校長室より
関東の舞台で躍動(写真部:関東高等学校写真展)
本日2月7日(土)都内西新宿エリアに立地する東京工芸大学にて2月2日(月)開催されている第32回関東高等学校写真展東京大会2026を見に行ってきました。
この写真展は、本年度各都県で開催された春と秋の高校写真展にて優秀であると評価された作品の中から、来夏に行われる全国高等学校総合文化祭に出展される作品を除いた作品が一堂に会して展示される関東規模の写真展となっており、本日最終日を迎えていました。
大会は1都7県で持ち回りとなっており、今年度は東京開催となりました。本年度の会場は、大学の校舎のワンフロアを使ったもので、思いのほかこじんまりとした雰囲気でしたが、各都県の代表作品として推薦を受けた優秀な作品20点(8都県で160点)が都県ごとに展示されており、会場内は見学に来た高校生たちで賑わっていました。
本校からは、6月展で優良賞を獲得していた浜田琉海さん(2年)の「TRÄUMELAND」と11月展で最優秀賞を獲得していたパスマイカさん(3年)の「揺れる心、揺れない心」の2点が出展されており、このうち浜田さんの作品が見事に優秀賞を獲得することができました。
浜田さんの作品は、昨年6月までの1年間本校に在籍していたドイツ人留学生が、本校ホームルーム棟の階段に展示されている美術部員が描いた絵画作品を、母国に帰国する前に本校での学校生活を惜しみながら鑑賞している哀愁感溢れる姿を切り取った1枚で、その留学生の背中から放たれる寂しい想いがダイレクトに伝わってくる作品です。
一方、パスさんの作品は、自然の中で儚げに振り向いた1人の少女の一瞬の表情を捉えたもので、県の展覧会で3名しか選ばれなかった最優秀賞を獲得した作品であり、一際目を引く出来栄えでしたが、3年生の作品であることもあり、今回は優秀賞の受賞とはなりませんでした。
会場を埋め尽くした作品は、都県を代表する作品らしく、どの作品もインパクトがあり、撮影技術はもとより構図を決める感性も素晴らしいと感じられるものばかりでした。
近年は、高性能のスマホが普及しているため、特別な技術や知識がなくても誰もが簡単に美しい動画を撮影することができ、しかもスマホの機能やアプリなどを使えば簡単に思いどおりに加工までできる時代となりましたが、そうした高画質で動きある画像ではなく、ファインダーから見える動きのある景色の中の一瞬を切り取る写真の世界は奥が深く、動画では味わえない独特な魅力が存在します。撮影された画像そのものは全く動かないのですが、切り取ったその一瞬の前後はどう時間が流れたのかとか、その一瞬に撮影者は何を感じたのかとかなど、その場面を鑑賞者なりに想像し、思いを巡らすことができることが最大の魅力であると感じています。そうした意味でも、本日の展覧会は、現代の高校生写真家たちが見ている世界や撮影者が感じた感性を自分なりに解釈し、楽しむことができた展覧会となりました。
今回関東大会に出展した浜田さんやパスさんはもとより、本校写真部員たちを含めて、ファインダー越しの一瞬の世界に魂を込める高校生写真家たちには、これからも自分の感性を信じ、撮影に関する知識や技能を磨きながら、見る人の心を動かすことができる最高の一瞬を切り取り続けてほしいと願います。
頑張れ、越南生!頑張れ、写真部!
若者たちの飽くなき探究心(探究活動発表会)
昨日2月5日(木)午後の授業時間を活用して、生徒たちが年間を通じて取り組んでいる探究活動の発表会を1,2年生合同で実施しました。
この取組は、高等学校教育における必修科目として国が定め、全国すべての高等学校で取り組んでいる「総合的な探究の時間」において、生徒たちが1年間の月日をかけて探究を重ねてきた成果を披露し、生徒同士の相互評価を経て、更に思考を深めていくものです。
探究活動は、令和4年度から完全実施された現行の学習指導要領におけるすべての学びの根幹とされるねらいで、本校が「読解力」の向上のためにPISAタイムという学校設定科目を取り入れる根拠となった小中学生世代の国際的な学習到達度調査(経済協力開発機構(OECD)が実施)の分析結果から、「科学的視点」と「論理的思考力」に加え、「表現力」など日本人の子どもたちが国際的な舞台で活躍するために不足しているとされる力を養うために全学校種において全国規模で取り組みが始まったものです。
本校では、各学年1単位の探究活動に取り組んでいますが、1年生では「研究テーマの設定」「仮説の設定」「先行研究などの調査」「検証」「考察」「発表」など、探究活動に対する考え方やプロセス、具体的方法などの基本を学びながら3~4人程度のグループを作って研究をスタートします。2年生では研究テーマを決めて探究活動に本格的に取り組み、科学的視点での分析と論理的思考を重ね、ブラッシュアップしながら考察をまとめ、発表を行うこととなっています。
本日の発表会では、2年生の生徒全員で構成された90班のグループが全30会場に分かれ、1年生を聴衆にして7分間のプレゼンテーションに臨みました。
2年生の生徒たちは、自分たちが1年間研究してきた成果をスライドにまとめ、役割を分担しながらプレゼンテーションに臨んでいました。プレゼン後には、1年生から次々と投げかけられた質問にも丁寧に答え、各会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こっていました。
