括組織からの脱退や各校で直面するPTA非加入問題、義務教育諸学校(小中学校)と高等学校のPTA組織の位置付けや活動内容の違い、PTA及び後援会の各会費の使途、他校の現状や本校における対応策の検討案などについてスライドを使って丁寧に説明させていただきました。

 校長といたしましては、ご出席いただいた本部役員の皆さまには、PTAを取り巻く実情や課題、本校においての会費按分額の変更を検討した理由などについて一定のご理解をいただけたものと考えております。

 また、会議では、役員の皆さまからのご意見も踏まえ、結論として、本校PTAの置かれている実情や今後のPTAの組織運営に関する課題をご理解いただいた上で、近隣他校の状況等も鑑み、先にご提案した会費按分額の変更については、実際にPTA非加入者が出るまで見送ることとし、次年度については本年度同様の対応とすることといたしました。

 同時に、全国的に見て現在各校のPTAが直面している課題には変わりなく、今後学校とPTAの皆さまとが協力して主体的に対応していかなければならないことも確認させていただきました。

 今回の結論に至るに当たり、本部役員の皆さまからは忌憚のないご意見を頂戴し、本当に感謝しております。また、こうして共通理解を深めることができたことについても大変感謝しております。結論については2月の理事会にて理事の皆さまに簡潔にご説明させていただきます。

 また、会議ではPTA会長から、次年度以降の役員数の見直しや役員旅費の支給方法の変更、次年度行事計画における本部会・理事会の追加などについて提案がなされました。

 どの議案についても、各組織のリーダーを担う役員の皆さまからの実情の説明や役員の立場からの多くのご意見を頂戴し、有意義な議論をすることができました。役員数の見直しについては一定の理解を得たものの、2月の会議に結論は持ち越すこととなりました。また、役員旅費の支給方法の変更と本部会・理事会の追加開催については賛同多数で2月の理事会に提案する運びとなりました。

 PTA・後援会各会員の皆さまにおかれましては、今回、臨時に本部会を開催させていただいたことにより、学校としての考え方も、そして役員の皆さまからの様々なご意見なども広く皆さまと共有することができ、大変有意義な会議となりましたことをご報告させていただきます。

 学校は、PTAや後援会の皆さまのご理解やご支援なしでは、生徒たちに対して十分な教育環境を提供することはできません。日頃の皆さまのご理解とご協力、ご支援があるからこそ、生徒たちに「文武両道」の実現に全力で挑戦する環境を提供できているのです。そうした皆さまのご支援に改めて感謝申し上げるとともに、今後とも、共通理解を深めながら、変らぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

ついに頂点を見た(埼玉県高等学校写真展)

 本日11月8日(土)埼玉会館で開催されている第42回埼玉県高等学校写真展に本校生徒の作品が出展されているので見に行ってきました。

 この写真展は埼玉県高等学校総合文化祭を兼ねており、この展覧会で推薦された作品は、来年7月に秋田県秋田市で開催される文化部のインターハイ、全国高等学校総合文化祭に出展されることとなります。故に、全国の高校生写真家たちにとっては、1年間で最も思い入れのある展覧会であると言えます。

 「芸術の秋」を迎えたこの時期、文化部に所属する生徒たちにとってはまさに来夏の全国総文祭への出展権をかけたビッグイベントの時期となっており、11月5日(水)から明日9日(日)まで開催されている写真展を皮切りに、19日(水)から23日(日)までは美術展、26日(水)から30日(日)までは書道展が開催される予定となっています。

 本日の写真展には県内72校の写真部員たちの作品の中から975点の作品が出展されました。本年度は「うれしい、たのしい、しあわせ」をテーマとした作品とされ、本校からは写真部員の中から10名の作品が選ばれ展示されていました。

 写真展を見に行くといつも感じることですが、展示された作品にはどの作品にも作者が切り取った一瞬の画像の奥に作者が心を奪われたそれぞれのストーリーがあるのであり、その作品に込められた想いを観る側である私たちが感じ取ることができる作品が高い評価を受けるのだと感じています。また、それぞれの作品は作者の感性で切り取られ、その中にどれだけ観る人の心を動かすメッセージを込められるかが評価の分かれ目なのだと感じます。

 そうした中で本校生徒の作品は、一昨年度の展覧会で優秀賞を受賞して昨年度の全国総文祭に出展された「最愛」を筆頭に毎回複数名が入選を果たし、県内高校写真部の強豪として常に高評価を受けている実績がありますが、なんと今回は3年生のパスマイカさんの作品「揺れる心、揺れない心」がすべての作品の中の頂点である最優秀賞を受賞する快挙を成し遂げました。最優秀賞は全975点の作品の中でわずか3点しか選ばれないTop of topの作品であり、まさに悲願の受賞であると言えます。本写真展はプロの写真家が審査するのですが、パスマイカさんの作品は、そうしたプロの目から見ても、撮影シーンを選ぶ感性や感じた想いをメッセージとして画像に込める撮影技法、機材の機能を巧みに操る撮影技術など、すべてにおいて高い評価を得た証であると言えます。

 パスマイカさんは、生徒会と写真部の二刀流に挑戦し、どちらも中心となっていつも一生懸命に、そして笑顔で成果をあげてきた真の努力人です。本校生徒たちが目指す「文武両道」を体現し、これまでも数々の入選を果たしてきましたが、今回は持ち前の地道な努力で見事に頂点に辿り着いたと言えます。そんなパスマイカさんの栄誉に心から称賛の拍手を送りたいと思います。また、努力を積み重ねた末に頂点に辿り着いたパスマイカさんには、頂点に立った者にしか見えないこれまでとは違った「新たな景色」が見えたはずです。同時にその景色を見たことによって、今まで見えなかった新たな階段も見えたはずです。パスマイカさんにはそうした新たな気付きを糧に更なる精進に繋げてほしいと願うとともに、後輩たちにも自分が見た新たな景色や階段を共有し、南の風の仲間みんなでStep upしてほしいと願います。

 本来であれば、パスマイカさんの作品は来年度の全国総文祭に出展されるはずの素晴らしい作品なのですが、パスマイカさんが3年生であり、春には卒業を迎えてしまうことから残念ながらその権利は与えられず、代わりに2月に開催される関東高等学校写真展(関東大会)に埼玉県代表作品として出展されることとなります。

 また、この他2年生の臼倉優姫さんの「帰りを待つ」と1年生の岡本莉空くんの「灰色の巨人」が優良賞を獲得しました。臼倉さんの作品は、愛犬が主人の帰りを待ちながら、今か今かと切ない表情を見せる愛らしい場面を、岡本くんの作品は曇天の中、天に向かって伸びるたくさんのポールの背後に銀色に輝くスカイツリーが圧倒的な存在感を放つ姿を捉えた作品でした。どちらも作者が遭遇した瞬間に心を奪われたことが伝わる素晴らしい作品でした。

 この他、本校からは2年生の寺田優真くんの「蒼い奔流」、鵜川紗友姫さんの「朱炎の庭」、金子朔來さんの「朱に濡れて」、濱田輝くんの「楽園伝説、ここにあり」、吹澤拓実くんの「灯火に導かれて」、浜田琉海くんの「黎明時」、1年生の後藤匡平くんの「新たな門出」が出展されましたが、惜しくも入選することは叶いませんでした。

 展示された作品は、どの作品も迫力があり、今にも動き出しそうな瞬間をうまく切り取ったものばかりで、高校生写真家たちのレベルの高さを感じました。私が一つひとつの作品に見入っていると、突然後ろから「校長先生」と声をかけられました。そこに居たのは2年生の男子部員たちで、他の高校の生徒達の作品を見に来たとのことでした。彼らと話していると、その後次から次へと本校部員たちが現れ、声をかけてくれました。おかげで沢山の写真部員たちとともに作品を鑑賞し、直接激励することができました。彼らは、午後から部の撮影会で東京都の昭和記念公園に向かう途中で立ち寄ったとのことで、きっと様々な作品からたくさんの刺激を受けたことで、今日覗いたファインダーの先に見える景色が少し変わったのではないでしょうか。

 写真部の部員たちは、いつ見ても真面目にそして地道に研鑽を積んでいます。また、多くの生徒たちがパスマイカさんと同様に生徒会と兼部して頑張っています。そうした取組はまさに「越南スタイル」を地でゆく本校生徒の姿であると言えます。身近にいる目標であるパスマイカさんの背中を見ながらこれからも飽くなき向上心を持って、人の心に響く作品を撮影し続けてほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、写真部!

 

 

 

南の風たちの活躍(男女ハンドボール部、剣道部の新人大会地区大会)

 11月4日(火)朝の職員打合せにて、現在行われている運動部の新人大会東部地区予選結果に関するお知らせが2件ありました。高いレベルでの「文武両道」の実現を目指す本校生徒たちにとっては、部の中心であった3年生からチームを引き継いで以来最初の公式戦となる大会であり、同時に自分たちの現在位置を確認するための貴重な挑戦の場でもあります。

 本日報告があったのは男女ハンドボール部と剣道部です。男女ハンドボール部は中間考査翌日の10月24日(金)から大会が始まり、11月3日(月)に全日程が終了しました。本校は男女とも予選リーグを全勝で勝ち上がり順当にベスト4に進出しました。男子は準決勝で宮代高校に30対22で勝利し、決勝では宿敵三郷北高校を29対27で下して貫禄の優勝を飾りました。女子は準決勝で優勝候補筆頭の三郷北高校に気力の勝負を挑み、見事に完勝して男子とともに決勝に進出しました。迎えた決勝戦では強豪春日部女子高校との対戦となり、試合巧者の相手の前に一歩力及ばず準優勝となりました。男女とも、今週末には県大会が控えています。仕切り直して県大会で頑張ってほしいと願います。

 また、剣道部も11月2日(日)に久喜北陽高校会場にて行われた東部地区新人大会団体戦に参加しました。男子は2回戦で昌平高校を、3回戦で越谷東高校を撃破し、ベスト4に進出しました。準決勝では強豪春日部高校の前に僅差で敗れましたが、堂々の第3位入賞を果たしました。女子は1回戦で会場校の久喜北陽高校に敗れる悔しい結果となり、次回の大会に向けてリベンジを誓いました。

 本来であれば、こうした活躍を見せる生徒たちの姿を見に行きたかったのですが、残念ながら今回は校務があり会場で直接応援することが叶いませんでした。選手たちには、県大会をはじめ次なる大会で更に輝きを放つ活躍を見せてほしいと願います。次こそは、会場にて応援したいと思います。

 本日報告のあった部活動の生徒たちは、この大会に臨むにあたって、日々鍛錬を積み重ねてきました。今回の大会では、自分が積み重ねた努力の成果を肌で感じることができたと思います。結果は勝っても負けても今は新チームが始まったばかり。大切なのは、自分たちの現在位置をしっかりと把握し、客観的な視点で自分たちの取組の見直しを図ること。上手くいかなかったことはたくさんあるのだと思いますが、そうしたことを一つひとつ解決していくのが鍛錬であり成長であるのです。

 是非、自分たちの現在位置から目を逸らさず、更なる高みを目指して挑戦し続けてほしいと願います。明日の自分は、今日の自分より必ず成長しているはずです。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風たち!

更なる高みを目指す授業改善(高等学校体育地区研究協議会)

 昨日10月29日(水)の午後、本校を会場として令和7年度高等学校体育地区研究協議会が開催され、県教育局保健体育課から2名の学校体育担当指導主事にご臨席を賜るとともに東部地区第1班各校代表の保健体育科教諭13名(他地区1名含む)にご出席いただき、無事終了することができました。

 この研究協議会は、高等学校の保健体育教育に特化して教師の指導力と授業の質の向上を図ることを目的としたもので、県教育局保健体育課の発案によって昭和の時代から続く権威ある研究協議会(研修の機会)であり、すべての県立高等学校を東西南北で合計13地区にエリア分けし、各地区ごとに担当校を決めて持ち回りで開催するものです。

 本校が所属する東部地区第1班には越谷市南部、草加市、三郷市、八潮市、吉川市の13校が所属しており、本校は平成25年度以来12年ぶりに会場校を担当することとなりました。

 13時から始まった開会行事では、会場校校長として挨拶したのちに、研究協議会全体の指導・助言を賜る県保健体育課の指導主事お二人にご挨拶をいただきました。その後、第5時限目に行われた授業をご覧いただき、第6時限目以降にご覧いただいた授業に関する研究協議と、保健体育課からの指導講評及び保健体育教育に関する国や県の動向や最新情報などの情報共有が行われました。

 公開した授業は1年生女子の授業で、単元は、経験のない生徒にとってはやや難しい競技である硬式テニスとなりました。本校では、テニスコートが6面確保できるなど施設設備に恵まれるとともに部活動でも硬式テニス部を設置していることから、世界共通のネット型スポーツである硬式テニスを教材としており、生徒たちは卒業までに経験する複数の球技種目の一つとして、最後はゲームで競い合い楽しむことを目標に取り組んでいます。

 授業では、フォアとバックのストロークの技能を高め、ラリーを継続することでテニス本来の楽しさを味わうことを目標として、ボールの落下点の見極めと正しいフォームの修得のためにICT機器を活用して各々のフォームを撮影し、理想のフォーム動画と比較しながら、生徒たち同士で修正すべき点を考察し、相互に助言し合いながら上達を目指すというスポーツ科学の視点を取り入れた授業に挑戦しました。

 生徒たちは、思いどおりに飛んでいかないボールにジレンマを味わいつつも、見本となる動画と自身のフォームを見比べて違いを理解しつつ、お互いに指摘し合いながらフォームの修正に取り組んでいました。

 授業後に行われた研究協議会では、授業者であった飯島教諭から、授業のねらいや工夫、反省などについて説明がなされるとともに、ご出席いただいた各校の先生方から様々な質問や意見が寄せられました。

 そうした中で、多くの先生方から一様に聞かれたのは、本校生徒たちの授業に臨む姿勢に関することでした。どの先生方からも、集合や挨拶、準備運動や補強運動などのルーティンはもとより、実際の活動においても教師の指示をしっかりと聞き、目標やねらいを理解した上で、体育委員を中心に生徒たち同士で協力し合いながら活動している姿に、「とても素晴らしい」とのお褒めの言葉をいただきました。

 これは、生徒の皆さんが部活動とともに授業においても日常的に「より高いレベルの活動」を目指して取り組んでいる努力の成果であり、皆さんの力によって越南スタンダードとして受け継がれている本校の素晴らしい伝統なのだと感じています。本校の生徒たちにとっては当たり前なことでも、他校の生徒たちにとってはそうでないことが事実として存在するのであり、指導主事の方々や他校の先生方からいただいた多くのお褒めの言葉によって、越南生のレベルの高さを再確認することができました。

 研究協議会の後半には、指導主事のお二人から、現在行われている次期学習指導要領改訂に向けた検討の中での変更点や課題など、国や県の方針について説明があり、今後各校が目指すべき保健体育教育の方向性について情報の共有を図ることができました。

 こうした教科ごとの研究協議会はすべての教科で行われているわけではなく、開催の頻度や規模などは教科ごとに大きく異なります。保健体育に関しては、古くから県教育局保健体育課によって制度化され、毎年定期的に実施されており、各校の授業力向上や教師の指導力向上の観点で大きな役割を果たしていると言えます。

 本校におきましても、会議の席上にていただいた様々なご指導やご助言などを活かし、更なる高みへと向かうべく改善を図ってまいりたいと思います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風たち!

最後に勝つのは想いの強い者と良い準備をした者(考査が終わって再開されたこと)

 中間考査も昨日10月22日(水)で終わり、放課後には、考査期間1週間前から勉学に集中するために活動を停止していた部活動が一斉に再開されました。 

 文武両道の実現を目指す本校の生徒たちには、日頃から可処分時間を有効に活用して学習活動に取り組む時間を確保することによって自分たちが情熱を注ぐ部活動に打ち込む時間を確保することを求めています。こうした考え方に意義を見出し、自らの意思で生活をコントロールしてなりたい自分に向かっていくことを、本校では「自走」と呼んでおり、生徒たちは真摯に「自走」に取り組んでいます。

 しかしながら、生徒たちにとって定期考査は、ある意味部活動の大会や発表会に匹敵する学習面での大切な自己表現の場であり、自身の実力をはかる重要な機会でもあります。普段から「自走」に取り組んではいるものの、大会や発表会の前には部活動に集中したいと考えるのと同様に、考査前は学習活動に集中するのが良い結果を手にするためには当然であると言えます。勝負事には勝者があれば敗者もあります。定期考査を勝負事とするには語弊があるかもしれませんが、果たして、生徒たちは、そうした「学習活動に集中すべき時間」を成果につなげ勝者となることができたのでしょうか。その解は、本日10月23日(木)から徐々に返却されはじめた答案用紙だけが知っているのでしょう。手にした成果を客観的に分析し、次へのステップとしてほしいと願います。

 さて、考査が終了したということで、もうひとつ再開したことがあります。それは、自己実現に向かう3年生の入試対策です。10月以降総合型選抜による入試が始まり、11月からはいよいよ学校推薦型の入試が始まります。どちらの試験も、多くの場合「小論文」や「面接」が課せられ、受験する生徒たちは対策と準備に追われています。

 そうした中、9月初旬の就職希望者を皮切りに、9月下旬以降は大学入試に向かう生徒たちが私のところに面接の練習にきています。やってくる生徒たちは、担任や学年、教科担当の先生など頼れる先生方に複数回指導を受けたのちに私のところに来るケースが多いようです。故に、ほとんどの生徒は十分に自分を表現できる状況にはなっていますが、いざ生徒を前にすると、かつて自分が担任であった頃のように「この生徒を絶対に合格させたい」という想いが沸々と湧いてきて、これまでの長い教員人生で培った知識と経験のすべてを伝授したくなるものです。

 それ故、生徒たちには「時間がかかること」を覚悟して臨んでもらい、その代わり、自信をもって試験に臨めるように丁寧に助言をしています。

 そうした「面接練習」も中間考査が終わった昨日から再開されました。昨日は1人、本日は3人の生徒が放課後校長室にやってきました。どの生徒たちも緊張感をもってやってきますが、いざ練習が始まると、礼儀作法や立ち振る舞いの考え方など、問答以外のことにもしっかりと気を配りながら、様々な助言を貪欲に吸収して、アッという間に自分のものにしてくれます。そして、練習が終わった頃には自信をもって笑顔で帰っていきます。

 もちろん「入学試験」ですから、結果は思いどおりに行くものばかりとは限りませんが、生徒たちには、「自分を出せなかった」や「想いを伝えられなかった」といった悔いが残る受験とならないことを強く願っています。

 大丈夫。昔から勝負の世界では「最後に勝つのは想いの強い者と良い準備をした者」と言われています。今まで地道に良い準備を重ねてきた皆さんなら、きっと輝く未来を手にできるはずです。

 頑張れ、越南生!頑張れ、3年生!

大切な思い出のために(第2学年修学旅行保護者説明会)

 昨日10月17日(金)午後5時から、本校生徒ホールにおいて第2学年の保護者会を開催しました。今回の保護者会は、12月に予定されている修学旅行の説明に特化した保護者会とし、修学旅行の概要や経費、留意事項等について保護者の皆さまとの共通理解を深め、生徒たちにとって学び多き有意義な修学旅行とするために、ご協力をお願いするものとして実施いたしました。

 説明会には200名を超える保護者の皆さまにお集まりいただきました。学年の生徒在籍数が350名余りであることや平日夕方の開催であることを考えればとても高い参加率で、保護者の皆さまの関心の高さを実感することとなりました。

 保護者の皆さまにおかれましては、家事や育児等でご多忙の中、お繰り合わせいただくとともに、たくさんの保護者の皆さまにお集まりいただき、誠にありがとうございました。併せて、ご家庭を守る主婦の皆さまにとっては最も忙しいと思われる平日夕方での開催となりましたことを心よりお詫び申し上げます。

 説明会では、冒頭の校長挨拶にて、生徒たちにとって大切な思い出づくりの場となる修学旅行を円滑に行うためにご理解とご協力をお願いするとともに、引率する教職員と今回の修学旅行の添乗業務を担当していただく株式会社JTB埼玉南支店の石田様をご紹介しました。引率する教職員は2学年の担任及び副担任とし、このうち事情により参加できない安田教諭に代わり、2学年の授業を多く受け持ち、引率業務経験が豊富な国際部主任の中村教諭を引率者といたしました。これに加えて保健責任者として斧田養護教諭、引率責任者として校長の私が引率いたします。また、この他看護師1名と石田様を含むJTB埼玉南支店の添乗員4名が同行し、安全安心を担保するために万全の体制を整えて引率することとなります。

 本年度の2年生の修学旅行は福岡空港経由の航空機利用で行く長崎県を中心とした北九州の旅4日間となります。学年主任からは、目的地を長崎とした理由や、メインの学びとなる平和学習の考え方、航空機利用を経験させたかった思いや修学旅行で生徒たちに学んでほしいことなどについて話がありました。

 その後、旅行担当の宮崎教諭から修学旅行の行程や羽田空港への集合時刻、平和学習や班別自主行動の内容などの概要に加え、大型荷物の取り扱いや服装等の規定、その他の留意事項などについて説明がありました。特に羽田空港への集合時刻が早朝であるため、どのように対処する必要があるのかや、お迎えの際の到着ターミナルに関する留意点、金銭やスマートフォンなどの取り扱いなどについても共通理解を深めることができました。

 更に、JTBの石田様からは、旅行業者の立場でキャンセル発生時の取り扱いや病気・怪我等発生時の救援要請の可能性、各種保険の補償内容、航空機搭乗時の手荷物に関する留意事項などについて詳細に説明がありました。

 保護者の皆さまには、そうした説明に頷きつつご理解を深めていただけた様子でしたが、最後に実施した質疑応答では、保護者目線での疑問点についてたくさんのご質問をいただき、こちらからの説明不足であった点などについて更に共通理解を深めることができました。

 現在の2年生は、高校入学後は特段の制約もなく当たり前のように充実した高校生活を送ることができていますが、小中学校時代にはコロナの影響で、本来経験できるはずであった様々なイベント等を経験できずに悔しい思いをした生徒たちがたくさんいるのだと認識しています。中には小中学校での宿泊行事を経験できなかった生徒もいるのだと考えています。だからこそ高校生にとっては最大のイベントであり、最も楽しみにしているであろう修学旅行では、可能な限り有意義な学びの場を提供するとともに、友情を育み、思い切り楽しんで記憶に残る思い出づくりをしてほしいと願っています。そのために教職員一同、しっかりと準備を重ねて万全の体制で修学旅行に臨みたいと考えています。

 保護者の皆さまにおかれましては、日頃から格別のご理解とご協力をいただいているところでございますが、今回の修学旅行が生徒たちにとって忘れられない素晴らしい4日間になるよう、改めてご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 また、様々な理由により説明会に参加することができなかった保護者の皆さま向けに、今後、一斉配信メールを活用して説明会の様子を記録したYoutube動画を保護者の皆さま限定で配信することを予定しています。更に、生徒たちには今後順を追ってスケジュールや決まり事などの詳細について確認していくこととなっています。そうした情報をご家庭でも随時ご確認いただきますとともに、ご不明な点などございましたら、遠慮なく担任等にご連絡いただけますようお願い申し上げます。

 生徒たちにとって最高の4日間となるよう、保護者の皆さまとともに力を合わせて準備してまいりたいと思います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、2年生!

本日の出会いに感謝(入試ファースト越谷)

 本日10月11日(土)越谷サンシティにおいてNPO法人埼玉教育ネット様が企画運営する高校進学フェア「入試ファースト越谷」が開催され、本校もブースを出展しました。

 昨年度まで本校は、校内で開催する説明会に軸足を置いていたため入試ファーストには参加していませんでしたが、地元越谷での開催であることや中学生世代の高校入学を視野に入れた情報収集の早期化などの観点から、より多くの中学生と保護者の皆さまに本校の魅力をご理解いただくために、本年度から本イベントに参加させていただきました。

 本日は、朝から冷たい小雨が振り続け、肌寒い天気となる中、たくさんの皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。

 会場は1室に越谷市内の4校が振り分けられ、各校2組4名様分の座席しか設営できない中、本校の待機列にお並びいただいた皆さまの貴重な時間を無駄にしないとの考えのもと、管理職や教諭などでスタッフを増員し、同時説明を5組に増やしてご対応いたしましたが、それでもなお長時間お待ちいただく場面がございましたこと、また、大変混雑していたため、立ったままでのご対応となりました方がいらっしゃったことを心よりお詫び申し上げます。

 本日は、校内で行う学校説明会とは異なり入試制度が変更となる下級生の皆さんも多く見受けられましたが、間を空けることなくご説明させていただいたことで、合計88組の皆さまにご対応することができました。

 本校ブースにお越しいただいた皆さまは、いずれも本校に高い関心をお持ちであることが十分に伝わってきて、対応するこちらも充実した説明ができたものと感じています。

 校長といたしましては、本日お会いすることができた皆さまの中から一人でも多くの皆さんに「南の風」の一員となっていただけることを心より願っています。

 頑張れ、中学生!

梅野弘之氏のブログに本校外国語科授業の記事が掲載されました(よみうり進学メディア取材対応)

 県内中学生の高校進学を強力に支援し、各高等学校の魅力発信に尽力されている教育ジャーナリストで著名な株式会社メディアバンクスの梅野弘之氏が、昨日10月10日(金)に本校に来校され、よみうり進学メディア埼玉版11月号に掲載される記事の取材活動に対応させていただきました。

 今回の取材は、11月号のテーマ「これが高校の授業だ」の一環として県内4校を紹介するもので、その中の1校として本校外国語科1年生の英語の授業をご紹介いただくこととなっています。よみうり進学メディア埼玉版11月号は来月WEB版が公開されるとともに、県内すべての中学校に「新聞」形式で配布され、中学生や保護者の皆さまの目に留まることとなる予定です。

 今回は、これに先立ち、梅野氏ご自身が運営するオフィシャルブログに取材の様子を掲載していただきましたのでご紹介します。閲覧を希望される方は、下記リンクからご覧ください。

《梅野弘之オフィシャルブログ》

 https://e-mediabanks.com/2025/10/10/ysmedia-37/

教育ジャーナリスト梅野弘之氏による学校取材(よみうり進学メディア取材対応)

 本日10月10日(金)、中学生とその保護者の方々に高校進学についての情報をお届けしている進学情報紙「よみうり進学メディア埼玉版11月号」への学校紹介記事掲載のための取材をお受けし、記事を提供している株式会社メディアバンクスの梅野弘之氏にご来校いただきました。

 梅野氏は、元県立高校の先生で、県内の中学生や保護者の皆さまに高等学校の様々な情報を提供し、中学生の高校進学を支援するとともに、メディアの立場から県内各高等学校の魅力を積極的に発信し、中学生と高校の橋渡し的な活動に尽力されている埼玉教育界では著名な教育ジャーナリストです。

 私自身は、縁あって古くからお世話になっている方ですが、今回「よみうり進学メディア埼玉版11月号」の学校紹介記事に本校の授業にフォーカスした記事を掲載するお話を頂戴したことから、外国語科を併設し、国際理解教育の推進に取り組む本校の「外国語科教育」にスポットを当てて取材していただきました。

 対象となった授業は、本日の第1限目1年3組(外国語科)の総合英語Ⅰの授業です。授業担当はこのクラスの担任でもある宮本教諭で、本日の内容は教科書に記載された英語長文をいかに速く読み、内容を理解するかというところにテーマを持った授業となりました。また、本日はTT(チームティーチング)でALTのラウル先生にも授業に加わっていただき、より充実した授業を展開することができました。

 題材となった英語長文は、誰もがよく知る映画「ジュラシックパーク」のストーリーを要約した文章で、実際の映画の1シーンを見ながら、語句の意味や文章の内容についてペアワークで確認していました。

 授業中の指示や説明はAll Englishで行われていましたが、ほとんどの生徒たちは指示や説明をしっかりと理解し、レスポンスよくペアワークを行っていました。生徒たちが取り組むペアワークでの意見交換もすべてが英語であり、授業の中で日本語を聞くことがほぼなかったことに外国語科生徒たちの英語スキルの高さを感じました。

 梅野氏は、そうした生徒たちの活動状況とともに、授業者である宮本教諭の学習指導をじっくりと観察しながら、時折動画や静止画を撮影していました。生徒たちには、事前に取材があることや撮影が行われることは周知していましたが、梅野氏の突然の質問にも気さくに対応し、和やかな雰囲気の中で進行していきました。

 授業終了後に行われた宮本教諭に対するインタビューでは、授業のねらいや指導のポイント、授業者として生徒たちにどのような想いを持っているのかなどについて引き出していただきました。梅野氏は、元教諭であっただけに教師の立場や考え方を十分に理解しており、宮本教諭もすんなりとインタビューに対応できたようです。

 取材終了後には、教育に関する様々なお話をさせていただく機会を頂戴しましたが、その中で、梅野氏からは、本校生徒たちが真摯に文武両道に取り組んでいることだけでなく、人間的にも素晴らしいとのお褒めの言葉を頂戴しました。

 今後、本日の授業の様子が記事化され、よみうり進学メディア埼玉版11月号に掲載されて県内中学校に配布されることとなります。中学生や保護者の皆さまにおかれましては、そうした記事を通じて、更に本校の教育活動について理解を深めていただければ幸甚に存じます。

自治理念継承の儀(立会演説会&生徒会役員選挙)

 昨日10月9日(木)第6時限目に生徒会の立会演説会と役員選挙が実施され、生徒自治の中枢を担う生徒会役員の世代交代の儀が執り行われました。こうした生徒会役員選挙は、生徒会が存在する学校社会ではどの学校でも行われるものですが、本校においては年度の下半期から翌年度の上半期までの1年間を任期としており、毎年10月のこの時期に新たな役員の選出が行われています。

 生徒会組織において一時代を築いた役員の任期が満了するということは、部活動で言うところの3年生の引退と下級生への活動主体の継承と同義であり、言うなれば生徒会組織の世代交代ともいうべき節目の儀式でもあります。

 本校は校訓に「文武両道」を掲げ、運動部・文化部を問わず、学問の習熟とともに部活動を教育の軸に据え、自身の趣味嗜好に合わせた課外活動に切磋琢磨しながら情熱を持って取り組むことによって、勉学では得られない実際の体験とその過程で育まれる豊かな人格の形成を目指し、自己肯定感や達成感を高めながら「人」としての成長を促すことに注力しています。

 そうした中で生徒会活動は、生徒活動の中心である部活動と同等に位置づけられ、教育活動の理想である「生徒自身の力でより良い学びの環境づくりを目指す」自治活動の根幹であるとも言えます。

 また、学校教育の中では政治的思考に基づいて自治活動を学ぶ場は、地歴公民科や家庭科など学問や知識としての学びが多く、実体験としての生きた学びの場はHR活動や部活動、生徒会活動が主なものとなります。そうした活動の中でも生徒会活動は、こうして選挙によって全校生徒の意思で自分たちのリーダーを選出し、選ばれたリーダーを中心に学校全体の自治活動に取り組むという民主主義的な政治の仕組みを体感できる貴重な場であるとも言えます。

 一方で、本校の生徒会は活動の盛んな部活動と同等の人数を有し、そのメンバーたちは様々な生徒会行事を主体的に運営しています。日々の活動の様子を見ていると、行事の当日はもちろんですが、そこに至るまでの準備期間にしっかりと時間をかけ、生徒目線の様々な意見を吟味しながら周到に企画を練り、ひとつひとつのプロセスを着実に積み重ねて本番を迎える姿は、まさに高みを目指す部活動の姿と酷似しており、メンバーたちにとっては、今後身を置くことになる社会を逞しくしなやかに生き抜くための大切な財産となっていると感じます。

 昨日の選挙には、会長、副会長、会計、書記に各2名の候補者が立候補し、それぞれが自身のマニフェストを掲げて全校生徒に向かって演説をしました。こうした役職に立候補することは、担うべき重責を考えれば、相当な勇気と覚悟が必要なことであり、各候補者の演説を聴きながら、それぞれが心の内に秘める確固たる覚悟と信念を感じることができました。

 また、各候補者にはその候補者の魅力を第三者の立場で伝える応援演説者が付き、候補者自身が語る政策信条とは異なる視点で各候補者を力強く支援しました。

 そうした中で、定数1名の会長職に2名の立候補があったことはとても重要なことで、複数の立候補者が「自分が学校のリーダーとなって越谷南高校をより良い学校にするんだ」と決意表明してくれたということであり、多くの生徒たちに社会のリーダーを目指してほしいという本校の教育理念を見事に体現してくれたものであると捉えています。

 立会演説会では、各候補者の演説と推薦者の応援演説の後、全校生徒による投票が行われました。副会長以下は定数どおりの候補者数であったため信任投票となりましたが、厳正なる集計作業が終了した本日10月10日(金)の朝に開票結果が発表されました。その結果、寺田新会長を中心とする新たな生徒会組織が誕生し、全校生徒に告知されました。これから来年の秋までの1年間、自分たちの意思と行動によって、本校生徒全員が享受できる素晴らしい環境づくりに尽力してほしいと願います。

 また、岩舘前会長以下旧生徒会役員の皆さんは、これまで1年間本校の生徒による自治活動の中枢を担い、様々な生徒会行事を大成功に導いてきました。岩舘前会長の常に凛とした振る舞いや、献身的に自身の役割を全うしようとする前副会長以下中心メンバーたちの愚直な姿は、確実に次世代生徒会メンバーの目と心に焼き付いており、皆さんが刻んできた足跡は、生徒自治の理念として、そしてまた本校の伝統として次世代の生徒会に継承されていくのだと思います。

 そうした意味では、旧役員の皆さんは、本校の歴史に貴重な1ページを刻んだと言えます。これまでの皆さんの実直な取組に感謝の気持ちを込めて「お疲れさまでした」と伝えたいと思います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、生徒会!

 

【新たな生徒会役員の皆さん】

会長  寺田悠真(2年)

副会長 白石悠太朗(2年)、鈴木瑛二(1年)

会計  永森さくら(1年)、小林主磨(1年)

書記  鵜川紗友姫(2年)、髙橋一翔(1年)

次世代「南の風」の皆さんへ(第4回学校説明会)

 本日10月4日(土)本校体育館において約600組1200名の中学生とその保護者の皆さまにお越しいただき第4回学校説明会を開催しました。ご参加いただきました皆さまにおかれましては、大変ご多忙の中お時間を確保してご来校いただき心より御礼申し上げます。

 本日ご参加いただきました皆さまの中には、夏季休業期間中に実施した説明会への参加が叶わなかった方も多数含まれていると認識しております。本来であれば、もう少し早期にこうした機会をご提供すべきところでございましたが、本日までお待たせすることとなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。

 また、様々なご事情により、本日の説明会への参加が叶わなかった皆さまにおかれましては、11月15日(土)開催予定の次回説明会にご参加いただけますようお願いいたします。

 今回の学校説明会は、基本的に前回までのものと内容の変更はありませんが、10月を迎え、少しずつ秋の訪れを感じられる過ごしやすい気候になってきたことから、会場を一度にたくさんの方にお集まりいただける体育館に移して開催しました。

 例年10月の説明会はたくさんの方にお申込みいただいており、1人でも多くの方に参加いただきたいとの考えから本年度は定員を各回300組600人とし、2部入れ替え制(合計600組1200名)として開催しました。どちらの会も定員上限のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。

 冒頭で行った校長挨拶では、「高校は中学と異なり学校によって提供される学びの内容が異なること」や「志望校を決める上で何を大切にするべきか」などについてお話ししました。

 教頭からは、本校の学校概要に関する説明をはじめ、本校が目指している教育活動や生徒たちが取り組んでいる学習活動、高校生活を彩る部活動や課外活動、更には入学者選抜情報など、本校に関する様々な情報や学校全体の特色などについて具体的にお話ししました。

 その後、国際部からは、本校のもう一つの特色である外国語科の学びについて詳細に説明しました。普通科とは一線を画し外国語科として取り組む独自のカリキュラムや外国語科の生徒だけが享受することができる特色ある学びのスタイル、海外に飛び出すことを視野に入れた将来設計など、外国語科ならではの魅力について理解を深めていただきました。

 約1時間の説明会は各回とも生徒会生徒たちの進行で進み、終了後には希望者に対する個別相談ブースも設置して、それぞれの疑問点や相談ごとなどに丁寧に対応させていただきました。

 また、説明会の前後では校内の施設設備や部活動の様子などを自由にご見学いただき、本校での高校生活に対するイメージを膨らませていただきました。本日お越しいただいた皆さまには、本校が志向する「高いレベルでの文武両道の実現による人格の形成」や実際に取り組んでいる生徒たちの様子、学校の雰囲気などについて理解を深めていただけたものと感じています。

 今後、他校などとも比較しながら出願に向けて志願先を決定していく重要な時期を迎えます。校長といたしましては、冒頭でお話ししたとおり、すべての中学生の皆さんが有意義な高校生活を送るために、それぞれ自分が納得できる教育活動に取り組む学校を選んでほしいと願っています。

 その上で、本日お越しいただいた皆さんの中から、1人でも多くの皆さんに本校を最終志願校として選んでいただければ大変嬉しく思います、私たち教職員は、来春皆さんが「南の風」の一員として本校での高校生活に挑戦してくれることを楽しみにしています。

 頑張れ、受検生!頑張れ、未来の「南の風」!

ついにこの日が。「Last Olive」に秘めた想い(衣替えの儀)

 「春夏秋冬」という四季の訪れと、それぞれの季節の風物詩が我が国の大きな魅力ですが、近年の地球温暖化の加速に伴い、我が国でも年々春と秋が短くなり、その分夏と冬が長期化しています。特に近年の夏の暑さは尋常ではなく、春であったはずの5月頃には気温が30度を超え、夏季には40度に迫る酷暑、10月になっても猛暑が続く灼熱の気候が当たり前となりつつあります。

 本校では、こうした気候変動を考慮して、衣替えの時期については移行期間1ヵ月を含めたもの(5月から10月までは軽装可)としていますが、基本的には9月30日をもって衣替えとなり、本日からほとんどの生徒たちが夏場に着用した越南伝統のオリーブカラーの制服を脱ぎ、男子は黒色、女子は紺色を基調とした冬服を身に纏って登校してきました。冬服での登校初日となった本日は、朝からあいにくの雨模様で気温もさほど高くなかったため、上着を着用して登校する生徒の姿が目立ちました。

 教育の現場では、衣替えに限らず、日本古来の伝統やしきたり、四季折々の歴史や文化を身近に感じる教育活動は情操教育や日本人としてのアイデンティティーの育成にとても重要な役割を果たしており、日本人の持つ心の豊かさもこうした教育活動によるところが大きいと感じています。

 一方で近年、地球温暖化が加速度的に進み、夏は気温40度に迫る酷暑の日々が、冬は氷点下の極寒の日々が連日続くとともに、豪雨や雷、突風、竜巻や自然火災などが多発するなど、異常とも言える気象状況が年々拡大しています。私が今の生徒と同年代の頃と比べると単純に5度以上気温が上昇しており、現在の若者たちが親となり老後を迎える時代には、どのような生活が強いられるのか本当に心配でなりません。

 そうした中、本校生徒たちも恒例の衣替えの時期を迎え、本日より紺色の冬服を纏って学校生活を送りはじめました。本校の制服は夏服・冬服ともに日本を代表するデザイナーである森英恵氏のデザインによるもので、特に夏服は純白とオリーブカラーの配色を採用していることで、良くも悪くも一目瞭然で本校の生徒と分かる独自性の強い制服となっています。

 生徒からすると、他校には見られない独特の配色であることから、このオリーブカラーの制服には賛否両論があるようですが、確かに見た目のインパクトは大きいものの、着用している生徒たちの姿を見ていると、男子はとても爽やかに、女子はとてもキュートに見えることから、大人の感覚としてはとても素敵な制服であると認識しています。

 生徒たちも、初めてオリーブカラーの制服に袖を通すときは戸惑いがあるようですが、みんなで着ているうちに徐々に愛着が強くなるようで、女子用セーラーの襟部分にあしらわれたオリーブカラーの格子柄を「メロンパン」と称して楽しんでいるようです。

 そんな生徒たちの中でも3年生にとっては、この衣替えで3年間愛着を持って着用したオリーブカラーのセーラー服を着ることができなくなることから、切ない想いを持っている生徒がいるようです。3年生女子界隈では「Last Olive」というワードが囁かれ、オリーブカラーの制服を着ることが最後となったことに対して寂しい気持ちを表現していました。

 制服に限らず校章や校歌など、生徒たちが母校の様々なアイテムに誇りや愛着を持つことはとても重要な意味を持っており、そうした姿はすなわち自分自身の学校生活に対してポジティブな想いを持つことができている証であるとも言えます。

 はじめて着るときには戸惑いのあったオリーブカラーも、日を重ねるごとにやがて当たり前となり、そして最上級生となった今、失うことへの寂しさを感じる。まさに制服を含めた自分の3年間の歩みを肯定できた結果であると言えます。そうした意味では、本校での教育活動が皆さんにとって有意義なものであったということでもあり、皆さんに寄り添ってきた我々教職員にとっては、何より嬉しいことでもあります。

 3年生にとっては、もうオリーブカラーの制服を纏って登校することはなくなりますが、皆さんには、まだ卒業まであと半年間の高校生活が残っています。冬服に着替えて生活するこれからの日々は、「自己実現」という人生最大の挑戦の時期に突入することになります。「なりたい自分」を手にするための最終章を迎え、楽しいことよりも苦しいことの方が多い時期であるとは思いますが、そうした中でも、ともに過ごし、友情を育んできた仲間たちとの関係を大切にし、卒業してからも本校での高校生活を「大切な記憶」と思えるよう、カウントダウンが始まった本校での高校生活を、日々噛みしめながら大切に過ごしてほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、3年生!

