志高く「文武両道」に挑戦し、自己実現を目指す。
校長 相 原 博 和
本校は、昭和49年(1974年)に開校し、今年創立52年目を迎える男女共学の普通科と外国語科併設校です。校訓に「知・徳・体 文武両道」を掲げ、学習活動にも部活動にも高い志を持って取り組ませることにより、知・徳・体の調和のとれた社会に貢献できる生徒の育成に取り組んできました。特に部活動は県内でも有数の部活動推進校であり、全校生徒の90%を超える生徒が3年間部活動に所属して自身の個性を磨き、夢を追いかけており、運動部・文化部を問わず多くの部活動が全国大会や関東大会に出場するなど優秀な成績を収め続けています。
卒業生は1万8千人を超え、多くの卒業生が国内外の様々な分野で活躍しています。在校生徒たちは、そうした先輩たちが築いてきた良き伝統を継承し、学習活動はもとより、部活動や学校行事などに全力で取り組むことによって自己肯定感を高め、自己実現の可能性を広げるべく、日々情熱を持って努力を積み重ねています。
現代の社会は、AI開発をはじめとした急速な技術革新により加速度的に変化し、様々なイノベーションが創出されています。これからの未来を担う皆さんには、そうした変化に柔軟に対応するとともに、科学的視点を持って物事を分析・思考し、論理的に判断・決断して課題を解決する力が求められています。
高等学校は、義務教育課程で身に付けた様々なスキルを伸長し、生徒の夢や希望の実現に必要となる高度で専門的な知識や技能の修得と逞しく且つしなやかに社会を生き抜く人格の形成を目指し、生徒一人ひとりにしっかりと向き合い、個別最適な学びの機会を提供することが使命であると考えています。
本校は、生徒の学びをより有意義なものとするため、開校以来半世紀にわたり積み重ねてきた越南スタイルである「文武両道」の理念のもと、多くの生徒が学習活動だけでなく部活動にも全力で取り組むことにより「知・徳・体」の調和の実現に取り組んでいます。
また、現代の若者たちがグローバルな社会で活躍するために必須であるとされるスキルを向上するために、本校が開発した教科「PISAタイム」による読解力の育成や国際理解教育の推進など、生徒が主体的・対話的に学びを追求し、「良き学習者」へと成長していく仕組みを構築しています。
一方で、校訓でもある「文武両道」を具現化し、学習活動と部活動の両立を実現するために、生徒には「自走」を求め、自らの意志で可処分時間を有効活用し、高い志を持って自己実現を目指す意識と姿勢を育んでいます。
これらの新たな学びに学校全体でこだわりを持って取り組むことにより、自ら学びに向かう力を育み、学習理解度や学習到達度の向上を図っています。
さらに、前向きに取り組む生徒一人一人に真摯に向き合い、情熱をもって支え続ける教職員の存在が本校の最も大きな強みでもあります。
本校は、これまで半世紀の歴史と伝統を継承し、次の半世紀に向かって更なる飛躍を遂げるための新たな挑戦がスタートしました。今後も、自らの意志で未来を切り拓き、様々な舞台で活躍しうる人材の育成に取り組み、地域から愛され、信頼され続ける高等学校を目指して、教職員一丸となって取り組んでまいります。
令和7年4月1日