発表者たちは、発表の準備を終え、いざ教壇に立つと、はじめは緊張した様子でしたが、徐々にペースをつかみ、最後には堂々と自分たちの考えを自分たちの言葉でプレゼンテーションする姿は、普段見かける生徒たちよりも一回りも二回りも大きく見え、人前で注目を浴びながら自分の考えを論理立てて表現する経験が生徒たちにとって座学では得られない大きな刺激であり、成長の場なのだと再認識する結果となりました。
今回発表されたテーマは、分野も着眼点も多種多様でそれぞれに魅力あるものでしたが、中には「動きやすさ?見た目?スポーツとユニフォームの不思議な関係」や「理想の学校を作ろう」など、文武両道を志向する本校生徒らしい身近なテーマや、「100年後までに他の惑星に住むことはできるのか」や「AIを考える~AIが台頭した未来~」などの探究活動としては科学的視点に立った正統派なテーマ、「バズる音楽にはどんな共通点があるのか~SNS時代に流行る曲の法則と児は~」や「フェイクニュースが及ぼす影響に対し私たちは何ができるのか」など今どきの若者らしいネットリテラシーなどに関するテーマなど、どれもプレゼンテーションを聞いてみたいと思わせてくれる秀逸なものばかりでした。
2年生の生徒たちは、こうして人前で堂々と発表したことにより、普段味わえない大切な経験ができたのだと思います。また、今回は聞き手となった1年生たちの目には、2年生たちの偉大さが目に焼き付いたのだと思います。そして、こうした経験を繰り返しながら生徒たちの手によって本校の新たな歴史と伝統が作られていくのだと思います。
1年生諸君、次はあなたの番です。1年後の発表に向けてイメージを膨らませ、自分たちの取り組む探究活動をより深くブラッシュアップしてほしいと願います。来年の今頃、今日目にした発表を超える素晴らしいプレゼンテーションに出会えることを期待しています。
頑張れ、越南生!頑張れ、南の風!
未来に向かって…(第2回学校評議員会&学校評価懇話会)
本日2月3日(火)本校応接室及び会議室において令和7年度第2回学校評議員会並びに学校評価懇話会を開催しました。各委員の皆さまには、年度末の大変ご多用の中でご出席を賜り、心より感謝申し上げます。
学校評議員会は、本校における第三者評価的な意味合いを持ち、学識経験者や地域の代表者、近隣教育機関や行政担当者などの中から、本校の場合は5名の皆さまに委員を委嘱させていただいており、年2回の会議を通して、本校が目指す学校像の実現に向けた具体的な教育活動の取組目標や方策、成果などについて情報を共有し、第三者のお立場からのご意見やご助言をいただきながら、未来に向かって学校教育活動の改善に取り組んでいくものです。
学校評価懇話会は、更に視点を増やし、学校評議員の皆さまに保護者代表2名と生徒代表3名を加え、より多様な立場からのご意見をいただきながら、改善を加速させようとするものです。
本校では、学校評議員会と学校評価懇話会を同日に開催していることから、会議での内容の重複を回避するために、学校評議員会の主たる目的を、授業を中心とした教育活動の実態を把握していただくこととしており、実際の授業の様子や教職員、生徒たちの様子について時間をかけてご覧いただき、率直に感じられたご意見やご助言を頂戴しています。
本日のご案内では、学年や教科を問わず様々な教科・科目の授業にお邪魔しましたが、どの授業でも落ち着いた雰囲気の中で活発に学習活動が行われていることやICTを効果的に活用しながら質の高い教育活動が行われており、多くの生徒たちが主体的に学んでいるとのお褒めのお言葉を頂戴しました。
続いて行われた学校評価懇話会では、教頭から自己評価システムシートや学校評価アンケートの結果などを中心に本校の教育活動における1年間の取組や成果をご報告するとともに、進路指導主事や国際部主任などの分掌主任からそれぞれの取組について具体的な説明をいたしました。
今回の会議では、生徒を含めた委員の皆さまから、本校の取組について高い評価をいただくとともに、委員の立場として出席した生徒会生徒に対してスタディサプリやPISAタイムの活用状況及び成果などについて生徒目線での意見を求められたり、学校評価アンケート結果から生徒や保護者の満足度が高いとの評価をいただいたり、外国語科独自の充実した学習プログラムや海外大学への指定校枠取得などの取組に深い興味を持っていただくなど活発なご意見やご助言を頂戴することができました。
更に、AIを活用した学習プログラム導入の検討や、学校評価アンケートの集計の在り方、しっかりと挨拶ができる本校生徒のような生徒を育成するための新たな連携事業の模索、小中学校を中心とした地域連携の更なる強化など、貴重なご意見をいただくことができました。
学校といたしましては、本日いただいたご意見などについて、今後しっかりと検討をすすめるとともに、実現可能なものから改善を図ってまいりたいと考えております。
委員の皆さまには、本校教育活動に対する格別なご支援に改めて感謝申し上げますとともに、今後とも本校の教育活動にご理解とご助言を賜りますようお願い申し上げます。