見て、感じて、「越南」を確かめる日(学校公開日)

 本日9月27日(土)の午後を利用して学校公開を実施しました。本校では、年間を通じて基本的には土曜授業を実施しておりませんが、普段本校の教育活動をご覧いただくことができない皆さまに、実際の教育活動を直接ご覧いただくことによって本校への理解をより深めていただくために、本日を登校日として設定した上で学校公開日としたものです。

 この学校公開は、在校生の保護者の皆さまはもとより、本校受検を検討されている中学生やその保護者の皆さま、更には普段からお世話になっている地域の皆さまなど、本校の教育活動に対して関心のある方々を対象とした教育活動全般に関する見学会となっています。

 本日は土曜日であったためか、開門時刻前から正門前を先頭に駅方面に向けて長蛇の列ができたため、受付開始時刻や入場開始時刻を繰り上げて対応させていただきました。それでも列ができる盛況ぶりで、最終的には在校生の保護者の皆さまも含め、644人の皆さまにご来校いただきました。

 公開内容のメインは、やはり誰もが関心の高い「授業」となりますが、授業だけでなく生徒の校内での生活の様子や校内施設設備等全般、放課後に行われる部活動に至るまで、すべての場面を公開し、皆さまの目で直接ご覧いただく機会といたしました。

 更には、本日お越しの方の多くは本校受検を視野に入れている中学生とその保護者の皆さまであることが予想されるため、学校公開と並行して個別相談ブースを設置し、教職員が相談者の様々な疑問にお答えするだけでなく、本校の特色の一つである外国語科生徒たちによる質問コーナー(外国語科編)や、生徒会生徒たちによる質問コーナー(学校生活全般編)など、実際に本校で高校生活を送る在校生たちと接していただき、生徒たちの目線に立ったリアルな情報をGETすることができるイベントを併催し、たくさんの方々にご参加いただきました。

 午後1時30分、第5時限目開始を告げるチャイムとともに始まった授業公開では、どこからでも見学しやすいよう教室のドアや窓を全開放し、全学年すべてのクラスの授業が一斉に公開されました。来校者の皆さまには、教室前の廊下だけでなく教室内にも自由にお入りいただき、たくさんの方々に授業を行う教員の様子や学習する生徒たちの様子を見学していただきました。

 特に見学者が多かったのは1年生の授業でした。中学生の皆さんにとっては、より身近で親近感のある1年生がどんな高校生活を送っているのか気になったようです。中でも1年外国語科のクラスでは、外国語科の生徒たちが取り組む英語の授業ということで、教室の中も外も黒山の人だかりになっていました。

 普段と違って多くの方々からの視線を浴びながらの授業であったため多少の緊張感はあったものの、先生方も生徒たちも普段どおり授業に集中して学習活動に取り組んでいたので、来校者の皆さまには、本校で行われている日常の授業の様子をしっかりとイメージしていただくことができなのではないかと考えています。

 また通常時は、授業終了後に清掃活動とSHRを実施しますが、本日は放課後の課外活動も公開の対象となっているため授業終了後はすぐに放課とし、校内各所で部活動が開始されました。3年生のほとんどは既に部活動を引退しているため下校する生徒が多く見られましたが、校内に残って受験勉強に取り組んだり、10月から始まる総合型選抜や学校推薦型選抜に挑むために面接練習や小論文練習などの入試対策に取り組む生徒たちの姿もご覧いただけたことと思います。

 放課後は部活動公開を行い、残念ながら本日が公式戦の開催日と重なり公欠不在となった陸上部、サッカー部、男女バレーボール部を除くほぼすべての部活動が活動の様子を公開しました。それぞれの活動場所には多くの中学生と保護者の皆さまが訪れ、部員たちが取り組む活動の様子を真剣な目で追いかけていました。吹奏楽部はミニコンサートを開催したり、科学部はブロッコリーのDNA抽出の実験を行ったり、運動部はコート脇に見学席を用意してお迎えしたり、それぞれの部活動が見学者目線に立った工夫と配慮で見学に訪れた皆さまに対応していました。

 本日は、季節はずれの暑さの中、たくさんの皆さまにご来校いただき、心より感謝申し上げます。空調など快適な環境の提供という面では至らぬ点がございましたことをお詫び申し上げます。また、午後の限られた時間の中での公開となりましたため、様々な活動をゆっくりと見学したいと考えていた皆さまには、慌ただしさを感じさせる場面がございましたことを重ねてお詫び申し上げます。

 一方で、授業の様子はもとより、施設設備などのハード面、生徒や部活動の様子などのソフト面など、本校が実践する教育活動については、ある程度ご理解を深めていただけたものと感じております。今後は学校説明会や学校ホームページ、学校公式インスタグラムなどのツールをご活用いただいて、本校が発信する様々な情報をご確認いただければ幸甚に存じます。

 また、中学生やその保護者の皆さまにおかれましては、今後志望校を決定する上で、本日ご覧いただいた先輩たちのように、本校でハイレベルな「文武両道」の実現にチャレンジしたいと思っていただければ最高に嬉しく思います。

 中学生の皆さんも、先輩たちのように「南の風」の一員となって、本校で「なりたい自分」に挑戦してみませんか?本校は、高校生活に「想い」を持って挑戦しようとする皆さんの入学を待っています。

 頑張れ、受検生!頑張れ、未来の「南の風」たち!

皆さん既にバイリンガル(外国語科スピーチコンテスト)

 本日9月25日(木)、1年生から3年生まですべての外国語科の生徒が一堂に会し、5,6時限目を活用して令和7年度校内スピーチコンテストが開催されました。

 このコンテストは、外国語科生徒たちの英語スピーチ力はもとより、発信力、表現力、思考力の向上などに加えて人前で話すという経験を積ませる外国語科特有の学習活動であり、毎年この時期に開催されているものです。また、このコンテストは11月に開かれる県大会の校内予選を兼ねており、各学年の外国語科生徒の中から選ばれた生徒たちが日頃の学習の成果を競い合いました。

 コンテストは、1年生がレシテーション部門(決められた英文の暗唱)に、2,3年生がスピーチ部門(自由なテーマで自分の思考や想いなどを語る)に挑戦しました。

 冒頭で行われた開会セレモニーでは、英語が大の苦手だと自負する私も、演台に立ってスピーチする生徒たちの健闘を祈って英語での挨拶に挑戦しました。たどたどしい口調で全く美しくないスピーチとなってしまいましたが、生徒たちは優しい眼差しで見てくれ、あたたかな拍手をもらいました。

 コンテストが始まり、まず最初にスピーチしたのは1年生で、“The Happy Prince”(幸福な王子)から指定されたパートの暗唱に挑みました。出場したのは鏡心葉さん、加藤李麻さん、高橋瑞希さん、戸村苺香さん、渡邊雫嬉さんの5名です。どの生徒も2分30秒の持ち時間を一杯に使って、滑らかな英語でスピーチしていました。さすがに1年生だけあって120人の生徒と多数の教員、そして撮影するカメラを前に緊張した面持ちで話す姿が印象的でした。

 続いて2,3年生によるスピーチ部門が行われ、水野谷優奈さん、和田青依さん、只野結菜さん、大須賀大和君、伊藤燿子さんの2年生5名に加え、昨年度の校内チャンピオンで県大会準優勝に輝いた3年生の伊藤笑理菜さんの6名が出場しました。

 スピーチ部門の持ち時間は、県大会と同様に1人4分以上5分30秒以下と定められており、「睡眠の大切さ」「思いやりを通じて成長を見つける」「小さな魔法」「『推し』の大切さ」「食について」「差別はいつなくなるのか」というテーマで、それぞれが自身の考えや想いを語りました。特にスピーチ部門に出場した生徒たちは、どの生徒も英語を流暢に操り、もう既に「外国での生活が長いのか?」と思わせるようなパフォーマンスを見せてくれました。更に、スピーチだけでなく手ぶりや表情、抑揚の付け方など、驚くほどに洗練されており、どの生徒のスピーチも甲乙付けがたい素晴らしい内容でした。

 また、発表の合間には、先日文部科学省主催の海外研修に参加し韓国に派遣された2年生の金原珠里さん、昨夏から10か月間の海外留学に挑んだ3年生の中川心里さん、山口マーサさんが研修や留学の報告を行い、更に今夏本校に外国人留学生としてやってきたクレメンタイン、パトリシオ、マキシムの3名が英語で自国の紹介をしました。

 今回出場した生徒たちのスピーチを聞いて、素人ながらに「僅差でジャッジが難しいな」と感じていましたが、案の定英語科の先生方とALTで構成されたジャッジたちも頭を悩ませたようで、審査時間を延長して熟慮の末、やっとのことで順位が確定しました。

 結果発表の前にはALTと国際部主任からの講評があり、どの生徒もとても素晴らしい内容であったこと、差をつけるのが難しかったことなどが伝えられました。その後、審査結果が発表され、レシテーション部門では高橋瑞希さんが第1位に輝き、スピーチ部門では3年生の伊藤笑理菜さんが第1位を、僅差で2年生の和田青依さんが第2位を獲得しました。11月に行われる県大会へは2年生の和田青依さんが本校の代表として出場することとなりました。和田さんには、スピーチの内容でもある「小さな魔法」のように、楽しみながら自分の魅力を思い切りぶつけてきてほしいと願います。また、結果の発表とともに、各出場者には私から表彰状と副賞の図書券を贈呈しました。

 また、本日のコンテストを見る限り、出場した・しないに関わらず、外国語科で学ぶ皆さんには明るい未来が待っているのだと確信しました。今回残念ながらクラス代表になれなかった皆さんも、外国語科特有のカリキュラムの中で皆さんのためだけに用意された特別なプログラムで日頃から実践的な英語力を身に付けていることに自信と誇りを持ってほしいと考えています。

 そして、可能な限り生活の中で生きた英語に触れる機会を確保し、将来的には国内外を問わず、外国の方々とのコミュニケーションを強みにしながら、皆さんの挑戦を待っている社会のさまざまな分野でグローバルに活躍する人材を目指してほしいと願います。皆さんなら、必ず実現できると信じています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、外国語科!

大切な情報共有の場(PTA後援会第2回理事会)

 昨日9月20日(土)午後より本校諸室において、PTA後援会の本部会、理事会並びに学年委員会及び専門委員会を開催しました。本部役員並びに理事の皆さまには、ご多忙の折ご出席いただき、誠にありがとうございました。

 会議は13時から本部会が開催され、PTA・後援会両会長の挨拶で始まり、理事会で審議される内容について確認するとともに、進行に関する役割分担等を行いました。

 本部会に続いて行われた理事会では、約100名の理事の皆さまにご出席いただき、本部及び各委員会から活動の報告や連絡などがありました。

 理事会の冒頭では、7月に行われた関東高等学校PTA連合会大会2025埼玉大会及び8月に行われた全国高等学校PTA連合会大会2025三重大会について、本校PTAを代表して参加した役員の方々からスライドを使って詳細な報告がありました。

 議事では、本部及び総務、生活の各委員会からは文化祭での企画や対応について報告があり、PTA企画として行った「オリ太郎・りーみん煎餅」販売の収益金約1万円が生徒会に寄付された旨の報告がありました。

 また、進路委員会からは10月20日(月)に控える大学バス見学会について詳細が報告され、文系コースは成蹊大学と武蔵大学を、理系コースは千葉工業大学(もう1校は調整中)を見学することが確認されました。今後、参加の募集が行われる予定となっていますので、ふるってご参加いただけますようお願いいたします。

 その後、11月13日(木)に予定されている長距離大会における給水支援の協力について説明があり、昨年の反省をもとに、保護者の皆さまからも複数のご意見を頂戴することができました。いただきましたご意見については、校内で検討した上で、改めて対応をご連絡することとなりました。

 理事会の最後には、保護者の皆さまにご協力いただいたフードドライブの取組で60点を超える飲食物品が寄付され、9月17日(水)に仲介業者の手によって無事に子ども食堂に提供されたこと、11月に行われる県PTA連合会研修会で本校が発表校となること及び各研修会への参加に関すること、第3回理事会(2月開催)では次年度の役員選出が行われること、臨時の本部会を開催して本年度直面している課題について議論することなどについて連絡がありました。

 理事会終了後は、学年委員会と専門委員会が行われ、それぞれ委員長さんを中心に活動を行いました。

 毎回感じることですが、本日も午後の時間を一杯に使って情報共有や議論がなされたことで、学校といたしましては生徒に対する教育活動をより良いものに改善することができているとともに、こうした保護者の皆さまのご理解とご協力によって本校の教育活動が支えられていると強く感じています。

 また、年に数回とはいえ、こうして会議や学校行事などのためにお時間を確保していただくことは、保護者の皆さまにとっては大きな負担でもあるとも捉えており、格別のご理解とご協力をいただいていることに改めて深く感謝申し上げます。

 今後とも、生徒たちにとってより良い学びの環境を提供するために尽力してまいりますので、お力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

「最高の音楽を全員で」継承の儀(吹奏楽部第8回サンクスコンサート)

 本日9月15日(月)春日部市の正和工業にじいろホールにて、満席御礼となるほどたくさんの皆さまにご来場いただき、本校吹奏楽部による第8回サンクスコンサートが開催されました。

 このサンクスコンサートは、本校吹奏楽部員たちにとって特別な意味を持つコンサートとなっています。何故なら入学以来3年間をともに過ごし、同じ夢を追い求めて切磋琢磨しながら越南サウンドを磨いてきた3年生34名が3年間の活動の集大成として立つラストステージであり、3年生部員たちにとっては多くのティーンエイジャーが心を奪われる様々な楽しみを封印して、ただただ聴く人の心に響く美しい音楽を追求し続けるために高校生活の大半を費やし、自分たちにとって最も大切であり居心地の良い居場所であった吹奏楽部から引退することを意味します。

 同時に下級生たちにとっては、高校生活を吹奏楽に捧げる覚悟と美しいハーモニーを追求し続ける一途な姿を背中で示し、憧れ、尊敬し、追い続けてきた偉大な先輩から歴史と伝統を刻む越南サウンドを継承し、想いの詰まったバトンを引き継ぐ大切なセレモニーであるからです。

 コンサートは本日の主役である3年生の進行で幕を開け、第1部はこれまで数々のコンクールで演奏してきた勝負曲などを次々と演奏してくれました。スタンバイが完了し、指揮者の岡田教諭が登場したのちオープニングを飾ったのは過去のコンクールの課題曲で、これまで部員たちが幾度となく奏でてきた行進曲「希望の空」を118名の部員全員で演奏しました。

 続く2曲目は、今夏のコンクールでDの部に出場したメンバーが勝負曲として演奏し銀賞を獲得した「レ・ミゼラブルより」が披露されました。

 3曲目はラストステージとなる3年生34名による演奏で、現3年生が1年生のときに夏のコンクールのDの部で演奏し金賞を獲得した思い出の曲「ノートルダムの鐘」が披露されました。楽器の音ではなく生徒たちの歌声から始まり、重厚な曲調の中に鐘の音が響き渡る曲で、祭りの場面を思わせるメロディーが明るく元気な3年生にぴったりな曲でした。

 そして第1部のクライマックスは、今夏の吹奏楽コンクールでAの部のメンバーが演奏した課題曲「メモリーズ・リフレイン」や「交響曲第3番より第1,3,4楽章」など、今年のチームにとって想い入れの強い勝負曲を演奏し、圧巻の迫力で会場を埋め尽くした観客たちの心をしっかりと掴みました。

 15分間の休憩を挟んで始まった第2部は、打って変わって明るく賑やかなポップスステージで、オープニングでは全員が白シャツ、ネクタイにサングラスを着用したハードボイルドな姿で、お馴染みのディープパープルメドレーをパートごとの演奏やソロを交えて奏で、ポップなダンスで会場を盛り上げました。

 続いて、3年生の思い出を振り返るメドレーでは、下級生たちによって全7曲が演奏され、曲に合わせて代るがわる3年生がステージ上でキュートなダンスを披露して観客を魅了しました。

 そして、部員たちが入学当初に1年生全員で初めて演奏した思い出の曲「100%勇気」を、普段あまり一緒に演奏することのない1年生と3年生がコラボしながら見事に演奏しました。

 中でも心を奪われたのは、越南吹部の顔とも言うべきビートレンジャーのステージでした。ビートレンジャーは、美しい音楽が大嫌いな悪の帝王「ボス」の様々な攻撃から越南吹部を守る正義のヒーローで、赤、青、桃、黄の4人のレンジャーが力を合わせてボスと戦う姿が見せ所で、今回は越南吹部の部員たちがボスの魔術でフリーズさせられてしまい、アカシ(レッド)とアオト(ブルー)の2人がレンジャーを辞める事と引き換えに越南吹部を守ることになってしまったのです。大切なマスクを脱いだアカシとアオトはマスクに想いを託して机の上に置くと、通りかかった2人の男子がマスクを手に…。正義の力は後輩へと託され、おそらく次回のステージでは新たなアカシとアオトが誕生し、モモ(ピンク)やキイちゃん(イエロー)とともに越南吹部をボスの魔術から守ってくれるのでしょう。

 ポップスステージの後半は、Z世代に大人気のミセスの曲「青と夏」、顧問である岡田教諭ゆかりの「グッバイモーニング」が演奏され、会場中に手拍子が響き渡り、観客全員がリズムに乗って踊れるノリノリな雰囲気になりました。

 そして最終盤には、3年生全員で「夜明け」を奏でると、舞台袖から2年生が現れて3年生の前に立ち、胸にコサージュを刺して演奏のバトンタッチが行われました。瞳に涙をためながら無事にバトンを受け渡した3年生は、そのまま顧問の岡田教諭の呼名で一人ひとり丁寧に紹介され、ステージ上に1列に整列しました。

 クライマックスは、3年生全員が紹介されたのち、代表してマイクを持った部長の岩田さんの挨拶です。春の定期演奏会では流暢な言葉で淀みなく挨拶をしていましたが、今日は感極まる様子も見られるなか、夢を掴む事ができなかった悔しさを正直に語りつつ、その代償として得られた「越南吹部でしか見られない景色」が心に焼き付いていること。そして保護者をはじめ応援してくださった皆さまへの感謝の気持ちを、ひとつひとつ言葉を紡ぎながら伝える姿に、見ている私も心を奪われグッと来るものを感じずには居られませんでした。

 無事に下級生たちへの継承の儀が終わりステージの最後を締めくくるのは、やはり越南吹部の十八番「宝島」です。色とりどりの衣装を纏い、身体全体で音楽を表現しながら演奏する姿は、観ているすべての者を幸せな気持ちにする演奏で、サンバのようなリズムで刻まれるパーカッションの音色に会場全体が一体となったところで118人による今年のチームの演奏が幕を下ろし、喝采の拍手が鳴り止まぬ中でフィナーレを迎えました。

 およそ2時間半に及ぶステージもアッという間にエンディングを迎えましたが、ステージに立った部員たちの演奏を観て、高校生年代の彼らが純粋に夢を追いかけ、試行錯誤しながらも心をひとつにして一体感を感じたり、切磋琢磨しながら情熱を持って挑戦することによって得られる経験は、何事にも代えがたい貴重な財産となるはずであり、文武両道を貫く越南生の素晴らしさを再確認することができました。

 本日をもって引退し、楽器を置くことになる3年生たちには、これまで大切にしてきた「目標に向かってやり切る姿勢」に自信と誇りを持って残りの高校生活を自己実現のために全力で取り組み、なりたい自分の実現に一歩でも近づいてほしいと願います。

 また、願わくば来春に迎える本校卒業後も何らかの形で音楽に関わり、青春の日々を回顧しながら、またいつか、どこかで誰かの心に響く音楽を奏でてほしいと願います。

 本日はたくさんの保護者の皆さま、ご家族の皆さま、OBOGの皆さま、そして本校吹奏楽部を応援してくださる皆さまにご来場いただき心より深く御礼申し上げます。また、これまで3年生をはじめとした部員たちの活動をあたたかく見守っていただくとともに、格別のご支援を賜り、重ねて感謝申し上げます。

 3年生の部員たちが誇りを持って守り続けた越南サウンドと部員たちの拠り所であった「最高の音楽を全員で」の精神は、今日から下級生たちが覚悟と決意を持って継承してまいります。今後とも、本校吹奏楽部に変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!

「締め」と「備え」(文化祭閉祭式&防災訓練)

 本日9月9日(火)午前中は、文化祭の片付けと閉祭式を行い、まだ興奮冷めやらぬフェスティバルもフィナーレ(締め)を迎えました。そして午後からは防災意識を高め「備え」の重要性を学ぶために防災訓練(避難訓練)と防災教育が行われました。

 午前中は、祭りの余韻が残る光景であった教室を片付けつつ清掃をして、明日から再開される授業に集中できる環境づくりに全校生徒が協力して取り組みました。本日の片付けもそうでしたが、この文化祭期間中、イベントを効率的効果的に行うために生徒会が中心となって様々なルール作りをして、1000人を超える生徒たちがスムーズに活動できるよう多様な工夫がなされていました。例えば、備品移動時の廊下や階段の一方通行であったり、移動時間の割り当てであったり、生徒たちの多くの行動が生徒会の綿密な計画の下でしっかりとコントロールされていました。

 感心したのは、そうした細かなルールを生徒自らの力で全校生徒に発信し周知していたことと、そのルールの趣旨や意図を理解し、確認しながら誠実に対応する生徒たちの姿がそこにあったことです。1000人を超える人が集まれば、どうしたって自分しか見えていない人が出てきて、個人の判断で勝手なことをする者が現れるのは世の常です。またそうした人が一定数集まると少なからずカオスな状態が出来上がって、コントロールが効かない場面が出てくるのもまた容易に想定できることです。

 しかし本校の生徒たちを見ていると、そうした姿は皆無であり、実に見事に生徒会のコントロール下で行動している姿が見られました。これは、生徒自身はもとより、各ご家庭で保護者の皆さまが、お子様としっかりと向き合い倫理観を育んでいただけていた証であると感じています。越南生の素晴らしいところは数多ありますが、こうした倫理観の醸成は、青少年期の子供たちにとって、もっとも重要な資質の一つであると感じています。改めて保護者の皆さまに感謝申し上げる次第でございます。

 当日は、どの企画も所属する生徒たちによって共助の精神で企画運営され、参加団体としての一体感を感じる一方で、来場者を楽しませようとする利他の精神もしっかりと見ることができ、本校生徒たちの「人」としての素晴らしさを改めて確認できた文化祭となりました。

 本日の閉祭式では、そうした企画の中から各部門別に来場者の投票によって選ばれた参加団体の表彰が行われました。パフォーマンス、歌唱、展示、看板、部活動など様々な企画の中で最優秀賞を獲得したのは、本校一の大所帯である吹奏楽部でした。受賞の挨拶では、部訓である「最高の音楽を全員で」を実践できたことが良かったと話していました。

 昼食を挟んで午後からは、いつ遭遇するかわからない災害に備えた防災訓練を実施しました。内容は地震を想定した避難訓練とビデオを視聴して防災について考える防災教育となっています。かつては、避難訓練と言えば、本番さながらに迅速に避難することを良しとしていましたが、近年は訓練時の事故やケガの防止の観点から「お・か・し・も(・ち)」(押さない、駆けない、喋らない、戻らない、(近づかない))が基本となり、淡々と避難経路を確認しながら集合する姿が主流となっています。実体験に基づく訓練という観点から見ると首をかしげたくなることもありますが、現代は「経験」よりも「知識」や「安全」を重視する方針での防災訓練となっています。

 一方で、我が国は世界トップクラスの災害大国であり、特に近年発生する自然災害は地球温暖化の影響もあり、頻度も発生時の被害の大きさも確実に拡大している傾向があります。生徒たちの自治力のおかげで平穏な毎日を送れている本校でも、いつ災害に見舞われるかは全く予想ができません。

 だからこそ、生徒たちには万が一の場面に遭遇した場合の「備え」に目を向けてほしいと考えます。スポーツの世界では「良い準備をしたものが勝つ」ということが常識となっています。こうした考え方は、スポーツの世界だけでなく、ビジネスや日常生活など、ありとあらゆる場面に言えることだと思います。「良い準備」こそが、いざという時に良い結果を手にする唯一かつ最良の手段なのだと強く感じます。

 本日の避難訓練では「おかしも(ち)」を優先した訓練となりましたが、学んだ知識や思考を活かして、想像力を働かせ、物理的、精神的、情報的対策をそれぞれ整理して、良い準備を重ねてほしいと願います。災害は決して起こってほしいわけではありませんが、もしもの時が来たら「良い準備」の有無が皆さんの未来を左右することになるのだと思います。生徒たちには、自分の命を自分自身の力で守るとともに、自分にとって「大切な誰か」の命を守れる人であってほしいと願います。全ては、皆さんの「明るい未来」のために…。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

秋の初陣を飾る(野球部秋季大会地区予選)

 本日9月8日(月)越谷市民球場において、令和7年度秋季高等学校野球大会東部地区予選が開催され、本校野球部が出場しました。本日は過日行われた文化祭の代休日であったため、部員たちの初陣を現地で見ることができました。

 この大会は、夏の甲子園大会の県予選で敗退して3年生が引退した後、新チームになって最初の県大会につながる大会で、東西南北4地区でそれぞれ2回戦のブロックトーナメントを行い、勝者となったチーム(東部地区では10チーム)が秋の県大会に出場するレギュレーションとなっています。

 また、秋の県大会は春の全国選抜大会出場校の選考を兼ねた関東大会の県予選を兼ねており、まだ夏が終わり新チームになったばかりでありながらも、全国の高校生球児たちが選抜大会への出場を夢見て戦う重要な真剣勝負の場でもあります。

 本校は東部地区Jブロックに割り当てられ、本日の初戦は宮代高校との対戦となりました。会場が使い慣れた地元越谷市民球場であり、会場への移動も容易なことから、若干のアドバンテージはあるものの、どのチームも新チームになって僅か2か月余りしか経過しておらず、まだまだチームの完成度としては決して高くない「伸びしろしかない」チーム同士の対戦となりました。

 試合は午前9時にプレートアンパイアのコールとともに開始され、後攻の本校は1回表の守備から試合に臨むことになりました。この時期のチームは、どのチームも未完成なところがある分、どちらのチームが先に試合の流れを掴むのかが勝敗のカギとなりますが、本校は先発した左腕が幸先よく三者凡退に打ち取り、絶好のスタートを切りました。

 迎えた1回裏の攻撃では、先頭打者が芯で捉えるもショートライナーに倒れ、やはり簡単ではないなと感じた矢先、続く2番打者がショートへの内野安打、クリーンナップに打順が回ると3番打者が左中間を破るタイムリー三塁打で早々に先制点をGETしました。更に主砲の4番打者のセンターへの犠牲フライで追加点を奪い幸先よくリードを2点と広げました。

 守備では、打たれはするものの各ポジションの選手が堅実なフィールディングを見せ、四球1つを与えながらも、1回表、2回表、3回表と3回連続でノーヒットに抑え凡退に打ち取るパーフェクトな展開で、一気に本校に流れを引き寄せました。

 本校は2回裏の攻撃で、先頭打者がライトフライに打ち取られた後、8番打者が四球を選んで出塁、ツーアウトとなったあと2盗を決めてツーアウト二塁のチャンスを迎えました。このチャンスに1番打者がサードへの内野安打を放ちツーアウト1、3塁に、更に1塁走者が2盗を決めツーアウト2、3塁とチャンスを広げましたが、センターフライに打ち取られ得点することはできませんでした。しかし、1回、2回と立て続けに三塁まで進塁し、相手チームに大きなプレッシャーを与え、完全に試合の流れを掴みました。

 3回裏には先頭打者がライトオーバーの二塁打で出塁し、ワンアウトを取られた後、5番打者がライト前に運んでワンアウト1、3塁のチャンスを迎えました。どうしても追加点がほしい本校は、ここでパワーヒッターの2年生を代打に送ります。相手ピッチャーは打者の体格に圧倒されている間に1塁走者が2盗を決め、ワンアウト2、3塁とビッグチャンスとなりました。そして、代打で出た打者がヒットエンドランの場面で体勢を崩されながらもサード強襲のゴロを放ち、1塁でアウトとなる間に三塁走者が生還して待望の追加点を奪いました。

 4回表には、相手の3番打者に初ヒットを許し、四球もあってワンアウト1、2塁とされましたが、続く打者に対しては打者勝負に徹して凡退させ事なきを得ました。

 続く4回裏本校の攻撃では、先頭打者が四球を選んで出塁すると、バントとワイルドピッチの間に三塁まで進塁し、2番打者がセーフティバントを試み内野安打となる間に三塁走者が生還し4点目を奪いました。

 5回表の守備ではサード強襲の内野安打を許すも、他の打者をしっかりと打ち取り、相手に付け入る隙を与えない素晴らしい試合展開となりました。

 5回裏の攻撃では、先頭打者がセンター前にクリーンヒットを放ち、すかさず盗塁してノーアウト二塁のチャンスを迎えると、2者連続で三遊間ヒットを放ち5点目を奪って、相手投手をノックアウトしました。相手投手が交代となった後も本校は攻撃の手を緩めず、スクイズで手堅く追加点を挙げ6点差としました。

 しかし、6回表の守備の場面で本校選手たちは、試合の流れは些細なことで変わる怖さを知ることになります。これまで完璧に抑えていた左腕が先頭打者に四球を与えると、2盗とショートへの内野安打で無死1、2塁のピンチを迎え、続く4番打者に対する暴投の間に無死2、3塁へと進塁されます。このピンチの場面で打者をショートゴロに打ち取る間に1点を失うと、続く5番打者にセンターへの犠牲フライを打たれ2点目を献上してしまいました。

 嫌なムードが漂う6回裏の攻撃では、悪い流れを断ち切るがごとく選手同士がしっかりと声を掛け合ってチームを引き締めました。すると、先頭打者がレフト前ヒットで出塁し、2番打者がセーフティバントを決めて無死1、2塁のチャンスを掴みます。続くクリーンアップの3番、4番打者がセンター前、ライト前にきれいに運び8-2とリードを広げます。更に無死1、3塁から2盗を決め無死2、3塁とすると、センターへの犠牲フライで7回コールド勝利の目安となる9点目(7点差)を奪い、試合の流れを引き戻します。

 コールド勝利がかかった7回表の守備では、ここまで力投してきた左腕から球速のある左腕が継投し、試合を締めくくりに行きました。しかし、先頭打者をセンターフライに打ち取りワンアウトを奪ったものの続く打者には苦戦してしまいます。球速はあるものの、コールドゲームのプレッシャーからか制球が定まらず四球を与えワンアウト一塁と出塁を許します。続く打者は球威で抑えてファーストのファールフライに打ち取りましたが、次の打者にも四球を与えツーアウト1、2塁と一打失点の場面を迎えました。しかし、こうした緊張感MAXの場面でも大きく崩れないチーム力を発揮できるのが本校選手たちの強みで、最後はこの日初めての三振を奪ってゲームセットとなりました。

 序盤は安泰かと思われた試合で一時は2点を失うなど反省の材料を残しながらも、終わってみれば9-2の7回コールド勝利となりました。選手たちは、大事な初戦を勝利で飾り、大きな自信を持ったに違いありません。次戦は本日同時刻に行われている春日部高校と杉戸高校の勝者との対戦となり、十数年ぶりの春夏連続県大会出場を目指して戦うこととなります。

 私は、本校への校長就任以来、野球部の部員たちが来る日も来る日もグラウンドに立ち、仲間たちと切磋琢磨しながら青春を賭して野球に打ち込んできたことをこの目でずっと見てきました。いつでも礼儀正しく爽やかで、本校生徒たちの模範でもある選手たちには、日頃から泥だらけになりながらも直向きに技術練習に取り組み、コツコツと努力を積み重ねてきたことにプライドを持って次戦に臨んでほしいと願います。皆さんなら、必ず県大会への切符を手にすることができると信じています。

 本日は、平日にもかかわらず、また季節外れの猛暑の中、たくさんの保護者の皆さまに球場にお運びいただくとともに、熱い声援を賜り、心より感謝申し上げます。スタンドからの皆さまの声が選手たちの活力となり、本日の流れを引き寄せたのだと確信しています。次戦はどちらのチームとの対戦になるにせよ、本日より更に厳しい試合となることが予想されます。しかし、最後はきっと本校の選手たちが勝ち名乗りを挙げてくれることを信じて、皆さまとともに期待して待ちたいと思います。今後とも、変らぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、野球部!

夏の終わりの死闘(サッカー部全国選手権予選)

 本日9月7日(日)所沢航空公園サッカー場において第104回全国高等学校サッカー選手権大会埼玉県1次予選トーナメントが開催され、本校サッカー部が出場しました。

 この大会は、全国の高校生サッカー部員たちにとってどの大会よりも思い入れの高い大会であり、同時に3年生フットボーラーにとって全国の頂点を目指して闘う最後のノックアウト形式の公式戦で、まさに高校サッカー人生の全てを賭けて魂と魂がぶつかり合う1年間で最も大事な大会でもあります。

 1次予選には、前回大会であるインターハイ予選のベスト8進出校と高円宮杯U-18(18歳以下)サッカーリーグの県リーグ所属校30チームを除いた124校が出場し、全県一区のブロックトーナメントを勝ち抜いた26校が1次予選を免除されたシード校とともに10月に行われる決勝トーナメントへの出場権を獲得するレギュレーションとなっています。

 本日行われた1回戦で本校は西部地区1部リーグ所属の強豪校所沢北高校との対戦となりました。しかも会場は所沢北高校のお膝元である所沢航空公園。相手にとってはホームゲームのような環境の中、適地に乗り込んでの一戦となりました。

 完全アウェーの雰囲気が予想された本日の試合でしたが、開始前にはエンジ色のTシャツを纏った保護者の皆さまや卒業生の皆さんが続々と駆け付けてくださり、ベンチサイドのスタンドは埋め尽くされ、応援団の数でも盛り上がりのボルテージでも相手を凌駕していました。会場も遠方ではありましたが、他の会場の試合が学校のクレーグラウンドで行われる中、奇麗に整備された人工芝のグラウンドでプレーできるラッキーな面もあり、あとは、猛暑に負けずに相手以上に走って体を張って戦い、自分たちの力を出し尽くすのみという最高の環境が整いました。

 試合は午前10時、相手のキックオフで始まり、序盤はお互いに相手の様子見的なプレーが多く見られましたが、徐々に相手が攻勢を強め、前半8分こぼれ球を拾われ、右サイドからのパスを中央でシュートされましたが、ゴール右に外れ事なきを得ました。続く15分には左CK(コーナーキック)から中央でヘディングシュートを打たれましたが、本校選手が身を挺して防ぎ、ゴールライン上でクリアしてピンチを凌ぎました。

 すると17分、本校が敵陣深く攻め込み左サイドに展開、相手は苦し紛れにタッチラインにクリア。このチャンスにロングスローでゴール前にボールを運びますが相手GK(ゴールキーパー)にキャッチされ得点はなりませんでした。続く35分にも右サイドでスローインを得ると、縦のパス交換からゴール前にクロスを上げシュートシーンを迎えましたが無常にもゴール左へ外れました。

 37分には、自軍の不用意な反則で、ペナルティエリア外の25mの距離からのFK(フリーキック)を与える大ピンチ。壁6枚を立たせて直接シュートを牽制すると、ボールはゴールの遥か上に飛び、前半最大のピンチを凌ぎました。

 技術的にはほぼ互角の両チームでしたが、その後も相手が優勢に試合を運び、38分、39分と立て続けにFKのチャンスを迎えるも、本校選手たちの集中力も高く、中央で守備陣が体を張ったクリアで凌ぎ、前半は両者無得点で前半を終えました。

 ベンチに戻った選手たちは、ミストや水分補給での体力の回復を図り、スタッフからの指示に耳を傾けていました。ベンチでは6人のマネージャーが献身的にサポートするとともに、控え選手たちからも改善点が積極的に共有されました。スタッフからは無得点でのドローは勝ちに等しいとの助言に加えて後半に向けた新たな戦略が授けられました。

 迎えた後半は、本校のキックオフから始まりましたが、開始当初から相手が攻勢を強め、後半3分には右スローインからサイドバックに落とされたパスをゴール前にクロス。GKが防ぐもこぼれ球をゴール右からシュートされましたが、左ポストに当たる幸運もあり、大ピンチを凌ぎました。

 その後5分にはFK(フリーキック)をゴール前にあげられ、クリアが小さくなり右CKを与えてしまいました。このCKでは体を張った守備を見せる本校がクリアして、そこから一気に攻撃に転じると、後半17分には左サイドに展開し、クロスを2本連続でゴール前に入れチャンスの場面を作りました。更に攻勢を強める本校は、右スローインからボールを保持し、ペナルティエリア内に絶妙のスルーパス。これをコントロールした本校GM(ゲームメーカー)がシュートを放つも枠を捉えられずに本日最大のビッグチャンスを得点に繋ぐことはできませんでした。

 時間が経過するにつれ相手の消耗が激しくなり、ふくらはぎを痙攣する選手が散見されるようになると、スタミナに勝る本校は、その後も何度か敵陣でチャンスを広げリズムを掴んだかに見えました。しかし、相手も下馬評通り集中力の高いチームで、5人の交代枠を使い切りながらフレッシュな選手が疲弊したチームを活性化し、残り10分を切ると再び自陣に押し込まれる場面が増えてきました。

 そうした中34分には左クロスから中央のストライカーにボールが繋がり、ゴール正面からシュートをされましたが、ボールはクロスバーを大きく超えました。押し込まれる展開が続く中、後半の40分を迎え、ピッチ中央で掲げられたボードには「5」の文字。アディショナルタイム5分が示されました。

 攻め手の少ない本校は延長戦を想定した戦術を確認する中で、疲労困憊の相手は延長戦回避のために本校ディフェンスラインの背後にボールを集めます。スペースに出たボールは相手との奪い合いになり、本校は闘志を持ったディフェンスが裏目に出て、連続してミドルゾーンでFKを与えてしまいました。ゴール前に蹴り込まれたボールを必死にクリアする本校選手たち。その間も時計は進みます。

 タイムアップ寸前に再びFKを与えてしまい、左ミドルゾーンからゴールエリア内に蹴り込まれたボールを必死にクリアするものの距離が出ず、ペナルティエリア内で相手に拾われ振り向きざまにシュートを打たれました。シュートなミートせずボテボテのキックとなりましたが、スローモーションのように本校選手の間をすり抜け本校ゴールへと吸い込まれてしまいました。

 一斉に天を仰ぐ本校選手たち、一方で歓喜に湧く相手選手たち、同点に追いつこうと最後の気力を振り絞ってボールをセットしようとする本校選手を前に、キックオフを迎えることなく試合終了のホイッスルが吹かれました。この瞬間、無情にも本校の敗戦が決まり、本校選手たちはピッチに倒れ込みました。

 長いサッカー人生でも稀に見る最後の1秒での決着。しかも敗者としての経験。相手に負けず劣らず善戦し、相手よりも走り、相手よりも闘志を持って闘った末の敗戦。勝負事には勝者があれば敗者もいることは痛いほどわかっているものの、頑張っていただけに受け入れられないあまりに無情で残酷な結末となりました。 

 わずか1秒、されどその1秒で決勝点を奪われ、勝利を逃したことは紛れもない事実です。選手たちには、勝利を手にできなかった敗因に目を向けるとともに、勝負の厳しさを心に刻んで今後の人生に活かしてほしいと願います。

 ただ、試合終了後、溢れそうになる涙を必死にこらえ、気丈な姿で保護者の皆さまをはじめとした応援団に対して感謝を伝えるとともに、ここで終わらずに残り4試合となったリーグ戦でリベンジすると宣言したキャプテンの姿はとても立派で心を動かすものがありました。後輩たちには、その背中をしっかりと目に焼き付け、そうした強い想いをしっかりと継承してほしいと願います。

 本日は、猛暑の中、本当に多数の保護者の皆さま、OBOGの皆さんにご来場いただくとともに熱いご声援を賜り、心より感謝申し上げます。本日は、残念ながら勝利を手にすることができませんでしたが、勝敗以上に大切な何かを選手たちは感じ取ってくれたことと感じています。3年生たちを含めたこのチームの闘いはもう少し続きます。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、サッカー部!