併せて、本校生徒の皆さん及び保護者の皆さまには、両会議の概要につきまして、以上のとおりご報告いたします。
なお、本日頂戴したご意見等を踏まえた学校自己評価システムシート最終報告版を本校ホームページに掲載いたしますので、ご確認いただけますようお願い申し上げます。
ピュアな心を思い出す…(英語を活用した小学校との交流事業)
本日2月2日(月)午前中に、昨年度から取り組みを始めた異校種交流事業及び地域貢献活動の一つとして、地元小学校と連携し、本校生徒を派遣して小学生の学習活動を支援する取り組みを実施しました。
舞台となったのは、本校からほど近く、本校周辺エリアに居住する児童たちも在籍している越谷市立明正小学校で、昨年度に続き小学6年生の授業に本校生徒を派遣し、英語教育の取組の中で本校生徒たちが主体的に小学生に英語によるコミュニケーション活動を支援するものです。
この事業は、普段小学生の児童たちと触れ合うことの少ない本校生徒たちにとっても貴重な学びの場となるものですが、本校授業日と並行して実施することから、昨年度と同様に既に進路が決定し、家庭研修期間である3年生の生徒たちに協力を要請したところ、本年度は24名の3年生が立候補してくれ、このうち体調不良のため参加できなかった3名を除く21名の3年生が本日の事業に参加しました。
小学校に着くと、校長先生と教頭先生が生徒たちを出迎えてくれ、丁寧なご挨拶をいただきました。その後、簡単なレクチャーを受け、生徒たちは5~6人ずつのグループに分かれて4クラスある6年生の教室に向かいました。
児童たちが待つ教室に入ると、どのクラスも明るく元気な声とともに大歓迎で迎えてくれ、担任や授業担当の先生の指示に従いながら授業がスタートしました。
本日のプログラムは英語を使って「学校行事や日本の行事などについて紹介する」というテーマで、小学生の児童たちが班ごとに事前に作成したスライドや小道具を使って発表し、本校生徒たちがコメントするという流れで進行していきました。中には、小学生らしくキーが高い美しい歌声で合唱したり、ソーラン節を披露したりとクラス全員でパフォーマンスを見せてくれる場面もあり、その迫力に圧倒されながらも、本校生徒たちが自分たちの持つボキャブラリーの中で英語で感想や助言などを提供して小学生たちのチャレンジを労っていました。
続いて行われたスモールトークでは、高校生を交えた児童と生徒全員がペアを組んで、会話のきっかけとなるいくつかの質問例文から会話を発展させるというフリートークセッションでした。本校生徒たちの前には高校生と話したいと思っている積極的な児童が次々と列を成し、2分間のフリートークで楽しそうにやり取りをしていました。中でも感心したのは、相手の発言に対して3秒以内にアクションするというルールが浸透しており、児童たちは臆することなく積極的に発言していたのが目に焼き付いています。更には、簡単な文章ではあるものの、小学生にして既に流暢に英語を操る児童も散見され、小学校における英語教育の質の高さとそれを支える先生方の準備や指導に頭の下がる思いがしました。
そして、授業のまとめでは、高校生たちから小学生たちに向けたメッセージタイムや高校生に対する質問コーナーなどで更に交流を深め、授業が終わるころには「実は兄弟か?」と思わせるくらい距離が縮まった中身の濃い時間を過ごすことができました。
小学生たちは、どの児童もとても明るく元気で素直なだけでなく、主体的に他者と関わりながら1つの課題に取り組もうとする意欲的な姿や、恥ずかしがらずに自分を表現しようとする積極性が感じられ、高校生世代の生徒たちにとって失われがちな大切なものを再確認させてもらった気がしました。
授業の終了後、生徒たちに感想を聞いてみると、「楽しかった」とか「もう1時間やりたい」などのポジティブな言葉とともに、「小学生の純粋さに心を洗われた」や「素直な気持ちになれた」など、小学生たちからもらった刺激によって、忘れかけていたピュアな姿勢の大切さに改めて気付くことができたようでした。
控室に戻ると、校長先生や調整役を担っていただいた先生からは、本校生徒たちの振る舞いや交流に臨む姿勢に対して過分すぎるほどのお褒めの言葉を頂戴しましたが、校長の私から見ていても、自ら進んでこうした場に身を投じ、積極的に世代の異なる小学生と交流しながら英語を使って自分を発信するという責任ある任務を見事に成し遂げてくれた生徒たちの姿は本校生徒たちの理想とする姿でもあり、とても誇らしく見えました。本校生徒たちにとっても、間違いなく大切な時間となったのだと感じています。参加してくれた3年生の皆さん、本当にありがとうございました。
また、こうした貴重な経験の機会をご提供いただいた校長先生はじめ明正小学校の先生方や児童の皆さんには、改めて感謝申し上げます。
本校としては、次年度以降もこうした交流をブラッシュアップさせながら継続していきたいと考えています。本校生徒たちには、日常生活では味わうことのできないこうした交流の機会に対して視野を広げ、興味を持つとともに、たくさんの生徒たちに自らの意思で新たな経験の場に身を投じてほしいと願います。
頑張れ、越南生!ありがとう、明正小学校!
思わず唸った「うまそ~」(1年生美術選択者作品展示)
現在、本校管理棟3階西側の美術室から渡り廊下に通じるスペースに、芸術科目で美術を選択した1年生の生徒たちが作成した粘土細工の作品が展示されています。
作品は、それぞれの生徒が選んだ好きな食べ物を模したもので、ファストフードからデザート系、丼物や汁物などのガッツリ系まで、和・洋・中、様々な食べ物が実に美味しそうに並んでいます。
生徒たちは、授業の早い段階で作品を制作する上で重要な手順や注意点などを学んだ後、自分が食べたいと思う食べ物を1つ決め、タブレット端末を活用してネット上から見本となる食べ物の画像を選び、その画像を拡大して、細部にも拘りながら少しずつ粘土を形にしていきます。
私が高校生だったころは、見本は教科書の小さな写真か偶然にも実物を手に入れた場合に限って見られるもので、殆どの場合は頭の中で記憶を頼りにイメージして創作するしかなかったのですが、現代は芸術科目でもネット上に無数に存在する実物の写真を簡単に閲覧することができ、よりリアルなイメージを膨らませながら、創作活動に取り組むことができるようになりました。
まさに、コロナ禍が生んだプラスの産物で、スマホやタブレットを使いこなす今の生徒たちにとっては、もはや当たり前となった情報収集の方法となっています。
一方で、生徒たちの手によって形作られる作品は、映し出された画像と違ってイメージどおりの形にならないことが多く、初めのうち生徒たちはもれなく悪戦苦闘するのですが、何度か授業を重ねるうちにコツを掴んで徐々にそれっぽい形になっていきます。
最初は真っ白な粘土の塊なので、なんとなくの形だけで、上手な作品であってもリアルな雰囲気があまり出てこないのですが、色を塗り始めると見る見るリアルさが増していき、最終的には某界隈の問屋街で陳列されている食品サンプルのような見事な出来栄えの作品に仕上がりました。
どの作品も見応えがあり、今にも匂いがしてきそうで美味しそうな雰囲気が出ていますが、その中でも筆者(校長)の目に留まったいくつかの作品をピックアップしてみました。(※下記写真をご参照ください)
どうですか?
形といい、色艶といい、食器とのバランスなどのリアリティーといい、今すぐに手を伸ばして食べたくなるようなリアルな出来栄えではありませんか?
生徒たちが作成した作品は、どれも豊かな個性と感性が感じられ、芸術科目の持つ「自分の感性を表現する」という特性がしっかりと見られる魅力的な作品ばかりでした。
恐らく生徒たちは、作品を制作しながら思ったとおりの形にならないジレンマを感じつつ、お気に入りの器に作品を乗せ、色を付けることで少しずつイメージに近づき、仕上がっていく作品に克服感や達成感を感じることができたのではないでしょうか。
言うまでもなく、自己実現のためには多様な学問を身に付けることが重要である一方で、こうして実技を経験しながら知識や技能を習得し、自身の感性を磨きながら表現する力を身に付けていくことは、豊かな人間性を育む上で欠かせない学びでもあります。今回の作品は、どの作品もホームルーム教室や部活動の場面では見られない、普段とは一味違った生徒たちの一面を見せてくれたような気がします。
今回作品が展示されている場所は、残念ながら、すべての生徒が日常の生活の中で必ず通る場所ではありません。故に、未だその存在にすら気付いていない生徒もたくさんいるのだと思います。全校生徒の皆さんには、撤収されてしまう前に1度は南の風の仲間たちが作ったリアルで美味しそうな作品を見に行って、皆さんの目と心で味わってみてほしいと願います。少しでも時間に余裕が出来たら、友達誘って美術室前にLet’s go!
頑張れ、越南生!頑張れ、1年生!
南の風が君を待っている(入学者選抜出願スタート)
受検生の皆さん。おはようございます。
本日1月27日(火)から、いよいよ本県公立高等学校入学者選抜の出願が始まりました。昨年度から出願手続きはインターネット上から行うこととなっていますが、順調に進んでいるでしょうか。もし、少しでもわからないことや不安なこと、疑問な点などがある場合は、中学校の先生に確認しながら、慌てずに落ち着いて手続きを進めてほしいと思います。
皆さんは、これまで公立・私立を問わず、様々な高校の説明会に参加したり、ネットで情報を収集したり、実際に学校に足を運んでみたりしながら、春から始まる自分の高校3年間の生活と青春の日々を賭すべき意中の1校を決めたのだと思います。この道のりは、皆さんにとって決して簡単ではない特別な時間であったのだと思います。もしかしたら、今現在も出願校を決めかねている人もいるのかもしれません。
でも、大丈夫です。今回の決断は、皆さんにとって自分の人生を左右する大きな決断であったと思いますが、それと同時に、そうした大切な決断をしたという経験が皆さんの今後の人生を切り拓き、これから始まる高校3年間を誰よりも有意義なものにしようという決意と覚悟をもたらしてくれたはずです。
この決意と覚悟がある限り、どの高校に入学したとしても、皆さんの未来は間違いなく明るいものとなるはずであり、私たち教職員は、そうした皆さんの未来を少しでも有意義なものとするために全力を尽くして支える覚悟で皆さんをお迎えするのです。だからこそ、自分の意思で決断できた自分自身を肯定し、安心して本校に出願してほしいと思っています。
本校を希望していただいた皆さん。本校の学校生活の特徴でもある「南の風」の仲間たちが、皆さんの入学を待っています。皆さんが本校に入学した暁には、現在進行形で「なりたい自分」の実現に全力で挑戦し、青春を謳歌しながらキラキラと輝いている先輩たちのように、学校生活を思い切り楽しみ、充実した日々を送る「南の風」の仲間たちと、かけがえのない高校3年間を送ってほしいと願っています。「南の風」は、いつでも皆さんの背中を力強く押してくれるはずです。
校長としては、本校に出願を決めてくれた受検生をはじめ、すべての受検生の皆さんが、これまで準備してきた力を十分に発揮して入学者選抜に臨めることを願っています。
今後は、中学校の先生方の助言や県教育委員会の資料などを確認しながら、出願の手続きを確実に行うとともに、約1か月後に迫った学力検査に向けて、しっかりと準備を重ねてほしいと思います。とりわけ、先週から急激に寒さが厳しくなり、まさに冬本番を迎える気候の中で、体調管理には十分に気を使い、心身ともに万全の状態で学力検査に臨めるように過ごしてほしいと願います。
入試当日の皆さんの健闘を願うとともに、桜の花が満開に咲く頃、最高の笑顔で未来に向かう皆さんとお会いできることを、心から楽しみにしています。
頑張れ、受検生!頑張れ、未来の南の風たち!