「一蓮托生」友と紡いだ最高の瞬間(第52回南高祭)

 昨日9月5日(金)と本日9月6日(土)の2日間、生徒たちにとっては高校生活を彩る最大のイベントである第52回南高祭(文化祭)を開催しました。

 昨日5日(金)は、午前中久しぶりに全校生徒が体育館に集結し、開始直後からボルテージMAXに盛り上がる中、生徒会生徒の進行によってオープニングのステージイベントが行われました。照明が落とされ、色とりどりのサイリウムが無数に振られる非日常的な雰囲気の中、書道部によるパフォーマンスを皮切りに有志による南高グランプリ(パフォーマンス大会)、チアダンス部、演劇部の発表に加え、クラス企画のダンスパフォーマンス3団体の発表があり、最後は本校一の部員数を誇る吹奏楽部による圧巻のステージで幕を閉じました。

 午後から行なわれたクラス企画発表では、お化け屋敷や飲食系企画に長蛇の列ができるとともに、年齢層に関わらず楽しめるゲーム形式の企画が盛況で、どの教室からも大きな歓声が聞こえてきていました。また、多様性をという言葉が一般的となった現代の風潮を示すかのように、男子生徒が女装して観衆や来場者を楽しませる企画が多く見られ、これも現代を生きる若者世代のトレンドなのかと、私自身も楽しみながら受け止めました。

 この日は、朝から降る雨の中、関東を直撃する予報であった台風の影響も心配されていましたが、午前中に強い雨が体育館の屋根に打ち付けたものの、生徒帰宅時には日差しも見られ、無事に校内公開を終えることができました。

 本日9月6日(土)は台風一過となり、朝から強烈な日差しが照りつける中、雲一つない青空のごとく生徒たちのパッションは更なるグレードアップを遂げていました。一方で、午前10時に設定した開門時には、正門から敷地を取り囲むかのように長い列が作られ、保護者の皆さまや卒業生、そして多くの小中学生たちにご来校いただきました。

 教室内は全開で空調を効かしていましたが、廊下や教室など至る所がご来場いただいたお客様で溢れ返り、お迎えする生徒たちの熱気も加わって、何処も彼処も大盛況な盛り上がりを見せていました。中でも、予想のとおりお化け屋敷の前には長蛇の列が形成され、身動きが取れないほどの人気ぶりでした。

 また、PTAの皆さまには、童心に帰って楽しめるお菓子のお玉すくいゲームや本校のスクールキャラクターである「オリ太郎」と「りーみん」の図柄を配したオリジナル煎餅の販売を行っていただきましたが、こちらも大人気で完売となりました。

 文化祭をとおして生徒たちの様子を2日間間近で見ることができましたが、どの生徒たちもクラT(クラスTシャツ)を身に纏いながら共助の精神をもってそれぞれの役割に徹し、来校された方々に対して誠意をもっておもてなしする姿が見られ、南高祭のテーマである「一蓮托生」のごとく、仲間たちとの一体感を肌で感じながら成功体験を得ることができたのだと思います。

 午後3時を以て一般公開が終了し、ご来校いただいた皆さまが一斉に帰路につきましたが、それでもなお生徒たちは興奮冷めやらぬようで、簡易的な清掃や片付けをしながらも、その表情は笑顔で溢れていました。揃いのクラTを脱ぐのも名残惜しい雰囲気が漂う中、放課後には気持ちを切り替えて部活動へと向かう生徒たちの姿が見られました。

 保護者の皆さまにおかれましては、ご多用の中ご来校いただき、心より深く感謝申し上げます。生徒たちが発する情熱を肌で感じるとともに、本校での学校生活の様子をご覧いただくことができ、大変嬉しく感じています。こうして生徒たちが学校行事に没頭して情熱を発散できるのは、ご家庭の皆さまの格別のご理解とあたたかなご支援のおかげであると感じています。重ねて感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

輝く生徒たち(表彰式、壮行会、国際交流事業)

 本日9月2日(火)6限目の時間を活用して表彰式と壮行会及び海外研修報告会&新たに「南の風」の仲間に加わった外国人留学生の紹介を行いました。

 本来表彰や壮行会は、生徒たちにとって晴れの舞台であり、校長としては全校生徒の前で紹介するべきだと考えていますが、連日の猛暑への対策と生徒たちの体調管理のため、昨日の始業式に続いて空調の効いた各ホームルームにてリモート(映像配信)で実施しました。

 今回の表彰対象者は、夏季休業期間中に出場・出演した大会や発表会などで優秀な成果をおさめた生徒たちに対して行われました。対象者は以下のとおりです。

1 女子卓球部

  東部支部高校卓球大会 女子学校対抗 第5位

2 野球部

  埼玉県高等学校野球連盟賞 行田裕希(3年)

3 男子テニス部

  令和7年度第12回埼玉県国公立高等学校テニス大会 第1位

4 吹奏楽部

  第66回埼玉県吹奏楽コンクール 高等学校部門Aの部 銀賞

  第66回埼玉県吹奏楽コンクール 高等学校部門Dの部 銀賞

5 チアダンス部

  USAチアリーディング&ダンス学生新人大会2025EAST Novice Large部門 第1位

  どの部の生徒たちも出場した大会当日だけでなく、大会に至るまでの長い期間にわたって地道な努力と鍛錬を重ね、常に「良い準備」を怠らなかったことと、「高みを目指すんだ」という「強い気持ち」で本番に臨んだことが成果につながったのだと考えています。また、そうした気質は、越南生にとって最大の武器であり、魅力であると捉えています。本日表彰を受けた生徒たちだけでなく、「南の風」の仲間である皆さんには、現状に満足することなく、ワンランク上の景色を見るために更なる高みを目指して挑戦を続けてほしいと願います。

 その後、夏季休業期間中にオーストラリア(シドニー)にて実施した海外研修に参加した26名の生徒たちが紹介され、代表して外国語科2年の和田青依さんから流暢な英語も交えて報告がありました。参加した26人は出発前と帰国後では一回り逞しくなったようにも感じました。

 続いて、昨日9月1日から来年6月まで約10か月の期間で予定されている本校での海外留学生活をスタートさせた2名の外国人留学生の紹介がありました。1名はメキシコから来た男子生徒で外国語科2年3組に所属します。もう1名はフランスから来た男子生徒で普通科2年6組に所属します。また、本日紹介はできませんでしたが、来週からはもう1名フランスから来る女子生徒が外国語科1年3組に加わる予定です。

 本日紹介した2名からは、母国語と英語と日本語の3か国語で自己紹介と挨拶があり、大きな拍手であたたかく迎えられていました。2名とも母国語や英語の挨拶は当然のことながら流暢でしたが、日本語での挨拶にはたどたどしさがあり悪戦苦闘しているようでした。こうした姿は、私たちが異国において現地の言葉で話すことと同意であり、留学生たちの姿から挑戦することの重要性や完璧を求めなくても通用するのだというフランクな姿勢を学んでほしいと強く感じました。

 更に、その後行われた壮行会では、文部科学省が青少年国際交流事業として行う日韓高校生交流事業に全国の高校から37名(本県では1名のみ)が選ばれ、9月8日(月)から12日(金)までの5日間、韓国に派遣されることになった外国語科2年の金原珠里さんを紹介し、私と生徒会長から激励をしたのち、本人からも訪韓に対する決意が力強く語られました。

 本校は外国語科設置校であることから、こうして国際交流事業をはじめとした国際理解教育に力を入れていますが、外国人留学生を複数名同時に受け入れることや、自校の生徒を海外に送り出すことは、決してどの学校にでもできることではありません。英語科の先生方を中心とした教職員の多様な尽力やホストファミリーをはじめとした関係者の理解と協力があって実現していることでもあります。

 だからこそ、生徒たちには、こうした「決してあたりまえではない」貴重な環境の中にリアルタイムで自分が居ることを有効に活用して、異国文化や他国の言語などに目を向け、積極的に交流を深めるとともに、自分の未来をより豊かなものにするためにもグローバルな視点を磨いてほしいと願います。皆さんの可能性は無限大であり、活躍すべき舞台は世界中に広がっているのです。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風たち!

新たなるスタートライン(2学期始業式)

 本日9月1日(月)、1学期終業式以来44日ぶりに全校生徒が元気に登校し、第2学期が始まりました。

 朝から容赦なく照り付ける太陽の下、登校する生徒たちはオリーブカラーの制服に身を包み、額の汗を拭いながら久々に会う友人たちに笑顔を振りまいていましたが、一方では、終わりを告げた夏休みに未練を残す生徒たちの様子も垣間見られました。生徒たちは、夏季休業期間の1,056時間(44日間)をどのように過ごしたのでしょうか。

 本日は、2学期初日のため、けじめの儀式ということで始業式と学年行事(整容指導、自転車点検、LHR)が行われました。始業式は、1学期終業式に続き猛暑対策と生徒の体調管理のため、空調の効いた各ホームルームにてリモート(映像配信)で実施しました。

 冒頭に行った校長講話では、新学期に向けて改めて人との関係づくりを大切にしてほしいという想いから「一期一会」というテーマで話をしました。人とのかかわりの中で、一見自分にとって都合の良くない助言をする人の中には、自分に対して正しくないと思われる部分を律することに目を向けてくれることを願って親身になってそうした助言をしてくれるなど、自分の人生に大きな影響を与えてくれる大切な人物が必ず存在するのであり、表面的な言動やその時の感情に左右されず、その人の真意を汲み取ることにフォーカスすることや、そうした人との出会いや関係の重要性に気付ける感性を磨いてほしいと伝えました。そして、そうした大切な人たちにとって、自分自身も「今後関わり続ける価値のある人物」となることを目指してほしいと伝えました。また、自分の人生に影響を与えるそうした出会いは必ず誰にでもあるものであり、生徒たちにとって「親」はその最たる存在であるとも伝えました。

 講話に続いて、この夏休み中にあった教職員の人事異動について報告しました。育児休業代替教諭としてご勤務いただいていた竹村教諭が任期満了となり、坂本教諭が育児休業から復帰したことを伝え、坂本教諭から挨拶をしていただきました。

 2限目以降は、学年ごとに整容指導や自転車点検を実施し、担任によるLHRを経て、2学期初日の日程を終了しました。放課後には、いつものとおり元気に部活動に取り組む姿や週末に迫った文化祭の準備に勤しむ姿があちらこちらで見られ、学校にも一気に活気が戻ってきたと感じました。

 保護者の皆さまにおかれましては、44日にわたる夏季休業期間中、ご家庭でのご指導を賜り誠にありがとうございました。保護者の皆さまが各ご家庭でしっかりとお子様に寄り添っていただけたおかげで、本日無事に2学期のスタートを迎えることができましたことをご報告申し上げますとともに、重ねて感謝申し上げます。

 また、夏季休業期間中も連日登校し、部活動や進学補習などに取り組む生徒たちの姿をしっかりと見させていただきました。この44日間に積み重ねた生徒たちの努力の成果は、今後の生活で少しずつ形となって体感できることだと期待しています。

 一方で、2学期は生徒たちにとって学校生活に対するモチベーションや集中力に大きな差が生まれる時期であり、生活の質の低迷が生徒たちにとって今後の人生を左右することにつながりかねない大切な時期であるとも言えます。

 保護者の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますとともに、可能な限りご家庭でお子様と対話する機会を確保していただき、今まで以上に注意深く、そしてあたたかく見守っていただければ幸いでございます。併せて、お子様の変化など気になることがございましたら、遠慮なく担任などにご連絡を頂戴できますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

輝く「第1位」の称号(チアダンス部USA夏の大会)

 去る8月20日(水)と21日(木)の2日間、千葉ポートアリーナにおいてUSA SUMMER COMPETITION 2025 School & College(関東USAチアリーディング&ダンス学生新人大会2025EAST)が開催され、本校チアダンス部が出場しました。

 この大会は、一般社団法人Cheer&Dance Educationが主催するチアダンス系競技の全国規模の大会で、関東、関西、東海の各地区でクラブチームや学生それぞれに特化して難度レベル別の部門を設定して行われる大会です。本年度の夏の大会には、関東地区の中学校、高等学校、大学のチアダンスチームが一堂に会し、2日間で合計207チームが出場しました。

 本校は、高等学校編成2部のSong/Pom部門Novice Largeの部に出場し、26名の部員たちが今夏に積み重ねてきた練習の成果を自信を持って発表してきました。

 結果は、見事に部門第1位を獲得することができ、賞状と盾をいただくことがきました。過日行われた春の大会では僅かに力及ばず、悔しい思いをしたメンバーたちでしたが、今回は引退した3年生の想いも背負って大会に臨み、見事にリベンジを果たしてくれました。

 本校チームが出場した大会1日目の8月20日(水)は、全国高等学校PTA連合会大会2025三重大会の日程と重なっており、残念ながら応援に行くことができませんでしたが、本日8月25日(月)にチアダンス部の部長と副部長が顧問とともに校長室にやってきて、笑顔で大会の結果を報告してくれました。

 手に持った盾はクリアな材質に「第1位」の文字が輝き、大きさもかなり大きく立派なものでした。報告してくれた2人の部員は、更なる高みを目指していることから反省を口にしており決して満足はしていない様子でしたが、一方では現段階での手ごたえを十分に感じられたようで、私との会話の中で見せる笑顔がよりキュートに輝いていました。

 チアダンスという競技は、個人の技能以上にチームの一体感やシンクロ感が結果に大きく影響する困難度の高い競技であると言えます。だからこそ、本校生徒たちの合言葉である「南の風」を意識しながら、チームワークや人間関係を磨き、高みを目指し続けてほしいと願います。

 大会には、たくさんの保護者の皆さまにご声援をいただいたと顧問から聞いております。日頃から、こうして生徒たちが情熱を注ぐ活動に寄り添うとともに、格別のご支援を賜り、心から感謝申し上げます。生徒たちが今回の結果に満足せず、更なる高みへとチャレンジし続けてくれることを皆さまとともに期待したいと思います。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、チアダンス部!

PTAの存在価値を再認識(全国高等学校PTA連合会大会2025三重大会)

 去る8月21日(木)22日(金)の2日間、三重県津市において全国高等学校PTA連合会大会2025三重大会が開催され、研修のためPTA役員の3名の皆さまとともに大会に参加してきました。

 会場が遠方であったため、埼玉県の参加校は埼玉県PTA連合会事務局の企画により大会前日に現地入りし、参加各校のPTA(単位PTA)同士の親睦を兼ねて宿泊施設にて情報交換会を実施しました。本校からはPTA本部役員の3名が参加し、近隣校を中心に多くの学校の役員の皆さまと積極的に情報交換を重ね、各校の活動の様子や抱えている課題などについて意見を交わしていました。

 8月21日(木)は、朝から本県一団専用のバスに乗って会場に向けて出発し、津市産業・スポーツセンター(日硝ハイウエーアリーナ、メッセウイングNHW)において開会行事と分科会が行われました。この施設はオリンピックのレスリング競技で3連覇し、霊長類最強女子の異名を持つ三重県津市出身の吉田沙保里さんによって「サオリーナ」と命名されている複合型施設で、スポーツ施設と文化施設(展示場)が一体となった、とてもきれいで大きな会場でした。

 開会行事に先立って、三重県を代表する高校生の活動として三重県立四日市商業高校ギター・マンドリン部による演奏アトラクションが行われました。同部は毎年全国大会で表彰の常連となる輝かしい実績を持つ部活動で、この日も高校生らしい純粋な振る舞いとともに心に染み渡る美しい音色を奏でてくれました。

 開会行事では、数年に渡って準備を重ねてきた三重県実行委員会委員長の挨拶に始まり、文部科学副大臣、三重県知事、津市長の挨拶がありました。どの方も、PTA組織の重要性に触れ、生徒の有意義な高校生活を強力にバックアップしているPTA組織の存在価値と教育行政に対する多大な貢献について感謝の意を述べるとともに、PTA組織の更なる発展の重要性について言及されていました。

 開会行事に続いて表彰式が行われ、全国各都道府県で顕著な活躍をされた単位PTAや都道府県事務局などの団体や、組織の中心となって尽力された個人などに対して表彰状が贈呈されました。

 その後、希望する4つの分科会(①子育て・親育て、②学校・教育、③進路・キャリア、④PTA活動)に分かれ、メインとなる講演者の発表とともにパネラーを交えたディスカッション形式の情報交換が行われました。

 大会2日目となった8月22日(金)は、アトラクションとして三重県立相可高等学校食物調理科の取組を紹介する映像発表がありました。同校食物調理科は70年以上の歴史を持つ伝統校で、卒業とともに調理師免許を取得できる全国で数少ない調理師養成学科を設置する学校で、生徒は卒業と同時に飲食業界で即戦力として活躍しています。学校では授業で知識と技能を磨きながら、行政が支援するレストラン「まごの店」を生徒の力だけで経営したり、地域の食材を生かした商品開発に参画するなど、地域に貢献しながら一人前の調理師を目指す姿に感動を覚えました。ちょうど本県では越谷総合技術高校と似た取組をしている学校でした。

 その後の全体会では、飲食業界で我が国を代表する大企業である井村屋株式会社の代表取締役会長兼CEOである中島伸子氏の記念講演が行われ、教師を目指していた中島氏が人生を変えるターニングポイントとなった出来事を契機にアルバイトから経営責任者に登り詰めた波乱万丈な生き様と「1人の100歩より100人の1歩」を経営理念に掲げ、人を大切にする組織づくりの重要性がPTAの活動と酷似していることなどのお話がありました。

 その後、閉会行事が行われ、次年度は大分県別府市で開催されることが発表され、三重県実行委員会から大分県実行委員会へとバトンが引き継がれました。

 大会を通じて感じたのは、日本全国すべての学校のPTA組織が「生徒のために」という共通の思いを持って活動に励んでおり、そうした活動によって生徒たちに有意義な高校生活がもたらされているということで、昨今全国的な課題となっているPTA非加入問題やPTA不要論などの一部否定的な思想はあるものの、各校PTAの活動やそれを支える保護者の皆さまたちの思いと実践があって、はじめて教育活動が成り立っているのだと改めて再確認した次第です。もちろん時代に合わせて役員の皆さまの負担軽減やPTA関連行事等の精選・変容などは必要不可欠なことであるとは認識していますが、皆さまの活動なくして学校教育は成り立たないことは今も昔も普遍的な事実であり、今後もPTAの皆さまとともに教育活動に取り組んでいかなければならないと強く感じました。

 本校においても課題は山積ではありますが、「生徒のため」という共通の思いのもと、皆さまとともに手を携えて取り組んでまいりたいと決意を新たにしました。日頃の皆さまからの格別なるご支援に改めて感謝申し上げるとともに、今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

文化部の活躍(埼玉県高等学校文化連盟ニュース)

 7月下旬に香川県において令和7年度全国高等学校総合文化祭が開催され、本校書道部3年の村田優月さんの作品が本県代表として出展されたことは、以前ご報告いたしましたが、これに先立って、7月18日付けで発行された「埼玉県高等学校文化連盟ニュース」という新聞に、6月4日に行われた全国総文祭に出展・出場する生徒たちの壮行会の様子が大々的に取り上げられており、先日各学校に配布されました。

記事には、盛大に行われた壮行会の様子のほか、総文祭開催部門全24部門の記事が紹介されており、書道部門では出展者14名を代表して村田さんの記事が下記のとおり掲載されましたので紹介します。

 記事の中で村田さんは、他校生徒や指導者からの助言に耳を傾けるとともに、自分とは異なる書道への向き合い方をする生徒の活動に大きな刺激を受けたと記しています。

 昨今、世の中では「多様性」という言葉が注目を浴びているように、書道に限らず、自分が良いと思うことに対する趣向や思考はそれぞれであり、そうした趣向や思考の違いが個性として尊重される時代へと変わりつつあります。

 他者の取組の素晴らしいところから刺激を受け、自身の感性を補完し、新たな方向性を見出していく。そうした進歩や進化を繰り返しながら、少しずつ高みへと登り詰めていくことが理想的な成長につながるのだと思います。

 皆さんが「南の風」と呼び、高いレベルでの自己実現を目指す仲間たちの中では、こうして刺激し合う姿のことを「切磋琢磨」と言うのだと思います。高校3年間という年月は、必ずしも思いどおりになることばかりではないと思いますが、越南生の皆さんには、いつ、どんな時でも、そうした「高め合える仲間」であり続けてほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、書道部!

第1代表のプライド(関東公立高等学校テニス大会)

 本日8月12日(火)千葉県白子町の白子町サニーコートにて第14回関東公立高等学校テニス選手権大会が開催され、過日行われた県国公立大会で見事優勝を飾った本校男子テニス部が埼玉県第1代表として出場しました。

 昨今多くの運動部活動において、充実した施設設備や部活動に特化して生徒を集める私立高校が各大会の上位を占める中で、この大会は関東各都県の公立高校テニス部のチーム力及び技術力の向上を目指すことを目的とした大会で、各都県の公立高等学校大会を勝ち抜いた精鋭16チームが、「テニスの聖地」である白子町を舞台に、大会初日は4チーム総当りのリーグ戦を戦い、2日目は順位ごとのリーグ戦を行って順位を争う大会形式となっています。

 試合はセルフジャッジで1タイブレークセットマッチとし、シングルス3組、ダブルス2組の合計5組7名が出場し、3勝したチームが勝者となるレギュレーションとなっています。また、各チーム及び選手たちの強化という目的があるため、通常の公式戦のような3勝先取ではなく5試合全てを行い、出場選手たちにハイレベルな試合経験を積ませる配慮が成されているのもこの大会の特徴となっています。

 本校は、埼玉県第1位という位置付けで、水海道一(茨城県第2位)、柏南(千葉県第2位)、松が谷(東京都第3位)と同グループの組み合わせとなり、大会初日のリーグ戦を戦うこととなりました。

 午前9時から始まった初戦の相手は水海道一高校で、第1シングルスと第1ダブルスが同時に試合開始となりました。シングルスには本校エースが登場しましたが、強風の影響もありコントロールが定まらず、ミスから流れを失う負のスパイラルに苦しみ、ゲームカウント1-6で落としてしまいました。ダブルスは逆に相手のミスを誘い、良いリズムで試合を進め、6-1の完勝となりました。続く第2シングルスでは、闘志剥き出しの本校選手が一進一退で進む拮抗したゲームをタイブレークの末7-6で勝利し、更に第2ダブルスを6-1、第3シングルスを6-1で退け、対戦成績4勝1敗でまずは1勝目を挙げました。

 続く2試合目は、関東で最もレベルが高いとされる東京都第3位の松が谷高校で、戦前の予想どおりどの試合も苦戦を強いられました。第1シングルスでは、初戦で力が出せなかった本校エースが、声を出して自身を鼓舞しながら見事なパッシングショットを決めるなど本来の力を発揮しましたが、相手も簡単には崩れず5-7で落とすこととなりました。第1ダブルスは、序盤こそ相手ペースを崩せませんでしたが、声を掛け合いサーブで崩す戦法がハマり、6-3で勝利して勝敗を1勝1敗のタイに戻しました。しかし、続く第2シングルス、第3シングルスはともに相手の厳しいショットに対応できずに連敗し、結局シングルス3敗、ダブルス2勝の対戦成績2-3で惜敗という結果となりました。

 松が谷高校との対戦で苦しい試合を勝利できず悔しい想いをした本校選手たちは、昼食を摂って気持ちを切り替え、リーグ戦最終戦の柏南高校との対戦に臨みました。すると、ここまで2連敗を喫し、フラストレーションMAXの本校エースが見違えるような素晴らしいショットの連続で相手を圧倒し、6-2で幸先よく先勝しました。同時に始まった第1ダブルスは序盤にミスが連発して2-5と絶体絶命の大ピンチとなりましたが、ここから狙いすましたサーブとベースラインへのストロークで攻め、リターンを狙ってボレーで決める戦略が見事にハマり、一気に流れを掴んで、その後は一方的に攻め立て、7-5の逆転勝利を収めました。第2シングルスは、どの試合にも高い集中力で臨み、大きな声で雰囲気を引き寄せる理想的な戦い方で6-4と押し切り、3連勝で対戦成績の勝利を確定しました。その後行われた第2ダブルスと第3シングルスでは、チームの勝利が決まったからかミスが目立ち、3-6、4-6でそれぞれ敗れ、終わってみれば対戦成績3勝2敗での辛勝となりました。

 この結果、リーグ戦の対戦成績は2勝1敗の2位となり、大会2日目の明日は各リーグ戦の2位チームと対戦することとなりました。

 明日は、甲府工業(山梨県第1位)、竹園(茨城県第1位)、八千代(千葉県第3位)との対戦となります。どのチームも本日の対戦相手よりも更に手強い相手となることが容易に想像されます。しかし、そうした強豪チームと大会を通じて本気モードで戦えることは、勝敗以上に選手たちにとって大きな経験となり大切な財産となるはずです。受け身に回らず持てる力を存分に発揮してチャレンジャーとして試合に臨んでほしいと願います。

 また、試合を見ていて強く感じたのは、技術以上にメンタル面の影響が大きいということです。どの選手も、各都県で上位になるだけの能力はあるものの、ネット競技特有の「ミス=失点」という現実から自滅し、負のスパイラルに陥る選手が多く、こうした点で強いメンタルを発揮することができる選手が優位に試合を進めることができているということです。こうしたことからも、この大会を機に、本校選手たちには更なるメンタル強化、特にミスの後のプレーに目を向けて鍛錬を重ねてほしいと願います。

 本日は、お盆のご多用の中、また遠方にも関わらず、たくさんのご家族の皆さまに会場にお運びいただくとともにご声援を賜り、深く感謝申し上げます。また、様々な差し入れなども頂戴し、選手たちも良いコンディションで試合に臨むことができましたこと、重ねて感謝申し上げます。

 本日の皆さまのご対応を拝見して、ご家族皆さまで選手たちに寄り添い、あたたかく見守っていただけていることがしっかりと伝わってきました。こうしたご支援が選手たちを技術的にも精神的にも成長させてくれているのだと強く感じているところでございます。今後とも、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、男子テニス部!

「最高の音楽」を目指して(埼玉県吹奏楽コンクールAの部県大会)

 高校生演奏家たちにとってまさに集大成とも言えるこの日がついにやってきました。昨日8月10日(日)さいたま市文化センター大ホールにて、第66回埼玉県吹奏楽コンクール県大会が開催され、去る8月6日(水)の地区大会において見事金賞を獲得し県大会へと駒を進めていた本校吹奏楽部が、強豪校がしのぎを削り合うAの部(最大演奏人数55人)に出場しました。

 この大会は、第31回西関東吹奏楽コンクールの埼玉県予選を兼ねており、出場校の中でより高い評価を受けた上位9校に9月7日(日)山梨県甲府市で行われる西関東吹奏楽コンクールへの出場権が与えられる規定となっています。

 本校は、平成20年代から6年連続で埼玉県代表の座を掴み、コロナ禍を挟んだ令和5年度、6年度と2年連続で西関東の舞台へと駒を進めており、自他ともに認める吹奏楽強豪校の地位を着実に築き上げてきました。そして、現在の部員たちは本年度も西関東大会への連続出場を自分たちが達成すべき目標とし、さらにその先の全日本吹奏楽コンクールへの出場を夢見て、この1年間自覚とプライドを持って地道な練習を積み重ねてきました。

 本年度の地区予選における県大会シード校が7校であったことを鑑みると、本年度シード権なしから県大会に臨んだ本校は、残り2枠を争う過酷なサバイバルの渦中という立場でありましたが、これまでの歴史や結果を見ても、本校がそれに見合った実力を十分に備えたチームであることに疑いの余地はありません。

 本年度の県大会は、演奏順8番目で、昼食休憩明けのBブロック2番目の演奏となりました。12時50分から始まったBブロックの演奏は、1番目で同じ市内の強豪ライバル校である越谷北高校が素晴らしい演奏を披露したのち、本校55人の精鋭たちが、トレードマークである黒のセットアップに身を包み、楽譜と楽器を抱えて入場してきました。穏やかな表情の中にも適度な緊張感と集中力が感じられ、ひととおりスタンバイが完了したころには55人の視線が指揮者である岡田教諭に集まり、いよいよ1回限りの本番の準備が整いました。

 穏やかな笑顔で頷きながらゆっくりと掲げた指揮者の両手が勢いよく降られた瞬間、課題曲Ⅲのマーチ「メモリーズ・リフレイン」の演奏が始まりました。

 この曲は、明るくリズミカルで動きのあるイベントのBGMを思わせる曲調で、中盤にピッコロが際立つ穏やかで優しいメロディとなり、終盤はアップテンポなリズムで、思わず身体を動かしたくなる盛り上がりを見せながら一気にクライマックスとエンディングを迎えます。曲とともに部員たちも上半身でリズムを刻み、全身を使って演奏している姿が印象的でした。

 続く自由曲は、地区予選と同じ「交響曲第3番」のⅠ・Ⅲ・Ⅳです。前回も書きましたが、この曲は至る所にソロパートが散りばめられており、演奏する生徒にとっては緊張感MAXの曲ですが、その分他校との違いを表現できる曲でもあります。

 ティンパニとチューバの独奏から始まり、序盤は静かで穏やかな雰囲気で始まり、中盤55人の一体感が際立つ重低音が体の芯に響き渡る迫力満点の見せ場を迎えます。終盤は再びソロパートで哀愁漂う寂し気な雰囲気から徐々に穏やかであたたかさを感じるハーモニーに移り変わり、最後は目の前に光が差し、希望に満ち溢れながら未来に向かって走り出すような盛り上がりで一気にクライマックスを迎える曲調で、聴く人にとってはとてもインパクトのある曲でした。

 最後は指揮者の両腕が大きく円を描き、力強く握られるとともにすべての楽器から一斉に音が消え、次の瞬間55人の演奏家たちが立ち上がり、会場から喝采の拍手を受けながら観客に向かって一礼して演奏を終えました。

 演奏を終えた生徒たちは、無事演奏を終えた安堵感と力を出し切った達成感に満ち、穏やかな笑顔でステージを後にしました。

 23校すべての演奏が終了した後に行われた表彰の結果、本校は残念ながら金賞の受賞を逃し銀賞の受賞に留まりました。本年度の金賞は、シード権を保有していた7校に留まり、銀賞の評価を得た9校から2校が西関東大会に推薦されることとなりましたが、本校は、残念ながら推薦校となることができず、目標としていた西関東大会への出場権を獲得することは叶いませんでした。

 吹奏楽部員たちは、120人余りの部員が切磋琢磨する本校一の大所帯ですが、日常はたくさんの教室に分かれ、パートごとに刺激し合いながら基礎基本の練習を繰り返す地道な努力を積み重ねています。そうした意味では「南の風」を標榜する本校生徒たちにとって、まさに象徴的な部活動だと言えます。

 今回は、惜しくも西関東大会出場は叶いませんでしたが、部員たちの奏でる音楽は確実に聴衆の心に響き、聴く人の心を動かす実力を持っています。今回のコンクールでは、ほんの僅かな差で目標を叶えることができず、部員たちは悔しさに涙していることと思いますが、部員たちには、演奏後に会場を埋め尽くした皆さまからいただいた喝采の拍手が物語るように、これまで積み重ねてきた日々の努力と高みを目指し続ける想いの強さ、そしてそれに裏付けられた皆さんが奏でる音楽は確実に私たち聴く者を感動させ、多くの人の心に届いていることに誇りを持ってほしいと思います。

 上位大会がある以上、評価の差があるのは必然であり、目標に届かなかったということは、何かしら足らないものがあったということでもあります。しかし、それは同時に、吹奏楽という枠に留まらず、皆さんにとって更なる成長の可能性があることの証でもあります。

 ひとしきり涙を流したら、気持ちを整理して、顔を上げて、そして新たなスタートに向き合ってほしいと願います。皆さんの奏でる音楽を聴きに来てくださる方々は、そうした姿を望んでいるはずであり、だからこそ寄り添い、応援してくださるのだと思います。

 明日8月12日(火)は越谷ドリームコンサート、そして9月の文化祭、サンクスコンサートと皆さんが立つべきステージは続きます。そうした場で、皆さんが目指す「最高の音楽」を、演奏する皆さんと聴きにくる観客全員でもう一度味わえることを楽しみにしています。

 昨日は、足元の悪い中、たくさんの保護者の皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。こうして部員たちが部の合言葉である「最高の音楽を全員で」を追求し続けられるのも、ご家庭のご理解とご支援があればこそのことと重ねて感謝申し上げます。

 今回は、部員たちが目標としていた西関東大会への切符を手にすることはできませんでしたが、この悔しい想いを下級生たちが引き継ぎ、来年こそはリベンジを果たして夢を手にする瞬間が来ることを、皆さまとともに期待したいと思います。

 今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!

「最高の音楽を全員で」Aの部編(埼玉県吹奏楽コンクール地区大会)

 本日8月6日(水)さいたま市文化センターにおいて、第66回埼玉県吹奏楽コンクール高等学校部門Aの部地区大会が開催され、本校吹奏楽部が出場しました。

 埼玉県吹奏楽コンクールは西関東吹奏楽コンクールの県予選を兼ねるコンクールで、高校生吹奏楽演奏家たちにとって最も権威が高く、1年間の活動の集大成を競い合う、最も思い入れの強い大会であり、同時に3年生部員たちにとっては高校生活最後の公式演奏会となっています。

 吹奏楽の世界では、演奏する人数によってAからDの4つの部門(埼玉県以外ではAからCの3部門)に分かれており、上位大会(県大会以上)への出場権が与えられるのはAの部(31人以上55人以下)とBの部(30人以下)のみで、Cの部(20人以下)とDの部(人数制限なし)は地区大会止まりの規定となっています。本校は、先日出場したDの部に続いて、今回は各校のエースチームが集うAの部に規定上限人数となる55人のチームを編成して出場しました。

 本日の地区予選は県内上位に位置付けられた数校がシード校に指定され、演奏はするものの県大会出場が約束されている中、本校は上位数校の次点に位置付けられ、シード権なしの本番演奏となりました。出場校のうち最終Dグループにエントリーされた本校は、休憩時間を挟んで観客を入れ替えた後、グループの先陣を切って午後3時45分からの演奏となりました。

 演奏開始5分前のブザーとともに55人のメンバーたちがトレードマークの黒のセットアップを身に纏い、楽器と楽譜を抱えてステージに現れ、指揮者である岡田教諭と目を合わせながらスタンバイが完了すると同時に定刻を告げるブザーが鳴りました。次の瞬間部員たちが一斉に起立し、礼をすると、会場を埋め尽くした観客の皆さまから大きな拍手で迎えられました。

 一呼吸置いて指揮者の両腕が振り下ろされると、課題曲Ⅲのマーチ「メモリーズ・リフレイン」の演奏が始まりました。マーチと題されたとおりリズミカルな曲調で、演奏に合わせて部員たちの身体が揺れるタイミングがしっかりと揃っており、部員たちのメンタルが充実し、気持ち良く演奏できているのが伝わってきました。

 続く自由曲には、交響曲第3番からⅠ、Ⅱ、Ⅲを選びました。この曲は、静けさの中でのソロパートが散りばめられており、演奏スキルが際立つ構成で、序盤は穏やかに美しく、中盤は全体での重厚感と迫力ある曲調で、終盤は再び美しいソロパートから徐々に一体感のある演奏となり、最後は山を駆け上がるように一気に盛り上がってエンディングを迎える特徴的な曲でした。

 演奏終了後、一斉に起立した部員たちの顔は清々しく満足感に溢れ、自分たちの目指す「最高の音楽」に近づけたのだと感じました。

 午後5時45分からの結果発表と表彰に参加できるのは出演者のみに限定されているため、ネットで結果を確認すると、金賞の受賞と県大会への出場権を無事に獲得することができました。

 部員たちが最低条件としている西関東大会出場権獲得を賭けて行われる県大会は、8月10日(日)に同じさいたま市文化センターにて行われます。県大会まであと3日、悔いなく準備して万全の体制で県大会に向かってほしいと願います。

 本日は、突然の激しい雷雨となる足元の悪い中、たくさんの保護者の皆さま、OBOGの皆さんにご来場いただき、誠にありがとうございました。皆さまのあたたかなご支援のおかげで無事に県大会出場権を獲得することができました。県大会では、本日の反省を活かしてこれまでで最高の音楽を奏で、西関東大会出場を決めてくれることと信じています。今後とも変わらねご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!

未来の「南の風」の皆さん、越谷南高校へようこそ(第2回学校説明会御礼とお詫び)

 本日8月6日(水)、本校生徒ホール1階の食堂および外国語科棟3階の語学学習室(LL3)にてこの夏2回目の学校説明会を実施しました。

 平日のお忙しい中、また観測史上最高気温を更新するような災害級の暑さの中、ご参加いただきました中学3年生並びに保護者の皆さまには、心より感謝申し上げます。

 各校がこの時期に開催する学校説明会は、多数の皆さまが来校すると予想されることから、大型ファンや冷風機などを駆使した対応策を講じながらも、多くの学校では大人数を収容することができる体育館を会場として実施する中、本校では、ご来校いただいた皆さまの体調管理を最優先するとともに、暑さを気にせずにじっくりとお話を聞いていただきたいとの考えから、空調の整った会場を使用して実施しています。

 そのため、空調設備が整い収容人数の大きな会場として、やむを得ず食堂やLL3(語学学習室)を活用した開催となるとともに、1回当たりの収容人数を会場規模に合わせて制限することとなり、一部ご不便をおかけする状況がございましたことをご理解いただきたく存じます。

 一方で昨年度の反省を活かして本年度は大幅に収容人数を拡大し、1回当たり160組320名を2会場に振り分けて同時展開にて実施するとともに、同じ内容で2部制(2回転)とすることにより、1日当たり合計4回、320組640名の皆さまにご参加いただけるよう対応いたしましたが、それでもなお早期に定員超過となるなど、本校説明会への参加を希望される皆さまには、大変なご不便やご迷惑をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。

 また、本日第1部の生徒ホールの会場では、タイミング悪く冷蔵庫からの急な水漏れがあり、対応作業のためご迷惑をおかけすることとなりました。こちらにつきましても、重ねてお詫び申し上げます。

 本校の学校説明会は、今後2学期末の12月まで実施を予定しておりますが、どの回も基本的な内容に変更はありません。今回お申し込みが叶わなかった方におかれましては、大変申し訳ありませんが、次回以降の回にお申込みいただけますようお願い申し上げます。

 本説明会では、教頭から入学者選抜を含めた学校概要を、また、国際部からは外国語科特有の教育活動についてご説明いたしました。私からは冒頭の挨拶で、出願校を決める上で大切なことについてお話ししました。

 併せて、最後に実施した個別相談では、全体会では伝えきれなかった個々の疑問や質問にお答えするとともに、退室後は校内を自由に見学していただき、施設設備や学校の雰囲気、生徒や部活動の様子などについて理解を深めていただきました。

 校長といたしましては、こうした機会を通じて本校へのご理解を深めていただくとともに、受検校選びの一助となれば幸いであると考えています。そして、本日お越しいただいた皆さんの中から、よりたくさんの受検生が本校を出願校として選び、次年度「南の風」の一員として入学してくれることを願っています。

 頑張れ、受検生!頑張れ、未来の南の風たち!

逞しさとともに帰国(オーストラリア海外研修)

 7月23日(水)からシドニー(オーストラリア)での海外研修に挑戦していた2年生25名が2週間の海外生活を終えて本日8月5日(火)夜の便で帰国し、無事羽田空港に降り立ちました。当初午後8時40分に到着予定でしたが、若干の遅れと上空での着陸調整などがあり、予定より2分遅れの午後8時42分に到着しました。

 到着後は駐機エリアから送迎バスでターミナルに移動したり、入国審査や手荷物受け取りなどのため30分ほどの時間がかかりましたが、午後9時20分頃には、胸に大きく「I SYDNEY」とプリントされた揃いのTシャツを纏って元気な笑顔で到着ゲートから出てきました。

 ゲートの周囲にはたくさんのご家族の皆さんがお迎えに駆けつけていただいており、2週間ぶりの家族との再会に笑顔が弾けていました。ご家族の皆さんにおかれましては、夜遅くの時間ではありましたが、ご対応いただき誠にありがとうございました。

 引率教諭からの報告では、生徒たちは各々現地校での学習活動やホストファミリーとの生活などに積極的にTryし、良好に研修を進めていたと聞いておりましたが、初めての海外、初めてのホームステイ、初めての英語づくしの生活、体験するすべてが刺激的だと感じるとともに、文化や風習などの違いに戸惑ったり、思っていたことと異なる反応があったりと、すべてが順調なわけではなく一定のストレスも抱えながらの生活であったに違いありません。しかし、そうした思いどおりにならない生活の中で対話によって落としどころを見つけ、相互にポジティブな生活を送ることにTryできたことは、皆さんにとって掛け替えのない経験となったはずです。ゲートで見せてくれた笑顔から、そうした困難を乗り越え、逞しく、そしてしなやかに生きる術を身に付けられたのだと感じました。

 全員がゲートを出たタイミングで最後のミーティングがあり、集合した生徒たちの顔つきは、一様に長旅の疲れはあるものの、出国前より明らかに大人へと成長し、眩しく輝いて見えました。

 私からは、せっかく英語で話すことに対する抵抗感が下がったのだから、この感覚を忘れないように英語で話す機会を確保してほしいと伝えました。また、貴重な機会を与えてくれた保護者の皆さまに感謝しようと伝えました。

 その後、引率した担任からは、この経験を今後に生かすこと、また英語科の教員からは、現地で受けたありがたい対応を、今度はみんなが外国人の誰かにしてあげることで、世界が繋がるとの話しを受け、生徒たちは胸に染みているようでした。

 最後に、今回の研修の旅を安全安心かつ有意義な旅となるようご尽力いただいた㈱JTBの添乗員さんに、参加者を代表してリーダーからお礼の言葉とささやかなプレゼントが贈られ、和やかな雰囲気で解散を迎えました。

 解散後は、参加者全員で集合写真を撮影し、名残惜しそうに仲間たちとの挨拶を交わしたあと、三々五々保護者の皆さまとともに帰路につきました。

 生徒たちには、今回の海外研修での様々な経験を忘れず、グローバルな視点で社会に目を向けて、今後一層学習に励みながら夢に見る未来の自分を手に入れてほしいと思います。

 また、久しぶりに自宅に着いたら、まずご家族の皆さんにオーストラリアでの経験を、たっぷりと話してほしいと願います。

 そして、明日以降、現実の生活にもどり、今まで以上に、元気に学校生活を送ってほしいと願います。今回のチャレンジで一回り逞しく成長した皆さんなら、必ずできると信じています。

 保護者の皆さまにおかれましては、高額な渡航費のご負担を含め、格別のご理解とご支援を賜り、深く感謝申し上げます。こうして生徒たちが貴重な経験を積むことができましたのは、保護者の皆さまのご理解とあたたかなご配慮のおかげであり、重ねて感謝申し上げます。

 今後とも、変わらず本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風たち!