埼玉県立越谷南高等学校長 相原 博和
西関東の舞台で金賞を獲得(吹奏楽部:西関東アンサンブルコンテスト)
本日1月25日(日)久喜総合文化会館にて第31回西関東アンサンブルコンテストが開催され、本校吹奏楽部が出場しました。
このアンサンブルコンテストは、第41回全日本アンサンブルコンテストの西関東地区(埼玉、群馬、山梨、新潟)予選を兼ねており、本校は昨年12月に行われた埼玉県大会で打楽器パートが8重奏で見事金賞を獲得し、埼玉県代表としての出場を推薦されていたものです。
西関東大会には、金管、木管、打楽器などすべての部門の出場チームの中から新潟県、群馬県、山梨県がそれぞれ5チームずつ、他県に比べてレベルが高いとされる埼玉県からは10チームの合計25チームが出場しました。
大会は2日間にわたり、昨日は中学校と大学、本日は高等学校と一般部門の審査が行われ、本日は午前10時から高等学校部門の演奏が始まりました。
本校は全体の19番目、2度の休憩を挟んで午後の部3番目の登場となりました。直前に同じ打楽器8重奏で出場した学校の演奏が終わって楽器の片付けが始まると、舞台に立つ8人のサポートのために駆けつけた本校部員たちが下手から一斉に現れ、迅速に本校の楽器をセットすると同時に演奏する8人の精鋭たちが自分たちの演奏する楽器の細かな配置を入念に確認していました。
楽器のセッティングが完了し、司会者が学校名を告げると、12時46分の定刻丁度に本校チーム打楽器8重奏の演奏が始まりました。演奏した楽曲は、12月のサンクスコンサートでも披露した「打楽器アンサンブルのための協奏曲」で、本校のチームは他校に比べて演奏する楽器の種類と数が圧倒的に多く、演者が演奏中にランダムに入れ替わり、1人が2役も3役もこなしながら厚みのあるアンサンブルを完成させるのが特徴です。
最前列にスタンバイしたパートリーダーが周囲を見渡し、目を合わせて合図を送ると鉄琴が奏でる心地よい高音でリズミカルなメロディーから演奏がスタートしました。その後、木琴のあたたかな音色が主旋律となり、徐々に曲調がアップテンポになっていきました。やがて2つの木琴を4人で演奏したり、1人で4本のバチを操って演奏したり、バチの種類を変えて音色を変えたりしながら、全員が眼にも止まらぬ超高速なバチさばきで多種多様な楽器を器用に操り、様々な音が幾重にも重なる迫力ある曲調を見事に奏でていました。あまりの演奏スピードと迫力ある音色に会場を埋めた観客たちは、只々聴き入ってしまいました。
終盤は木琴の優しい音色に移り変わり、最後はティンパニの力強い連打とともにエンディングを迎えると、会場からは一斉に拍手の渦が沸き起こり、部員たちはやりきった感のある満足気な表情とともに深々と一礼して楽器を撤収していました。
吹奏楽のコンクールでは、限られた客席数に対して多くの観客が訪れることから、一般的に審査員を除いて休憩時間ごとに観客を入れ替えることが慣例となっており、私自身もすべての学校の演奏を鑑賞したわけではありませんが、音楽素人の私の感覚でも、他県の学校の演奏に比して、贔屓目であることを差し引いても本校の演奏はワンランク上のレベルだと確信することができました。
審査結果が発表されたのは、一般の部の演奏が終了した17時以降となりましたが、本校打楽器チームは見事に金賞を獲得するという素晴らしい評価を受けることができました。実際金賞を獲得したチームは8チームありましたが、そのすべてが埼玉県のチームで、ここでも埼玉県のレベルが他県に比べて圧倒的に高いことが証明される結果となりました。3月下旬に広島県で行われる全日本大会に出場できるのは金賞を受賞したチームのうち2チームのみでしたが、残念ながら本校は一歩及ばず、金賞はいただいたものの、いわゆる「ダメ金」で全国大会の出場権を逃す悔しい結果となりました。
しかし、昨夏の吹奏楽コンクールで味わった悔しさを、このアンサンブルコンテストでリベンジすることができ、新チームとして活動してきた1,2年生たちにとっては、幸先の良いスタートが切れたのだと思います。今回いただいた西関東大会での金賞という素晴らしい結果を自信にするとともに、他の部員たちに対して良い刺激として還元する好循環を部内で生み出し、更に鍛錬と切磋琢磨を重ねながら来夏のコンクールに向かってほしいと思います。そして、夏のコンクールでは、部訓のごとく最高の音楽を全員で奏で、必ずや西関東大会の切符を手にしてほしいと願います。
本日は、ご多忙にも関わらず、多数の保護者の皆さまにご来場いただくとともにご声援を賜り、誠にありがとうございました。また、受験を終えた3年生の部員たちも休日を返上して応援に駆けつけてくれて、部員たちも心強かったと思います。今後とも、あたたかく見守るとともに変わらぬご支援をいただきますようお願い申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、吹奏楽部!