いざ、埼玉県の頂点へ(男女テニス部国公立大会)

 去る7月24日(木)25日(金)の2日間、熊谷さくら運動公園テニスコート他、県内各所で第12回埼玉県国公立高等学校テニス大会兼第14回関東公立高等学校テニス大会埼玉県予選会が開催され、本校男女硬式テニス部が出場しました。

 この大会は、埼玉県国公立高等学校テニス大会実行委員会が主催する大会で、公立私立の別なく参加できる一般的な高校生の主要公式大会とは異なり、国公立高等学校硬式テニス部の強化と参加校所属部員たちの技能向上及び人格の形成を目的としたもので、本県のみならず関東各都県で同様の予選会を開催した上で、上位大会として関東大会を開催する権威ある強化育成大会となっており、本校のように部活動に力を入れる部員たちにとっては高体連主催の公式大会と並んで、自分たちの現在位置を確認するための重要な大会となっています。

 大会形式は、シングルス3組、ダブルス2組の合計5組がそれぞれ1セットマッチの試合を行い、3試合先取で勝敗を競うレギュレーションとなっており、本県からは上位2チームが8月12日(月)13日(火)に千葉県白子町にて行われる関東大会への出場権を獲得する規定となっています。

 本年度の埼玉県大会には男女各64チームが出場し、県内国公立高等学校の頂点を目指して熱戦を繰り広げました。

 本校女子チームは3年生が引退したことにより部員数が減少し、本年度は同じ越谷市内の越谷西高校と合同チームを編成して大会に臨みました。大会前には、お互いの学校を行き来しながら一緒にトレーニングを重ねて切磋琢磨するとともに、チームワークを高めて大会に臨みましたが、迎えた1回戦が県内有数の強豪校である川越女子高校(今大会ベスト4進出)との対戦となり、本校選手も合同チームを組んだ越谷西高校の選手も大健闘の活躍を見せましたが、一歩及ばず試合カウント2対3で残念ながら初戦にて惜敗という悔しい結果となりました。

 本来であれば試合経験を重ねるとともに上位進出を果たし、自分たちが積み重ねてきたことに対して手応えを感じたいと考えていたはずなので、早期の敗退に不完全燃焼であったり言いようのない悔しさを感じているのだと思います。しかし、そうした悔しさを味わった先で自分たちの敗因に真摯に向き合うからこそ、再び立ち上がった時には一回りも二回りも強くなれるということもまた事実です。

 勝負事には勝者がいれば、必ず敗者もいるのであり、今回の大会では自分たちに足りないものがあったからこそ接戦の場面で勝利につなげることができなかったのだと思います。そうした敗因と今回感じた悔しさにしっかりと目を向けて新たなスタートを切るとともに、次なる公式戦である新人戦のコートでリベンジを果たしてほしいと願います。いつも直向きに努力を続けている皆さんなら、必ずできると信じています。

 対する男子チームは部員数も十分な人数を確保しており単独チームとして出場しました。男子チームはこれまでも個人戦で県大会上位進出を果たしており、今回はノーシード扱いとなりましたが、自信とプライドを持って大会に臨みました。

 1回戦は同じ東部地区の八潮南高校に試合カウント5対0と完勝し、2回戦では南部地区の県立川口高校を3対0、続く3回戦では南部地区の浦和東高校に5対0と1試合も落とさずにパーフェクトな戦績でベスト8まで勝ち上がったことによりチーム全体が自信を深め、良いムードで士気も高まりました。

 勢い付いた本校男子チームは、続く4回戦準々決勝で第4シードの所沢北高校を破って勝ち上がった東部地区の松伏高校と対戦し、粘る相手に対して今大会初めてゲームを失ったものの、試合カウント3対2で激戦を制して堂々のベスト4に勝ち名乗りを挙げました。

 勝てば関東大会出場権を獲得する大一番を迎え、緊張感MAXの中、迎えた準決勝では、第1シードの県立浦和高校を撃破して勢いに乗る東部地区の雄、春日部高校との対戦となりました。決勝進出を賭けて睨み合う本校選手の闘志は充実し、チームが一丸となって試合に臨む中、試合開始から相手を上回る熱量で試合をリードし、苦しみながらも危なげなく3対0の完全勝利につなげ、決勝進出と関東大会出場権を獲得しました。

 決勝進出を果たした本校チームは勝利の余韻に浸る間もなく気持ちを切り替え、ノーシードからの下剋上を果たす挑戦者としてトーナメントのBゾーンを危なげなく勝ち上がってきた強豪川口北高校との決勝戦に臨みました。

 川口北高校も本校同様に文武両道を志向する進学校であり、生徒の集中力も高く、決して侮れない強豪校ですが、大会の直前にトレーニングマッチで対戦し、お互いに手の内を把握した中での対戦となり、しかもトレーニングマッチで勝ち越していたこともあって、自信を持って決勝の舞台に立つことができました。

 試合は予想どおり一進一退の大接戦となり、苦しい展開が続く中、本校選手たちはこれまで積み重ねてきた自分たちの力を信じ、出場したどの選手も高い集中力を持って相手コートにボールを打ち込みました。相手も簡単に崩れずどちらが勝ってもおかしくない熱戦の中、試合の行方は最終5組目までもつれ、気力と体力、チーム力で上回った本校が最終ゲームを制して試合カウント3対2とし、悲願の優勝をもぎ取るとともに埼玉県国公立高等学校の頂点に立ちました。

 この結果、本校男子チームは、決勝戦で接戦を演じた川口北高校とともに8月12日(月)13日(火)に千葉県白子町にて行われる関東公立高等学校大会に出場することとなりました。

 男子チームが栄光を手にした一方で、女子チームは残念ながら初戦敗退となりましたが、本校の男女硬式テニス部の選手たちは、連日の猛暑など厳しい環境の中、6面あるコートを共有しながら一緒に活動することも多く、日頃から自主的に朝練に取り組んだり、根気強く基礎基本の練習を繰り返したりと、妥協せず主体的に高みを目指し続ける姿は、まさに「南の風」に違わない熱心な活動を続ける部活動のひとつと言えます。更には、部員たちの熱意に負けずに情熱を持って指導に寄り添う顧問の存在も大きな強みです。

 関東大会というハイレベルなステージでの闘いに臨む男子チームには、そうした努力を積み重ねる女子部員たちや大会へのエントリーが叶わなかった男子部員たちの想いも背負って、テニスの聖地、白子の地で、思い切り「南の風」を吹かしてきてほしいと願います。

 保護者の皆さまにおかれましては、日頃から生徒の活動に格別のご理解とご支援を賜り、深く感謝申し上げます。こうして情熱を持って部員たちが活躍できるのも、保護者の皆さまをはじめとしたご家族の皆さまの支えがあってこそのことと捉えています。今後も更なる高みを目指して邁進してまいりますので、引き続き変らぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、男女テニス部!

悔いのない高校選びのために(第1回学校説明会御礼とお詫び)

 本日7月28日(月)本校生徒ホール1階の食堂および外国語科棟3階の語学学習室(LL3)にて第1回学校説明会を実施しました。

 平日のお忙しい中、また猛暑厳しき折、ご参加いただきました中学3年生並びに保護者の皆さまには、心より感謝申し上げます。

 この時期の学校説明会と言えば、多数の中学生とその保護者の皆さまが来校すると予想されることから、多くの学校では大型ファンや冷風機などを駆使しながら大人数を収容することができる体育館を会場として実施する中、本校では、ご来校いただいた皆さまの体調管理を最優先するとともに、暑さを気にせずにじっくりとお話を聞いていただきたいとの考えから、空調の整った会場を使用して実施しているため、やむを得ず食堂やLL3での開催となるとともに、1回当たりの収容人数を会場規模に合わせて制限することとなりましたことをご容赦いただきたく存じます。

 また、昨年度はLL3教室のみでの実施を計画していたことから、申込み受付開始後わずか数分で定員超過となり、急遽会場を増やして展開数を広げることで対応いたしました。

 こうした課題を可能な限り改善すべく、本年度は1回当たり160組320名を食堂(100組200名)と語学学習室(60組120名)の2会場に振り分け、時間差で同時展開にて実施するとともに、同じ内容で2部制(2回転)とすることにより、1日当たり合計4回、320組640名の皆さまにご参加いただけるよう対応いたしましたが、それでもなお早期に定員超過となるなど、本校説明会への参加を希望される皆さまには、大変なご不便やご迷惑をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。

 本校の学校説明会は、今後2学期末の12月まで実施を予定しておりますが、どの回も基本的な内容に変更はありません。今回お申し込みが叶わなかった方におかれましては、大変申し訳ありませんが、次回以降の回にお申込みいただけますようお願い申し上げます。

 本説明会では、教頭から入学者選抜を含めた学校概要を、また、国際部からは外国語科特有の教育活動についてご説明いたしました。私からは冒頭の挨拶で、出願校を決める上で大切なことについてお話ししました。

 併せて、各回の終了後にはご希望される方に対して個別相談を実施し、全体会では伝えきれなかった個々の疑問や質問に対応するとともに、校内を自由に見学していただき、施設設備や学校の雰囲気、生徒や部活動の様子などについて理解を深めていただきました。

 校長といたしましては、こうした機会を通じて本校へのご理解を深めていただくとともに、受検校選びの一助となれば幸いであると考えています。そして、本日お越しいただいた皆さんの中から、よりたくさんの受検生が本校を出願校として選び、次年度「南の風」の一員として入学してくれることを願っています。

 頑張れ、受検生!頑張れ、未来の南の風たち!

「最高の音楽を全員で」第1弾(埼玉県吹奏楽コンクールDの部)

 本日7月26日(土)さいたま市文化センターにおいて、第66回埼玉県吹奏楽コンクール高等学校部門Dの部が開催され、本校吹奏楽部が出場しました。

 吹奏楽コンクールは第31回西関東吹奏楽コンクール埼玉県大会の地区予選を兼ねるコンクールで、吹奏楽部員たちにとって最も権威があり、1年間の活動の集大成を競う最も重要な大会であり、同時に3年生部員たちにとっては高校生活最後の公式演奏会となっています。

 吹奏楽の世界では、演奏する人数によってAからDまで4つの部門に分かれており、上位大会(県大会以上)への出場権が与えられるのはAの部(31人以上55人以下)とBの部(30人以下)のみで、Cの部(20人以下)とDの部(人数制限なし)は地区大会止まりの規定となっています。Cの部とDの部の設定は埼玉県独自の規定となっており、Aの部やBの部に出場する学校でも、Aの部やBの部に出場していない生徒で構成したチームでCの部やDの部に出場することが可能な規定となっています。このため、Aの部にエントリーされなかった生徒たちも1年間の集大成としてAの部と同じ緊張感のあるステージに立ち、多くの観客の前で演奏することができるよう配慮されており、本校はAの部に55人のチームを編成し、Dの部には57人のチーム編成で出場することとなりました。

 午前9時30分ごろに会場に到着すると、既に本校生徒たちも会場入りしており、午前10時の開場直前には揃いのステージ衣装に着替え、緊張した面持ちでリハーサル会場に向かっていきました。ロビーですれ違う生徒たちは、私に気付いて笑顔で挨拶してくれましたが、その目は真剣そのもので、本番に向けて集中力が高まっている様子がうかがえました。また、緊張が高まる生徒たちをAの部にエントリーされた生徒たちが献身的にエスコートし、チーム全員で本番に臨む姿が印象的でした。

 午前10時50分過ぎ、演奏順3番目でステージに登場した生徒たちは、前の演奏校との人数差が大きかったことから慌ただしいセッティングとなりましたが、全員が座席につき、学校紹介のアナウンスに続いて大きな拍手で迎えられるとスイッチが切り換えられたように顔つきが変わり、指揮者である山内先生に全員の視線が集まった直後に会場が静寂に包まれ、振り下ろされた手に合わせて演奏が始まりました。

 本日披露した曲はミュージカル「レ・ミゼラブル」よりと題した曲で、前半は明るく穏やかな曲調で進みますが、中盤には重低音の響く重厚で迫力のある曲調となり、ソロパートを挟んだ終盤には、再びアップテンポの明るい曲調となる変化に富んだインパクトのある曲でした。

 ステージに立った57名の部員たちは、身体全体を使ってそれぞれが自分のパートをしっかりと演奏し、様々な楽器の音色が折り重なって美しいハーモニーを奏でていました。

 最後は、山内先生の手の動きが大きくなるとともにクライマックスを迎え、回された右手が握られた瞬間に一斉に音が消え、次の瞬間、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

 一斉に起立して一礼した生徒たちは、やり切った感のあるとても良い顔つきで、自分たちの中でも手ごたえを感じられる演奏ができたのだと感じました。

 会場を出ると、他校の顧問の先生や吹奏楽に精通する方々とお会いする機会がありましたが、どの方からも「越谷南の演奏は素晴らしいね!」とお褒めの言葉を頂戴することができ、本校部員たちの努力の積み重ねが、専門的立場の方々からもしっかりと評価されているのだと大変嬉しく誇らしい気持ちになりました。

 本年度Dの部には18チームが出場し、本校チームは銀賞の受賞となりました。出演した生徒たちは金賞を目指していたので悔しい思いがあるのだと思いますが、演奏後に会場に鳴り響いた拍手は金賞を獲得したチームにも決して劣るものではありませんでした。会場の皆さんは、本校チームの演奏の素晴らしさを分かってくれていたはずです。こうして観客の皆さんからの称賛をいただけたのは、100人を超える部員たちが日々地道な練習を積み重ねるとともに、全員が常に高みを目指して挑戦し続けてきた成果でもあると言えます。

 本校吹奏楽部は、このあと8月6日(水)にAの部のチームが地区大会の本番に臨みます。西関東大会常連校としての誇りを持つとともに、Dの部の仲間たちの想いも背負って、奢らずに全力で音楽に向き合い、8月10日(日)の県大会、そしてその先にある西関東大会へと向かってほしいと願います。

 本日は、熱さ厳しい中、たくさんの保護者の皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。こうして部員たちが部の合言葉である「最高の音楽を全員で」を追求し続けられるのも、ご家庭のご理解とご支援があればこそのことと重ねて感謝申し上げます。本校吹奏楽部は西関東、そして全国へと更なる高みを目指して参ります。今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!

国内留学 in Fukushima(外国語科1年生サマーセミナー)

 昨夜遅く2学年の希望者25名がオーストラリア・シドニーでの海外研修のため羽田空港を飛び立っていったことは昨日のブログでお知らせしましたが、これに続き本日7月24日(木)の朝には、外国語科1学年の生徒40名がサマーセミナーのため大型バスで福島県内の研修施設に向けて学校を出発しました。

 生徒たちは、朝早くからスーツケースを転がしながら学校に集合し、強烈な日差しが照り付ける中、爽やかな笑顔を振りまきながら楽しそうに挨拶をしてくれ、さながら遠足にでも行くかような高揚感と期待感に包まれていました。

 サマーセミナーは、海外研修と同様に日本語を使えない生活環境の中で、外国人講師やスタッフの方々の指導のもとで学習活動や日常生活に取り組むことにより英語運用能力の向上を目指すとともに異文化に触れながら国際人としての教養や社会性を向上する宿泊研修型の国内留学事業で、外国語科の生徒は1年次に福島県天栄村にあるBritish Hillsでの研修に臨むことが必須となっています。

 British Hillsは国内に居ながらにして英国に留学したかのような体験型の英語学習ができる語学研修専用施設として30年ほど前に神田外語大学を経営する学校法人佐野学園が羽鳥湖高原に建設したテーマパークで、建物も庭も働く人々も、標識や看板に至るまですべてが英国様式で統一されており、一歩敷地内に入るとまさにそこはイギリスの街並そのものの模擬海外体験の世界が広がっています。

 こうした特色から、British Hillsは異文化理解や国際理解教育に力を入れる学校が全国各地から訪れる特別な施設であり、ここでの宿泊研修はTGG(Tokyo Global Gateway)とともに本校外国語科生徒に用意された特別な研修プログラムとなっています。

 生徒たちは、バスに乗り込んだ瞬間から本校に帰着するまで、自由時間であっても一切の日本語を禁止され、2泊3日の間、まさに英語漬けの生活を送ります。現地では、学校の授業と同様に様々なレッスンが用意されており、外国人講師の方々の指導を受けながら体験型の学習活動に取り組みます。また、学習活動のほかにも複数のアクティビティが用意されており、チームで楽しみながら英語での日常に慣れていく機会も用意されているので、生徒同士の距離感が縮まり結束力も高まります。こうした副次的な成果は、3年間クラス替えがない外国語科の生徒たちにとって、卒業まで居心地の良い関係を維持するためには、とても重要なファクターであると言えます。

 例年の様子を見ていると、生徒たちは「日本語禁止」の制約に、はじめのうちは不便さとストレスを感じながら研修に取り組み始めますが、次第に英語での会話や生活に慣れ、帰校する頃には英語でコミュニケーションすることに対する精神的ハードルが大きく下がり、英語活用に対する自己肯定感や自信が一気に向上するようです。

 本日出発した1年生諸君も、初日である本日は「日本語禁止」に戸惑いつつも、明後日の夕刻に帰校する頃には、一回り逞しい姿になって帰ってきてくれることでしょう。また、こうした経験を通して、1人でも多くの生徒がグローバルな舞台での活躍を目指してほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、外国語科!

飛び出せ異国の地へ(オーストラリア海外研修)

 本日7月23日(水)羽田空港第2ターミナルから22時45分出発のANA879便にてオーストラリア海外研修に参加する2年生25名が引率教諭2名と添乗員1名とともにシドニー国際空港に向けて出発しました。

 羽田空港からシドニー国際空港までは9時間余りの長旅となりますが、機中でしっかりと睡眠をとって、明日の朝、目が覚めたころには、眩しい朝日とともにシドニーの美しい街並みが皆さんの目に飛び込んでくるはずです。

 この海外研修は、外国語科を併設し、異文化理解と国際理解教育に力を入れる本校の大きな行事の一つであり、外国語科の生徒を中心に普通科の生徒も加えた2年生の希望者が、海外でのホームステイと現地校での授業参加や国際交流事業などを通じて異文化に触れ、ネイティブな人たちとの英語での交流にチャレンジするもので、グローバルな視点を身に付け、英語活用力を向上させるための体験を通じた生きた学びの機会となっています。

 今年度は、外国語科の生徒19名と普通科の生徒6名の合計25名が参加し、シドニー西部の現地校St.Paul’s Grammer schoolでの授業参加を中心としながら、Macquarie Universityでの学習活動や、ホストファミリーとの生活などに挑戦します。また、滞在初日と最終日には、シドニー市内の観光名所であるオペラハウスやタロンガ動物園への観光、市内の自由散策時間も組み込まれ、まさにオーストラリアを満喫しながら英語での海外生活に挑戦できる貴重な体験の場となっています。

 今夜、保護者の方々に見守られながら羽田空港に集合した生徒たちは、大きなスーツケースを転がしながら一様に素晴らしい笑顔で、初めての海外生活となる生徒も多い中、その瞳はキラキラと輝いており、これから始まる未知なる経験に、ワクワクドキドキが止まらない様子でした。

 集合場所では、真っ先に何よりも大切なパスポートを確認しながら、百戦錬磨のベテラン添乗員さんから注意事項や今後のスケジュールなどの指示に耳を傾けていました。

 現地では、生徒たちが引率教員や添乗員さんと顔を合わせる機会は、全体行動となる市内観光や現地校、大学での学習時間に限られ、その他の時間は、個々に振り分けられたホストファミリーと過ごすことになります。特に期間中2度にわたって設定された週末は、ホストファミリーたちと終日行動を共にすることとなります。本校生徒のご家族やご家庭がそれぞれの生活スタイルを持つように、生徒たちを迎えるホストファミリーの皆さんも、それぞれ違った歓迎や対応の仕方があることと思います。

 そうした文化や風習の違いを肌で感じつつ、自身の英語力やコミュニケーション力を駆使して意思の疎通を図り、心が通じ合えるという経験を、可能な限りたくさん積んでほしいと願います。

 もちろん、現地校での授業など現地での学習時間には、引率教諭や添乗員も帯同しますが、日本語が通じ困ったときにアシストしてくれる大人に頼らず、自分の意志と力で海外での日常生活を重ねる経験は、皆さんの自己肯定感を高め、自分に自信を持つことができるとともに、単に語学力の向上に留まらず、視野、思考、行動など様々な面での成長をもたらしてくれるはずです。本校に毎年やってくる外国人留学生たちがそうであるように、失敗や上手くいかないことなど気にせずに、思い切り自分を表現してきてほしいと願います。

 8月5日(火)に帰国した際には、過去に同研修に参加した先輩たちと同じように、海外生活や外国人への距離感が一気に縮まり、自信に満ちて一回り大きくなった皆さんの姿に会えることを期待しています。

 本日は平日の遅い時間にもかかわらず、多数の保護者の皆さまにお見送りいただき、心より感謝申し上げます。また、今回の海外研修への参加に当たり、経済的なご負担も含め、格別のご理解とご支援を賜り、重ねて感謝申し上げます。わずか14日間の海外生活ですが、生徒たちにとっては何事にも代えがたい特別な経験となるはずです。様々な面で一回り大きくなって無事帰国することを、皆さんとともに期待したいと思います。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

 

「1,056」(第1学期終業式)

 本日7月18日(金)、午前9時より第1学期終業式を実施しました。本来であれば、体育館に全校生徒を集合させて対面で実施したいところですが、本校では、暑熱対策の観点から生徒の健康管理を優先し、夏季の集会行事はリモート(映像配信)にて実施しており、昨日の表彰式及び壮行会に続き、本日の終業式も冷房の効いた快適な教室にてリモートでの実施となりました。

 終業式の冒頭で行った校長講話では、「1,056」という数字をテーマに、生徒たちにとっては長いようでアッという間に終わってしまうのが慣例である夏季休業期間をどのように過ごすべきかについてお話ししました。

 講話の中では、スティーブ・ジョブズやデール・カーネギーの言葉を引用し、限りある時間を無駄にすることなく、自己実現のために必要だと思うことや自分がやりたいと思うことに思い切り挑戦してほしいと伝えました。

 私は、以前から「今、この瞬間を大切にできない人は、明日も明後日も大切にすることはできない」と考えています。また、どんな状況であっても、「自分の置かれている現在の環境で花を咲かせようとすることができない人は、条件の整った環境に行っても決して花を咲かすことはできない」とも考えています。

 だからこそ、できない理由を探したり、自分が置かれている現状に不平不満を唱えるのではなく、何事も、目の前にある現状を受け入れて、その中で全力を尽くし続けることのみが成功への唯一の道なのだと生徒たちに伝えました。

 人は誰でも弱いもので、他人には厳しい物言いができたとしても、自分自身に対して厳しい視点を持って生きることがなかなかできないのが現実です。高き理想は掲げても、知らず知らずのうちに易きに流れ、困難を克服できない自分を何とか理由を付けて正当化したくなるものです。前述のように偉そうなことを言っている私自身だって、そうした考えに至る場面にこれまで幾度となく遭遇しているのが現実です。だからこそ、自分自身への戒めも込めて、生徒たちにも高い理想を掲げて未来に向かい、着実にステップアップを遂げてほしいとお話ししました。

 人生の後半戦を生きる私たち初老年代の者とは異なり、無限の可能性と明るい未来が拓けている生徒諸君には、理想の自分を手に入れるために、自分自身で時間の使い方をコントロールできるこの長期休業期間を有効に活用して、しっかりと自分を磨き、やがて来るべき社会生活でライバルたちと競い合うときに備えて、自分なりの武器を手に入れてほしいと願います。 

 その武器を手にするためには大きな困難と苦労が伴うと思いますが、いつかきっとその武器が役立つ時がやってくるはずだし、たとえ手に入れた武器が役立つ瞬間を感じることができなくても、真剣に自分磨きに向き合って妥協することなく過ごした日々は、皆さんを大人へと成長させ、今後の未来を生き抜く上で、皆さんの生き方を支える大きな財産となるはずです。

 1,056時間後に迎える2学期の始業式で、今よりも一回り逞しく成長した皆さんの笑顔に会えることを楽しみにしたいと思います。

 保護者の皆さまにおかれましては、日頃より本校の教育諸活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。ここまで大きな事故など無く、無事に第1学期を終了することができましたことを此処にご報告いたします。生徒たちが勉学にも部活動にも熱い情熱を持って取り組み、素晴らしい成果につなげることができているのは、偏に保護者の皆さまのご支援とご協力があればこそのことであり、重ねて感謝申し上げます。明日より1,056時間(44日間)の夏季休業期間となりますが、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

輝きを放つ無数の星たち(表彰式及び壮行会)

 本日7月17日(木)午前9時から1学期最後の表彰式と壮行会を実施しました。本来であれば、体育館に全校生徒を集合させた上で当該生徒をステージに登壇させ、生徒たちの目の前で華やかに讃えたいところですが、本校では、暑熱対策の観点から生徒の健康管理を優先し、夏季の集会行事はリモート(映像配信)にて実施しています。スタジオとなる特別教室からPCや配信機材と2台のカメラを駆使して映像を配信し、生徒たちは各クラスでスクリーンに映し出された映像を見ながら、大きな歓声と拍手が廊下に響いていました。こうした式典では、生徒会の生徒たちが進行や映像配信を担当し、それぞれの役割分担をしっかりとこなしながら式典全体を管理運営しており、上級生が下級生にレクチャーしながら業務に当たってくれています。こうして大切な行事が生徒たちの手によって主体的に運営できるのも、本校のとても素晴らしい伝統なのだと感じます。

 表彰式では、6月以降に行われた大会や発表会等で成果をあげた以下の生徒たちが表彰されました。

1 男子ハンドボール部

  学校総合体育大会兼全国高等学校総合体育大会県予選会 第3位

2 男子ハンドボール部 長原俊太(3年)

  学校総合体育大会兼全国高等学校総合体育大会県予選会 優秀選手賞

3 女子ハンドボール部

  学校総合体育大会兼全国高等学校総合体育大会県予選会 第3位

4 女子ハンドボール部 倉持歩美(3年)

  学校総合体育大会兼全国高等学校総合体育大会県予選会 優秀選手賞

5 写真部 浜田琉海(2年)

  第44回埼玉県高等学校写真連盟写真展 優良賞

6 写真部 矢島史悠(3年)

  第44回埼玉県高等学校写真連盟写真展 奨励賞

7 放送部 亀井優羽(3年)

  第72回NHK杯全国高等学校放送コンテスト埼玉県東地区大会朗読部門 入選

8 放送部 岩渕百愛(2年)

  第72回NHK杯全国高等学校放送コンテスト埼玉県東地区大会朗読部門 入選

9 放送部 松村美空(3年)

  第72回NHK杯全国高等学校放送コンテスト埼玉県東地区大会アナウンス部門 入選

10 放送部 高井志埜(2年)

  第72回NHK杯全国高等学校放送コンテスト埼玉県東地区大会アナウンス部門 入選

 続いて、昨年度から本年度にかけて海外に長期留学し、無事帰国して本校での学校生活に復帰した山口マーサさん(3年外語科)、中川心里さん(3年外語科)の2名から、留学生活の報告がありました。2名とも充実した留学生活を送れたようで、異国の文化を肌で感じるとともに、日本文化の伝承にも励んできたと報告がありました。この貴重な経験を活かして、グローバルな視点で未来を切り拓いてほしいと願います。

 最後に、8月以降10か月間の海外留学に旅立つ小林四季くん(2年)と全国高等学校総合文化祭に出場する書道部の村田優月さん(3年)の壮行会が行われました。生徒会長の激励の後、2名から現在の想いと決意が語られ、新たな挑戦に向けて気持ちが高まっている様子が感じられました。

 海外への留学は、本人の志だけでなく、学力レベルや家族の理解、経済状況など、様々な条件をクリアしなければ挑戦することができません。そうした条件をクリアできた背景には保護者や支援者の存在が大きく影響していると言えます。だからこそ、単なる経験ではなく、グローバルな社会に飛び出すための糧となるような学びと経験を得て、無事に帰国してほしいと願います。

 また、全国総文祭は、数多いる県内高校生書道家の中で、選ばれし者だけが参加することができる最高のステージです。書道部は昨年に続き2年連続の全国の舞台への出場となり、村田さんをはじめ、すべての書道部員たちが日々地道な努力を積み重ねてきたことが報われた成果であると思います。自信を持って、胸を張って埼玉県の代表として大会に臨み、「南の風」を吹かせてきてほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

遥かなる道「甲子園」(野球部夏の全国大会予選)

 一昨日の7月13日(日)、越谷市民球場にて第107回全国高等学校野球選手権埼玉大会の1回戦が行われ、本校野球部が夏の甲子園に挑戦する闘いが始まりました。

 この大会は、夏の風物詩ともいえる全国高校野球夏の甲子園大会の県予選であり、県の頂点を極めたチームのみに全国の高校球児たちの聖地、阪神甲子園球場で行われる全国大会に出場する権利が与えられるレギュレーションとなっています。

 本校1回戦の対戦相手は、同じ越谷市に所在する越ケ谷高校となりました。越ケ谷高校は、歴史や伝統の部分では本校の2倍に当たる100年の年月を積み重ねてきた越谷市を代表する伝統校ですが、それぞれが独自の特色を前面に打ち出しながら、地元の高校生たちの青春を支える学校として切磋琢磨してきたライバル校でもあります。

 試合は、ギラギラと太陽が照り付け額から汗が噴き出すような猛暑の中、球場内に鳴り響くサイレンの音とともにプレーボールとなり、相手校の先攻で始まりました。本校は先発の3年生投手がセットポジションから力強く投げ込み、先頭打者をショートゴロに仕留めて幸先よくスタートしたかに見えましが、続く2番打者にセンター前にはじき返されるとエラーで先制を許し、四球とライト前タイムリーで初回から2点を先制される苦しい展開となりました。

 2回表からは投手が交代となり、ヒットを許す苦しい展開は続くものの野手の踏ん張りもあり4回まで無失点に抑えることができました。

 迎えた3回裏、本校の攻撃は下位打線から始まり、2者連続三振で相手のリズムを崩せないまま意気消沈しかけていたところで、2巡目となった1番打者が見事にセンター前にはじき返し、2アウトながら反撃の狼煙を上げます。これに動揺した相手投手は、続く2番打者に死球を与え、本校は2アウト1,2塁とこの日初めてのチャンスを迎えました。このチャンスに3番打者が見事なセンター返しでタイムリーを放ち、待望の1点を返しました。勢いに乗るベンチに加えてスタンドも一気に盛り上がり、押せ押せの雰囲気となりましたが、続く4番打者の当たりはバットの芯を捉えたものの、無情にもセンターフライに倒れ、同点の好機を生かすことはできませんでした。

 4回はともに凡退し、迎えた5回表、相手校の攻撃では、先頭打者に四球を与えると、すかさず2盗(2塁へ盗塁)を許し、手堅く送りバントで1アウト3塁の場面となり、センターへの犠牲フライにより追加点を奪われてしまいました。 更に、6回表には、センター前、ライト前に連続安打を許すと、送りバントと2回のスクイズで2点を失い、1対5と4点のビハインドとなりました。

 迎えた6回裏、本校に再びチャンスが訪れます。相手投手が突如制球を乱し、1本のヒットと4つの四球で2点を返し、再び2点差と詰め寄ります。

 しかし、続く7回表、相手の攻撃で、本校投手も制球が整わず、先頭打者に四球を与えると、続く打者にはストライクを取りにいった甘い球を左中間に運ばれ1点を失いました。続く打者にもセンターへの犠牲フライを打たれこの回2失点、その後2四球と1死球で満塁のピンチを迎えたところで投手交代。4番手投手が続く打者をセカンドゴロに抑えて何とか切り抜けました。

 更に8回と9回にはともに四球で走者を出し、バックホームに備えてやや前進気味の外野手の頭上を越えるタイムリーを浴びて1点ずつ失い点差を広げられました。

 対する本校は、何とか反撃の糸口をつかんで再び狼煙を上げるべく、円陣を組んで気合を入れ直して攻撃に臨みます。スタンドの応援も、グラウンドで戦う選手の背中を押すべく、吹奏楽部の迫力ある音楽に乗せ、チアダンス部のキュートな踊りと応援担当野球部員たちの声援でスタンド内は最高潮となり、選手と応援団がまさに一体となった最高の雰囲気で、闘う野球部員たちを勇気付けました。

 しかし、恵まれた体格から威力ある速球を投じる相手リリーフ投手の前に、7回以降打撃が沈黙し、7回は凡退、8回、9回はともに3者連続三振と相手に脅威を与えることができずに、無念のゲームセットとなりました。

 本校野球部の部員たちは、いつ見ても礼儀正しく爽やかで、私たち大人を見つけると必ず立ち止まって正対し、目を合わせて挨拶してくれる校内で最も気持ちのいい集団です。グラウンドに目を向ければ、自主的に朝練習に取り組むとともに、地道な反復練習にもコツコツと取り組み続ける根気強さも目を見張るものがあります。

 特に感じるのは、レギュラーか否かとか、先輩か後輩かなどのスキルや立場に関係なく、すべての部員たちが同じベクトルを持って刺激し合い、高め合いながら目標に向かっている一体感を強く感じます。

 スポーツは勝負の世界であるという側面から見れば、どうしても勝敗ばかりに目が行きがちですが、勝負という厳しい現実に向き合いながらも、仲間とともに高みを目指すというプロセスを大切にすることにより、人格を磨き、掛け替えのない財産を身に付けているのだと感じます。

 この日の球場は立見席が出るほどの超満員で、スタンド中央の最前列に陣取り華やかな踊りで盛り上げたチアダンス部員たちや額に汗しながら迫力ある音楽で選手を勇気付けた吹奏楽部員たち、貴重な青春の1ページを切り取ろうとファインダー越しに見える景色から声援を送る写真部員たちはもとより、たくさんの保護者の皆さまやOB、OG、現役の本校生徒たちに加えて、日頃から本校を応援していただいている高校野球ファンの皆さまなど、野球部員と心を共にして戦ってくださった皆さまでスタジアムは溢れんばかりでした。

 そうした多くの皆さまの想いを背負って決戦に臨んだものの、心とは裏腹に思うようなプレーができずに大会を終える結果となった野球部員たちは、本当に悔しい思いをしているに違いありません。敗戦が決まった瞬間、かつて自分が高校生だったころ、高校最後の大会で敗れたその時を思い出し、きっと同じような気持ちを味わっているのだろうと、大きく心を揺さぶられました。

 勝負事には勝者があれば敗者もあり、まして集団競技や相手のある競技では、思いどおりに展開しないことの方が圧倒的に多いのであり、勝利できなかったことは、決して皆さんの積み重ねが劣っていたということではありません。むしろ、勝敗に関わらず、ここに至るまでのプロセスが必ず皆さんを成長させ、大人へと導いてくれたはずです。

 大切なのは、そうした思いどおりにならない場面で、どのように自分をコントロールし、次なるスタートを切るのかということなのであり、この敗戦の悔しさを飛躍のための活力に変えられるか否かということなのです。そうした意味では、ひとしきり悔しさを味わった先では、新たな目標に向かってしっかりとスタートを切ってほしいと願います。

 また、皆さんがグラウンドから見上げた先のスタンドを埋め尽くしたたくさんの方々が、君たち野球部員を応援するために集まってくれたことを忘れてはなりません。皆さんがこれまで地道に粘り強く努力を重ねてきたことを知っているからこそ、これだけたくさんの方々が動いたのは紛れもない事実であり、こうして応援していただけるということこそが、皆さんにとって最も価値ある財産なのだと思います。多くの人たちに見守られ、認められ、応援していただけていることにしっかりと感謝するとともに、自分自身を肯定し、自信を持って次なる挑戦に向かってほしいと願います。

 この度は、ご多忙の中、また猛暑にもかかわらず、本当にたくさんの保護者の皆さま、OB・OGの皆さま、野球ファンの皆さまにご来場いただくとともに、本校生徒に熱い声援を賜り、心より感謝申し上げます。残念ながら試合に勝利することは叶いませんでしたが、部員たちは1年間積み重ねてきた想いをぶつけて、思い切りプレーすることはできたのだと思います。これも偏に、皆さまのあたたかな後押しのおかげであると感じており、重ねて感謝申し上げます。

 一つの世代の終わりを迎えましたが、同時に新たな世代のスタートであるとも言えます。本校生徒たちが部活動を通じた自己実現に情熱を持って取り組めるよう、今後とも変らぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、野球部!

お詫びと御礼(彩の国進学フェア2025)

 7月12日(土)及び13日(日)の2日間、さいたまスーパーアリーナにて彩の国進学フェア2025が開催されました。

 この進学フェアは、埼玉県内の公立高校と県内外の私立高校が一堂に会し、中学生世代の受験生たちの進路選択を支援するために開催される個別相談型進学イベントで、現在はよみうり進学メディア様が主催する他県では類を見ない大型の高校進学イベントです。各校が対面型のブースを出展し、それぞれの学校の特色紹介や受験・進学相談等を行うものです。例年、夏休みの最初の週末に行われていましたが、本年度は1週前倒しでの開催となりました。

 この週末はまだ梅雨明け前とはいえ、肌を刺すような強い日差しの中、また貴重な週末のお時間を割いて多数ご来場いただきましたことに、心より感謝申し上げます。

 本校も、本校が目指す高いレベルでの文武両道と自己実現を図る本校教育活動の特色や、実際の取組、在校生たちの学校生活の様子などに関する皆さまからのご相談に、ご理解を深めていただけるよう丁寧に対応させていただきました。本校ブースを訪れていただいた皆さまには、限られたお時間の中で貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。2日間で昨年を80組余り上回る784組の皆さまに本校ブースを訪れていただきましたことに心より感謝申し上げます。

 本校では、ご来場いただいた皆さまの貴重なお時間を無駄にしないとの考えのもと、昨年の反省を生かして時刻指定型の整理券を活用したご案内に加え、連日20名以上のスタッフを動員し、座席以外にも説明の場を拡大して最大10組同時展開の説明体制とするなど、可能な限り円滑に対応できるよう工夫いたしましたが、予想を上回る皆さまにお越しいただいたことで、効率良くたくさんの学校のブースを巡りたいと考えていた皆さまに多少お待ちいただく場面が発生してしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。

 また、本校ブースにお越しいただいた皆さまには、可能な限り丁寧に対応させていただいたつもりではありますが、多くの皆さまにまんべんなく対応するべく対応時間の目安を設定させていただきましたため、皆さまのニーズにお応えする充分な相談時間の確保が難しい状況や、立ったままでのご対応となりました皆さまには重ねてお詫び申し上げます。

 校長といたしましては、今回の相談対応を通じて、本校が目指している学校教育方針や実践している教育活動の概要については、ある程度ご理解いただけたものと認識しておりますが、可能であれば、今後校内にて実施いたします学校説明会や公開授業、文化祭などの機会を活用して、在校生たちの学校生活や実際の教育活動、部活動などの様子を、皆さまの目でご確認いただければ幸甚でございます。

 また、本校ブースを訪れていただいたほとんどの方が、本校が教育活動の根幹として重視している高いレベルでの「文武両道」の実現を通じた豊かな人間形成に強い関心を持っていただいていることに、これまで以上に文武両面における質の高い学びの場を提供し続ける環境づくりの大切さを改めて確認させていただきました。

 今後も、皆さまが志向し、高等学校教育に期待する文武両道を通じた自己実現と人間形成の更なるレベルアップに向け、教職員一同一丸となって生徒に向き合い、寄り添い、そして真摯に取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 頑張れ、受検生!「南の風」が君の入学を待ってるぞ!

 

若者よ、世界に目を向けよ(外国語科講演会)

 昨日7月9日(水)の放課後、本校外国語科棟LL3教室において1年生から3年生まですべての外国語科生徒が集まって外国語科講演会を開催しました。

 この講演会は、生徒の国際的な感覚を伸長し、進路選択の視野を広げるとともに、外国語学習の意欲を向上することを目的として毎年開催しており、本年度はJICA(国際協力機構)の派遣により青年海外協力隊として海外での活動経験のある小泉勝氏をお招きして、海外での生活の様子や語学力の必要性などについて、自身のご経験に基づいたお話をしていただきました。

 小泉氏は、現在新潟県議会議員としてご活躍されていますが、かつてワーキングホリデーを活用してアメリカやカナダで生活したことや、JICAにより青年海外協力隊としてイエメンとシリアに派遣され、現地で柔道を通じた日本文化伝承に取り組んだこと、帰国後も海外で出会った友人たちとの交流を継続しており、そうした出会いが自分の人生に大きな影響を与えていることなどをお話しされていました。

 小泉氏は、海外に飛び出すことをとてもポジティブに捉えていて、日本では経験できないような苦労をしながらも、勇気をもって海外に飛び出したことによって人間として豊かになれたと語っていたことが印象的で、生徒たちもそれぞれに感じるものがあったようでした。

 現代は、円安の影響もあってインバウンドが急激に拡大し、多くの外国人が日本を訪れています。その中で、日本で働き、日本で暮らすことや日本人とのつながりを拡大したいと望む外国人たちが急激に増加しています。恐らくそんなに遠くない未来では、どのような職業に就こうとも、外国の方々と関わらずに仕事をすることが難しい時代がやってくると想像することができます。つまり、自分の意志に関わらず、今後外国人との交流は必須となるのだということです。

 本日の講演会などで、こうしたグローバル活動の先人たちの経験を、生の言葉で聴かせていただくことによって、海外に目を向けることに対するハードルが自然と下がるとともに、自分も海外に挑戦したいという想いに少しでもつながれば良いと考えています。

 外国語科の生徒たちだけに限りませんが、これからの若者たちには、自分たちの思想や文化と異なる外国の思想や文化にたくさん触れ、臆さずに異国に飛び出し、グローバルな社会での活躍を目指してほしいと願っています。

 今はまだ不安があっても、皆さんの未来には無限大の可能性が広がっています。本日の講演会を契機に、海外に対する視点を広げてみてほしいと願います。その先には、きっと素晴らしい経験が、皆さんを待っているはずです。

 頑張れ、越南生!頑張れ、外国語科!

1枚の静止画に込めたメッセージ(埼玉県高等学校写真展)

 令和7年7月1日(火)から7月6日(日)まで、北浦和にある埼玉県立近代美術館において第44回埼玉県高等学校写真連盟写真展6月展が開催され、本校写真部の生徒たちの作品が展示されました。

 この写真展は、県高等学校写真連盟が6月と11月の年2回開催する展覧会で、県内の高等学校に在籍する高校生写真家たちが、それぞれの想いをギュっと詰め込んだ渾身の1枚を出展して日頃の成果を競い合うもので、高校生写真家たちにとっては、1年で最も権威のある展覧会であるとされています。

 高校写真展では、6月と11月の2回の展覧会で優秀と認められた作品のうち1,2年生の作品が次年度の夏に行われる全国高等学校総合文化祭に、3年生の作品が当年度2月に行われる関東高等学校写真展にそれぞれ出展される規定となっており、昨年度は本校生徒の作品が埼玉県の代表として全国総文祭岐阜大会2024や関東高等学校写真展千葉大会への出展を果たしました。

 今回の6月展では、県内各校から合計1404点の作品が出展され、専門家の皆さまによる厳正なる審査の結果、このうち120点が入賞作品(最優秀2、優秀8、優良40、奨励70)として選ばれるとともに、惜しくも入賞は逃したものの審査員の皆さまからの評価が高く、推薦を受けた作品を合わせた200点余りの作品が近代美術館の展示室に展示されました。

 私も本日7月5日(土)に近代美術館に足を運び、実際に展示された作品を鑑賞してきましたが、最優秀賞に選ばれた2点の作品は、素人の私でさえも見た瞬間に強烈なインパクトを感じる素晴らしい作品に仕上がっており、今にも画面から飛び出してきそうな臨場感があり、無数に並べられた作品の中で一際輝いて見えるような強いメッセージが感じられるものでした。展覧会を運営する写真部顧問の方々も「企業のCMやポスターにしても遜色がない」と唸っていました。

 その最優秀作品は、残念ながら本年度は本校生徒のものではありませんでしたが、本校からはすべての写真部員となる33名が、これまで撮り溜めた未発表の作品の中から自身の渾身の1枚を選び、写真の大きさや額装などにそれぞれの思いを込めた作品を出展し、このうち優良賞1点(「TRÄUMELAND」2年浜田琉海)、奨励賞1点(「明暗な一足」3年矢島史悠)が見事に入賞を果たすとともに、入賞作品2点を含む3年生10名と2年生4名の作品合計14点が推薦作品として選考され会場に展示されました。

 写真部員たちは、普段物静かで真面目な雰囲気の生徒が多く、見るからにエネルギッシュで賑やかに活動する運動部に比べて派手さはないものの、その分堅実且つ緻密な計画と計算のもと、地道に自分の感性を磨き続け、心を動かすような一瞬のシーンを求めて、ファインダー越しの日常を切り取りながら作品を撮り溜めています。

 近年は機材のデジタル化が進み、ほとんどの記録媒体が電子データとなったため、奇跡の一瞬を逃さないよう高速連射で撮影したり、構図やアングルなどの失敗を気にせずに、たくさんの写真を撮ることができるようになりました。また、エフェクトをはじめとした様々な加工も手軽に施せるようになり、1枚の写真から多様なメッセージを発することができるようにもなりました。

 これまで部員たちが撮り溜めた数多ある作品の中には、自身の想いを載せきれなかった作品も多くありますが、そうした作品の中には、心に刺さるメッセージが感じられ、皆さんに作者として感じた感動を伝えたいと思えるような作品も多数ストックできるほどに感性や撮影スキルが向上しています。今回はその中から、自身が最も自信をもって発表できる渾身の1枚を写真展に出展しました。

 2名の作品の入賞と14名の作品の推薦展示(展示された作品の7%が本校生徒の作品)という素晴らしい成果を成し遂げられたのは、日頃から写真部員たちが地道に感性や撮影スキルを磨くとともに、目の前で起こる様々なシーンの一瞬を逃さず、四角いファインダーから見える景色を切り取り続けた成果であると言えます。そうした地道な作業の継続には、知識や経験だけでなく根気や熱意が必要であり、生徒たちは見事にそうした活動を全うしている証であると言えます。

 デジタル技術が飛躍的に進化し、AIの台頭などにより、真偽不明な動画さえも当然のようにネット上に拡散されるこのご時世だからこそ、写真部の皆さんには、真実を記録して表現し続けてほしいと願うとともに、ストレートにメッセージが伝わる静止画の魅力と価値を大切にし、これからも観る人の心に刺さる1枚を撮り続けてほしいと願います。そしていつか、皆さんが1枚の作品に込めたメッセージが、観る人の心を動かすことを願っています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、写真部!