越谷市&イオンレイクタウンと2年目のコラボ(Basketball 3×3 u18 ripple’s challenge)
本日1月24日(土)イオンレイクタウンKAZE光の広場にてバスケットボール3×3 U-18(18才以下) Ripple’s Challenge2026の1日目予選リーグが開催され、本校女子バスケットボール部が出場しました。
Ripple’s Challenge2026は、一昨年度行われた本校生徒と越谷市長との対談の中で、本校女子バスケットボール部員たちの発案を越谷市長に受け止めていただき、プロバスケットボールチーム越谷アルファーズのホームタウンでもある越谷市が国内最大級の規模と集客力を誇るイオンレイクタウン様とタッグを組んでバスケットボールを応援しようと、昨年度から企画・実現していただいているバスケットボール応援・普及イベントで、市内の高校で頑張る女子バスケットボール部員たちにスポットを当てて活躍の場を提供し、その様子を広く一般の方々に知っていただく狙いで実現したもので、本年度は昨年に続き2回目の開催となります。
また、開催にあたり、イオンレイクタウンKAZEのご担当者様には、昨年度から事前の打ち合わせで幾度となく本校にご来校いただくとともに、イオンレイクタウンを訪れるすべてのお客様のアプローチ導線上で多くの人の目に留まる一等地であるKAZEの光の広場に会場を設定していただくなど、格別のご配慮をいただき、本年度も同様のシチュエーションで開催していただいたものでもあります。
大会には、本校のほか市内に所在する高校で大会の趣旨に賛同していただいた越ヶ谷高校、越谷北高校、越谷西高校、越谷総合技術高校、叡明高校の6校が参加し、各校複数のチームを作ってリーグ戦を戦いました。
3×3(スリーエックススリー)は、ストリートから派生してローカルルールで行われる3on3(スリーオンスリー)とは異なり、FIBA(国際バスケットボール連盟)による世界基準のルールが存在する競技で、パリオリンピックに採用された3人制バスケットボールの正式競技です。
部活動などの大会で通常行われるゲームの¼の時間である10分間1ゲーム制で勝敗を争い、得点も通常の1ゴールが1点、スリーポイントが2点で換算されます。4人1組のチームで、そのうち3人が出場し交代は自由、ショットクロックは12秒、相手からボールを奪ったら一度スリーポイントラインの外側にボールを運ばなければシュートできないルールとなっています。
更に今年は、3×3の試合に加えて新たなイベントとして、各校選抜選手によるスリーポイントシュートコンテストが開催され、シュート技術の巧みさを競いました。
本校からは4チーム(2年生チームのMountain Down山下、きのこの山下、1年生チームのやましタンタンメン、山火事山下)が参加し、3チームずつ4ブロックに分けられたリーグ戦に1チームずつ出場し3チーム総当たり戦の予選リーグに臨みました。
その一方で、本校選手たちは、大会ホスト校としてすべてのゲームでオフィシャルやボールパーソンなどを担当して大会を主体的に運営するとともに、本年度は写真部の生徒が記録として各校選手たちのプレーや大会の様子を撮影し、放送部の生徒が特設の放送ブースからすべての試合を実況中継して会場を盛り上げるなど、女子バスケットボール部員たちだけでなく、南の風の仲間たちが協力してオール越南で大会運営をサポートしました。
午前10時に全チームの選手が整列して開会式を行い、その後多くのギャラリーが見守る中、熱戦の火蓋が切られました。
試合は、通常のゲームと違ってどのゲームも目まぐるしく攻守が入れ替わり、シュート合戦のごとく数秒単位でシュート場面の応酬となるスピーディーな展開が随所に見られ、見る側からすると手に汗握りっぱなしのとてもエキサイティングなシーンの連続でした。
また、どの高校の選手たちもフェアプレーであるとともに常に全力で戦うその姿は、高校生らしく爽やかでもあり、プレーする選手たちを見つめる多くのギャラリーたちは、その直向きさに知らず知らずのうちに引き込まれて、ワンプレーごとに一喜一憂し、大きな歓声をあげ、手を叩きながら応援する人たちで会場が埋め尽くされていました。
各校の選手たちも、普段応援していただくのは学校関係者や保護者の方々に限られていますが、本日はこの大会の見学を目的とせずに、他の目的でイオンレイクタウンにお越しいただいた多くのお客様たちの前でプレーをお見せすることができ、更には見ず知らずの方々から声援までいただくという経験に、さながらスター選手にでもなったかような気分でプレーできたことだと思います。会場で足を止めて熱い視線を送っていただいた皆さまが作り上げる経験したことのない雰囲気が選手たちの背中を力強く後押しし、学校の看板を背負った選手たちは、気を抜いたプレーができない真剣勝負の連続となるとともに、そうした雰囲気に上手に乗れた選手の中には、ハードワークに肩で息をしながらも神業のように高確率でシュートを決める選手が現れるなど素晴らしいプレーが随所に見られ、会場は大盛り上がりでした。
本校から出場した4チームは、2年生チームのMountain Down山下が予選ラウンド1位通過、きのこの山下が3位通過、1年生チームのやましタンタンメンが2位通過、山火事山下が1位通過といずれも好成績を残し、明日のトーナメント戦では複数チームが上位枠に配される見込みとなりました。明日はノックアウト方式で順位が決まる痺れる試合が続きますが、1試合1試合全力で戦って頂点を目指すとともに、普段経験できない貴重な「見ていただける場」の雰囲気を存分に味わってほしいと願います。
また、午前中の試合が終盤を迎えた頃、本日の試合でも活躍した本校2年生の選手1名が東部地区選抜に選出されるという嬉しいニュースも飛び込んできて、こうして地道な努力を重ねる姿が報われる結果となりました。
この大会に参加した高校生たちにとっては、日常の部活動のシーンとは異なり、一般公開され多くの見ず知らずの方々が見守る夢のような舞台でプレーするとともに、あたたかな歓声で応援していただけたことは、日ごろから自分たちが情熱を持って取り組んでいることを肯定することができる貴重な機会であり、生徒たちにとっては掛け替えのない特別なシーンとして心に刻まれるとともに、人としても大きな成長につながる素晴らしい機会となりました。
こうした経験は、学校の力だけでは決して成し遂げられないことでもあり、青春をバスケットボールに捧げる市内の高校生たちに対して他の地域の学校では決して味わうことのできない貴重な機会をご提供いただきました越谷市長様をはじめとする越谷市関係の皆さま、イオンレイクタウンKAZEスタッフの皆さま、そして本事業に賛同し、ご協力・ご協賛いただきました関係企業等の皆さまに心より深く感謝申し上げます。
また、本日は多くの保護者の皆さまや本校生徒たちにご来場いただくとともに、あたたかなご声援をいただき、心より感謝申し上げます。明日の試合は負けたら終わりのノックアウトラウンドとなります。更に白熱した好ゲームが展開されると思いますので、お時間の許す限りイオンレイクタウンKAZE光の広場にお越しいただき、ご声援をいただけますと幸甚に存じます。
頑張れ、越南生!頑張れ、女子バスケットボール部!
世界に飛び出せ prologue(オーストラリア海外研修渡航者説明会)
本日1月24日(土)外国語科棟3階の語学学習室(通称LL3)にて、来年度の夏季休業期間を利用して実施を予定しているオーストラリア短期海外研修の第1回渡航者説明会を開催しました。
この事業は、県内で僅か6校しかない外国語科を設置する本校における異文化理解教育の代表的なプログラムのひとつで、ブリティッシュヒルズやTGG(Tokyo Global Gateway)など国内研修施設等での疑似海外生活の体験を足掛かりとして、実際に海外に飛び出してホームステイをしながら、現地の学生やホストファミリーなどネイティブな方々との交流や現地校での学習活動等のリアルな体験を通じて実践的な英語力を磨くとともに、海外への視野を広げ、将来グローバルな社会で活躍しうる人材を育成しようとするものです
本校では、以前からこうした海外研修を積極的に実施してきましたが、コロナ禍により数年にわたり中断を余儀なくされていました。そうした中、英語圏かつ親日国であり比較的治安も安定しているオーストラリアにおける海外研修を昨年度から再開し、現3年生世代、2年生世代と2年間にわたり疑似体験ではない本物の海外生活の機会を体験させてきました。
物価の変動や為替レートの急激な変化により近年は渡航費が高騰していますが、それでも生徒たちの学習意欲と保護者の皆さまのご支援により毎年20名以上の生徒が豪州シドニーの地へ降り立ち、約2週間にわたる海外でのリアルな生活を体験し、帰国時には見違えるように逞しくなって帰ってきています。また、そうした生徒の中には、自分の未来を海外のフィールドに目を向けて描く生徒もおり、そうした意味でも、生徒たちにとって人生を変えると言っても過言ではない大きな刺激であり、生きた学びの機会となっています。
この事業に参加する生徒の募集は1年生の2学期に校内説明会に参加することから始まります。参加を希望する生徒は外国語科の生徒が中心ではありますが、普通科の生徒にも対象を広げて希望を募り、語学力などの校内選考試験を経て派遣される生徒が決定します。現1年生からは普通科生徒6名を含む20名が選考試験をクリアして本日の渡航者説明会に保護者の方とともに参加しました。
説明会では、私から渡航に向けた心構えや渡航に至るまでのプロセスを大切にして、より有意義な時間が過ごせるよう「よい準備」を重ねてほしいと伝えました。
その後、本研修事業の添乗業務を担う旅行会社の担当者から、概要と渡航に向けた事務手続きの準備や留意事項等についての説明をしていただきました。
更に、今年度の引率教諭から本年度の事業における現地での様子を収めた動画をハイライトで視聴していただくとともに実際に参加した2年生の生徒2名に協力してもらい経験者及び生徒目線での体験談を語ってもらいました。その後の質疑応答では、旅行会社様に対しても、そして経験者である2年生の生徒たちに対してもたくさんの質問が寄せられ、その応答を全体で共有できたことにより、参加予定の生徒たちや保護者の皆さまには、よりイメージしやすいリアルな情報としてご理解を深めていただけたのではないかと考えています。
実際の渡航まではまだ半年余りありますが、飛び立つ日まで期待に胸を膨らませつつ、現地でのコミュニケーションや様々な体験を円滑かつ有意義に行えるよう、少しずつ、そして着実に準備を重ねてほしいと願います。シドニーの地は、両手を大きく広げて皆さんの勇気ある挑戦を待っているはずです。
頑張れ、越南生!飛び出せ、世界へ!