優秀賞「TRÄUMELAND」2年浜田琉海

 

 

 

 

 

 

奨励賞「明暗な一足」3年矢島史悠

 

 

 

 

 

 

 

 「森のひととき」3年磯邊結

 

 

 

 

 

 

 

 「静景」3年朴珍

 

 

 

 

 

 

「毅然」3年髙橋快 

 

 

 

 

 

 

 

「少年心は砂にあり」3年猪瀬翔望 

 

 

 

 

 

 

 

「森厳」3年パスマイカ 

 

 

 

 

 

 

 

「On your voice」3年三瓶智大 

 

 

 

 

 

「純潔」3年池田果穂 

 

 

 

 

 

 

「沈鬱」3年日吉陸 

 

 

 

 

「青春アミーゴ!!!」3年奥田那津 

 

 

 

 

 

「海のアスリートたち」2年鵜川紗友姫 

 

 

 

 

 

「晴天白日」2年白石悠太朗 

 

 

 

 

 

「虚実皮膜」2年吹澤拓実 

 

 

 

 

 

7.12スーパーアリーナ参戦(彩の国進学フェア2025)

 時の過ぎゆくのは早いもので、昨日7月1日を迎え、2025年も下半期に突入しました。我が国では、暦上の1年と社会における1年のサイクルが異なり、社会全体の動きは4月1日に1年がスタートし3月31日に終了する「年度」で運用しています。学校社会においても1年のサイクルは同様であり、そうした意味では、7月1日は単なる通過点に過ぎないのですが、暦で見れば、6月末日を以て1年の半分が終わる区切りの時期ということになります。

 高等学校では、下半期のスタートとなるこの7月から一気に業務が忙しくなります。期末考査や成績処理などの学期末用務に加えて、3年生の進学や就職に係る対応が本格化してきます。特に、総合型選抜や学校推薦型選抜を活用した自己実現を目指す生徒たちにとっては、この夏は正に「決戦の時」なのであり、先生方も生徒の自己実現のために全力で寄り添っていく時期となります。また、一般受験組の生徒たちも、この夏をどう過ごすかが合否の分かれ目といわれるとおり、我慢と忍耐を以て受験勉強に没頭する時期であり、そうした生徒を支援するための補習なども活発に行われます。

 一方で、新入生を迎えるための生徒募集についても本格化する時期となります。昨今、生徒募集に係る説明会や授業見学会などの日程がどんどん早期化しており、既にそうしたイベントを行っている学校も散見されますが、本校では、この7月から学校説明会がスタートします。そうした意味では、中学生の皆さんにとっても、この夏は「決戦の時」なのかもしれません。中学生の皆さんには、様々な学校の情報を収集し、自分の青春を賭すにふさわしい高校をしっかりと見定めてほしいと願います。

 昨年度は、夏季休業期間中に行った学校説明会に予想以上に多くの方々からお申し込みをいただきましたため、急遽実施回数を増やしたり、各回の定員を拡大するなどして対応いたしましたが、それでも、お申込みの叶わなかった方がいらっしゃったことから、本年度は募集定員を拡大して実施する予定となっております。

 なお、7月28日(月)に実施予定の第1回の申込み受付を7月10日(木)に開始いたします。詳細は「中学生の皆さんへ」のページをご参照ください。

 また、学校での説明会の実施に先立ちまして、7月12日(土)、13日(日)の2日間、さいたまスーパーアリーナにて開催される「彩の国進学フェア」に相談対応ブースを出展いたします。昨年度多くの皆さまに待ち時間が発生したことの反省を生かし、本年度は、6月に実施した東部進学フェアと同様に、整理券を活用して対応時刻の目安を指定することで、ご来場いただく皆さまに、限られた時間を少しでも有効にご活用いただけるよう配慮することといたします。

 それでもなお、1組当たりのお時間は限られた中でのご対応となることが予想されますが、より多くの皆さまにご対応させていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただければ幸甚でございます。

 当日、本校ブースでの対応を希望される皆さまにおかれましては、ご来場後お早めに整理券を受け取り、ご自身のブース対応時刻の目安を決めていただくことで、スムーズな対応をさせていただきたく存じます。整理券は本校ブースにて配布いたします。本校のブース位置につきましては、下記PDFをご参照ください。

 当日は猛暑厳しい天候の中で大変多くの皆さまがご来場されることが予想されます。くれぐれも熱中症等にご留意いただき、無理をなさらずご対応いただけますようお願い申し上げます。

 万が一、当日十分な対応が叶わなかった場合につきましても、学校で行う説明会でしっかりとご対応させていただきますので、ご安心いただけますようお願い申し上げます。

 当日、会場にて皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

 頑張れ、受検生!

【本校ブースの位置】 本校ブース配置図.pdf

【彩の国進学フェアチラシ】 2025進学フェアチラシ.pdf

「繁栄の使者」再来(新たなツバメたちの飛来)

 6月23日(月)のブログで、昨年9月から本校に留学していたドイツ人留学生レニの帰国とともに、4月中旬から本校職員玄関に巣をつくっていたツバメたちの旅立ちについてお知らせしましたが、実は、その日の午後、職員玄関軒下の別の場所である職員通用口の真上にツバメが新たな巣を作り始めていることが確認されました。

 6月23日(月)の夕方は、まだ巣を作り始めたばかりで、壁面に付けられた土や枯草も水分を多く含んで黒褐色になっており、巣の土台となる下半分くらいしかできていませんでしたが、番のツバメが日中ひっきりなしに土と枯草を運び、アッという間に建物で言うところの基礎部分が完成しました(写真①)。

 それから3日後の6月26日(木)の朝には、基礎の上に住居となる外壁が広がり、土も乾いて完成間近という感じがしていました(写真②)。この間もずっと、職員玄関付近には居住者である番のツバメが激しく往来し、せっせと新築工事に励んでいました。

 本日6月29日(日)の朝には、既に新居はほぼ完成し、中には1羽のツバメが羽を休めていました(写真③)。私がポケットからスマホを取り出して撮影していると、巣に向かうツバメが自分たちを脅かす敵の存在を確認し、巣の安全を守るための中継地となっている玄関先の手すりに、巣で羽を休めるツバメの伴侶と思われる1羽のツバメが待機し、ピーピーと鳴いて、玄関先に立ち止まった私に向かって「ここは俺たちの場所だ、早く中に入れ」と訴えているようでした(写真④)。

 玄関の中からツバメたちを刺激しないように観察していると、この巣には、どうやら番の2羽のほかにもう1羽のツバメが関わっているようで、合計3羽が巣のまわりを飛び交っているのが確認できました。もしかしたら、崩落してしまった以前の巣で生まれた雛鳥で、親子3羽で転居のための巣を新築したのかもしれません。

 このツバメたちが、先日巣だったと思われるツバメたちであるかどうかの真偽を確認することはできませんが、兎にも角にも本校の軒先に幾度となくツバメが巣を作っているということは、時に天敵から身を守ってくれる役割を果たす人間との共存を好むツバメたちにとって、本校が安住の地であるということに疑いの余地がないのだと思います。

 そうした意味では、本校は、近隣に建つ大型商業施設のおかげで乗降客の非常に多い大人気の越谷レイクタウンから間近で、なお且つ子育て世代の家族が多く居住する新興住宅街に囲まれ、小さな子供たちの声が絶えることのない賑やかな土地柄ではありますが、本校に在籍する生徒たちや教職員に対してはもとより、近隣にお住まいになる地域の皆さまや様々な理由でこの地を訪れる方々に対しても、そしてこの地に住まう様々な野生動物たちに対しても、安心と安全を担保できる、まさにオアシスのような存在でありたいと改めて強く感じています。

 ツバメの新たな巣作りが確認されて以降、職員が玄関ドアに張り紙を掲示して、ツバメの巣作りを保護するとともに、本校に更なる繁栄をもたらしてくれるであろう新たな来客たちをあたたかな目で見守る雰囲気が教職員の共通認識となっています。

 彼ら(ツバメたち)も、やがて本校を巣立つ時期がやってくるとは思いますが、その時まで安心して暮らせるよう見守るとともに、来年以降も永遠に「繁栄の使者」であるツバメが飛来してくれるよう願う毎日でございます。

 皆さまにおかれましては、ご来校の際には、職員玄関付近を飛び交うツバメにご注意いただくとともに、あたたかな目で見守っていただければ幸甚に存じます。よろしくお願いいたします。

 ようこそ、ツバメたち!

 

 写真①

 

 

 

 

 

 

 写真②

 

 

 

 

 

 写真③

 

 

 

 

 

 

写真④

「桜」1年ぶりの帰校(美術部昨年度県展高校生最優秀作品)

 本日6月25日(水)、本校昨年度卒業生の豊島礼芽さん(美術部)が描いた絵画作品「桜」が、約1年ぶりに本校に帰校しました。

 この作品は、プロを含めた一般芸術家が多く出展する県内最高峰の美術展覧会である昨年度の「県展」において、高校生奨励賞(高校生世代の作品で最も優れた作品賞)を獲得し、県教育委員会からの依頼を受けて、昨年7月から1年間、県教育委員会の顔とも言える県庁の教育委員会室に展示されていたものです。

 豊島さんは入学直後からこの作品を手掛け、2年以上の歳月を費やして、この1点の作品に全身全霊を賭けて描いた高校美術部活動の集大成であり、ディテールに拘り抜いて細部まで丁寧かつ繊細に描くことで、美しさと迫力の双方を兼ね備えたリアリティーの高い作品を追求するとともに、自然な形で自分の感情や思考を作品に落とし込みながら完成度の高い作品に仕上げたことを高く評価していただいたものとなっています。

 作品の制作にあたっては、今どきの生徒らしく、自分で撮影した写真をスマートフォンやタブレットなどの画面上で拡大して、細かな部分を確認しながら描いていたことが印象的で、単に仕事や生活、教育活動などの利便性や効率性の向上のためだけでなく、アナログが重視されると思われる芸術の分野にもICTの普及は大きな影響を与えているのだと感じました。

 ただ一方で、作者である豊島さんの中では、この作品はいまだ未完成のものであり、高校生奨励賞を受賞したことで昨年5月にテレ玉の取材を受けた際にも、機会があれば、更に描き足していきたいとも言っていました。その言葉に、バルセロナ(スペイン)のシンボルとも言われ、着工後140年以上を経過してもなお未完成であるアントニオ・ガウディ設計のサグラダ・ファミリアを思い浮かべながら、豊島さんがディテールに拘り、作品を深く追求する探究心を強く感じたことを今でもはっきりと記憶しています。

 私も、「県展」を見に行って、実際の作品を目の前にしたときに、作品から放たれる圧倒的な迫力に思わず飲み込まれて、釘付けになってしまうほど感情を揺さぶられたことを思い出します。もちろん、県内最高峰の展覧会だけあって、他の作品の中にも同様に心揺さぶられるような素晴らしい作品がいくつか見受けられましたが、この「桜」を描いたのが本校生徒の豊島さんであったこともあり、私の中では、数多展示された作品の中で、この作品が最も印象深く目に焼き付いています。

 巷では、よく「スポーツには、人の心を動かす力がある」などと言われます。スポーツを愛し、スポーツの世界で生きてきた私にとって、とても共感できる素敵なフレーズではありますが、一方で、かつて自分がかかわってきた生徒たちが目をキラキラさせながら文化的活動に情熱を傾ける姿を見守っているうちに、そうした情動はスポーツだけでなく、情熱を持って直向きに挑戦し続けるあらゆる活動に同様のことが言えるのであって、こうした文化的活動も、観る人の心を動かす力がある奥の深い活動なのだと感じています。

 素人ながらの浅はかな想いではありますが、そうした意味でも、この作品は一見の価値があるものだと思います。

 本校は、美術部だけでなく、吹奏楽部、書道部、写真部、演劇部、放送部など、多くの文化部でたくさんの生徒たちがまさに青春を賭した活動に取り組んでいます。スポーツと比較すると、一見派手さの少ない活動ですが、そこに賭ける生徒たちの想いは運動部活動の部員たちと同様に熱く、本物です。こうして、努力の成果として皆さんに目に留まり、より多くの皆さんに見ていただけることが、活動に取り組む生徒たちにとって何よりのご褒美なのだと強く感じます。

 文化部活動に所属する生徒の皆さんには、こうした作品に刺激を受けて、より一層情熱を持ってそれぞれが志す活動に打ち込んでほしいと願います。活動に没頭すればするほど、その活動の奥深さを学ぶことができ、真摯に奥深さを追求する日々の積み重ねが皆さんの自己肯定感を高め、やがて眩しいほどの輝きを放つことにつながるはずです。次は、あなたの作品が輝きを放つ番です。そうした日を迎えられることを心から信じています。

 「桜」は、このあとしばらくの間、校内に展示したいと考えています。皆さまも、本校にご来校の際には、是非ご鑑賞いただければ幸甚でございます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、美術部!

旅立ちの日(玄関のツバメと留学生のレニ)

 本日6月23日(月)の朝、いつもと変わらずに出勤し、毎朝のルーティンとなっていた職員玄関の軒下にあるツバメの巣を見上げると、驚愕の異変が・・・。

 毎年春になると番いのツバメがやってきて産卵し、かいがいしくせっせと子育てをするのが本校の一つの風物詩になっていることは4月16日のブログにてお伝えしていましたが、あれから2か月余り、仲睦まじく雛鳥を育て、餌を運ぶ姿を、毎日ほのぼのとした気持ちで見守ってきました。

 しかし、お別れの日はあまりにも突然にやってきました。今朝、いつものように出勤した時にツバメの巣を見上げると・・・。

 なんと、先週末まであったはずの巣が崩落しているではありませんか。ビックリして巣の下の植え込みに目を移すと、巣の中にあったであろう枯草のベッドがポツンと落ちており、親鳥の姿も雛鳥の姿も確認することができませんでした。先週末には、親鳥が巣にいることも見ていたのに・・・。地面に落ちた巣を見て、我が子がいなくなるがごとく、とても寂しく心配な気持ちになりました。

 考えられることは2つ。一つは週末から今朝にかけて吹いていた風やその他何らかの原因で巣が崩落してしまったケース。もう一つは、無事に雛が成長し、親鳥とともに巣立って、必要なくなった巣が自然と壊れたケース。

 ツバメの巣立ちは孵化してから1か月余りだと言われています。本校にツバメの飛来が確認されてから2か月余り。いつ巣立ちの日が来ても不思議ではありません。ですから、私は、後者であると信じています。

 ツバメの巣立ちは、古くから縁起の良いこととされており、ツバメが巣を作る家は幸運が訪れると言われています。また、ツバメが人間の生活圏内で巣を作ることから、人間とツバメが共存し、共に繁栄するという伝承もあります。

 折しも、昨年の9月から約10か月間に及ぶ本校での留学生活を終えたドイツ人留学生のレニが本校での留学生活の最後の日を迎えたのもちょうど先週末でした。明朗で気さくで愛嬌があり、熱心に学び、礼儀正しく日本人よりも日本人らしい一面を持ったレニは、本校生徒たちに愛され、多くの学びをもたらしてくれたとても素敵な生徒でした。

 留学最終日となった6月22日(金)の夕方、レニを校長室に招き、留学の修了証と学習成果の証明書を授与して、お別れの挨拶をしたばかりでした。レニは、本校での留学生活が相当に楽しかったようで、心から名残惜しそうにしていましたが、きっと今頃は、本校を巣立っていったツバメたちのように、母国ドイツに戻って、力強く新たなチャレンジを始めているに違いありません。

 そしてきっと、レニの帰国とツバメの巣立ちが本校や本校生徒たちに更なる繁栄をもたらしてくれることだと信じたいと思います。そして、またいつか元気な姿で本校に戻ってきてくれることを皆さんとともに楽しみに待ちたいと思います。

 ありがとう、レニ!さようなら、ツバメたち!

生徒たちの学校生活を大公開(授業公開)

 本日6月20日(金)は、午後の5,6限を活用して本校保護者向けの授業公開を実施しました。うだるような猛暑の中、3学年を合計して121組134名の皆さまにご来校いただき、心より感謝申し上げます。

 本校では、6月期に保護者の皆さま向けの授業公開を、9月期には保護者の皆さまに加えて中学生やその保護者など一般向けの授業公開を実施し、学校で実際に行われている学習活動の様子や生徒たちの様子をご覧いただく機会を設けており、毎回多くの皆さまにご来校いただいています。

 保護者の皆さまにおかれましては、生徒が本校に在籍する3年間のうちで、実際に生徒が学習活動に取り組んでいる様子をご覧いただける機会は限られており、学校生活の様子が分かりにくい状況があるものと拝察いたします。

 本来であれば、こうした機会を拡充し、より多くの皆さまに学校での生徒たちの様子をご覧いただけるようすべきところでございますが、限られた中での公開となりますことをご容赦いただきたく存じます。

 本日の授業公開は、ご来校いただく保護者の皆さまの個々のニーズにお応えできるよう、午後のすべての授業を公開し、教室内での参観も含め、自由にご覧いただく形式にて実施いたしました。

 そうした中で、各学年とも、多数の保護者の皆さまにご来校いただき、生徒たちも普段と違い、たくさんの保護者の皆さまが見ている様子に、いつも以上に緊張感のある時間を過ごしている様子でした。授業そのものは本日のために特別なものを用意したわけではありませんが、生徒たちは、総じて「保護者の視線」という目に見えない刺激を受け、積極的に授業に臨めたのだと思います。

 また、保護者の皆さまが見やすいよう、可能な限り廊下側の窓や扉を開けての授業とさせていただきましたので、ある程度お子様の様子をご覧いただけたのではないかと考えております。

 一方で、本校は全館空調ではないため、特に廊下では暑さを解消することができず、過ごしやすい環境でお迎えすることができませんでしたこと、心よりお詫び申し上げます。

 本日ご覧のとおり、本校ではどのクラスにおいても落ち着いた授業が展開され、安全安心のある生活空間の担保や主体的・対話的で深い学びを実現しています。

 そうした中で、生徒たちがより一層意識高く学びに向かい、自身の成長を実感しながら次なるステージへとステップアップを果たしてほしいと考えています。私たち教職員は、そうした生徒たちが、意欲を持って学習活動に取り組めるよう全力で導くことが使命であると考えています。

 今後とも、本校の教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

学校の取組を多様な視点で斬る(学校評議員会、学校評価懇話会)

 本日6月20日(金)本校応接室及び会議室において令和7年度第1回目の学校評議員会並びに学校評価懇話会を開催しました。

 「学校評議員会」は、平成12年1月の学校教育法施行規則の改正に伴い、開かれた学校づくりの一環として国によって平成12年度以降学校に設置することが義務付けられた学校教育活動に対する第三者評価組織であり、地域の見識者など自校の教職員以外の方の視点で学校の取組を見た場合に感じる魅力や改善点などについて意見を頂戴し、学校運営の改善と地域に対して学校の取組に関する理解の拡充を図るものです。本校では、学校医1名、学識経験者4名(大学教授2、義務教育学校長2)の合計5名の皆さまに委員を委嘱し、年2回の評議員会を開催して忌憚のないご助言をいただいています。

 本日の学校評議員会では、本校の教育活動の取組について以下の様なご意見を頂戴しました。

(1)前回も感じたが、授業は大変落ち着いていて、とても良い。

(2)生徒たちは、どの授業においてもとてもまじめに授業を受けており、感心した。

(3)自由度や自発性を失わないような工夫も必要ではないか。大学生や社会人になると自分の考えをまとめてプロジェクトにする力が求められる。

(4)教育文化、学習文化が生徒の人格形成に影響するため、生徒が自分の考えを自由に話せる教育環境を大切にしたい。

(5)人の前に一歩出てリードしようとする生徒が少ないが、それは今の若者世代の特徴であり、大学生も同様である。

 学校評議員会終了後には、並行して保護者を対象に実施した学校公開の様子と実際に行われている授業の様子を見学していただきました。委員の皆さまからは、どの授業でも生徒たちがしっかりと学びに向き合い、積極的な姿が見られたとお褒めの言葉を頂戴しました。

 また、放課後には、学校評価懇話会を開催しました。

 「学校評価懇話会」は、学校評議員に加えて保護者の代表者と生徒の代表者を委員として委嘱し、主要な教職員を加えた上で、より幅広い視点での意見聴取を行うもので、校長の示す「目指す学校像」や「教育目標」「教育計画」「学校自己評価システム」などについて意見交換して学校経営の改善と学校教育力の向上を目指すとともに、その内容を公表することにより保護者や地域の皆さまに本校の取組を理解していただくものです。本校では、保護者の代表としてPTA会長と後援会長を、生徒の代表として生徒会長及び副会長を懇話会の委員として委嘱しています。

 本日の懇話会でいただいたご意見等は以下のとおりです。

(1)昨年の議論を活かしてPDCAサイクルをしっかり整えながらブラッシュアップしていることが伝わる内容となっている。

(2)「授業第一」と位置付けていると言っていたが、本当に先生方が生徒と対話しながらすばらしい授業を実践している。ICT活用も進んでおり、生徒も効果的に活用している。

(3)進路指導室が充実し、資料や機材も豊富で丁寧な進路指導がなされている。

(4)部活動加入率が93%であることは他校では実現できない越谷南高校の大きな魅力・特色であり、これまで以上に勉強だけでなく部活動にも頑張ってほしい。

(5)スラックスを着用している女子生徒が複数いたが、どのような導入の仕方をしているのか。(➡女子生徒のニーズに対応してオプションとして導入しており、年々着用者が増えている)

(6)生徒や部活動が主体的に取り組むSNS(インスタグラム)による情報発信は、保護者にも情報が伝わりやすい。生徒がSNSで記事を発信する上で、どのような学校としては管理をしているのか。(学校公式のものも部活動ごとのものもすべて教員によるチェック機能があり、教員と生徒が協働して運営している)

(7)後輩生徒の活動を見守りつつリーダーシップを発揮して様々な行事を主体的に運営している生徒会の活動は素晴らしい。

(8)学校が推進している人材派遣や地域との連携は、具体的にどのような活動を行っているのか。(➡近隣保育園や小中学校などの教育機関との連携事業、イオンレイクタウンでのイベント開催、越谷市や越谷警察署などの行政機関の事業への生徒派遣など)

(9)海外の情報をどのように取り入れているのか。(➡海外留学生の積極的受け入れや本校生徒の海外留学後のフィードバック、外国人とのオンライン英会話、海外研修や語学研修など)

(10)クロームブックは利用できるソフトが限定しており、卒業後の活用性が低いため、値段が高くてもIpadを検討することはできないだろうか。(➡本校は他校に先駆けてタブレットを導入し、活用スタイルが確立している。大学ではより高機能で多様なソフトに対応できるPCを必要とする場合があるが、高校では破損等も多く、必要なソフトが利用でき、保障や価格の面で安定したものを採用している)

(11)社会ではAIが普及し、文系の学生でもAIを活用できる人材が求められているが、若者たちはこれからの将来をどのように考えているのか。(➡AIを活用することは便利だが、AIに頼らず自分で考えることを大切にしたい。AIを上手に活用するための情報リテラシーを身に付ける必要がある)

(12)近隣小中学校との連携事業(小学校:英語授業の学習支援、中学校:部活動の交流)は、小中学生にとってとても大きな刺激になっており、小中学生たちは高校生から様々なことを学んでいる。今後も連携した取組を継続してほしい。

 上記のとおり、学校評議員会、学校評価懇話会ともに活発なご意見やご助言を頂戴し、校長としては、今後取り組まなければならないことが山積だと感じたところです。重要度や優先度が高い事案から一つひとつ丁寧に検討し、改善、実現していきたいと思います。

 委員の皆さまには、公務ご多忙の中お時間を割いていただくとともに、様々なご意見ご助言を賜り、心より感謝申し上げます。今後とも、本校の発展と教育活動の充実のため、お力添えをいただければ幸甚に存じます。

Miss Dance Drill Team Japan Competition 2025(チアダンス部関東大会)

 本日6月14日(日)東京都千駄ヶ谷の東京体育館において全国中学校・高等学校ダンスドリル選手権大会関東大会が開催され、本校チアダンス部が出場しました。

 この大会は、8月11日(祝月)から13日(水)にかけて東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザにて行われる全国高等学校ダンスドリル選手権大会Miss Dance Drill Team Japan Competition 2025の地区予選会で、全国大会の入賞者は国際大会への出場権が与えられる夢のあるレギュレーションとなっています。

 地区大会は全国8地区で行われ、本校は本日行われた関東地区予選会(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)に出場しました。

 大会1日目の6月14日(土)は、高等学校個人部門、高等学校JAZZ部門、KICK部門、LYRICAL部門、HIPHOP男子部門、HIPHOP女子部門、HIPHOP男女混成部門、NOVELTY部門、PROP部門、MILITARY部門、TALLFLAG部門、SHORTFLAG部門、MAJORETTE部門が、大会2日目となった本日は、中学校全部門、高等学校SONG/POM部門、DRILL POM部門、CHEER部門、エキシビション(SONG/POM)部門が行われました。 

 関東地区大会には173チームがエントリーし、本校チアダンス部は、最もエントリー数の多い高等学校SONG/POM部門に出場しました。

 ダンスドリルは、アメリカ発祥のグループ演技で、日本ではチアリーディング、バトントワリング、マーチングバンドなどと呼ばれており、演技におけるチーム独自の創造性、チームとしての協調性を通しての表現内容・技術・衣装・観客へのアピール、そしてチームとして充分満足できる演技ができた時に見せる表情などが評価対象となっています。

 このうちSONG/POM部門はチームの人数によって3つのカテゴリー(Small:9人以下、Medium:10~15人、Large:16人以上)で構成され、ストレートアームモーションを中心としたアームモーションの正確性がポイントとなっており、バスケットボールサイズの演技エリアの中で、演技時間は1分45秒から2分30秒まで、音源や身だしなみ、演技内容に至るまで詳細な規定と厳しい評価基準がある中で、本校はもっとも人数が多く困難度の高いLarge部門に24人の部員で挑戦しました。

 審査は、10人の審査員によって10個の項目別に合計100点満点で採点される規定となっており、2月に出場したUSA地区大会で僅か0.5ポイント足らずに全国大会出場を逃していた本校チアダンス部は、「今度こそ全国へ!」とリベンジに燃えていました。

 本校チームは、演技時間の直前にスタンバイエリアに登場した姿を見る限り、程よい緊張感に包まれ、チーム全体の志気も高く、良い演技ができそうな予感がしました。

 この大会は、出場するすべてのチームが、これから演技を行うチームに声援を送り、演技中は着座しながら音楽に合わせて上半身でリズムを取って場を盛り上がるのが特徴で、競い合う他校のチームをしっかりとリスペクトする姿勢に中高生らしさが感じられる好感の持てる大会で、本校チームも他校の選手たちの声援に後押しされ、自信を持って演技に臨むことができました。

 全体の56番目、午後2時45分30秒に演技エリア下手から本校チームが入場すると、背筋をピンと伸ばした美しい隊列で整列し、大音量でスピーカーから流れる音楽とともに演技が始まりました。

 開始早々から笑顔が爆発し、切れのあるダンスと指の先まで伸びた手足の動き、リズムに合わせたターンやジャンプ、全員の息があったラインダンス、そして複雑なフォーメーションチェンジなどを見事にこなし、会心の演技を見せてくれました。

 SONG/POM部門の出場校の中で2番目に多い24人での出場となった本校の演技は3つのグループフォーメーションが目まぐるしく変化する困難度の高い内容でしたが、本校部員たちは全体のバランスや互いの位置関係を意識しながら、大人数ならではの迫力ある演技を見事に演じきってくれました。

 チアダンスという競技は、柔軟性や動作のキレなど個人の演技スキルが重要であることは言うまでもありませんが、それ以上にチーム全体の雰囲気や表情、演技のシンクロ度やアクションのタイミング、選手同士のポジショニングなどのチーム力が評価に大きく影響する競技であり、そうした意味では、日常的な仲間意識や結束力などチームスポーツで最も重要とされる要素が強く求められる競技でもあります。

 本校チアダンス部は、舞台に立てばとてもキュートで華やかな演技を見せてくれる一方で、専用の練習場があるわけではなく、普段は屋外のロータリーで地道な練習を重ねており、また、部員同士で指導者役と演技者を相互に担い、協力して高みを目指している姿がとても印象的です。そうした意味では、本校生徒たちのよりどころである「南の風」を標榜する本校の精神をとても大切にしている生徒たちであると言えます。そんな部員たちだからこそ、積み重ねた努力の成果を遺憾なく発揮してほしいと常々感じていました。

 すべてのチームの演技が終了し、参加者同士の交流を目的としたダンスタイムに続いて行われた閉会式で、各部門の全国大会出場者が発表となりました。本校チームは、健闘したものの残念ながら全国大会には届きませんでした。出場した部員たちは、それぞれが持てる力を発揮できた達成感を味わいながらも、他校の演技を見ながら自分たちに足りないものも確認できたようです。

 2月の大会に続き、あと一歩のところで全国への切符を逃した本校チアダンス部ですが、観ている者に感動と勇気を与えてくれる演技は見事でした。もちろん残念な気持ちもあると思いますが、気持ちを切り替えて次なる舞台へと向かってほしいと願います。野球部をはじめ、皆さんの演技に勇気づけられている生徒たちが皆さんを待っています。

 本日は、足元の悪い中、たくさんの保護者の皆さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。部員たちがこうした舞台で活躍できるのは、ご家族の皆さまのご支援があればこそのことと感じています。本日の結果は部員たちにとって十分な満足を得られるものではありませんでしたが、次なるステージで大輪の花を咲かせてくれることを、皆さまとともに期待したいと思います。

 今後とも、変らぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、チアダンス部!

 

子供たちが輝く未来のために(PTA・後援会第1回理事会)

 本日6月14日(土)本校外国語科棟LL3教室にてPTA・後援会の第1回理事会が開催され、80名を超える保護者の皆さまにお集まりいただきました。ご多忙の中、ご出席いただきました本部役員及び理事の皆さまには、心より御礼申し上げます。

 理事会に先立って13時から本部会が行われ、理事会での議事進行内容を確認するとともに、これまで本校PTAを牽引し、先日の総会を以てご退任された卒業学年の前会長及び副会長の皆さまに埼玉県高等学校PTA連合会より感謝状が贈られ、贈呈式を行いました。この度感謝状が贈呈された皆さまをはじめ、卒業学年の本部役員並びに理事の皆さまにおかれましては、これまでPTA諸活動及び本校教育活動のために賜りました格別のご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。

 本部会に続いて行われた理事会では、本年度の各委員会における活動内容が提案され、文化祭、大学バス見学会、PTAだよりなどについて審議しました。

 また、PTA会長からは、5月20日(火)に久喜市内で行われた東部支部高P連総会及び6月9日(月)に埼玉会館で行われた県高P連総会の様子が報告されました。特に県総会で退任の挨拶のために壇上に立った前県連会長が「ここにいる各校のPTAの皆さまの存在が県の役職を全うする上でとても大きな力となったことに感謝している」と話されていたことが、まさに本校でのご自身の状況とオーバーラップする想いであり、強い共感を持ったとのお話がありました。

 更に、東部支部総会では、県高P連事務局から令和8年度以降の専門委員会の在り方について情報提供があったこと。また、県高P連総会では、県高P連の旅費規定の改定及び各支部への活動助成金拠出既定の新設について提案があり、県高P連事務局の提案のとおり可決したことが報告されました。

 その後の連絡・報告では、令和7年度の各委員会活動費の取り扱いや過日実施した体育祭の報告、各学年や委員会での今後の審議事項、2学期の行事予定などが報告されました。

 また、昨年度実施したフードドライブに関する取り組みについても、本部会から継続実施の提案があり、本年度も文化祭開催期間を踏まえて実施することとなりました。つきましては、すぐメール等により改めて御案内いたしますので、ご家庭にてご提供いただける食材がございましたら、ご協力いただけますようお願い申し上げます。

 最後に、私から、全国の諸学校が直面しているPTA加入に関する課題対応に関連して、次年度以降の加入案内方法や会費徴収額の見直しと、これに係る臨時総会開催の可能性についてご連絡させていただきました。

 保護者の皆さまにおかれましては、来る9月20日(土)開催予定の第2回理事会に合わせて臨時総会を開催する可能性がありますことをご承知おきいただきたく存じます。臨時総会開催の有無や審議内容等につきましては、改めてご案内申し上げます。

 理事会終了後は、学年委員会、専門委員会が行われ、今後の取組等について情報共有と意見交換が行われました。ご参加いただきました理事の皆さまのご協力により、理事会の議題、連絡事項、その後行われた学年委員会、専門委員会ともに滞りなく進行することができました。皆さまのご協力に、心より感謝申し上げます。

 近年、学校や教職員を取り巻く様々な課題が社会問題として各種メディア等を通じて頻繁に報道されています。そうした中で、県立高等学校は、同じ公立学校ではあるものの、市町村が所管する義務教育諸学校とは大きく異なり、PTAや後援会などのご支援がなければ、教育活動そのものを維持することができない状況にあります。

 公立学校である以上、学校設置者である県の支援によって充実した教育環境が維持されなければならないことは学校経営者である私の立場からしても当然なことであると考えますが、実際には公的な支援だけでは十分な教育活動を担保することができない実情があります。特に財政面においては、その影響力が顕著であることは皆さまの周知の事実となっています。

 学校といたしましては、皆さまからお預かりしている大切な生徒たちに対して、より充実した学びの環境を提供し続けることが使命であり、その職責は大きいと認識していますが、充実した教育活動を実践するためには、教職員の努力や工夫だけでは実現不可能な状況であり、保護者の皆さまの格別のご理解とご協力、そしてご支援が不可欠なものとなっています。

 生徒たちに有意義な高校生活を提供するために、今後とも、PTA・後援会の諸活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

PTA組織の意義(県高等学校PTA連合会総会)

 昨日6月9日(月)埼玉会館小ホールにて、埼玉県高等学校PTA連合会総会が開催され、本校PTA会長とともに参加してきました。

 埼玉県高等学校PTA連合会は、本校をはじめとした県立高等学校の単P(単位PTA:各学校のPTA組織のこと)の活動を支援するために設立された組織で、各校のPTAにとって情報交換や研修の場となっており、それぞれの学校のPTA役員の方々が、安心して適切な活動を実践できるよう、様々な支援を行っています。

 本日は、年に1度開催される総会で、すべての県立学校のPTA会長と管理職が参集し、県の事務局を中心に行われる事業や予算等について審議しました。

 また、本県は本年度行われる関東高等学校PTA連合会大会の開催県となっており、前年度役員を中心に準備を重ねてきた大会が1か月後に迫る中、令和8年度の新役員の方々の選出と業務のバトンタッチが行われました。

 本校においても、5月10日の総会にて世代交代が行われたように、県組織においても新旧役員の交代があり、ようやく本格的に令和7年度がスタートした形となりました。

 会議の中では、西部地区のとある高校のPTA会長から、昨今のPTA非加入問題について意見があり、多くの学校で抱える共通の課題が浮き彫りとなりました。

 本校は、おかげさまで保護者の皆さまのご理解により、すべての保護者の皆さまに加入していただいており、後援会組織とともに学校が生徒に提供する教育活動の充実に大きく寄与していただいていますことに心より感謝申し上げます。

 現在の高等学校は、義務教育諸学校とは異なり、PTAや後援会などの組織のご支援がなければ、教育活動そのものを維持することができない状況であることも事実です。特に財政面でのご支援は、どの高等学校においても学校教育活動の大変大きな支援となっています。私たち教職員は、生徒に提供する様々な学びの場をどのように質高く提供するのかを具現化することが使命であり、その職責は大変大きなものと認識していますが、そうした教育活動の実践には、保護者の皆さまの格別のご理解とご協力、そしてご支援が不可欠でもあります。

 今後とも、PTA会長や後援会長を中心とした各組織の円滑な活動にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

Oliveカラーの誇り(衣替えの儀:夏)

 今年は6月1日が日曜日であったため、昨日6月2日(月)が生徒たちにとって6月最初の登校日となりました。本校では、近年の気候変動を考慮して制服移行期間1ヵ月を含むものの、基本的には5月31日をもって夏服への衣替えとなり、6月1日からはそれまで着用した紺色の冬服を脱ぎ、越南伝統のOlive カラーの制服を身に纏って登校してきます。

 衣替えは、四季折々の季節によって気候が大きく変化する我が国の特徴的な文化で、古くは平安時代の宮中行事から始まったとされています。当時の衣替えの時期は旧暦の4月1日と10月1日とされていましたが、明治時代に政府が役人などの制服を定め、夏服を6月1日から9月30日まで着用することと制定したことから、以降広く一般的に6月1日と10月1日が衣替えの時期とされ、制服を導入した現在の教育現場でも運用されています。

 学校教育においては、衣替えに関わらず、日本古来の季節行事や衣食住など、四季折々の歴史や文化を身近に感じる教育活動はとても重要であり、日本人の持つ心の豊かさもこうした教育活動によるところが大きいと感じています。

 一方で近年、地球温暖化が進み、夏は体温を超える酷暑の日々が、冬は氷点下の極寒の日々が多くなるとともに、豪雨や突風、竜巻や自然火災などが多発するなど、我が国固有の四季がなくなって真夏と真冬しかないような異常な気象状況が年々拡大しています。私が高校生の頃と比べると単純に5度以上平均気温が上昇しており、現在の生徒たちが親となり私たちの年齢を迎える時代には、どのような生活が強いられるのか本当に心配でなりません。

 そうした中、本校生徒たちも衣替えの時期を迎え、6月2日(月)よりOliveカラーの夏服にチェンジした姿で登校してきました。本校の制服は夏服・冬服ともに日本を代表するデザイナーである森英恵氏のデザインによるもので、特に夏服は純白とOliveカラーを採用していることで、良くも悪くも一目で本校の生徒と分かる特徴ある制服となっています。

 生徒からすると、このOliveカラーの制服には賛否両論があるようですが、確かに見た目のインパクトは大きいものの、全校生徒が着用しているのを日常的に見ていると、男子はとても爽やかに、女子は清潔感があってとてもキュートに見えることから、大人の感覚としては素敵な制服であると認識しています。

 生徒たちも、初めてOliveカラーの制服に袖を通すときは戸惑いがあるようですが、みんなで着ているうちにだんだんと愛着がわくようで、女子生徒たちはセーラーの襟部分にあしらわれた格子柄を「メロンパン」などと称して楽しんでいるようです。

 昨日6月2日(月)に行った表彰式では、全校生徒が体育館に集まったことで、会場はOliveカラー一色となり、紺色で落ち着いた風合いの冬服とは一味違ったとても爽やかな雰囲気が会場全体に広がっていました。

 生徒たちには、制服をはじめ校歌やマスコットキャラクター、部活動のエンブレムなど、本校を象徴する様々なアイテムには愛着と誇りを持って親しんでほしいと願います。Jリーグをはじめとしたプロスポーツチームやアーティストのファンクラブなど、同じ志向を持った者たちは、こうしたアイテムを上手に利用して帰属意識と一体感を高め、自己を肯定しながら高みへと向かっていくのです。

 本校生徒たちには、堂々とOliveカラーの制服を着こなし、「南の風」の一員であることを誇りとするとともに、「南の風」の旗のもと、他校の追随を許さない最高の高校生活を送ってほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、Oliveたち!

ありがとう、レニ!(外国人留学生とのお別れ)

 本日6月2日(月)第3限に本校体育館において行われた表彰式に続いて、昨年9月から受け入れている外国人留学生のレニが6月20日(金)をもって本校での留学期間を終えて帰国するため、全校生徒の前でお別れのスピーチを行いました。

 レニはドイツから来た女子生徒で、J-POPをきっかけに日本文化に興味を持ち、独学で日本語をマスターした上で、日本文化を学び友人を作ることを目標に来日しました。レニは社交的で礼儀正しく日本人よりも日本人らしい一面を持ったとても素敵な生徒で、何より日本が大好きで、毎日が楽しくて仕方がないという想いが身体全体から伝わってくる生徒でした。15歳で親元を離れて遠い異国の地で暮らすのはとても勇気のいることだと思いますが、彼女はそれすらも楽しんでいるようにも思えました。そうした気さくな生徒ですから、本校生徒に与えた影響も大きく、毎日多くの生徒に囲まれ、互いに母国の文化や風習などについて理解を深めることができました。国際理解教育を推進する本校にとってレニの存在は、本校の生徒たちが異国文化を肌で感じ、グローバルな感性を身に付ける上で、とても重要な役割を果たしてくれていました。

 本日は、あと3週間余りで日本を離れるレニから、10か月を過ごした本校での高校生活について想いが語られました。留学当初は憧れの国での初めての海外生活に緊張の連続で、登校初日の前日は眠れなかったこと、緊張する自分をクラスメイトが優しく迎え入れてくれたこと。そして、いつしか学校で友人と話すことやお昼ご飯を食べること、部活動(写真部)に勤しむことなどが日常となり、毎日が楽しくて仕方がなかったことなどを話してくれました。当初の目的であった友人作りだけでなく、たくさんの思い出を作ることができ、ドイツに帰国したら写真を見て思い出したいとも語っていました。そして、あと3週間しかない留学期間に対して現在は寂しい思いに包まれており、できることなら昨年の9月に戻って、もう一度本校での留学期間を始めたいと涙ながらに語っていました。彼女が涙を流すほどの想いを持ってくれていたということは、本校への留学が彼女にとってとてもポジティブであったことは疑う余地のないことだと感じました。

 本校では、国際理解教育の一環として毎年外国人留学生を受け入れたり、本校生徒の海外留学を支援したりしていますが、彼女にとっては今回の留学が掛け替えのない大切な経験となったのだと感じました。また、そうなったのは、レニ自身のパーソナリティであることは言うまでもありませんが、一方で本校にやってきた外国人留学生に対して友好的に接し、有意義な環境を提供し続けた本校生徒たちの優しい対応であったことも大きな要因であったのだと思います。校長としては、そうした本校生徒の姿に大きな喜びを感じるとともに、本校生徒たちの素晴らしい一面を改めて感じさせてくれる場面となりました。

 レニには、ドイツに帰国しても末永く本校生徒たちとのつながりを持って友情を育んでほしいと願います。また、機会があれば、本校を第2の母校だと思って再び来日し、学校を訪れてほしいと思います。残り3週間、本校での生活を思い切り楽しんで帰国の途についてください。

 頑張れ、越南生!ありがとう、レニ!

輝きを放つ生徒たち(表彰式)

 本日6月2日(月)3限目に本校体育館において表彰式を実施しました。先週実施した表彰式及び壮行会では、関東大会に出場する部活動のみを対象としており、男子ハンドボール部に関東大会で活躍してもらうべく全校生徒で送り出しました。

 本日は、男子ハンドボール部以外の部活動が対象となっており、昨年度末から本日までに行われた各種大会や発表会などで顕著な活躍をした生徒たちが壇上に上がりました。本日表彰を受けたの個人・団体は以下のとおりとなっています。

・女子ハンドボール部 令和7年度関東高等学校ハンドボール大会埼玉県予選 第4位

・男子卓球部 令和7年度第139回東部地区大会 男子団体ベスト8

・女子卓球部 令和7年度関東高等学校卓球大会埼玉県東部地区予選 女子学校対抗第6位

・剣道部 令和7年度春季東部支部剣道大会 女子個人第2位 椎名柚月

・男子テニス部 令和7年度学校総合体育大会東部地区予選 男子シングルス第3位 西原拓

        同 男子シングルス第4位 小林海瑠

        同 男子ダブルス第2位 西原拓、小林海瑠

        同 男子ダブルス第3位 島田蒼太、石神蒼太

        令和7年度関東高等学校テニス大会埼玉県予選男子団体第5位

・女子テニス部 令和7年度学校総合体育大会東部地区予選 女子シングルス第5位 小田咲良

        同 女子ダブルス第3位 小田咲良、青木美波

        同 女子ダブルス第5位 石橋彩羅、久住奈々

・吹奏楽部 第13回首都圏学校交歓演奏会 銀賞

・美術部 荒川水循環センター壁画制作(感謝状)

 本校では文武両道を高いレベルで実現することを生徒に求めており、実際どの部活動の生徒も、日々地道な鍛錬を重ね、向上心をもって熱心に取り組んでおり、まさに文武両道を具現化した日常にプライドをもって取り組んでいる生徒が圧倒的多数を占めることが本校の大きな特徴です。

 日々の鍛錬は楽しいことばかりではなく、つらい場面や苦しい場面もあるはずですが、どの生徒もともに過ごす仲間たちと励まし合い、支え合ってステップアップに繋げている現状があり、部活動加入率93%が示すとおり、ほとんどの生徒が一度始めた部活動を卒業までやり続ける強さを持っています。

 本日壇上に登った生徒たちは、そうした努力を積み重ね、結果に結びつけることができた生徒たちであり、本校にとっては正に模範的な生徒であると言っていいと思います。それぞれが今回手にした結果に満足することなく、理想を高く持って今後も精進を重ね、更なる高みへと向かってほしいと願います。皆さんには無限大の可能性が広がっています。そして、その可能性を手にするにふさわしい日々を積み重ねているのですから、自信とプライドを持ってますます輝いてほしいと願います。

 頑張れ、越南生!

お詫びと御礼(東部進学フェア)

 昨日5月31日(土)と本日6月1日(日)の2日間、草加アコス7階ホールで行われた東部進学フェアに相談ブースを出展させていただきました。

 東部進学フェアは、県東部地区に在住の中学3年生に対して県東南部に所在する県立高校に加えて近隣の私立高校を招いて、個別対応型の相談機会を創出して進学校選びを支援する観点でNPO法人ゆめネット様が主催し、その年度で最も早い時期に行われる総合進学相談会で、毎年5月末から6月初旬の土日を利用して、アクセスと利便性の良い草加アコスを会場として行われており、地元中学生を中心に非常に多くの方々がご来場される進学イベントです。

 東部進学フェアでは、コロナ禍を経て時間差での入場制限を設定しており、数年前に比べると相談のしやすさが向上したとはいえ、本年度も連日2,000組のご家庭の方々が来場し、それぞれ希望する学校のブースで真剣な眼差しで説明を受けていました。

 本校は、昨年度までは本イベントに参加しておりませんでしたが、年々早期化する中学生の高校進学に対する意識の高揚に対応するべく、本年度から相談窓口を開設させていただくことといたしました。そうした状況の中、多数の皆さまに本校ブースにお越しいただき、心より感謝申し上げます。

 主催者側で1日2,000組限定の完全予約制としておりましたが、本校では、大切な休日を返上してご来場された皆さまが、限られた時間の中でより多くの学校の説明を受けることができるよう、可能な限り本校ブースでの待ち時間をなくして円滑にご対応するべく時間指定の整理券を配布して、指定時刻に起こしいただく方式を採用するとともに、複数の教員を配置して座席だけでなく相談の場を増やして対応させていただきましたが、それでも2日間で250組を超える皆さまにお越しいただきましたため、一定程度の待ち時間が発生してしまう状況がございましたことを心よりお詫び申し上げます。

 また、限られた時間とスペースの中でご希望されるすべての皆さまのニーズにお応えするには、1組当たり7分間余りの限られた時間でのご対応とならざるを得ず、ご相談いただく内容も要点を絞らせていただきましたので、すべての皆さまに十分なお時間を確保することが叶いませんでしたことにつきましても重ねてお詫び申し上げます。

 夏季休業期間以降、本校を会場とした学校説明会を開催いたしますので、施設や在校生の様子の見学も兼ねて、是非そちらにご参加いただき、本校の教育活動等について更に理解を深めていただければ幸甚でございます。

 また、学校で行う説明会はすべての回で同じ内容とするとともに、猛暑の時期は暑さ厳しい体育館を避け、空調の効いた会場にて落ち着いてお話を聞いていただけるよう準備をしております。そのため、他校に比べて少人数での開催となりますことを予めご理解いただきたく存じます。また併せて、すべての回で個別相談の機会も併設いたしますので、ご不明な点などがある場合は有効にご活用いただきたく存じます。

 なお、申込みなどの詳細につきましては、学校ホームページ及び本校公式インスタグラムにて情報を配信いたします。夏季休業期間中の説明会の受付開始は7月10日を予定しておりますが、ご希望される皆さまは、定期的に本校のホームページ等をご確認いただけますようお願い申し上げます。

 これから入試に向かう中学生や保護者の皆さまにおかれましては、ご不安も尽きないことと存じますが、今後様々な学校の説明を受け、それぞれの学校の特色などを比較検討していただき、最も自分が成長できると感じられ、貴重な青春の日々を賭けるにふさわしいと決断できる高校に出願できますことを心より祈念しております。本校校長といたしましては、皆さんが決断した高校が本校でありますことを願っているとともに、入学される皆さんの期待に応えられる高校生活を提供できるよう、しっかりと準備してまいりたいと考えております。本校は、皆さんが「南の風」の一員として入学されることを心より歓迎いたします。

 頑張れ、中学3年生!

関東の分厚い壁に屈す(男子ハンドボール部関東大会)

 本日5月31日(土)群馬県立富岡高等学校にて関東高等学校ハンドボール大会が開催され、先に行われた県予選で埼玉県代表の座を獲得していた本校男子ハンドボール部が初戦に望みました。

 本校男子ハンドボール部は、昨日のうちにバスで現地入りし、午後に行われた開会式に出席したあと高崎市内に宿泊し、コンディションを整えて本日の試合に臨んでいました。

 会場となった富岡高校は、群馬県の第1代表校で、ハンドボールが盛んな学校ですが、県立高校のため本校と同様にコート1面を確保するのがやっとの体育館サイズで、コートサイドに設置された応援席は、応援に駆けつけていただいた保護者の皆さまと本校男女ハンドボール部員であっという間に埋め尽くされました。

 本日の対戦相手は強豪ひしめく千葉県第2代表の二松學舍大学付属柏高等学校で、試合前のアップを見ても身長や体重などのボディーサイズが本校選手たちより一回り大きな印象で、試合前から厳しい試合となりそうな予感がしました。

 試合は予定どおり午前9時30分ちょうどに本校のスローオフで始まり、開始直後の最初の攻防は、両者ともに正確性を欠いて得点には至りませんでしたが、相手の攻撃をブロックした本校は、電光石火のカウンターを仕掛け、幸先よく先制点を奪うことに成功しました。

 しかし、相手も流石に千葉県の決勝を戦ったチームらしく、180cmはあろうかと思われる体格にも関わらずアジリティ(俊敏性)も高く、巧みなパス交換からダイナミックなシュートシーンを作り出し、本校ディフェンスを揺さぶります。本校は、スイッチの入った相手の豪快な攻撃の前に3連続の失点を喫しあっさりと逆転を許してしまいました。

 奮起した本校は、壁のように立ちはだかる相手ディフェンスの前に攻撃に苦しんでいましたが、エースフローターのシュートフェイントからのポストプレーに相手はたまらず悪質なファールを犯し、2分間の退場となった上でPS(ペナルティースロー)を獲得することに成功しました。

 このチャンスにPSを投じたのは本校キャプテン。しかし、緊張していたのか投じたシュートはゴールの枠の上に外れ得点につなげることができませんでした。惜しくも得点を逃した本校でしたが、相手が1人少ないパワープレーの時間を有効に使って同点に追いつき、試合を振り出しに戻しました。

 同点で迎えた場面で再び相手反則によりPSを獲得し、逆転のチャンスが訪れますが、このPSも枠を捉えられず絶好のチャンスをモノにできずにいると、ペナルティが明けて人数が揃った相手は一気にギアを上げて猛攻に転じます。

 高さのある中央からの攻撃に加え、複雑なポジションチェンジとパス交換でディフェンスの的を絞らせない攻撃に連続失点を許し、一気に4点差に点差を広げられてしまいました。本校は必死に食らいつくも、相手のリズムを崩せずにゲームの流れを引き寄せられないまま、7-11の4点差で前半を終えました。

 ハーフタイムには、コートサイドで円陣を組んで監督やコーチからの指示を確認し、逆転するべく気合を入れ直して後半のコートに飛び出していきました。

 しかし、後半開始直後の最初のディフェンスシーンで本校選手に反則があって2分間の退場が命じられ、いきなり1人少ない大ピンチとなりました。本校選手は体を張ったプレーで必死に対応するも、流石に相手もパワープレーのチャンスを見逃すはずもなく、速いパス交換から豪快なシュートシーンを作り出し、次々と得点を重ねます。

 あっという間に6点のビハインドとなる中でペナルティが明けて人数が揃うと、本校もあらかじめ用意していたセットプレーなどから得点し、反撃の狼煙を上げますが、百戦錬磨の相手も動じることなく本校のフォーメーションにアジャストしてきて、良い体制でのシュートシーンを作ることができなくなりました。

 相手は、本校の勢いが弱まったことを見逃さず、フレッシュなメンバーに交代しながらスピードを上げて次々とシュートシーンを作り出します。本校ディフェンスも体を張った守備を見せますが、サイズの大きい相手のパワフルな攻撃を阻止できず、失点を重ねてしまいます。残り10分を切ったところで堪らずタイムアウトを取り、劣勢な流れを切ろうと試みますが、波に乗る相手の勢いを止めることができずに失点を重ね、16-24の8点差で試合終了のブザーを聞くこととなりました。

 初戦を突破し、全国チャンピオンに挑戦することを目指していた本校は、残念ながら初戦で大会を終える結果となりました。怪我によるメンバーチェンジや滑るボールなど不運な面もありましたが、相手のパワーとスピード、高さに押し切られたことも事実です。

 何より悔しいのは、自分たちのストロングポイントを十分に発揮できないまま試合が終わってしまったことです。確かに相手は強かったですが、自軍が流れを掴むチャンスは幾度となくありましたし、そうした場面でミスが出て流れを掴むことができなかったことが本日の敗因であるとも言えます。

 一方で、そうした中でも、越南生らしく準備してきた闘い方に果敢にチャレンジして全力を尽くしたこともまた事実です。強豪校が集う関東大会という高い壁に挑み、それを乗り越えるための自分たちの新たな課題を肌で感じたことだと思います。選手たちには負けた悔しさだけに思考を向けずに、苦しい場面やミスの後にどのように自分たちの力で試合の流れを引き寄せるかということに目を向けて、大会を振り返ってほしいと願います。埼玉県の代表として関東大会に出場したことは紛れもない事実であり、そうした自信とともに、本日の敗戦を糧にしてインターハイ予選に挑んでほしいと願います。

 本日は、雨の中、また遠方にも関わらず、多くの保護者の皆さまにご来場いただくとともに、ご声援を賜り、心より感謝申し上げます。残念ながら初戦突破は果たせませんでしたが、本日の闘いが彼らをまた一回りたくましくしてくれたと信じています。次なる戦いの場はインターハイ予選。必ずやこの悔しさを晴らすべく素晴らしい戦いを見せてくれることを、皆さんとともに期待したいと思います。今後とも、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、男子ハンドボール部!

無限大の情熱を見た!(体育祭)

 本日5月29日(木)本校第2グラウンドにて恒例の体育祭を開催しました。昨日実施した予行では大方の予想を覆して強い日差しが照り付ける中での実施となり、暑さに加えて生徒の熱気で熱中症が心配されましたが、本日は気温も高すぎず晴天の中での開催となり、年に1度のスポーツの祭典に相応しい最高の舞台が整いました。

 本日に先立って、昨日は「予行」として団体種目の予選と本番前最後の練習が実施されました。実施した種目は「綱引き」「玉入れ」「大縄跳び」の3種目でした。

 「玉入れ」と「大縄跳び」は、本日の本番を想定した予行演習で、クラスの団結力が最も重視される種目であることから、本番では、それぞれ入った玉の数、跳んだ回数が団の得点として加算される規定となっています。どちらもクラスごとに作戦を立てて臨み、明日の本番に向けてブラッシュアップを図っていました。

 「綱引き」の予選は、本日の決勝に予選リーグを勝ち抜いた3団しか出場することができないため、どの団も全員で円陣を組んで気合の入ったパフォーマンスを見せてくれました。応援も素晴らしく、まさに「南の風」を感じられるひと時となりました。

 そして迎えた本日の本番では、朝からグラウンドに出てくる生徒たちの顔つきが昨日以上にキラキラしており、最高のパフォーマンスを見せてくれる予感がしました。

 開閉会式などの式典は体育委員が、進行は放送部が、その他の運営は各運動部の生徒たちが分担して主体的に動き、スムーズに進行していきました。

 午前中の実施種目は男女100m走、障害物競走、スウェーデンリレー、みんなでハリケーン、クラス対抗リレー、綱引き決勝でした。

 学校ナンバーワンのスピードスターを決める男女100m走は、学年ごとにタイムレース形式で行われ、男子は1年生が、女子は3年生が本校ナンバーワンの称号を手にしました。障害物競走は、トラック半周125mの間に設置された障害(ネットくぐり、ハードル跳び、ハードルくぐり、煎餅喰い、ふくろ跳び)をすべてクリアしなければなりません。勢いよくスタートしても途中の障害物で順位が入れ替わる波乱のレースの連続で、観ている方も楽しめる競技となりました。

 スウェーデンリレーは第1走者から徐々に走行距離を伸ばしていく特殊なリレーで、スピード重視か持久力重視かを綿密に考えたオーダーでスタートしましたが、ルールの周知が十分にできていなかったことから混乱が生じてレースが成立せず、すべてのチームの得点加算をなくすアクシデントが発生してしまいました。素晴らしいレースを見せてくれた生徒たちには大変申し訳なく感じています。

 みんなでハリケーンは「台風の目」などの名称で小学校時代から経験してきたメジャー種目ですが、高校生のそれは小中学生とはスピードと迫力が全く異なり、回転場面では、棒につかまった女子が遠心力について行けない場面も散見され、ダイナミックで迫力あるレースとなりました。

 クラス対抗リレーでは、男女各5人の選手が半周ずつ走るリレーですが、代表となった生徒をクラスメイト全員が情熱的に応援する一体感の高い種目となりました。

 綱引きは、前日の予行(予選)を勝ち上がった3団による決勝リーグが行われました。この種目は各団が2チームを構成し、それぞれが1戦ずつ戦って勝敗を決める種目で、全力で綱を引く出場者の真横に大応援団が陣取り、声援や熱意がダイレクトに感じられる最も盛り上がった種目となりました。力対力のシンプルな戦いにチーム全員で熱狂する日本人らしい種目で、惜しくも決勝進出を逃したクラスの生徒も含め、全員がとても楽しんでいたのが印象的でした。

 昼休みを挟んで、午後は部活動対抗リレーから始まりました。部活動加入率93%が示すとおり、本校はほぼすべての生徒が文武両道に情熱を注いでおり、生徒たちが部活動に掛ける想いには特別なものがあります。取り組んでいる競技や種目、趣味嗜好は違えども、それぞれがプライドをもって高みを目指しており、例え友達であろうとも勝負となれば常に真剣なのが本校生徒たちの特徴です。よって、多くの学校ではその名のとおりパフォーマンス披露が主体となる文化部においても、意地とプライドを賭けたバチバチの真剣勝負が繰り広げられました。まして、運動部部門では、どの部も打倒陸上部のためにギラギラとしており、各部の威信をかけた応援合戦も桁違いです。さながら埼玉スタジアムにでもいるのではないかと錯覚するような大迫力の雰囲気の中で女子は陸上部が、男子はサッカー部が頂点に立ちました。

 続いて行われた玉入れは、一転してほのぼのとした雰囲気の中で行われ、誰もが楽しめる種目となりました。約5mの高さに吊るされたカゴ目掛けて、上を向いた首が痛くなりながらも必死で玉を投げ上げていました。3団ずつ3レースを実施しましたが、全て1個差の決着となる白熱した戦いとなりました。

 クラスの団結力が最も試される大縄跳びでは、跳んだ回数がそのまま団の得点として加算される大サービスのレギュレーションとなっており、さすがに3年生が跳ぶスキル、縄を回すスキルに加え、心を一つにするスキルでも一日の長があり、上位は3年生が総なめの結果となりました。

 そして体育祭の締めを飾るのは1年生から3年生まですべての学年の生徒で構成する団対抗リレー。各クラスから選りすぐられた選手が各団のすべての生徒の想いを背負ってバトンを繋ぐリレーで、部活動対抗リレーとはまた違った盛り上がりを見せました。すべての生徒が一心に自団の勝利を願ってボルテージがMAXになる中、出場した走者たちは力の限りを尽くしたレースを展開してくれました。グラウンドではすべての生徒のパッションが最高潮に達し、大きな南の風が吹き荒れていました。

 閉会式では、結果発表と表彰を行い、団ごとに座った生徒たちが、競技の結果に一喜一憂しながら、今日1日を名残惜しそうに振り返っていました。勝者となった生徒も敗者となった生徒も、一様に全力を出し切ったという達成感や、仲間とともに一つになれた一体感、そして純粋にスポーツを楽しめたという充実感に満ち溢れていたように感じました。

 本日生徒の皆さんが見せてくれたとおり、皆さんには既に一体感をもって目標に向かう力は十分に備わっています。そうした力が「南の風」の正体であり、皆さんの誇りとすべき他校に負けない越南ISMなのだと言えます。これからもこうした素晴らしいスピリットに対して自信とプライドを持ち、何事に対しても、更なる高みへと向かって邁進続けてほしいと願います。

 本日は、平日にもかかわらず全校生徒の半分以上のご家庭から525名の保護者の皆さまにご来校いただきますとともに、生徒たちの奮闘に熱い声援をいただき、心より感謝申し上げます。おかげさまで、生徒たちは、最高のパフォーマンスを見せることができ、仲間たちとの一体感や全力を尽くした達成感を全身で感じることができました。また、同時に保護者の皆さまの生徒たちに対する愛情の深さを改めて感じることができる大変有意義な機会ともなりました。今後とも、変らぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

いざ、関東へ(男子ハンドボール部壮行会)

 本日5月27日(火)本校体育館において全校生徒が見守る中で表彰式及び壮行会を実施しました。今回の表彰式と壮行会は、関東大会に出場する部活動を対象としており、過日行われた県大会で4位入賞を果たし2年ぶり3度目の関東大会出場権を獲得した男子ハンドボール部の部員たちが壇上に登壇しました。

 男子ハンドボール部は、昨年の関東大会予選のベスト8決めの試合で惜敗し、2年連続3度目の関東大会出場を逃す悔しい思いをしていましたが、その悔しさを糧に1年間鍛錬を重ね、本年度の大会ではベスト4入りを果たすとともに見事に1年越しのリベンジを達成していました。

 ハンドボールの関東大会は5月31日(土)に群馬県富岡市周辺にて1回戦が行われます。本校は富岡高校会場で9時30分開始予定の第1試合に臨みます。対戦相手は強豪ひしめく千葉県第2代表の二松学舎大学附属柏高等学校となっています。

 本日登壇した部員たちを代表して、部長から大会に臨む意気込みが力強く語られましたが、部員たちは総じてキリッとした瞳の奥に闘志を漲らせ、既に心は戦闘モードに突入しているようでした。

 今週は体育祭もありますが、ケガに対するケアやコンディショニング、戦術や戦略の確認などの最後の調整にしっかりと向き合って、ベストコンディションで大会に臨んでほしいと思います。

 当日は残念ながらアベック出場を逃した女子部員たちも現地に駆けつけて、コート上の選手を勇気付けるべく情熱を持って応援する予定です。そうした女子部員たちの想いも背負って「南の風」を吹き荒らし、大暴れしてきてほしいと願います。この1年間、悔しさと対峙しながら成長を積み重ねてきた皆さんなら、必ずや素晴らしいパフォーマンスを発揮できるはずです。皆さんの活躍を信じています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、男子ハンドボール部!

「南の風」を感じ合った大切なひと時(各学年の遠足)

 昨日5月23日(金)、前日まで行われた今年度初めての定期考査を無事に終了して生徒の心が解放感に満たされる中、本校では春の恒例行事である遠足をすべての学年で一斉に実施しました。GW明けから真夏を思わせるように一気に気温が上がり、前日まで続いた蒸し暑い日々から一転、比較的過ごしやすい気候の中、1年生はクラスの親睦を深め、新たな人間関係を構築するために茨城県へのバス旅行で共同作業(カレー作り)、2年生は修学旅行を意識した班別行動による都内散策、3年生は過酷な受験に向かう前の思い出づくりとしてTDL(東京ディズニーランド)班別行動を実施しました。

 1年生は、朝から学校に集合してクラスごとにバスに乗り込み一路茨城県へ向かいました。入学して1か月半が経過し、新たな友達もできて、だいぶ高校生活に慣れるとともに初めての考査も経験し、高校生としての自覚が芽生えてきたところで経験する入学後初めてのお楽しみ行事で、共同作業を通じたクラスの親睦と人間関係の深化が最大の目的となっています。高速道路に乗るまでは朝の交通渋滞に巻き込まれながらも、そうした時間ですら楽しい思い出に変えてくれるクラス全員でのバス旅行。予定どおりに目的地である「こもれび森のイバライド」に到着しました。

 「こもれび森のイバライド」は茨城県稲敷市に所在する都市型農業公園で、1999年に江戸崎農業公園ポティロンの森として開業し、2016年に現在の名称としてリニューアルオープンした農業にフォーカスしたテーマパークで、BBQや飯盒炊爨などの昼食づくりに全天候型で対応してくれる高1遠足の定番施設です。

 生徒は6人から8人程度の班を作り、到着直後からカレー作りに挑戦しました。料理はおろか包丁を持ったことがない男子生徒も、ここぞとばかりに果敢にチャレンジしたり、女子生徒たちは傍若無人に振る舞う男子生徒を上手にリードしつつ手際よく調理する姿が見られ、どのグループもほのぼのとした雰囲気の中で、少しずつ互いの距離感を縮めていきました。出来上がりは、不揃いな野菜や水気量もバラバラで個性的なビジュアルなもののありましたが、みんなで一緒に作ったカレーライスの味はお店では味わえない特別なものとなりました。

 2年生は、12月に控える長崎県への修学旅行の予行を兼ね、羽田空港の出発ロビーに班ごとに集合したのち、あらかじめ計画した目的地を巡り、仲間との親睦を深めました。それぞれの班が訪問する目的地には「学び」を求め、楽しむことだけではなく、知識や経験として今後の自己実現の一助となる学習活動にも取り組みました。

 人気スポットは品川のアクアパークや浅草寺界隈、お台場や築地場外市場などで、横浜まで足を延ばしたグループも散見されました。中には日本科学未来館に赴き、最先端の科学に触れたグループもあり、どの班も楽しみながらもしっかりと「学び」を得られていたようでした。広範囲での散策となったため、時間的にはじっくりと腰を据えた楽しみ方はできませんでしたが、上野公園内での点呼にはすべての班が帰着し、無事に現地解散しました。

 3年生は、これからすべての行事が高校生活最後の経験となる中、苦しい受験が本格化する前の束の間の思い出づくりに、3学年恒例のTDLに行きました。家族や仲良しのメンバーで行くことはあっても、日常生活を共にするクラスメイトと一緒に過ごすTDLはまた違った楽しみがあります。舞浜駅に降り立った生徒たちは、入場ゲート前に陣取った先生方のもとに集合し、注意事項や日程を確認した後、チケットを手にあらかじめ計画したアトラクションに向かって一目散に消えていきました。平日とはいえ一年中激混みのTDLですが、特にこの時期は遠足の目的地とする学校が大挙して訪れるのが慣例で、県内の高校もSeaとLandに分かれて多数の高校が来場しており、中学校の同級生に遭遇する生徒も多く見受けられました。

 パーク内では班ごとにアトラクションを巡ったり食事をしたり、おそろいのカチューシャや被り物でプチ仮装したりと、特別なシチュエーションの中で思い思いの時間を過ごして、クラスメイトとの大切な思い出を育んでいました。

 夕方の点呼時には両手いっぱいにお土産を買いこみ、最高の笑顔で担任のもとに現れ、楽しい時間を過ごせたのだと実感できる1日となりました。中には解散後に夢の続きを見るべく再入場していく生徒たちも散見され、高校生たちにとっての夢の世界の魅力を改めて感じることとなりました。

 総じて言えることは、3学年とも数名の遅刻者はいましたが、すべての行程の中で「南の風」の一員として求められるモラルを十分に認識し、節度ある楽しみ方を体現していたことです。そして、ただ楽しむのだけでなく、仲間を感じ、仲間を想い、仲間との友情を確認し合える大切なひと時となったようです。

 どの学年の生徒たちも、昨日の1日を過ごし、また一歩大人への階段を登ったように感じました。引率した教職員も一様にそうした手ごたえを感じ、学校では味わえない生徒との大切な時間を過ごすことができました。

 週明け以降は、また現実の学校生活が始まります。遠足で得られた学びや人間関係の深化を大切にしつつも、しっかりとけじめをつけて次なる目標に向かってほしいと願います。来週末の5月29日(金)には体育祭が予定されています。こちらも1年を通じて最大級のイベントです。皆さんの「絆」の深さを思い切り表現してほしいと思います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

本校受検を検討している皆さんへ(東部進学フェア出展)

 5月31日(土)、6月1日(日)に草加アコスホール(アコス南館7階)にて開催される埼玉県東部進学フェア高校説明会2025に本校ブースを出展いたします。

 本進学フェアは、特定非営利活動法人ゆめネット様が主催する県内で最も早く行われる進学相談会で、例年5月末から6月上旬の週末に個別相談対応型相談会として行われているものです。

 本年度は、県東南部を中心に県立高校26校、国立高校1校に加えて県内外の私立高校46校がブースを出展し、高校受験を控えた中学3年生とその保護者の皆さまからのご相談に対応するものです。

 本校は、例年「落ち着いた環境でしっかりと説明し、疑問や不安にはじっくりと丁寧に対応したい」との観点から、これまで夏にスーパーアリーナで行われる彩の国進学フェアを除いては、校内で開催する学校説明会に重点を置いて個別相談を行ってまいりました。こうしたプレーヤーズファーストの考え方に今後も変更はありませんが、これに加えて、多くの在校生の地元とも呼べる草加市内で行われる本イベントに、本年度から新たに参加させていただくことといたしました。 

 本進学フェアには、例年多くの来場者が詰め掛けるため、会場内は大変混雑することが予想されますが、本校への進学をお考えの皆さまには、可能な限り丁寧にご対応させていただく所存でございます。

 一方で、限られたスペース及び時間の中でのご対応となるため、すべてのニーズにお応えすることが難しい場面も想定されます。つきましては、夏季休業期間中に本校を会場にして実施いたします学校説明会への参加についても併せてご検討いただきますようお願いいたします。

 なお、東部進学フェアにおける当日の入場は完全予約制となっており、既に予約登録期間は終了しております。また、主催者によって時間ごとの入場規制が設定されており、ご入場いただく時間帯も指定されております。そうした時間的制約のある環境の中ではありますが、可能な限り多くの皆さまにご対応させていただきたいと考えておりますので、ご理解とご配慮を賜りますようお願い申し上げます。日程などの詳細につきましては、特定非営利活動法人ゆめネット様のホームページ(下記参照)をご参照ください。

 また、本校にて開催いたします学校説明会の詳細につきましては、本校ホームページの「中学生の皆さんへ」をご参照いただきますようお願い申し上げます。

 未来の越南生の皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

 

特定非営利活動法人ゆめネット様ホームページ

 https://www.yume-net.biz/

本校ホームページ

 https://koshigayaminami-h.spec.ed.jp/

関東大会出場を目指して(男女テニス部関東大会予選)

 5月17日(土)と18日(日)の2日間、川越総合運動公園テニスコートにて、令和7年度関東高等学校テニス大会埼玉県予選会の男女団体戦が行われ、本校男女テニス部が出場しました。

 この大会には男子72校、女子64校が出場し、男女ともシングルス2人、ダブルス1組が各校代表として出場する3ポイント対抗トーナメント形式で、全試合1タイブレークセットマッチで行われ、男女とも上位4校に関東大会への出場権が与えられるレギュレーションとなっています。

 男子の1回戦は北部地区の熊谷西高校と対戦し、3-0で幸先よく初戦を飾ることができました。2回戦では私立の強豪埼玉栄高校と対戦し、こちらも2-0で勝利してベスト16進出を決めました。

 続く3回戦はベスト8進出を賭けて第5シードの昌平高校との対戦となりました。1回戦からどの試合も負けることなく勝ち上がって波に乗る本校は、ここでも相手を寄せ付けず2-0の完勝を収め、無傷のまま県ベスト8進出を決めて、目標としていた関東大会出場権を賭けて第4シードの強豪川越東高校と対戦することとなりました。

 シード校の昌平高校を撃破して勢いに乗る本校でしたが、流石にトップ4シードとの対戦では思うようにプレーさせてもらうことができず、第1試合で今大会初めての黒星を喫すると、続く第2試合も力負けし、ポイント0-2で押し切られて、目標としていたベスト4進出と関東大会への出場権をあと一歩のところで逃す悔しい結果となりました。

 一方女子は、1回戦で同じ東部地区の越谷北高校との対戦となりました。越谷北高校には、この春まで本校テニス部を率いていた教諭が異動したため因縁の対決となりましたが、本校選手たちは、逞しく成長した姿を見せつけ2-0で勝利しました。続く2回戦では開智中高一貫校との対戦となり、1回戦を勝利して波に乗る本校が2-1の僅差の試合を制してベスト16進出を決めました。

 男子とともにアベックでベスト8進出を狙う本校は、3回戦で第7シードの叡明高校との対戦となりました。同じ越谷レイクタウンという地に建ち、様々な意味でライバル関係にある叡明高校との試合は、第1試合から両者譲らぬ白熱した展開となる中、これまでの実績で上回る叡明高校の前にあと一歩及ばず1-2で敗れ、ベスト8進出は叶いませんでした。

 今大会の最終結果は、男子がベスト8、女子がベスト16で、目標としていた関東大会出場にわずかに届かぬ悔しい結果となりました。そうした中でも、男女とも出場した選手も応援に回った部員たちも心を一つにして全力で闘い、大きな「南の風」を吹かしてくれました。ただ一歩目標に及ばなかったことは真摯に受け止め、これまでの努力の積み重ねを振り返るとともに、更なる高みを目指してほしいと願います。毎日、早朝からの朝練に励み、地道に技能の向上に取り組んでいる皆さんなら、次こそきっと目標に到達することができると信じています。

 また、男子はベスト8に進出したことでインターハイ予選のシード権を獲得することができましたが、女子は残念ながら今大会をもって3年生が引退することとなってしまいました。3年生女子部員の皆さんはこれまで2年間お疲れさまでした。今後は進路という自己実現に気持ちを切り替えて頑張ってほしいと願います。

 頑張れ、越南生!頑張れ、テニス部!

全力を尽くした4日間(陸上部関東大会県予選)

 5月12日(月)から5月15日(金)までの4日間にわたり、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場において令和7年度学校総合体育大会埼玉県大会が開催され、4月中旬にしらこばと運動公園陸上競技場にて行われた東部地区予選を勝ち抜いた本校陸上部の部員たちが出場しました。

 この大会は、6月13日(金)から6月16日(月)にかけて栃木県のカンセキスタジアムで行われる関東高等学校陸上競技大会の県予選となっており、各種目の上位6名(種目によって差異あり)に関東大会への出場権が与えられるものです。

 また、陸上競技の場合、関東大会は同じ日程・会場で北関東大会(埼玉、群馬、栃木、茨城)と南関東大会(東京、神奈川、千葉、山梨)に分かれて開催され、それぞれの上位入賞者に夏のインターハイへの出場権が与えられるレギュレーションとなっており、関東大会とは別にインターハイ予選が行われる他の競技とは異なる大会形式となっています。

 本校からは、シード選手及び東部地区予選を勝ち抜いた10人(12種目)と女子4×100mリレー、女子4×400mリレーに出場しました。

 大会初日には、女子1500m予選(4組)が行われ、予選第2組に若林さん(3年)が出場しましたが、実力を発揮することができず決勝にコマを進めることはできませんでした。午後に行われた女子4×100mリレー予選でも東部地区予選の記録を上回ることができず、準決勝進出を逃すこととなりました。男子棒高跳びに出場する予定であった山木君(3年)と田口君(2年)は、ともに怪我等のため出場を見合わせました。

 大会2日目には昨年秋の関東大会に出場した長尾君(3年)が男子800m予選に出場し、タイム的にはベストに及ばないものの順当に準決勝への進出を決めました。女子800m予選に出場した若林さん(3年)と前島さん(2年)、女子3000m予選に出場した前島さん(2年)は、それぞれハイペースのレースについて行くことができず予選敗退となりました。

 大会3日目には前日の予選を通過した長尾君が男子800m準決勝(3組、2着+2名)第3組に登場しました。直前に行われた第2組の上位4名が1分54秒台という超ハイペースであったため、長尾君は上位2着または1分54秒88を上回る記録が必要となる中、東部地区予選を上回る記録を叩き出しましたが、着順3位の1分56秒台となり、惜しくも決勝進出を逃す結果となりました。男子走り高跳び決勝に出場した原君(2年)は1m75cmをクリアできず4本目の試技に進むことができませんでした。女子走り幅跳び決勝に出場した渡辺心音さん(3年)、渡辺優さん(2年)、久保内さん(2年)は奮闘したものの4本目に進むことができませんでした。

 大会最終日には、男子三段跳びに金森君(2年)が出場しましたが、13m13cmの記録に終わり4本目に進むことができませんでした。タイムレースで行われた女子4×400mリレー予選では、東部地区大会の記録を上回ることができずに残念ながら決勝に進むことができませんでした。

 4日間を闘い抜いた本校陸上部員たちは、ベストを尽くしたものの残念ながら北関東大会への出場権を獲得することができませんでした。しかし、これまで積み重ねてきた日々の努力が皆さんを人間的にもアスリートとしても成長させてくれたことは疑いがありません。胸に「南風」の文字が刻まれたオレンジ色のTシャツを纏いながら、日々地道なトレーニングに打ち込む姿を多くの先生方や生徒たちが見てきました。陸上競技という競技の特性上、記録の更新や着順争いのみがクローズアップされますが、アスリートとして何より大切なのは、真摯に自分と向き合って向上を目指し続けることや仲間との切磋琢磨の中で挑戦し続ける人間性を磨くことであり、そうした意味では、充分に「南風」を体現してくれたと言えるでしょう。

 また、昨年度インターハイ5位入賞を果たした木戸君は、全国の舞台で大幅に記録を伸ばして栄光に輝きました。日々真剣に取り組んでいるとはいえ、スポーツの世界では技術や実力以上にメンタルの充実度が結果を大きく左右するものです。まして、高校生であれば、天候やその場の雰囲気、コンディション、バイオリズムなどにより大きく結果が変わる難しさもあります。そうしたことを含めて、今回の結果を精査して、次なる目標に向かってほしいと願います。皆さんなら、まだまだ高みを目指すことができると信じています。

 大会期間中は、平日開催そして遠方会場にもかかわらず、多くの保護者の皆さまにご声援を賜り、心より感謝申し上げます。選手たちにとっては納得の成果に繋げられなかった生徒もおりますが、次の舞台では必ずや悔しさを晴らす活躍を見せてくれるものと信じています。今後とも、変らぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、陸上部!