よもやの…(サッカー部東部地区新人大会)
本日1月17日(土)県内各地で新人大会地区大会が開催され、本校サッカー部が初陣に臨みました。
サッカー部は、各地区2位までが県大会に進出できる昨年度のこの大会で持ち前の粘り強さとチームの一体感で準決勝まで勝ち上がり、東部地区3位という実績を残す中、本年はそれを上回る結果を目指して新チーム公式戦の初戦に臨むこととなりました。
本日行われた初戦は本校が会場校となり、ハードワークを信条に近年めっきり力をつけてきた獨協埼玉高校を迎えて午前10時にキックオフとなりました。
レフェリーのホイッスルとともに試合が始まると、両チームとも士気が高く、開始直後から球際の攻防が激しい力対力のぶつかり合いとなり、ピッチの至るところで体をぶつけた激しいボールの奪い合いが見られました。序盤は勢いそのままに攻勢を仕掛ける相手に対して本校イレブンは受けに回り、劣勢の展開が続きましたが、開始6分にミドルゾーンでのセカンドボール回収から初めて本校が敵陣深くにボールを運ぶと、右サイドから右ポケット(ペナルティエリア内左右の深い位置)の味方にグラウンダーのきれいな横パスが入り、縦に仕掛けたのちに同サイドゴールエリアに走り込んだ味方に細かく繋ぎ、ワントラップした後に、最後はゴールキーパーをよく見て冷静に流し込んで幸先よく先制点を挙げました。
ここで勢いに乗り、展開をひっくり返したかったところでしたが、序盤の早い時間であったため相手も全くひるまず、激しいチェックでゲームの主導権を逃しません。本校は自陣まで攻め込まれる時間が続くディフェンシブな展開の中で、堪えきれず13分に失点をしてしまいます。
ミドルゾーン中央でボールを持った相手選手のアウトサイドにかけた見事なパスから左サイドを破られ、クロス気味に上がった低めのセンタリングをニアサイドでキャッチに行ったゴールキーパーの前に飛び込まれ同点弾を許してしまいました。
これに気を良くした相手は、球際の攻防と展開力で上回りゲームを支配します。本校は21分に左サイドを突破してセンタリングからゴール前でシュートに繋げる惜しい場面もありましたが、相手ゴールキーパーのファインプレーで得点できず、流れは相手に傾いていきました。自陣での防戦の時間が続く苦しい展開の中で、33分に突破しようとした相手エースをペナルティアーク付近のゴール正面で倒してしまい、直接フリーキックを与えてしまいます。これを相手が直接狙うと、本校選手が形成する壁に当たり一旦は防ぎますが、こぼれ球を拾われて追加点を許します。
試合のスコアがひっくり返ると更に相手の士気は高まり、一気に畳みかけられて38分、42分と立て続けに失点を喫し、前半を1-4のスコアで折り返すこととなりました。
幸先よく先制したもののゲームを支配され劣勢が続く本校は、ハーフタイムに監督やコーチからの細かな指示を仰ぎ、3人のフレッシュな選手を投入して新たなゲームプランとともにリセットして後半に臨みました。
すると後半1分に中央で前を向いた本校選手が単独で相手の寄せを跳ねのけながら左足を一閃、見事なミドルシュートを放ちます。しかし僅かに左に反れてゴールポスト左に抜けて追加点の奪うことができませんでした。
これに冷や汗をかいた相手は目の色を変えて一気に攻勢を仕掛け、後半3分、7分と少ない手数で豪快に本校ゴールに迫り、フィニッシュシーンでは滅多にお目にかかれない起死回生のスーパーシュートが連発します。本校は僅か2本のシュートで立て続けに失点を重ねてしまいました。
これで試合の流れは完全に相手にわたり、本校がフレッシュな選手をピッチに送り出すも攻撃は分断され、チャンスらしいチャンスを作れなくなってしまいます。
無情にも時間だけが過ぎていき、勝利が厳しくなるにつれて双方にミスが目立つようになりましたが、本校選手たちは決して諦めずにボールに喰らいつき、足を止めることなく走り続けます。そうした闘志をむき出しにしたチャレンジの連続が功を奏し、後半31分に右サイドに展開した本校は、アーリークロスから中央に繋ぎ、個のスキルで相手を振り切ってゴール前に迫ると、キーパーの動きを冷静に見極めてゴール右上にループシュートを決めて一矢を報います。
しかし、直後の後半32分、37分とシンプルにバイタルエリアに侵入され、中央からミドルシュートを決められて万事休す。アディショナルタイムまで諦めずに攻め続けるも無情のホイッスルを聞くこととなりました。
終わってみれば2-8とよもやの大敗を喫することとなった本校イレブンですが、同時に多くの課題を自覚することとなりました。選手たちは敗戦の悔しさに包まれながらも、その眼はしっかりと課題を直視し、リベンジに向けた決意を固めているようにも見えました。もちろん満足できる結果であったわけではないことは明らかですが、本日の試合で自分たちの現在位置を突きつけられ、これまでの積み重ねが足りていなかったことを肌で理解できたのだと思います。
新人戦は新チームにとって初陣であり、1年間の戦いの中では通過点に過ぎません。今回はっきりと自覚できた課題にしっかりと向き合い、これまで以上の厳しさと強い信念を持って次のチャレンジに向かってほしいと願います。次の戦いは5月のインターハイ予選となります。じっくりと力を蓄えてリベンジしてくれるその日を楽しみにしたいと思います。
本日はご多忙の中、たくさんの保護者の皆さまにご来校いただくとともに、熱いご声援を賜り、心より感謝申し上げます。ご覧のとおり皆さまのご期待に応えることができず大変申し訳ない思いでありますが、最も悔しい想いをしているのは間違いなく選手たちであるはずです。監督・コーチを中心に真摯に結果を受け止め、選手たちとともに次なる戦いに向けてリスタートしていきたいと思います。そして、必ずやリベンジを果たす姿をお見せできることを、皆さまとともに待ちたいと思います。ご家庭におかれましても、お子さまに一声お声掛けいただけますと幸甚に存じます。今後とも変わらず、あたたかく見守るとともにご支援を賜りますようお願い申し上げます。
頑張れ、越南生!頑張れ、サッカー部!