生徒の活動を支える皆さまの存在(PTA・後援会総会)

 昨日5月10日(土)本校生徒ホール(食堂)にて、令和7年度PTA後援会総会が開催されました。

 お忙しい中、また朝から小雨の降る足元の悪い中、役員の皆さまをはじめ、多くの保護者の皆さまにご出席を賜り、心より感謝申し上げます。

 PTA後援会総会は、本校生徒の学びの質や環境の向上と保護者の皆さまの研修・親睦・情報共有・教育活動への参画などを目的として、全校生徒の保護者及び本校教職員から成るPTAと本校卒業生の保護者を中心とした後援会の皆さまが、前年度の取組を振り返るとともに、当年度の取組について協議し、会員となるすべての皆さまの総意によって本年度の活動について意思決定するものです。

 総会に先立って行われた本部会では、新旧の役員の皆さまによって総会の進行に係る役割分担と一つひとつの議事について入念な確認が行われ、午後2時から行われた総会に万全の準備で臨みました。

 総会は多くの保護者の皆さまが出席しやすい土曜日に設定されましたが、一言にすべての在校生徒の保護者と言っても、お仕事やご家庭の都合などにより出席が叶わない方も多く、そうした方々には、議事を総会の決定に委ねる委任状をご提出いただき、会員総数1,132名に対して参加者と委任状提出者の総数1,072名となり、会則で定める全体の3分の2の参加が認められ、無事に総会を開催することができました。

 本部会では、提案事項に対して多くの質問が出され、総会にご出席いただく皆さま対して、より適切で分かりやすい内容となるよう調整が行われました。そうした参加者目線に立った事前の準備により、総会ではすべての議案が円滑に審議され、本部や事務局の提案のとおり承認・可決されましたことをご報告いたします。

 ご都合により総会へのご出席が叶わなかった皆さまにおかれましては、学校ホームページの保護者ルームに掲載した議案書をご参照いただき、すべての議事が提案のとおり可決・承認されましたので、ご確認いただきたく存じます。また、議案書につきましては、このあと生徒を通じてすべてのご家庭に配布いたしますので、併せてご承知おきいただけますようお願いいたします。

 近年学校のPTA活動については、全国組織の役員による不祥事や役員の負担の大きさなどから全国・地域・県の組織からの脱退やPTA非加入者の増加など、各学校現場ではPTA組織の在り方について大きな転換点を迎えています。一方で、小中学校などの義務教育諸学校が加盟する日P連と高等学校が加盟する高P連では、母体となる組織が異なるだけでなく、各校におけるPTAの在り方や役員の皆さまの活動内容なども大きく異なるとともに、PTAと並行して組織される後援会を含めた財政的支援は、在籍生徒への充実した学びの環境を提供する上で、欠かせない組織であることも事実であります。

 本校においても、多くの生徒が青春を賭して謳歌する部活動への支援や教育環境の整備などのうち、公費で賄いきれない部分を強力にご支援いただいており、本校生徒たちが、日々充実した学びに向かえるのも、PTA後援会の皆さまの存在のおかげであり、心より感謝を申し上げる次第でございます。

 学校といたしましては、保護者の皆さまの諸活動に対する負担を可能な限り削減するとともに、保護者の皆さま同士のつながりや教職員との情報交換、そして大切なお子様の学校生活を身近に感じていただく場として、無理のない範囲で上手にご活用いただければと考えております。

 今後とも、生徒の学びの環境の充実と自己実現のために、格別のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

雨中の激闘に散る(サッカー部インターハイ地区代表決定戦)

 本日5月6日(火)三郷市のセナリオハウスフィールドにて全国高等学校総合体育大会(通称インターハイ)埼玉県東部支部代表決定戦が開催され、本校サッカー部が出場しました。

 この大会はインターハ予選の県大会に出場する支部代表を決定する大会で、東部支部からは5チームが県大会の切符を手にするレギュレーションとなっています。

 本日は1月に行われた東部支部新人戦3位決定戦で同じく雨の中死闘を演じ3位を分け合った宿敵三郷北高校との再戦となりました。

 三郷北高校は、地元三郷市近辺を拠点とする複数の強豪クラブチームとの連携が深く、過去には県3位入賞という輝かしい実績を持つチームで、毎年ポテンシャルの高い選手が多数在籍する東部地区有数のテクニカルなチームです。

 本日は、天気予報どおり朝から冷たい雨が降り、底冷えするようなあいにくの気候となりましたが、本日の会場は、地盤の固さが気になるものの奇麗な人工芝が敷き詰められたピッチで、雨によるスリッピーな点を除けば全く問題なくプレーできる環境でした。近年は、こうして人工芝ピッチが普及し、多くの公式戦が芝のピッチで戦えるようになり、Jリーグ百年構想のとおり、技術の進歩とサッカーの普及を強く感じられる時代となりました。

 試合は予定どおり午前10時ちょうどに本校のキックオフで始まりました。実際に試合が始まってみると、相手選手たちの技術スキルはかなり高く、ワンタッチのコントロールや次のプレーを意識したボディーアングル、ボールインパクトの強さなどに加え、ボディーサイズも一回り大きくフィジカルな面でも相手が数段上回っており、専門的な目線で客観的に見れば大きな差を感じざるを得ない状況でした。

 対して本校は、フィジカルやボールコントロールでは及ばないものの、高い集中力と献身的なチームカラー、泥臭く闘う粘り強さやチームの一体感では相手を大きく上回っており、こうしたスポーツに最も重要な本質の部分ではどのチームにも負けない素晴らしいスキルを持っているのが本校最大の強みとなっています。大きく点が動くスポーツではないサッカーにおいては、柔道の「柔よく剛を制す」のとおり、往々にして技術の差を凌駕してメンタルの充実したチームが勝利を手にすることがあることも事実です。

 試合は、開始直後からボールを支配されて劣勢が続く中、前半5分にはボールを繋がれ左45度から強烈なミドルシュートを浴びましたが、ボールはゴール右ポストをかすめて事なきを得ます。

 本校も徐々に相手のスピードやタッチに慣れてきてボールを跳ね返すことができ始め、前半9分には右サイドでワンツーから抜け出しクロスを入れるビッグチャンスを作ります。直後の10分にはバイタルエリア中央でボールを拾った本校選手が右足を一閃、目の覚めるようなミドルを放ちますが相手GKのスーパーセーブでゴールネットを揺らすことができません。

 これを機に徐々に本校がリズムを握り、前半15分には再びビッグチャンスが訪れます。左サイドでボールを受けた本校ストライカーが中央に走り込んだゲームメーカーに見事なパスを通し、ゴール正面から強烈なシュートを放つも枠を捉えきれません。

 前半20分には左スローインから2本の横パスを繋いで角度のないところからループシュートを放つも僅かにクロスバーを越えてしまいました。

 とどめは右ミドルゾーンで得たフリーキックを右サイドに展開し、奇麗な弧を描くクロスボールにストライカーがヘディングで飛び込むも、無情にもボールはクロスバーの上を超えてしまいました。約20分にわたり本校が怒涛の波状攻撃を仕掛け、完全にゲームを掌握しながら幾度となくビッグチャンスを迎えましたが、あと一歩のところで得点に結びつけられない展開が続きます。

 すると前半残り10分を切ったところで試合の流れが変わります。相手は縦へのフィードパスを受けた選手が前を向き、本校センターバックとサイドバックの間に走り込むトップの選手に絶妙なスルーパスを送ります。本校GKが果敢に飛び出しセーブするも、そこに飛び込んできた相手選手と交錯し顔面を強打します。倒れ込んだGKに会場内は騒然としましたが、本校GKは気力で立ち上がり、プレーを続けます。

 続く35分にはミドルゾーンで本校が与えた左フリーキックがクロス気味にゴール前にボールが入りピンチを迎えますが、本校GKが勇気を持ったパンチングで凌ぎます。更に前半アディショナルタイム(40+1)には右サイドを突破されてゴール前に入れられたセンタリングを本校GKがはじいたところを詰められて強烈なシュートを打たれますが、本校守備陣が体を張ってCK(コーナーキック)に逃れます。

 立て続けにピンチを迎えたタイミングで与えたセットプレー、そしてアディショナルタイムも僅か。前半ラストプレーになるであろうCKに胸騒ぎがしましたが、案の定左CKがGKの頭上を越えてフォーポストまで深く入り、ポスト際に飛び込んだ相手選手にヘディングで押し込まれ、痛恨の先制点を許してしまいました。前半の多くの時間をゲームプランどおり優位に進めていた本校にとって、まさに一瞬の悪夢で、悔やまれる失点となりました。その後キックオフとともに前半が終了し、なんとももったいない展開となりました。

 ベンチに引き上げてきた選手たちは一様に悔しさを見せていましたが、全く心は折れていませんでした。むしろ追いかける立場となったことで、前半以上にアドレナリンが出ているようで、監督からの分析と指示を冷静にインプットしたのち、気合十分でピッチに飛び出していきました。

 後半開始とともに前線を1人替えた本校は、開始直後から相手に襲い掛かります。前線や中盤の選手が激しいプレスをかけボールを奪いますが、相手のプレッシャーも厳しくスペースへの展開には至りません。そうした中、後半10分に左CKを得ますがゴール正面で合わせたヘディングは枠の外へはずれます。

 相手は後半17分、本校ゴール前でディフェンダーがクリアをもたついている間に2人でプレスをかけ、こぼれ球から強烈なシュートを打たれます。誰もが完全にやられたと思いましたが、幸運にもボールはクロスバーを越えて事なきを得ました。

 対する本校は後半18分にスローインからショートパスを2本繋いで中央からシュートを放ちますが相手ディフェンダーに当たってしまいます。

 残り15分を切ったところで本校はフレッシュなメンバーを2人投入し、ゲームの活性化を図ります。直後には更に2人のメンバーを交代し、スペースを狙った戦術を徹底します。しかし、残り時間を意識して逃げ切りを意識し始めた相手はシンプルなプレーに徹し、リスクを冒しません。後半38分にはメンバーチェンジで時間を稼ぎ、時計を進めます。

 本校は、前線へのフィードを狙いますが、相手も縦への展開を警戒したポジショニングで跳ね返し、ボールが運べません。ついにアディショナルタイムを迎え、運営本部から2分がコールされました。

 本校選手たちは、一矢を報いるべく最後までバイタルエリアにボールを送ろうと試みますが、最後まで相手の牙城を崩し切れず、0-1で無念のホイッスルを聴くこととなりました。

 新人戦に続いて雨の中死闘を演じた両チームのイレブンたち。残念ながら今回は相手に押し切られる形での敗戦となりましたが、テクニックやボディーサイズでは劣るものの、集中力や組織力、闘志や献身性などの点でははるかに本校選手の方が勝っていました。だからこそ拮抗した試合展開に持ち込めたのであり、スポーツの本質として最も大切な部分をしっかりと体現してくれました。特に今大会では新人戦の頃に比べ、空中戦での勝率や全体のスプリント数、セカンドボールの回収率などは格段に良くなっていました。走力に加え、ボールを見る力、展開を読む力がついてきた証であると感じました。

 残念ながら、本校のインターハイは終わりを告げましたが、9月には高校生最大の大会である選手権大会があります。また、それまでの期間には1部昇格を目指すリーグ戦もあります。部員たちには、今大会で得られた課題や反省に目を向けつつも、気持ちを切り替えて更なる高みを目指してほしいと願います。

 また、夏に向けてチームは一旦リセットされることになります。今回ピッチに立つことができなかった選手たちも、ベンチや応援に甘んじることなく、公式戦のピッチに立つことを目指して切磋琢磨してほしいと願います。そうしたし烈なポジション争いがチームの成長を加速していくのです。選手権ではチーム全員でリベンジを果たして必ずや2次予選の切符を手にしましょう。

 本日は、雨の中、しかも連休最終日にもかかわらず大勢の保護者の皆さまにご来場いただきますとともに、ピッチサイドから熱いご声援を賜り、心より感謝申し上げます。残念ながら勝利を手にすることはできませんでしたが、ご覧いただきましたとおり、選手たちは全力を出し切って戦うことができました。今後は、個々人のスキルアップと更なるチーム戦術の熟成を目指して鍛錬を積んでくれることだと思います。そして、9月には皆さまとともに喜びを分かち合える日が来ることを楽しみにしたいと思います。今後とも、変らぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、サッカー部!

進化した越南サウンド(吹奏楽部定期演奏会)

 本日5月5日(月)越谷サンシティホールにて本校吹奏楽部による第39回定期演奏会が開催されました。

 この定期演奏会は、部員たちのご家族の皆さまや様々な形で本校をご支援いただいている皆さまに対して感謝の意を込めて日頃の鍛錬の成果を披露する演奏会で、ご来場いただく皆さまに存分に楽しんでいただけるよう、12月に開催したウィンターコンサート以降、大会の合間を縫って実行委員長を中心に企画の熟考を重ねてきたものです。

 また、越南サウンドに憧れて新たに入部した37名の1年生を加え、3学年総勢118名が揃って開催する初めての演奏会で、夏の吹奏楽コンクールに向けてのスタートとなる大切な節目でもあります。

 更に、今年度からの新たな取組として、地域の子どもたちに気軽に音楽に触れて楽しんでいただくために、通常の定期演奏会とは別に、これまでリハーサルに当てていた午前中の時間を活用して未就学児や小学生でも聴いて踊って楽しめる音楽を中心としたファミリーコンサートを併催しました。多くのお子様連れの方々にご来場いただき、賑やかにお楽しみいただくとともに、部員たちもチビッコたちからたくさんの笑顔とエネルギーを受けて、改めて音楽の楽しさを実感したようでした。

 午後から開催された定期演奏会では、1,600名の座席数を誇る同ホールがご家族の皆さまやご支援いただいている関係の方々、本校生徒を含む多くの中高生たちにご来場いただいたおかげで2階席まで満席となり、これ以上ない最高の舞台が整いました。

 今回の演奏会は3部構成となっており、第1部が2,3年生全員による本年度のコンクール課題曲を含むクラシックステージ、第2部は同様に本年度コンクール課題曲を含むクラシックに1年生のデビューステージやゲーム音楽を混じえたリズミカルで楽しめるステージ、そして第3部が会場を一つにして盛り上がるポップスステージとなっています。

 定刻の午後2時30分にトランペットとトロンボーンのファンファーレとともに第1部のクラシックステージが開演し、最初の楽曲「アルセナール」が演奏されました。僅か3分という短い楽曲ですが、会場の雰囲気を一変させ、聴く者の耳を一気にひきつけるプロローグでした。 

 続く2曲目では、本年度夏のコンクールの課題曲の一つ「祝い酒と踊り唄による幻想曲」で、本年度着任した副顧問が指揮を振り、祭りの賑やかさを想像させる「和」テイストの楽曲を披露しました。

 3曲目は誰もが知る交響組曲「ハリー・ポッター(賢者の石)」を別の副顧問の指揮により演奏しました。映画で良く耳にするサウンドだけでなく、組曲として幽艷なサウンドから壮大な空間を思わせるスケールの大きい楽曲で、様々な楽器が力強くハーモニーを奏でる没入感の強い演奏となりました。

 第1部最後の楽曲は再び主顧問がタクトを振り、J.バーンズ作曲の「交響曲第3番より第三章、第四章」を演奏しました。この曲は、4部構成となっており、その内の後半2章16分間のロングステージで、鉄琴を弦でひいたり複数のソロパートが見られたり、かと思えば力強く迫力満点の場面があったりと変化の激しい聴きどころ満載の楽曲となりました。

 15分間の休憩を挟んで始まった第2部は、ニューフェイスの1年生37名がオレンジ色の揃いのTシャツを着てステージに上りました。司会の2年生がインタビューをすると緊張感MAXで上手く言葉が出てこないシーンもあり、初々しさを感じました。1年生のデビューステージに用意された楽曲は、越南吹部最初の登竜門「100%勇気」です。ステージに立った1年生の中には、高校生になって初めて楽器を持った部員も複数いましたが、僅か1ヶ月の間の猛特訓の成果が実を結び、素人がいるとは全く感じられない4分間の立派なステージとなりました。

 2曲目は本年度のコンクール課題曲Ⅲ、マーチ「メモリーズ・リフレイン」で、行進曲の名のとおり、リズミカルで明るいサウンドから始まり、トランペットやトロンボーンが際立つ場面もあるなど、軽快で聴き心地の良い演奏となりました。

 3曲目は、子どもから大人まで誰もが知っているゲームのテーマ曲、ドラゴンクエストⅢの組曲で、おなじみのサウンドから始まり、リズムや雰囲気の異なる7つの曲を組み合わせた25分間の超大作となりました。曲が進むにつれて荘厳さや疾走感が高まり、最後は広大な大地を旅しているかのような壮大な空間を思い浮かべる重みと深みのあるサウンドで、最初に感じたゲーム音楽の楽しさから自然と奥深い世界観に引き込まれてしまいました。

 再び15分間の休憩を挟んで、いよいよお楽しみの第3部ポップスステージの始まりです。今年のポップスステージは、これまで以上に様々な工夫と見どころが散りばめられていました。生徒指揮者がタクトを振り、気が付くと主顧問が生徒に混じって最後列に陣取りトランペットパートに加わって演奏していました。驚きとともに始まったステージのテーマは越南吹部伝統のキャラクターであるシンフォニー戦隊ビートファイターの誕生秘話で、AI技術の進化が加速して音楽が存在しない1,000年後の未来から偶然2025年の現代にタイムスリップしてやってきた4人の幼馴染が、音楽によって幸せになることを嫌う女王様とその一味によって大切な音楽を消されそうになる越南吹部のピンチに出くわし、女王様一味を倒すために正義の味方シンフォニー戦隊ビートファイターとなって闘うというストーリーで、キャストたちの言動とともに様々な音楽が演奏されたり、音楽に乗ってキャストが踊ったりと、さながらミュージカルを見ているかのように錯覚してしまいそうでした。

 登場するキャストたちもそれぞれ個性的で、アイドルソングとともに登場した3人組は、まるでアイドルコンサートのようにフリフリ衣装を纏ってキュートな笑顔と踊りで会場を盛り上げました。中でも「音消し」の術で越南吹部の活動を邪魔する女王様と子分の演技と掛け合いは秀逸で、悪役になりきってピンチを演出し、その大ピンチからビートファイターが誕生して越南吹部と音楽を救うというハッピーエンドのストーリーも、よく考えられた作品だと本当に感心しました。

 エンディングでは、118人の部員を代表して部長の挨拶があり、ご家族やご支援をいただく関係の皆さまに対する感謝の意と自分たちが目指す「最高の音楽」に対する熱い思いを語りました。

 その後、部員全員が自分の体の一部である楽器を置いて美しい声によりハーモニーを奏でる大合唱、そしてラストは十八番の「宝島」でステージと会場が一体となって盛り上がったところでフィナーレを迎えました。

 今の御時世、限られた活動時間の中で、演奏の練習だけでも精一杯のはずなのに、毎日のインスタ配信に加えて、こうした台本や演出を企画し、小道具や衣装を準備したり、ましてたくさんの踊りを覚えて合わせたりと、いつやっているのだろうかと考えてしまうほど大変だったに違いありません。時には、上手くいかなくてストレスを抱えたこともあるはずです。

 しかし、吹奏楽部の皆さんは、素晴らしいホスピタリティを発揮し、いつも最終的にそうした壁を乗り越えて最高の音楽とともに最高のステージにしてしまうのだから、その順応性と情熱は本当に素晴らしいものだと感じます。

 そんな吹奏楽部のみなさんだからこそ、幾多の困難を乗り越えて吹奏楽強豪校として君臨し、「全国」というワードに本気で口にし、そしてチャレンジできるのだと思います。

 これから夏のコンクールに向けて吹奏楽部の皆さんにとって1年間の集大成となる大切な時期を迎えます。普段から音楽に没頭し音楽に青春を捧げている皆さんなら、少し先に見え隠れする「全国」の舞台に今年こそ立てるはずだと信じています。焦らず地道に、そして着実に前進し、真夏のステージに向かってほしいと願います。皆さんなら必ずできると信じています。

 本日は、たくさんの保護者の皆さま、ご家族の皆さま、そしてご支援をいただいいている関係各所の皆さまにご来場を賜り、心より感謝申し上げます。部員たちは、皆さまの温かなご支援のお陰で大好きな音楽に没頭し、夢の実現に向かうことができています。今年の夏は、必ずや皆さまとともに夢を実現する部員たちの姿が見られることを楽しみにしたいと思います。今後とも、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!

チームの成長に裏付けられた勝利(サッカー部インターハイ地区予選)

 本日5月4日(日)宮代高校にて全国高等学校総合体育大会埼玉県東部支部予選の2回戦が開催され、本校サッカー部が出場しました。

 この大会は、7月26日(土)から1週間にわたり福島県のJヴィレッジほかで行われる全国高等学校総合体育大会(通称インターハイ)の埼玉県代表を決める大会の支部予選で、東部地区からは5チームが県大会の切符を手にし、県大会を制したチームにインターハイの出場権が与えられるレギュレーションとなっています。

 本校は1月に行われた東部支部の新人戦で見事3位となりましたが、抽選により、その試合で死闘を演じ、同点引き分けで両校3位となった三郷北高校と同じブロックとなりました。

 本日の対戦相手は蓮田松韻高校との1回戦を7-0の大差で勝ち上がってきた宮代高校で、相手はプレーし慣れた自校で戦えるアドバンテージがある中、相手校のホームに乗り込んでの戦いとなりました。宮代高校は東部地区北部の田畑の多い地域に立地していますが、駅からわずか徒歩8分のアクセスの良さから代々部活動が盛んな学校で、毎年ポテンシャルの高い選手が数人在籍する侮れないチームです。

 試合は予定どおり午前10時ちょうどに相手のキックオフで始まりました。開始早々から、相手はトップギアでボールに対して直線的なアプローチを仕掛け、ファーストコントロールでボールを落ち着かせられない本校選手との間で球際の激しい攻防が繰り広げられました。また、相手はポゼッションするよりワンタッチで縦に大きく蹴りだし、キック&ラッシュの戦術を優先するため、繋ごうとする本校の僅かなミスも容赦なく蹴り出され、なかなか敵陣深く攻め込むことができない状況が続きました。

 試合前に監督から中央突破で直線的にゴールに向かうのではなく、相手をいなしてサイドを有効に使うよう指示が出ていた中、前半14分にビッグチャンスが訪れます。ミドルゾーン中央から左サイドに展開した本校は、1年生アタッカーが縦に仕掛け、早めのタイミングでクロスを上げると、ファーサイドに走り込んだエースストライカーがドンピシャでヘディングを合わせ、待望の先制点を奪いました。

 このストライカーは、決してテクニックに秀でたプレーが多いわけではありませんが、攻守にわたりスプリントを繰り返す献身的な姿勢と身体を張った泥臭いプレー、そしてチームを鼓舞する強烈なキャプテンシーが身上で、どんな試合でも計算以上の活躍が期待できる堅実性が持ち味であり、かつての日本代表岡崎慎司選手を彷彿させるチームで最も頼れる唯一無二のストライカーです。

 このゴールで一気に「南の風」を掴んだ本校は、縦に急ぐ相手に苦しみながらも手を緩めることなく敵陣に攻め込み、前半20分に再びビッグチャンスを迎えます。ミドルゾーン右からゴール前に放り込んだ縦パスをペナルティエリア中央で相手ディフェンダーとヘディングで競り合うと、こぼれたセカンドボールの落下点に待っていたのは、またしても本校エースストライカー。これを再びヘディングでゴールに叩き込み、追加点を奪取しました。

 ここから更に本校が攻勢を仕掛け、敵陣内でプレーする時間が長くなりました。両軍とも球際の攻防は激しいものの、縦に急ぎすぎるゲーム展開から大味なサッカーになる中、本校は少しずつスペースを意識したサイドアタックが見られ始め、迎えた前半35分にはアタッキングサードに入れた縦パスからボールを繋いで右サイドに展開し、ドリブルでゴールライン際まで深くえぐる理想的な攻撃から、最後はマイナス気味のセンタリングにヘディングで飛び込んだのは三度頼れるストライカー。ゴール正面から豪快にヘディングでたたき込み、前半だけでハットトリックを達成する快挙を成し遂げました。

 一発逆転のないサッカーでは、俗に3点差がセイフティリードと言われますが、3点のビハインドでも全く落ち込む様子もなく変らず全力でプレーする相手は、高校生らしく素晴らしいチームだと感じていましたが、続く前半39分には次なるチャンスが訪れます。ペナルティエリア内に放り込まれたボールをクリアしようと敵味方が混戦となる中、こぼれたボールを拾って右足を一閃したのは本校のトップ下に君臨するボールコントロールに秀でたゲームメーカー。振り抜いた足から放たれたシュートはゴール右に吸い込まれ、豪快にネットを揺らしました。直後に前半終了のホイッスルが吹かれ、4-0のリードを奪って折り返しを迎えることとなりました。

 ハーフタイムには、監督やコーチから称賛される場面もありましたが、高みを目指す本校は、点を重ねながらもビルドアップの点で克服できていない課題の指摘を受け、気を引き締め直して後半のピッチに飛び出していきました。

 試合開始直後から容赦なく太陽が照り付け、気温が上がる中、選手の消耗状況を勘案して、後半は飲水タイムが設けられることとなり、真夏の大会に向けたトーナメントにふさわしく消耗戦になる予感がしました。

 点差は4点ながら、相手守備網を崩し切って奪った得点は3点目の1点だけであったことに加え、相手は点差を気にせず愚直にプレーする好チーム。しかも攻撃陣のポテンシャルは決して低くなく、一瞬でも気を抜けば突破を許してしまうであろうリスクは試合開始直後と変わらない状況で後半がスタートしました。

 後半開始直後の50分、自陣左サイドでファールを受けた本校サイドバックが、クイックスタートでGK(ゴールキーパー)に横パスし、GKがコントロールをもたつく間に相手2人の攻撃陣に囲まれてゴール左30m付近でボールを失うと、こぼれ球を無人のゴールに向かってシュートされ、ボールは一直線に本校のゴールに。誰もが「やられた」と思ったその瞬間、僅かにゴールポスト右側にボールが反れ、幸運にも絶体絶命の大ピンチを切り抜けることができました。ここから一気に勢い付き攻勢を強める相手に対して、本校は受け身に回ったプレーが目立ち、相手に押し込まれる時間が長くなりました。

 更なる追加点を奪って試合を決定づけたい本校は、後半開始10分が経ったところで膠着状態を打破するための2枚替えに踏み切りました。

 フレッシュな2人を加えた本校は、前半の課題であったワンタッチの展開とサイドのスペースの活用を意識しますが、球際に厳しい相手のプレッシャーを上手くいなせない中、時間ばかりが過ぎ、アップダウンの激しい展開に徐々に消耗が激しくなってきました。

 後半も半分以上が過ぎたころ、本校は大活躍だったエースストライカーなど先発の2人に代えて更にフレッシュな2人を投入し、運動量を確保した局面の打開を図りますが、少しずつサイドアタックを意識した展開が増えるものの、ファーストコントロールが落ち着かずにボールを失う場面が連続し、効果的な攻撃に転じることができません。

 残り5分余りとなったところで、勝利を確信した本校は、チームの心臓ともいえるゲームメーカーをお役御免とし、更にフレッシュなメンバーを追加して、攻撃のギアを上げようと試みました。しかし単発のチャンスは作るものの、相手チームも全く集中力を切らさず、後半だけ見れば、どちらが勝っているチームかわからないような時間が過ぎていきました。

 後半途中でハイボールの競り合いの場面で相手選手が痛み、ゲームが止まったことから5分間のアディショナルタイム(追加時間)が設定されました。暑さに両軍とも激しい消耗の中、集中を切らさずに戦い続け、相互に何度かチャンスを迎えたものの、ゴールに結びつけることができずにタイムアップのホイッスルを聴きました。

 終わってみれば4-0の完勝ともいうべき結果ですが、後半は押し込まれる時間が長く、選手たちは勝った気がしない幕切れとなりました。それでも本校選手たちは、相手以上に集中力を高く保ち、苦しい展開が続く時間もチーム全体でボールにアプローチして無失点に抑えて勝利に繋げたことは高く評価できる収穫であったと思います。

 また、新戦力として1年生3人がスターティングメンバーに名を連ねたことや、エースストライカーが確実にチャンスを得点に繋げたこと、10番を背負うゲームメーカーは、ヘディングの際のジャンプのタイミングを掴んだようで、小柄ながらも高い打点で競り勝つ場面が多く見られたこと、ベンチ外となった部員たちの一体感のある素晴らしい応援など、少しずつ自信とともに成長が感じられ、多くの課題はあるものの、強豪チームへの階段を登り始めた兆しの感じられるゲームとなりました。特に羞恥心を乗り越えて、大きな声を張り上げて盛り上げる応援団もピッチと同じように戦っているようで、そのおかげで選手たちは力強い「南の風」を感じることができたのではないでしょうか。

 次戦は、県大会への切符を賭けて明後日5月6日(火)、三郷市のセナリオハウスフィールドで行われる地区代表決定戦に臨むこととなります。相手は本日の試合を5-0で完封勝利した因縁の三郷北高校となります。新人戦の3位決定戦の再戦となり、決着を付けるためにも敗けられない試合となります。

 本校部員たちには、本日素晴らしい応援を見せてくれた部員たちや、いつも献身的に選手をサポートしてくれているマネージャー、そして毎回応援に駆けつけてくださる保護者やOBの皆さまの想いを背負って、必ずや県大会の切符を手にしてほしいと願います。日頃から地道に努力を積み重ねている皆さんなら、必ず成し遂げられると信じています。

 本日も多数の保護者の皆さまにご来場いただき、ご声援を賜りましたことに、心から感謝申し上げます。こうしてご家族の皆さまにご声援をいただけることが、部活動として本物となっていく必須条件であると感じています。後半は難しい展開となりましたが、本日の勝利は、ご家庭でのご理解とご支援のおかげであると感じています。今後とも、変らぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、サッカー部!

 

悔しさのその先には必ず…(男女ハンドボール部関東大会県予選)

 本日5月3日(土)三郷市総合体育館にて関東高等学校ハンドボール大会県予選が最終日を迎え、本校の男女ハンドボール部が揃って3位決定戦に臨みました。

 この大会は、5月30日(金)から6月2日(月)までの期間、群馬県の富岡市で行われる関東大会の埼玉県代表を決定する大会で、男子が上位4チーム、女子が上位3チームに出場権が与えられるレギュレーションとなっており、ともにベスト4進出を決めた本校は、男子が既に昨年のリベンジを果たして出場権を獲得し、女子が5年連続6回目の関東大会出場を目指して本日の試合に臨みました。

 先に試合があったのは女子で、対戦相手はこれまで幾度となくチームを全国や関東の舞台に導いた実績を持つ敏腕指導者が率いる古豪川口北高校で、百戦錬磨の策士が本校相手にどんな戦術を繰り出すのかと想像すると、難しい試合になりそうな予感がしました。

 試合は10時ちょうどにブザーが鳴りスローオフしましたが、直後に相手チームのスタートメンバーの再確認のために試合を止める笛が鳴り、出鼻をくじかれた感じがしました。数分後に確認が終わり、そのままのメンバーでゲームが再開しましたが、スタートから気持ちの切り替えが難しい雰囲気でした。

 相手は、本校よりも平均身長が高く、特に中央の3枚は力のある選手が揃っていました。また、集中力も高くチームとしての戦い方に自信をもって試合に臨んでいる感じがしました。

 試合前の想像どおり、相手は本校のエースフローターを徹底的に封じ込めるべく中央の3枚を中心に執拗なマークとブロックを敷いてきたため、本校はアウトサイドではボールを回せるものの7mライン付近での攻撃のスイッチを入れることができませんでした。

 両チームがそれぞれ素晴らしい守備を見せて点が動かない中、先制したのは相手チームでした。本校もすぐさま反撃し、サイドから飛び込んで1点をもぎ取り、直後に立て続けに2点目を決めて逆転に成功しました。

 その後は互いに有効な攻撃がなかなかできず、両軍得点は重ねるもののロースコアのまま試合が進み、5-5となった前半中盤に本校の右フローターがコート中央でシュート態勢に入ったところで相手と顔面同士がぶつかり、顎をカットするアクシデントに見舞われてしまいました。

 出血した本校選手は急遽一時退場してテープで止血をしましたが、治療の間にメンバーチェンジしたことを契機に、本校は準備してきたセットプレーに挑戦して勝負を仕掛けました。しかし、これがはまらずにミスからボールを失いシュートまで行けない場面が連続し、これでリズムを崩した本校は、ここぞとばかりに攻撃のギアをあげた相手に翻弄され、一気に4連続失点を喫し、ロースコアのゲームで4点のビハインドとなりました。

 本校は、堪らずタイムアウトを取って流れを切ろうとしますが、一度失った流れはなかなか取り戻せません。エースが完全に抑えられて攻め手を失った本校は、相手の猛攻に耐えつつ僅かな隙をついて反撃の糸口を探します。そうした中、途中出場した小柄な選手が、タイトな相手のマークをかいくぐり、股下からポストにパスする超絶ファインプレーを見せ、1点を返したところで前半終了のブザーが鳴り、6-9の3点ビハインドで後半を迎えることとなりました。

 ハーフタイムには、ハードワークした身体をしっかりと休めながら監督の指示を確認し、反撃の狼煙を上げるために選手同士が声を掛け合い、気持ちを引き締め直してコートに飛び出していきました。

 迎えた後半も苦しい展開は変わらず、開始直後から一進一退の攻防が続きました。本校エースフローターに対する徹底した守備は変わらず、なかなか攻撃の糸口が見いだせない中、中央突破ではなくサイドが飛び込んでシュートする場面もありましたが、前半から本校の攻撃の前に壁のように立ちはだかって、ことごとくシュートをブロックしてきた相手GK(ゴールキーパー)の神がかり的なセーブにあい、思うように得点することができません。

 8-13と5点差となったところでタイムアウトを取り、再度攻撃の戦術を確認して、昨年はエースフローターだったポストプレーヤーをフローターに据えたことで相手のマークが甘くなり、新旧エースフローターの強引な突破から4連続得点を挙げて12-14の2点差に追い上げ、一気に流れを引き寄せて会場はこの日一番の盛り上がりを見せました。

 しかし相手監督も経験豊かなだけあって、本校ペースになりかけたタイミングでタイムアウトを取って試合の流れを分断し、浮足立った相手選手たちを落ち着かせます。

 すると、息を吹き返した相手は、前に出てプレッシャーを強め、本校のミスを誘ってボールを奪ってカウンターから3連続失点を喫してしまいました。

 後のない本校は、カウントダウンを始めるタイマーを横目にオールコートプレスでボールを奪いに行きますが、最後は相手に逃げ切られ、試合終了のブザーを聴きました。

 歓喜に湧く相手とは対照的に大粒の涙を瞳に溜め、歯を食いしばる本校の選手たち。天と地ほどの差の中で、言いようのない悔しさと手に掴みかけた関東大会の切符を逃したショックはスタンドで見ていた私たち以上に選手たちが感じているはずです。

 しかし、勝負事には勝者がいれば敗者もいるのです。ここまで順当に、そしてどの試合も大差で勝ち上がってきた本校に対して、厳しい試合を苦しみながら勝ち上がってきた相手の方が勝負に徹した良いゲームをしたということです。

 本校の選手たちは、決して技術的に劣っていたわけではないと感じましたが、本日の試合では相手の対策の前にストロングポイントを出し切ることができませんでした。そうした対戦相手に対する対策を徹底した相手が本校の強みを消し、少ないチャンスを確実に得点に結びつけたことで試合を制したということです。また、本校もこれまで幾度となくGKのスーパープレーに救われてきましたが、相手GKのビッグセーブの連続が相手チームを勇気付け、試合の流れを引き寄せたのだと感じました。本日のMVPは間違いなく相手GKだと言っていいでしょう。

 残念ながら、本日の試合には敗れましたが、そこには敗戦した理由が必ずあるはずです。本校選手たちには、次なる戦いの場であるインターハイ予選でリベンジするためにも、その理由から目をそらさずに糧として更なる成長を目指してほしいと願います。

 続いて行われた男子の試合は、強豪埼玉栄との対戦となりました。両チームとも既に関東大会出場権を獲得しており、どちらが3位を獲得するかというプライドを賭けた試合となりました。

 本校のスローオフで始まった試合は序盤から本校が流れを掴み、2枚看板の本校エースフローターを中心のスローなボール回しから一気にギアをあげてスイッチを入れる攻撃パターンがはまり、一気に5-1とリードを広げました。

 しかし、相手は全く動揺することなくパワフルなポストプレーや小気味よいステップからの中央突破などアジリティー(俊敏性)とパワーにものを言わせた豪快な攻撃で反撃に出ます。受け身に回った本校は一気にギアを上げた相手について行くことができずに失点を重ね、前半中盤には5連続失点を含み10-13とリードを許す苦しい展開となりました。

 追いかける本校はサイド攻撃に活路を見出しますが、これがことごとくゴールポストに跳ね返されて得点できません。そうした中、12-17と5点のビハインドとなったところでポストプレーやアウトサイドからのロングシュートが決まり、5連続得点で1点差に迫ります。しかし相手もパワフル且つスピーディーな攻撃で応戦します。前半残り2分を切ったところで相手が悪質なファールで2分間の退場となり、本校は1人多いパワープレーを仕掛けますが、執拗なマークに相手を振り切れずそのまま前半終了のブザーを聴きました。

 仕切り直して始まった後半は、開始直後から相手が一気にギアを上げて猛攻を仕掛け、勝負を決めにきました。その勢いに押され、本校は必死に喰らいつこうとするも突破され、8連続失点を喫してしまいました。その後1点返すも更に3失点し19-31と大量リードを許す厳しい試合運びとなりました。後半中盤からは相手の勢いも下がり、一進一退の攻防となりましたが、時計だけは無情にもどんどん進んでいきます。

 残り5分となったところで本校はオールコートプレスに切り替え、積極的にボールを奪いに前に出ます。しかし、相手も冷静な対応で、大きく空いた背後のスペースに走り込まれ、次々とGKとの1対1に持ち込まれます。

 試合の行方が決まった27分過ぎには、両軍がメンバーチェンジをしてサブメンバー中心の戦いとなり、それぞれが得点を重ねたところで試合終了のブザーとなりました。結果としては、女子の敗戦に続き、男子も29-41の大差で敗れ、男女ともにこの大会を4位で幕を閉じることとなりました。

 本日は大敗を喫しましたが、男子選手たちには関東大会の出場権が与えられています。本県第4代表とはなりますが、県の代表であることに変わりはありません。胸を張って1年越しにリベンジを果たした関東の舞台に向かってほしいと願います。

 本日は、残念ながら三郷市界隈では「南の風」を感じることができず、男女とも勝利を収めることができませんでした。しかし、順当に準決勝までコマを進めるとともに、本気モードの厳しい試合を経験し、自分たちの現在位置を確認することができたはずです。そして、更なる精進を重ねなければ、自分たちが描いている目標に到達することができないこともその肌で感じたはずです。負けた試合には負けた理由が必ずある。そうした自分たちに足りない部分に目を向け、これまで以上に地道な鍛錬を積み重ねることで、更なる成長を果たして、次なる戦いに挑んでほしいと願います。皆さんなら、必ず実現できるはずです。

 本日は、GWの大切なお休みにもかかわらず、多数の保護者の皆さまにご来場いただくとともに、大声援を賜り、心より感謝申し上げます。残念ながら男女とも勝利を手にすることはできませんでしたが、必ずやこの悔しさを晴らす日が訪れると信じています。その日を皆さんとともに楽しみにしたいと思います。本日は、誠にありがとうございました。

 頑張れ、越南生!頑張れ、男女ハンドボール部!

敗けられない闘いへの挑戦(男子バレーボール部関東大会県予選)

 昨日4月30日(水)関東高等学校バレーボール大会県予選の抽選会があり、5月7日(水)及び9日(金)に行われる県大会の組み合わせが決まりました。

 この大会は5月30日(金)から6月1日(日)にかけて男子は茨城県、女子は埼玉県で行われる高等学校バレーボール2025春季関東大会に出場する県代表校を決定するトーナメント戦で、埼玉県からは上位6校が関東大会への出場権を獲得するレギュレーションとなっています。

 本校男子バレーボール部は、昨年、一昨年と2年連続で春季関東大会に出場しており、今年は3年連続6回目の出場を目指しています。過日行われた東部地区予選では、苦戦する場面はありつつも、昨年度県3位の貫禄を見せつけ、順当に大会を制覇して東部地区優勝校として県大会に臨むことになりました。

 36校が出場する県大会の組み合わせは、シード校の配置の他は厳正な抽選となりましたが、本校を含め、強豪校とされるチームの多くがAゾーンに抽選された印象があり、同じくAゾーンとなった本校は1回戦の伊奈学園総合高校戦から代表権を獲得するまで、「毎日が決勝戦」のように、すべての試合が厳しい試合となることが予想される結果となりました。

 本校男子バレーボール部は、昨年度までチームを牽引していた絶対的エースが卒業したため、本年度は個の力で相手をねじ伏せるというよりも、チーム全体のコンビネーションと集中した守備でボールを拾って多彩な攻撃に繋げるチームスタイルとなり、その分選手同士の共通理解と正確なボールコントロール、タイミングなどがより重要性を増し、勝利の方程式を解くための生命線となっています。新チーム発足以降、こうしたコンビネーションを高めるために基礎から徹底的に取り組み、地道にトレーニングを積み重ねることにより闘うチームを作り上げてきました。

 そうした先輩たちの姿に憧れて、多くの新入部員たちも入部し50名の大所帯になった現在も、1つのコートで全員が一緒にトレーニングに取り組むことは、こうした選手同士のつながりを深め、相互に刺激を与えあって切磋琢磨できる集団作りにつながっています。

 本校の1回戦は彩の国くまがやドーム体育館にて5月7日(水)第5試合で行われます。目指すところは勿論関東大会出場権の獲得ではありますが、まずは初戦から1戦1戦全力で闘い、最終的にいばらの道を制して関東大会という舞台に辿り着いてほしいと願います。

 本校選手たちには、そこに辿り着くための自信とプライド、そしてこれまでの経験という大きなアドバンテージがあります。必ずや負けられない戦いを制し、関東の舞台に立ってくれると信じています。これまで皆さんを支えてきた「南の風」の誇りを忘れずに、越南旋風を吹かしてきてください。

 保護者の皆さまや本校を応援していただいている皆さまにおかれましては、日頃からご支援を賜り感謝申し上げます。大会はGW明けの平日開催となりますが、お時間の許す方は、ぜひ会場にお運びいただき、直接選手たちにご声援を賜ることができれば幸甚に存じます。今後とも、ご理解とご協力、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、男子バレーボール部!

1年越しのリベンジ(ハンドボール部関東大会県予選)

 本日、4月29日(火)熊谷スポーツ文化公園体育館において、関東高等学校ハンドボール大会埼玉県予選が行われ、本校男女ハンドボール部が出場しました。

 この大会は、県内の男子46チーム、女子33チーム(ともに合同チームを含む)が出場し、男子は上位4チームが、女子は上位3チームが群馬県内で行われる関東大会への出場権を獲得するレギュレーションとなっています。県内高校ハンドボール界の現在の勢力図では、男子は浦和学院と浦和実業が、女子は埼玉栄と浦和実業が2強体制を形成しており、本校はこの2強に続く位置にいます。女子はこれまで5年連続で関東大会に出場、男子は昨年度の代表決定戦で敗れて連続出場を逃しているので、今年は何としても男女アベックで関東大会への出場権を獲得すべく気合十分で大会に臨んでいました。

 大会は、既に準決勝までが終了し、本校は男女とも順当に準決勝に進出したものの、4月27日に行われた準決勝でともに第2シードの浦和実業の前に屈し、敗者復活の代表決定トーナメントに出場していました。

 先に試合があったのは女子で、会場に着くとちょうど女子チームがウォーミングアップを終え、試合に向かうところでした。選手たちは肩の力が抜け、リラックスした雰囲気で、いつもどおり元気な笑顔で準備をしていました。

 試合の相手は本校選手たちを誰よりもよく知る前本校監督率いる宿敵三郷北高校で、相手に不足はありません。全力で戦って、成長を見せつけるとともに、関東大会につながる代表決定戦の権利をGETするのみです。選手たちは、新人戦以降ここまでポジションの変更や新たな戦術の落とし込みなど、打倒2強を目指して練習を積み重ねてきており、自信とプライドも相応に高まってきました。

 試合は開始早々から立て続けに本校が3点を取り、一方的な展開となりました。直後に不用意に打たれたシュートで1点を失いましたが、その後は相手のエースがでていなかったこともあり、鉄壁のディフェンスとGK(ゴールキーパー)のファインセーブなどで得点を与えず、前半終了時には12-1の大差となりました。

 この上ない展開で前半を終えた本校ですが、ハーフタイムには廊下に出て気を引き締め直すとともに、練習してきたセットプレーなどの指示を確認して、コートに散っていきました。

 後半開始早々のメンバーチェンジのミスから戦術がハマらずにバタバタしてしまい、隙をつかれて2失点しましたが、その後落ち着いて点を重ね、流れを引き戻しました。相手はたまらずにエースを登場させ打開を図りますが、本校もマンマークするなど対策を講じ、流れを渡しません。両者点を重ねる展開も、やがて相手は疲労が見えはじめてミスが多くなり、逆に本校は主力を温存してバックアップメンバーをコートに送り出す中、バックアップメンバーたちも臆することなくのびのびとプレーし、6連続得点で試合を締めくくりました。

 終わってみれば23-7の完勝といえる試合でしたが、後半チャレンジしたセットプレーでは改善の余地が感じられました。2強の牙城を崩したり、関東大会で結果を残すためには、こうした小さな隙も修正することが求められます。点差だけで試合を振り返るのではなく、更なる高みを目指してほしいと願います。女子は関東大会出場権が3チームとなっているため、5月3日(土)に行われる代表決定戦に勝利する必要があります。本日の結果に満足することなく、気を引き締め直して決戦に臨んでほしいと願います。

 続いて行われた男子の試合は、勝ったチームが関東大会出場を決める代表決定戦となりました。女子が作ってくれた最高の雰囲気の中で、女子に続いて勝利を獲得し、関東大会出場を決めるのみです。対戦相手は、敗者復活戦を勝ち上がってきた浦和西高校との対戦となりました。戦前の予想では、本校がやや有利とされていましたが、相手は士気も高く侮れません。ただ、試合前の選手の顔つきを見る限り、女子と同様に気負いすぎず適度なリラックスムードがあり、こちらも良いゲームができる予感がしました。

 試合開始のブザーとともに本校の選手たちが相手ゴールに迫り、幸先よく先制点をGETすることに成功しました。その後2点を返され、相手が一気に盛り上がりを見せますが、本校選手たちは全く動じず自分たちのプレーに徹していました。本校はフローターの2枚エースが華麗なステップと身のこなしで次々と得点を重ね、あっという間に6-2とリードを広げます。序盤は相手も勢いがあり3点を返されますが、その後は終始本校のペースで展開し、6人のフィールドプレーヤーが見事なフォーメーションを見せて得点を重ねます。時折強烈なロングシュートやトリックからのポストプレーなどで崩されますが、GKのファインセーブもあり前半を17-9で折り返します。

 ハーフタイムに監督の指示を確認し意思統一を図った本校チームは、後半も手を緩めることなく多彩な攻撃を繰り返し、あっという間に10点以上の差が開きました。相手も闘志を剥き出しにして本校のゴールに襲いかかりますが、途中出場したGKが神がかったセーブを連発して相手の攻撃を阻止し、本校の勝利を決定付ける大活躍を見せました。この活躍でチームはさらに活気付き、その後は選手交代をしながら得点を重ね、終わってみれば36-22のセイフティリードを保ったまま関東大会出場を決めました。

 男子は、昨年のこの大会で敗れ、関東大会への連続出場を逃していたため、1年越しのリベンジを果たすことができました。また、本日の大切な1戦を男女とも完勝できたことは、本校選手たちの日頃の鍛錬の証であったと思います。更に、本校の強みは、男女とも素晴らしいGKがゴールを守っていることです。昨年も感じましたが、大事な場面でGKのファインセーブが見られ、試合の流れを維持することに大きく貢献していると感じます。

 見事に関東大会出場を決めた男子部員の皆さん、おめでとうございます。女子部員の皆さんは、男子に続いて次戦で関東大会出場権を獲得できることを願っています。

 次戦は男女とも3位決定戦に出場することとなります。試合は5月3日(土)三郷市総合体育館において女子が10時から、男子が11時30分からの開始となります。GW期間真っ只中の大切な休日となりますが、お時間の許す方は、ぜひ会場にてご声援を賜れれば幸甚に存じます。

 本日は、遠方にも関わらず多数の保護者の皆さまにご来場いただき誠にありがとうございました。皆さんの大声援のお陰で選手たちも自身を持って試合に望むことができました。女子は次戦が大一番となりますが、男子も女子も確実に3位の座を獲得して関東大会に向かってほしいと願います。今後とも、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、ハンドボール部!

 

 

第1シードに惜敗(男子バスケットボール部関東大会地区予選)

 本日4月29日(火)蓮田松韻高校にて関東高等学校バスケットボール大会東部地区予選の代表決定戦が行われ、本校男子バスケットボール部が出場しました。

 この大会は、県大会に直接出場する昌平高校を除く東部地区の39チームが6ブロックに別れ、それぞれのブロックの勝者が東部地区代表として県大会への出場権を獲得するというレギュレーションとなっており、本校は昨年度の総体予選で県ベスト8に進出したものの、その後行われた新人大会で敗れ、シード権を失っていたため、今回は地区第1シードの春日部高校と対戦することとなりました。

 試合前に会場につくと、ウォーミングアップ中の生徒たちが丁寧に挨拶してくれましたが、その顔つきはにこやかな中にも秘めたる闘志が感じられ、良い試合ができそうな予感がしました。

 両軍のウォーミングアップを見る限り、本校の選手たちの動きは軽くコンディションは良さそうでしたが、身長はあまり変わらないものの、相手選手は一回り体格が良く、パワーがありそうで、シュート精度も高く感じました。

 試合開始のブザーとともにトスアップされたボールをキープした本校は、開始早々挨拶代わりに右45度からのスリーポイントを決め、幸先よくスタートを切りました。直後に相手にインサイドから2ゴールを許したものの、本校も小気味よいパス回しから2ゴールを返すなど序盤は終始リードする展開となりました。しかし、そこから立て続けに3ポイントを決められ一気に7点差まで広げられ、形勢逆転かと思われましたが、絶妙なタイミングでのタイムアウトからリズムを取り戻し、25-22と再逆転に成功。その後2ゴールを許すも、第1Q(クウォーター)は31-26で5点のリードを保ったまま終了する絶好の試合運びとなりました。

 2分の休憩後に始まった第2Qは、相手のゴールから始まりましたが、本校も直後に3ポイントを沈めて応戦します。その後相手に2ゴールを許し34-32に迫られたところでタイムアウトを要求して悪い流れを断ち切ります。しかし、タイムアウト明けに立て続けに3ポイントを決められるなど、一気に相手ペースの展開となり、あっという間に12点のビハインドまで離されてしまいました。その後、本校選手も果敢にゴールを狙うもことごとくリングに嫌われ、相手に渡った流れを取り戻すことができずに第2Q終了時点で46-67と21点のビハインドを背負うこととなりました。

 10分間のハーフタイムには、切り替えを図るために屋外の風で体を冷やしながら監督の指示を全員で確認しました。コートに戻ってきた選手たちの目には闘志が見られ、後半の巻き返しを誓って声を掛け合いながらコートに出ていきました。

 迎えた第3Qは、早く追いつきたい焦りからか前半はシュートが入らず、更に点差を広げられましたが、後半になると見違えるように3本の3ポイントをはじめ一気に11点を重ね、点差は68-90と21点差ではあるものの、第3Qだけでは22-23のイーブンの戦いを見せてくれました。

 運命の第4Qは、それまでほぼスタートメンバーが出ずっぱりであったため疲れが見え始め、フレッシュな選手をローテーションで出場させる相手のスピードについていけなくなる場面が増えたことに加え、5ファールで交代を余儀なくされるなど、終始苦しい展開の中で、再び点差を広げられてしまいました。本校選手たちも必死に喰らいつき、体を張ったプレーで応戦するも、相手のスピードが上回り、最後は84-131で試合終了のブザーを聞きました。

 十分な闘志とプライドを持って試合に臨んだ本校選手たちでしたが、残念ながら第1シードの前に屈するという結果となりました。それでも最後まで果敢に相手に立ち向かい、勝利を信じて戦い続けた選手たちは立派でした。また、ギャラリーから大きな声で選手たちに檄を飛ばし続けた応援部隊の部員たちも素晴らしかったと感じました。ただ、本日の試合を見る限り、判断スピード、プレースピード、シュートの精度などの面では、相手が勝っていたことも否めませんでした。

 関東予選では、残念ながら臨んだ結果につなげることはできませんでしたが、期間を開けずにすぐに総体予選が始まります。本日の敗戦とその理由をしっかりと受け止めるとともに、気持ちを切り替えて総体予選に向かってほしいと思います。そして、次こそはチームの目標を達成できるよう頑張ってほしいと願います。

 本日は、多数の保護者の皆さまに会場にてご声援を賜り、心より深く感謝申し上げます。本日は残念な結果となりましたが、チームは総体予選で必ずやリベンジを果たしてくれると思いますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、男子バスケットボール部!

 

引き込まれる没入感(演劇部春季演劇祭)

 本日4月27日(日)三郷市鷹野文化センターにて、東部南地区春季三郷演劇祭が開催され、本校演劇部が出演しました。

 この演劇祭は、県東南部の高校演劇部15校に加え、市民劇団のOASISさんを加えた16団体が出演し、3日間の公演期間のスケジュールで日頃の活動の成果を相互に発表、鑑賞するものです。

 本校演劇部は公演最終日となった本日の午後にスケジュールが組まれており、会場には各校の演劇部の生徒たちと顧問や施設スタッフに加え、保護者の皆さまなどが鑑賞する中での公演となりました。

 舞台入りする直前に大道具を舞台袖に運ぶ部員たちに廊下ですれ違った際に部員たちが私に気付いて明るく「こんにちは!、見に来てくれたんですね!」と声をかけてくれたので、「頑張れよ」と月並みな言葉をかけたものの、部員たちは万遍の笑顔で「はい!」と返してくれたので、不安なく舞台に立てそうだと感じました。

 その後私と同様に公演を見に来た本校の教頭と教員の3人で揃って座席につくと、程なくしてブザーが鳴り、開演予定時刻ちょうどに緞帳が上がりました。

 今回の演目はこさべあきひろ氏の「ダイイング・レッスン」という演目で、これまで多くの演劇部によって演じられてきた高校演劇部界隈では知られた演目に挑戦することとなりました。

 ストーリーは、彼女にふられたことにこの世の絶望感を感じる本田が、自分の最後の場所として人気のない廃屋を選び、手製の爆弾で死のうとしたとき、売れない作家がやってきて、作品の構想に合わせて本田の自殺の気をそいだり、富豪の娘と勘違いされて誘拐された女性とともに誘拐犯が廃屋にやってきて、誘拐の一部始終を目撃した本田が誘拐犯から殺されそうになったりする中で、いつしか登場人物4名に共通する自分たちの心の闇の原因が、思い通りに日常生活が送れないことに対する不満であることに気づき、その不満から逃れるために4人が知恵を出し合って乗り越えてゆくという不思議なストーリーとなっています。

 ストーリーの軸は原作を忠実に描いているものの、細かなセリフや立ち回りはアドリブも含めオリジナリティーを豊富に盛り込んだ作品となっており、緞帳が上がってすぐに本田役の男子生徒が語り始める場面から、シリアスな演技の中の随所にボケやツッコミ的な要素が散りばめられ、会場からは自然と大きな笑い声が上がり、部員たちの絶妙な間合いやセリフなどの工夫が観客の心をしっかりと掴んでいました。

 前回の作品も異世界を舞台にした自然と引き込まれる作品でしたが、今回は新たなキャストを迎えながらも前回作以上に完成度の高い演技構成で、知らず知らずのうちに部員たちの演技に没入していくことができました。

 こうした完成度の高さは、演者だけでなく舞台監督や照明、音響などの裏方役の生徒も含め、部員全員が何度も練習を重ねてきた証だと思います。そうした意味では、演劇はスポーツで言うところの個人競技ではなくチーム競技なのだと強く感じます。たった一つのセリフや照明、音響の間合いのズレが演技全体の完成度に大きく影響するため、作品を仕上げるために繰り返し確認しながら息を合わせてきたのだと思います。

 演劇部の舞台を見ていつも感心するのは、約1時間に及ぶ舞台上でのセリフと演技をすべて記憶して演じきっていることです。やり直しの効かない緊張した舞台の上で役柄になりきって長時間の演技を演じきることは決して簡単ではありません。それを難なくこなす演劇部の生徒たちは、おそらく想像しがたい努力を積み重ねているのだと感じており、見るたびに感心します。

 終演後に会場を出ると部員たちがロビーに待っていてくれて声をかけることができました。どの部員たちにも笑顔が溢れ、満足できる舞台を作り上げられたという安堵感と達成感が感じられる表情が印象的でした。

 部員たちには、こうして好きなことに没頭できる喜びと、その中で仲間とともに試行錯誤しながら困難を克服していく達成感を感じながら自己肯定感を高めていってほしいと願います。

 本日は、ご多忙の中、多数の保護者の皆さまにご鑑賞いただき、心より感謝申し上げます。生徒たちが情熱を傾けて取り組む様々な部活動は、こうして保護者の皆さまをはじめとした誰かに見ていただけて、そして応援していただけて、初めて本物になっていくのだと感じています。本日のような舞台は、生徒たちにとって貴重な発表の場であり、鑑賞していただけたことが何よりの喜びとなったはずです。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、演劇部!

 

県ベスト8まであと一歩(バドミントン部関東大会県予選)

 本日4月26日(土)上尾運動公園体育館において関東高等学校バドミントン大会の県予選が行われ、本校男子バドミントン部が出場しました。

 この大会は、県大会へのシード校4校(男女とも埼玉栄、叡明、浦和北、鴻巣)に加え、各地区の代表8校の合計36校で争われ、上位5校が関東大会の出場権を獲得するレギュレーションとなっています。

 東部地区予選を6位で通過した本校は、抽選の結果2回戦からの登場となり、対戦相手は北部地区2位通過の桶川高校との対戦となりました。試合順が18番目の試合であったため、他校の試合が長引いたことで開始時刻が大幅にずれ込み、コンディション作りが難しい流れの中、午後1時すぎにやっとコールがかかり、第3コートで試合を迎えました。

 スタンドには団体戦で登録外となった部員たちが集結し、大きな声援を送る中で試合が始まりました。試合は2複1単制(ダブルス2組、シングルス1組)で複・単・複の順で試合が行われ2試合先勝で勝敗が決まります。また、1つの試合は21点先取の3セットマッチで2セット先取で勝敗が決する規定となっています。

 初戦の桶川高校戦に臨んだ本校は、先陣のダブルスで序盤こそミスから相手にリードを許したものの、ゲームが進むにつれて落ち着きを取り戻して第1ゲームを先取し、幸先の良い滑り出しを見せました。第2ゲームではミスから相手にペースを握られ、終始追いかける展開の中でゲームを失い、ゲームカウント1-1のタイで最終ゲームにもつれ込む緊迫した試合となりましたが、第3ゲームは劣勢から見事な反撃を見せて勝利し、チーム全体に良い流れ引き寄せました。

 続くシングルスでは、本校のエースが登場し、第1ゲーム、第2ゲームともに終始リードを奪う危なげない展開で勝利し、見事2-0のストレートで北部の強豪を撃破して県大会ベスト16進出を果たしました。

 準々決勝進出をかけた3回戦では、東部地区予選を1位で通過した強豪久喜北陽高校との対戦となりました。本校は、東部地区大会では久喜北陽高校の後塵を拝しており、リベンジを果たすべく気合十分で試合に望みました。

 第1試合のダブルスでは、初戦で出場機会のなかったペアが先陣を切りました。試合の序盤はミスの目立つ相手に対して、冷静に戦う本校ペアが着実に得点を重ね、リードを奪うシーンが続きましたが、中盤以降は徐々に流れを掴まれて逆転を許し、第1ゲームはそのまま押し切られてしまいました。続く第2ゲームでも流れは変わらず、終始追いかける展開の中で奮闘するも、終盤突き放されて第1試合のダブルスを落としてしまいました。

 後のない本校は、続くシングルスで再びエースが登場し、巻き返しを図りました。試合は序盤から一気に本校のペースとなり、相手が戦意を喪失するような素晴らしい展開で第1ゲームを先取しました。第2ゲームも勢いそのままに終始リードする展開となりましたが、試合終盤に相手の粘りにあい、19-19のもつれた中で、最後は実力の差を見せつけて2点を連取して試合カウント1-1のタイに持ち込みました。

 シングルスで良い波に乗った本校は、最後に登場したダブルスでも、勢いそのまま序盤からリードを重ねて第1ゲームを先取しました。このまま押し切れるかと思われましたが、流石に相手も東部地区チャンピオンだけあって簡単には崩れません。逆に本校の僅かな綻びを突いて反撃を繰り出し、畳みかけられるように逆転を許すと、その後は流れを引き戻すことができずに2ゲームを連取されゲームセット。健闘虚しく惜しくも準々決勝進出を逃す結果となりました。

 残念ながら、県ベスト8進出は果たせませんでしたが、試合内容としては決して技術的な部分で相手に劣っていたわけではなく、流れを読む力や苦しい展開のときに我慢する力に差があったように感じました。相手は東部地区チャンピオンとしての自覚や自信、プライドがあり、そうした精神的な強さがここ一番の厳しい状況の中でもピンチを跳ね返すエネルギーとなっていたように感じました。本校選手たちもこうした部分での成長ができれば、東部地区のチャンピオンを倒すことも、そして県のベスト8に進出することも決して夢ではないと感じられる試合でした。

 部員たちには、今回の敗戦の悔しさを忘れずにインターハイ予選でリベンジを果たしてほしいと思います。スポーツの世界では試合で感じた悔しさの受け止め方こそが次なる成長のエネルギーとなり、レベルアップするための必要条件であると言われます。今日の試合を見る限り、決して手の届かないことではないとその肌で感じられたはずです。今日の敗戦を糧に今後のさらなる飛躍を期待します。

 また本日は、お忙しい中、多数の保護者の皆さまに会場にてご声援を賜り、誠にありがとうございました。皆さまのご声援のおかげで、選手たちは全力で戦うことができました。今後とも、変わらぬご支援とご声援を賜わりますようお願い申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、バドミントン部!

もう一つの世代交代(PTA・後援会新旧理事会)

 本日4月19日(土)本校食堂においてPTA・後援会の新旧理事会が行われました。

 今回は、この春入学された52期生の新理事の皆さまを新たにお迎えし、3月に卒業した49期生の理事の皆さんからの世代交代となる令和7年度の理事会組織(案)などについて議論が行われました。

 新理事となりました1年生の保護者の皆さまにおかれましては、各ご家庭において様々なご事情がある中、本校PTAの理事をご受諾いただき、心より感謝申し上げます。上級生の理事の皆さまとともに、可能な限りPTA活動を楽しみながら、無理のない範囲で本校の教育活動にご協力いただければ幸いでございます。

 理事会に先立って行われた本部会においても新旧の本部役員の皆さまにお集まりいただき、理事会における議事進行等について確認しました。

 理事会では、約100名の保護者等の皆さまにご出席いただき、5月10日(土)に開催を予定している総会の議案についてご審議いただきました。

 議事では、旧理事から令和6年度の事業報告がなされたあと事務長から決算報告があり、続いて令和7年度役員改選(案)が示され、PTA及び後援会の新会長をはじめ役員の皆さまの案が承認されました。その後は、令和7年度の事業計画及び予算案などについてご審議いただき、無事にすべての議案が承認され、本日の審議結果のとおり総会に提案される運びとなりました。

 理事会に続いて学年委員会と専門委員会が行われ、それぞれ委員会ごとに本年度の活動について情報共有と意見交換がなされました。

 校長といたしましては、大切なお子様をお預かりするに当たり、どの年代においても、保護者やご家族の皆さまのご理解とご支援無くしては決して満足できる教育環境を提供することはできないと考えています。そうした意味でも、こうして理事の皆さまと学校の教育活動の様子を情報共有し、ご理解を深めていただくことは、生徒たちを自己実現に導く上で、学校とご家庭において多角的な支援を行い、より効果的に学びに向かわせるために大変大きな意味合いを持っていると考えています。

 学校といたしましては、こうした機を捉え、保護者の皆さまと連携・協力しながら、校訓である「文武両道」の理念のもと、すべての生徒が良き学習者へと成長し、自己の夢や目標を実現することができるよう、教職員一同全力で支援してまいります。

 本日は大切な休日にもかかわらずご出席いただき、心より感謝申し上げます。今後とも、本校の教育活動に対しましてご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ツバメの飛来とともに(野球部東部地区代表権獲得)

 今年は久しぶりに見ごろが長く続いた桜の花も徐々に新緑の葉となりつつあり、春の温かさが本格的になってきました。本校も始業式や入学式といった本年度のスタートを切ってから1週間余りが過ぎ、年度当初の行事や授業が始まるとともに、部活動にも1年生の姿が見られ始めるなど、活気あふれる日々が戻ってきました。

 そうした中、本年度も一味違った形での春の訪れを感じています。

 実は、本校の職員玄関のひさしの裏側には以前から燕の巣があり、毎年春の訪れとともに、何処からともなくつがいの燕が子育てにやってくるのです。今年も4月になった頃から姿が見られるようになり、新たに迎えた358名の1年生たちとともに、つがいの燕2羽が「南の風」の一員として本校への入学を果たしました。

 この巣にやってくる燕は大分人間になれており、巣の下を通っても逃げ出すことはありません。現在は、日中を中心に精力的に飛び回り、愛らしい姿を見せてくれています。近いうちに子が生まれ、やがてはその子たちとともに卒業していく(巣立っていく)日が来るのだと思いますが、その日まではあたたかい目で見守りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 また、昨日4月15日(火)には、もう一つ嬉しい知らせが届きました。過日行われた初戦で越谷北高校に勝利した野球部が、本日春日部東高校との東部地区代表決定戦に臨み、戦前の予想通り打撃戦となった試合をチームワークと気力で制し、見事久方ぶりに県大会への出場権を獲得しました。本校野球部が春季大会で県大会に進出するのは、現監督で本校野球部OBでもある永山教諭が現役部員であった時以来とのことで、本当に嬉しい知らせとなりました。

 試合は初回から打撃戦となる中、常に本校がリードする展開で試合は進みましたが、2点リードで迎えた8回裏に同点に追いつかれ、10対10の延長戦へと突入する苦しい試合となりました。延長タイブレークの末、10回表に相手のミスに乗じて打者一巡の猛攻を仕掛け、一挙8点を奪って再びリードすると、その裏の相手の攻撃を2失点に抑えてゲームセットとなりました。終わってみれば18対12の大味な試合となりましたが、試合を戦った選手やスタッフも、応援に駆けつけていただいた保護者の皆さまも、劇的な勝利に歓喜の輪が広がりました。

 この勝利は、これまで地道なトレーニングを、部員たちが意識高く取り組んできた積み重ねの賜物であり、努力が報われた瞬間であったのだと思います。厳しい試合こそ、そのチームの真価が問われるのがスポーツ界の常であり、部員たちにはこの勝利を自信にするとともに、自分たちの取組を更にブラッシュアップし、強豪校がひしめく県大会に向けて、挑戦者として「越南魂」をぶつけ、「南の風」旋風を吹き荒らしてきてほしいと願います。

 職員玄関に訪れた燕とともに、心温まる知らせの連続に、これから本格化する各部活動の関東大会予選やインターハイ予選などでも「南の風」を吹かせ、良い連鎖を生み出すことができればと感じています。 

 頑張れ、越南生!頑張れ、運動部!

 

会心の勝利(野球部春季地区大会1回戦)

 本日4月12日(土)越谷市民球場において令和7年度春季高等学校野球大会地区予選の1回戦が行われ、本校野球部が越谷北高校と対戦しました。この大会は5月下旬に行われる関東高等学校野球大会の予選となる県大会への出場権をかけた地区大会の位置付けで、東部地区は3~4校が9ブロックに分かれてトーナメント戦を行って県大会への出場校を決定するレギュレーションとなっており、本校は春日部東高校、開智未来高校、越谷北高校との4校のブロックとなりました。

 この1週間局地的な豪雨が降ったり、強風が吹いたりと天気が安定せず、十分な準備が難しい状況であったとともに、本日の試合日程も危ぶまれましたが、本日は朝から好天に恵まれ絶好の野球日和となりました。しかも、会場が越谷市民球場ということで、まさにホームゲームの勢いで本日を迎えることができました。ただ、本日の試合は地元越谷市内の南北高校対決となり、対戦相手となった越谷北高校もまた同様に良い環境で本日のゲームを迎えられたので、まさに同じ条件での実力勝負の一戦となりました。

 本校野球部は、新チーム発足直後の昨秋の試合で越谷北高校に敗れており、本日は連敗の許されない大切なリベンジマッチとなりました。

 主審の合図で両軍選手がベンチから一斉に飛び出して挨拶を終えたのち、先攻が越谷北高校、本校は後攻で試合が始まり、本校は制球力が光る2年生左腕がマウンドに立ちました。試合開始のサイレンとともに始まった1回表は、本校左腕の丁寧なピッチングで2者連続三振、3人目はセカンドゴロに仕留め、三者凡退の幸先の良いスタートを切りました。

 1回裏の本校の攻撃は、この日は応援部隊となった部員とスタンドの駆け付けたたくさんの保護者の皆さまがメガホンを叩いて盛り上げたものの、四球1つを挟んで、三振と凡打で得点できず、チェンジとなりました。

 迎えた2回表は先頭打者をショートゴロに打ち取り、初回のような良いリズムで進むのかと思われた矢先、1アウトから打ち取ったかに思われたセカンドフライが、雲の混じった白い空に飛球がのみ込まれて落球し、初の走者を出してしまいました。このエラーでリズムが崩れ、その後センター前ヒット2本を喫して先制点を許す苦しい展開となりました。

 早い回で同点に追いつきたい本校は、スタンドの応援に応えるべく2回裏の攻撃で相手のエラーに乗じて反撃の狼煙を上げ、内野安打やスクイズ、犠牲フライなど多彩な攻めで一挙4点を挙げ、試合をひっくり返して本校のリズムに引き戻すことに成功しました。

 3回表、4回表はいくつかのミスはあったものの落ち着いた守備を見せ、無失点に切り抜け、迎えた4回裏にレフトへの強打を相手が補給できずに1塁に走者が出たところから、わずか2球で2つの盗塁を決め、1アウト3塁の得点機を迎えました。ここで続く打者がセンターオーバーのタイムリー3塁打で1点を加え、5対1とリードを広げました。

 また、5回裏には右中間へのヒットの後、代打で出場した選手が左中間にタイムリー、更に2度のワイルドピッチで2点の追加点を奪って7対1とし、7回コールドまであと1点と迫りました。

 つづく6回裏の攻撃は、打ち取られたかに見えたセカンドゴロを相手がエラーし1塁に走者が出て、その後盗塁と犠牲フライによるタッチアップという機動力を生かした攻撃で1アウト3塁に走者を進め、スクイズで1点を追加して待望の7点差をつけ、7回表の相手の攻撃を無失点に抑えれば7回コールド勝ちの権利を手にしました。

 迎えた7回表の相手の攻撃では6回からマウンドに立ったエースが、勝利を目前にして肩に力が入り、甘く入ったストレートをセンター前に運ばれるヒットを1本打たれたものの、その他の打者を見事に3者三振に打ち取り、会心の締めくくりでゲームセットのサイレンを聴きました。

 試合前の予想では、やや本校が優勢ではあるものの、両軍にミスがなければ拮抗した試合展開も想定されましたが、終わってみれば8対1、7回コールド勝利となり、選手たちにも会心の笑顔が見られるとともに、初戦を制してほっとしつつ自信にも繋がった一戦だったのではないでしょうか。試合後には多数駆けつけてくださった保護者会の皆さまを代表して会長様からも激励のお言葉を頂戴し、選手たちの視線は既に次戦に向いていました。

 野球部の部員たちは、時や場所や相手を選ばずに、私をはじめとした大人に対して、出会ったその瞬間に一旦立ち止まり、体の向きと姿勢を整えて元気な声で挨拶をしてくれる姿が普段からとても印象的です。

 また、決して突出したスキルのある選手ばかりではないものの、日々の鍛錬に対しても急がずに目標を定め、スモールステップを積み重ねながら地道にコツコツと取り組むことをチーム全体で切磋琢磨しながら実践しており、まさに本校の生徒たちの姿を象徴する模範的な存在となっています。

 次戦は4月15日(火)岩槻川通球場において、本校と同じく本日の1回戦を制した春日部東高校との対戦となりました。春日部東高校は、本校同様に「文武両道」を校風とし、伝統的に部活動を中心とした学校づくりに取り組むライバル校です。野球においてもそれは同じであり、相手に不足はありません。部員たちには、次戦の代表決定戦を制して県大会へとコマを進めるべく、また、大事な試合で練習の成果を十分に発揮できるよう、油断せずに気を引き締めて決戦に臨んでほしいと思います。

 本日は、年度初めの大切な休日にもかかわらず、多数の保護者の皆さま、そしてOB・OGの皆さまに会場にて直接ご声援を賜り、誠にありがとうございました。皆さまの熱いご声援のおかげで、「南の風」がスタンドからグラウンドへとパワーを伝え、選手たちが持てる力を発揮できる結果となりました。本日の勝利は、皆さまのご声援のおかげであると感じています。

 次戦は残念ながら平日の開催となりますが、お時間の許す方は、是非球場にお運びいただき、本日と同様にご声援を賜ることができれば幸甚に存じます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、野球部!

「南の風」参画の儀(対面式)

 本日4月10日(木)本校体育館において対面式が行われました。この行事は、本年度入学した1年生を上級生に当たる2,3年生が本校の仲間として迎え入れ、全校生徒で新たなスタートを切る今年度最初の学校行事であり、2日前に入学式を終えたばかりの初々しい358名の1年生が「南の風」の一員となりました。

 緊張した面持ちで肩に力が入った1年生に対し、どこか先輩風を吹かせながらリラックスした表情で1年生を見つめる上級生。体育館内は中央のわずか3mほどのスペースを境に、全く異なる雰囲気の中で開式を迎えましたが、プログラムが進み、実際に顔を合わせ、上級生たちが本校の特色の一部である様々な学校行事をコミカルに紹介してくれたおかげで、徐々に緊張感も解け和やかな雰囲気に包まれていきました。

 毎年3月には「卒業」という別れの時があり、4月にはこうして新たな出会いがあることで、学校は常に世代の異なる3学年の生徒で構成されることになります。そして、この出会いによって仲間となり、青春のひと時を共に過ごすことで様々な経験から得られる人間的な成長と強固な人間関係が生まれ、そうした財産が生徒たちの未来を広げていくのです。

 地球上には現在81億人以上の人々が存在しています。つまり、今日の出会いは81億分の1,000の奇跡なのであり、「越谷南高校」という共通点を持つ者のみが得られた貴重な出会いなのです。そして、今日の出会いを含め、これまで「越谷南高校」の名のもとに集まったあまたの出会いが、これまでの本校の輝かしい歴史を積み重ねてきたのです。だからこそ、今日の出会いは、きっとこれからの本校の歴史をこれまで以上に素晴らしいものに塗り替えてくれるものと信じています。

 1年生には、この貴重な出会いを大切にし、身近な存在となった上級生たちから様々な刺激を受け、少しずつ越南生らしさである「南の風」の精神を身に付けていってほしいと願います。

 また上級生の皆さんには、「越南生」とは何ぞや、「南の風」とは何ぞや、ということを威厳と風格を持ってその背中で語り、強く、優しく、逞しく導いてほしいと願います。

 そして、すべての生徒がそれぞれ自分の選んだ場所で輝き、これまで以上に力強く「南の風2025」を吹かせてくれることを期待しています。

 頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!

令和7年度「南の風」新たなスタート(令和7年度始業式、第52回入学式)

 本日4月8日(火)、グラウンド脇に咲き並ぶ満開の桜を横目に見ながら、久しぶりに生徒たちが登校し、賑やかな学校が戻ってきました。

 午前中は、新2,3年生が体育館に集まって着任式と始業式が行われたのち、クラス担任と生徒たちのクラス発表があり、一喜一憂の賑やかな雰囲気の中で令和7年度のスタートを切りました。

 わずか数日前まで1,2年生であった生徒たちが、新年度を迎え1学年アップグレードしたことで、心なしか少し大人になって、逞しく見えたのは私だけでしょうか。

 冒頭で行われた着任式では、令和6年度末で異動となられた教職員23名(非常勤等を含む)を紹介したのち、本年度新たにお迎えした19名(非常勤等を含む)の教職員に登壇してもらい、一人ひとりお名前をお呼びしながら紹介しました。

 生徒たちは私語もなく、体育館内は静けさに包まれていましたが、目の前に立った初めて会う先生方や事務職員たちに鋭い視線を向けて観察しているようで、「どんな先生なんだろう」と、興味が湧いている様子でした。そして最後に、新転入者を代表して寺岡教頭が挨拶をして着任式を終えました。

 続けて令和7年度1学期の始業式を実施しました。毎回最初に行う校長講話では、これまでの慣例に沿ってスライドを用いて、本日のテーマ「有用」について話をしました。

 「有用」とは、「用がある」つまり「役に立つ」という意味であり、1300年前の時代に生きた漢詩の仙人李白の詩の一節や83年前に書かれた小説が人生のバイブルのように重版を重ね、宮崎駿監督によって映画化された「君たちはどう生きるか」を紹介しながら、すべての人には一人ひとり必ず役割があり、そして誰かの役に立っているのだということを伝えました。そして、新たなスタートを切るに当たり、そうした考えに立った上で、より多くの人に対して、より有用な、そして必要とされる存在になることを目指すべきなのだと伝えました。

 生徒の皆さんには、いま情熱を傾け日々努力を重ねていることがやがて実を結び、誰からも必要とされる「有用」な人材となって、輝く未来を手にできることを期待しています。

 また、気温も上がり春の温かさが感じられる天気となった午後には第52回入学式を挙行しました。本日入学式を迎えた新入生の皆さん、保護者の皆さま、ご入学誠におめでとうございます。そして、ようこそ越谷南高校へ。今日から皆さんも「南の風」の一員となりました。「南の風」とは何かということをしっかりと理解し、プライドを持って生活してほしいと願います。

 式の前後では、真新しい制服に身を包み、緊張した表情で保護者とともに入学式の看板の前や桜の木の下で記念写真を撮る姿が印象的でした。

 入学式では、「担任の後に続いて入場し、クラスの席に1列に並んで、担任に合わせて一礼して座る」という初めての共同作業に挑戦したり、実際に担任から氏名を呼名されるなど、越南生になったのだという実感が、少しは味わえたのではないでしょうか。

 式辞では、本校での高校3年間をスタートするに当たり、覚えておいてほしいこととして、「夢を持ち、その実現に向かって努力を重ねてほしい」ということ。「他者に求められる人物を目指せ」ということ。「苦手から逃げずに学び続けよ」ということの3つをお話しました。

 いずれの話も、高校3年間だけでなく、この後の長い人生の道標となることであり、新入生の皆さんには、3年後をステップとして人生のどこかで自分の目指す姿を手に入れ、社会の様々な舞台で眩しい輝きを放つ人物となってほしいと願います。

 保護者の皆さまにおかれましては、本日は年度初めのご多忙の中、また平日にもかかわらずご臨席を賜り、心より感謝申し上げます。本校が目指す教育活動は、皆さまのご理解とご協力、そしてご支援によって生徒たちに有意義な学びの場を提供できているのだと考えています。

 本校は、生徒の皆さんが目指すそれぞれの夢の実現のために、教職員一丸となって支援してまいります。本日の入学式を機に、保護者の皆さまも本校並びに生徒たちの良きサポーターとして、力強く背中を押していただけますと幸甚に存じます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、新入生!

地元産官学のコラボ第2弾「3x3 Koshigaya Soka High School Championships」(女子バスケットボール部)

 本日、3月29日(土)私立叡明高等学校体育館において「3x3 Koshigaya Soka High School Championships」が開催されました。

 この大会は、プロバスケットボールチーム「越谷アルファーズ」の地元越谷市が本校女子バスケットボール部との連携の中で、バスケットボールの普及と地域の活性化を目的としてイオンレイクタウンとコラボして1月25日に開催した3×3 U-18(18才以下) Ripple’s Challenge2025の第2弾で、今回は越谷市内の高校だけでなく、近隣の草加市や三郷市の高校にも参加を呼びかけて開催が実現したものです。

 しかも今回は、女子の本戦に加え、男女のエキシビションマッチも開催されるとともに、プロのDJやMCがリアルタイムで会場を盛り上げ、スポンサーによる協賛ブースが設置されるなど、大会の規模そのものが飛躍的に拡大しています。これも大会を主催する越谷市とイオンレイクタウン様、J:COM様のご協力のおかげであると感じました。

 本来であれば、本日はイオンレイクタウンアウトレットの空の広場を会場として、買い物に訪れた一般来場者を巻き込んで、青空のもとでプレーする高校生たちの青春の姿を通じてバスケットボールを「する人」「見る人」「支える人」を増やし、普及につなげるという目的があったのですが、あいにく前夜からの雨によって、やむなく会場を叡明高校の体育館に移して開催されたものです。

 会場につくと既にエキシビションマッチが始まっており、本戦に出場しない本校のチームが戦っていました。残念ながら敗れはしたものの、必死に戦う姿が印象的でした。

 エキシビションマッチに続いて9時45分から本戦1回戦が始まり、本校Aチーム「マッスルクラッシャーズ越谷南」が第2試合に登場しました。相手は県大会上位常連の強豪校草加南高校「梅」との対戦となり、初戦から緊張感MAXのビッグマッチとなりました。

 試合は、開始直後から高身長な上にアジリティー(俊敏性)もボールテクニックもある相手に一気に主導権を握られ、スピード感あるパス回しから次々とシュートを決められて、本校マッスルクラッシャーズは攻守にわたって後手を踏む展開となりました。

 必死に喰らいついてボールを奪おうと奮闘するも、自分たちのペースがつかめないまま無情にも時間だけが過ぎ、10点以上ついた差を縮めることができないまま無念の初戦敗退となりました。

 Aチームの敗戦を目の前で眼に焼き付けたBチーム「パーク清水越谷南」は5試合目に登場し、Aチームのリベンジを誓って草加西高校「おぱんちゅうさぎ」と対戦しました。

 試合は、両チームともボックス内のディフェンスが固く、ゴール下への侵入ができずに外からの2ポイントシュートが目立ちましたが、シュートの精度が低くリバウンド合戦の様相となりました。

 拮抗した展開の中で、リバウンドを拾いパスのリズムとドライブに活路を見出す相手チームにリードを許し、終始追いかける苦しい展開の中、本校選手の2ポイントや高身長を生かしたセンターへの攻撃から一時は同点に追いつき、会場のボルテージが一気に上がる白熱した試合展開となりました。

 しかし、試合の終盤残り1分を切ったところで、相手に2ポイントシュートを決められて突き放され、本校はブザービーターを狙って反撃に転じるもゴールは遠く、ボールロストから最後は相手にボールをキープされて試合終了のブザーを聴きました。

 結果的に本校は出場した2チームともに初戦敗退となり、試合後は悔しい表情を見せつつも、常に全力で戦う姿はそれだけでも高校生らしく心を動かされるものがありました。

 また、試合に出場しない部員たちが一体感を持って応援したり、1月に続き大会ホスト校としてオフィシャル活動全般を担当するなど、本大会を盛り上げ、支える活躍はとても素晴らしいものがありました。

 更には、裏方の仕事に従事しながらも試合の合間に多くの部員が笑顔で挨拶に来てくれるなど、いつもながらプレーヤーである前に人としての爽やかさや素晴らしさも感じました。こうした人としての魅力が部員たちを取り巻く人たちの心を惹きつけ、応援される選手やチームへと成長していくのだと思います。

 部員たちには、プレーヤーとしての成長や大会での活躍はもちろんですが、こうした素直さや誠実さ、真面目さや優しさなど、人としての成長を忘れずに精進を続けてほしいと願います。

 本日は足元の悪い中、たくさんの保護者の皆さまに応援に駆けつけていただき誠にありがとうございました。素直で明るい部員たちの成長は、こうした保護者の皆さまのご支援のおかげであると強く感じています。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 また、1月に続き大会を企画運営し、高校生たちに素晴らしい活躍の場をご提供いただきました越谷市様、イオンレイクタウン様、J:COM様ほか関係の皆さまに心より感謝申し上げます。

 頑張れ、越南生!頑張れ、女子バスケットボール部!

1年の締めくくり(令和6年度修了式)

 5日遅れとなってしまいましたが、去る3月24日(月)、本年度1年間の教育活動の締めくくりとして、本校体育館において令和6年度修了式を実施しました。

 卒業式後初めて1,2年生全員が集合した体育館は、それまで3年生が居た分だけスペースができ、ステージ上から見た印象は「一気に少なくなったな」という寂しさにも似た感覚を感じました。

 各学期の節目である始業式や終業式などでは、生徒たちが夢や希望に力強く向かってほしいとの思いを込めて、様々な角度から話をしてきましたが、1年の締めくくりである学年末の修了式では、自分自身を俯瞰した視点で見つめ直すことを目的に「物事の価値」について、次のようなお話しをしました。※以下概略(内容の要点のみで原文とは異なります)

 人はみな、自分自身の目の前の物事に対してそれぞれの価値観を持っており、自分の趣味嗜好や生活環境、性格や性別など、自身を取り巻く様々な要因によってその価値観が変化します。そして、そうした個人の価値観で物事の良し悪しや、要不要、優先度などを評価して取捨選択を繰り返しています。

 一方で、この世の中に存在するあらゆる物は、それぞれに一定の価値を有しているからこそ存在しているのであり、価値のないものなど何一つないこともまた事実であります。

 しかし、一定の価値を持つはずの「もの」自体を評価し、価値という値札をつけるのは評価する側の人間であり、価値を持っているはずの「もの」自体ではないのです。

 更に、人は何に価値を感じ、また感じないかは人それぞれである一方で、すべての人が価値を感じるものに共通していることは、その価値を評価する側の人にとって「満足を与えるもの」であり「必要とされるもの」であるということです。

 これを、私たち人間に置き換えると、言うまでもなくすべての人はみなそれぞれに価値を持っており、価値のない人間などこの世の中に存在しないのであり、本校に在籍する全ての生徒たちもまた、それぞれに日々研鑽を積み、光り輝く価値を持っていることは紛れもない事実であります。

 しかし、自分の価値は自分が決めるものではなく、自分に関わるすべての他者が決めるのであり、「自分はこんなに頑張っています」とか「自分にはこんな素晴らしい力があります」などと言っても社会ではその価値を認めてくれることにはつながらないのです。

 真に価値ある人間になるためには、自分の価値を評価する側の人間である他者にとって「満足を与える存在」であり「必要とされる存在」であることが重要であり、だからこそ、今現在皆さんが情熱を持って努力を重ねている勉学や部活動、そしてこの先の人生に描く夢や希望は、何のためにそれを目指すのかという「目的」が、自分の自己満足のためではなく、大切な誰かにとって「満足を与えること」であり「必要とされること」である必要があるのです。

 自分が満足することを目的としている人は、どんなに地位や権力、財産があろうとも、振り向いたら誰もいないような寂しい人生を送ることになるのです。

 生徒の皆さんは、皆それぞれに価値があり、個性があり、無限大の可能性があるのだからこそ、また日々直向きに努力を積み重ねているのだからこそ、その目的を「誰かのため」という視点をもって定め、真の価値を高めていってほしいと願います。

 皆さんの努力がやがて実を結び、心に描いた夢をその手に掴んだとき、それは同時に皆さんにとって大切な誰かの夢が叶うときであって、その大切な誰かに喜びや幸せをもたらすことこそが、やがて自分自身の価値を高め、自分自身の喜びや幸せにつながるのです。

 越南生の皆さんなら、そんな生き方が必ずできると信じています。

 頑張れ、越南生!